|
プロフィール |
コメント数 |
538 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
30年以上前の映画に興味があるので、 ベテランレビュアーの方々のコメントは楽しみにさせていただいております。
基本的には洋画中心で、好きなジャンルはヒューマンドラマ系。 それからどんでん返しモノ。 真面目映画ばかりだと肩が凝るので、昔ながらのSFなどもたまに観たくなります。
レビュー採点は、このサイトにある「参考」の文言にできるだけ従うようにしています。 |
|
1. ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
《ネタバレ》 自分の家庭が痴呆になりかけた年寄りを抱えているだけに、お年寄りをかかえる家族の苦労がどうしても頭をよぎってしまい、単にいい話という感想では済まされませんでした。
親族の集まりに兄は来たけど嫁と子供は連れてこないなんてところなんかは、まさにアルアルな話。
さらに金が手に入ると知った瞬間に人が群がるという、これまたアルアルの嫌らしい話がまざって、前半は正直ストレスが溜まりました。
後半は、これをガス抜きしてくれるかのように記憶に残るシーンが散りばめられ、どんどん良くなっていったと思います。
兄と一緒に車を追いかけるシーンで一瞬家族が一つになるところ、散々罵っていた元同僚が「やりすぎた」という表情をするところ、それを殴る息子・・・後半は記憶に残るシーンの連続でした。
そして、息子からの粋な計らいによる終わり方も秀逸だったと思います。
しかしながら、なかなかこれほど優しい息子はいないのが現状。というより、こんなままでは息子が一人疲れ切ってしまいます。
心温まった一方で、この息子と自分の立場が重なって、色々と考えさせられました。
館内はご高齢の方が多かったですが、単にいい話だな~程度の感想で済ましてほしくないな・・・と思いました。[映画館(字幕)] 7点(2014-05-03 21:32:48)《改行有》
|