みんなのシネマレビュー |
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2. ネバーランド テーマ的には「ビッグ・フィッシュ」と同じだと思いますけど、こちらは全く感動できなかった。「ビッグ~」のエドワードの嘘(つーか、彼のは「誇張」ですよね)は、彼に関わる人々をみんな幸せにする。しかし本作のバリの嘘(彼のは「夢想」ですか)は、彼自身の現実逃避にしか見えない。あの親子に肩入れして家に寄り付かないのも、明らかに現実逃避。そういうことも含めてバリは才能を授かっていたのだと思いますけど、凡人には共感できない資質です。また、一つの舞台が出来上がっていくカタルシスが欠けていたのも、ダスティン・ホフマンの役柄同様、拍子抜けでした、5点献上。5点(2005-02-03 00:06:57) 3. ネル ネルは自然児や狼少女などではありません。人間である実の母親に育てられ、家屋に住み、衣服を身に着け、家事を行い、言語を操り、そしてクリスチャンでもある「普通の」成人女性です。本作の主題は“innocence”であり、それに触れることによって得られる魂の浄化。それを描くにはどうしてもこの設定が必要だったし、“innocence”を目の当たりにすると“idiot”に見えてしまうという辺りに、心の澱んだ我々現代人への皮肉も込められていたのだと思う。しかし物語を余りにもネル中心に進めてしまった為、その主題がぼやけてしまった。視点をもっと主人公の男女二人に絞り、彼らの物語を語るべきだった。彼らこそが我々を代表しているのであって、そこにこそ共感があるのです。これは中々惜しい仕上がりでした、6点献上。6点(2004-09-24 16:12:11)(良:1票) 4. ネイムレス 無名恐怖 世界中のファンタ系映画祭の世紀末を、韓国映画「魚と寝る女」と共に席巻したスペイン映画。しかし2年間待望して鑑賞してみれば、ちょっと物足りない印象。何故これが世界中で賞を受賞しまくったのか? それとも私の期待が大きすぎたのかなぁ…。映画自体には上質感があるものの、話のモチーフが使い古されてる物ばかりで、恐怖も意外性もないB級な展開。しかもホラーじゃなくてサスペンス映画じゃん。「ザンガディクス」を観た時のような肩すかしを食らってしまった…。あーっ、怖~いホラー映画が観たい! ってことで、残念、4点献上。4点(2002-08-21 01:22:04) 5. ネクロマンティック2【完全版】 「1」と一緒に「2」も観ちまったから皆様の参考の為に取りあえずレヴューしときます。前作はまだ70数分だったけど、こっちは100分以上なので辛さ倍増(因みにグロさは半減です)。死体しか愛せない上に死体になってからしか愛されない哀しい男の死体が、死体しか愛せない大柄のゲルマン美女と出会う話。映画の作りとしては前作よりほんの少しマシになってますが、相変わらずカルト映画にさえならないであろうレベル。しょうがないから1点献上しときます。1点(2001-10-30 23:51:29) 6. ネクロマンティック【特別版】 皆さんの意見を聞き入れ、どんなに怖い映画かすっごく期待して観たのに…、ただのネクロフィリア向けのポルノ映画じゃん! 【まさ】さんへ、死体好きが高じて自分が死体になるんだから、そりゃ最高のエクスタシーでしょう。【サゲ】さんへ、ちっとも怖くないから安心して。ただ、嫌悪と怒りで気持ち悪くなる(怒りは道徳から来るものではなく、どーしょーもない稚拙な映画を見せられる怒り)。これが気に入った人は「発狂する唇」観てください。しかし、あの二人はまたとないベストカップルなのにどうして別れてしまうんでしょうか? 私は結構フェティシズムのストライクゾーンは広い方なのですが、さすがにこれはダメ。文句なく1点献上。1点(2001-10-10 00:47:15)
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