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1. ノン、あるいは支配の空しい栄光
《ネタバレ》 タイトルは凄くカッコイイ。
アンゲロプロスの某超大作同様、その国の歴史を知っているかどうかで印象が大きく変わる作品と言えるのではないでしょうか。
歴史を回想するシーンで出てきた太鼓の音が現代でも用いられていたり、現代のパートを演じている人と同じ人が回想シーンでも演じていたりするなど、過去と現在をシンクロさせる意図が見えたりして面白いと思いました。
ただ、回想シーンの戦闘の場面は、だだっ広い所で大人数かけてやっている割には疾走感や激しさを感じられず、やや物足りなさがあったように感じました。
自分としては、映画としての面白さはあまり感じられませんでしたが、人類史上繰り返されてきた戦争が無意味であるというメッセージを感じ取れた気がしました。[映画館(字幕)] 6点(2016-05-08 01:56:34)《改行有》
2. 野いちご
《ネタバレ》 この映画も、観た時の自分自身の境遇によって大きく感じ方が変わる作品で、ハッピーとまではいかないものの普段の生活に不満なく生きている時に観てしまうと、やはりこんな点数になってしまい、仕事や家庭のトラブルか何かで人生上手くいっていないという時の50%引きのお値段じゃなかった、点数という感じです。
で、本題。
ストーリーは、孤独な老人が義理の娘と自動車で表彰会場に向かう途中に自身の過去を振り返り、色々な人と交流し、また夢を見たりしながら今まで生きてきた人生の回想に耽るという話。
夢のシーンで面白いのは、出てくる人物のほとんどが白みがかった出で立ちをしているのに対し、傍から覗き見る主人公の老人は黒い格好をしているという所で、彼が自身を罪を背負った人間と自覚し、過去に対し負い目を感じている事の表れとして描いているところが興味深く感じました。
最後は、やや唐突な幕の引き方に思えたこともあり、老人が過去を咀嚼し消化できたのかそうでないのかの解釈が出来ず、再度鑑賞する必要がありそうな作品でした。[映画館(字幕)] 5点(2014-01-19 23:16:10)《改行有》
3. ノートルダムのせむし男(1956)
《ネタバレ》 いかにも文芸作品を映画化したって感じの映画でした。世界史の知識があった方が時代背景がよくわかるので、その方がより楽しめるような気がします。
たいていの場合、どこか体の不自由な人が出てくると、それが何かの隠喩だったりすることが多いんだけど、この映画はそれが何を表しているのかがよくわからなかった。この映画の場合、何かの隠喩であるかも怪しいですけど。また、この映画のキーワードらしき言葉“宿命”の意味も一体何なのか??オープニングクレジットのステンドグラスと大鐘のアップは良かったがエンドクレジットが無音で流れるところがダメ。お客さんみんな出て行っちゃったよ。
とにかく、自分には合わなかったような気がしたのでこんな点数です。
ディズニーの「ノートルダムの鐘」も見てみようかな・・・。[映画館(字幕)] 5点(2004-10-12 23:19:28)《改行有》
0 | 1 | 0.18% |
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1 | 2 | 0.37% |
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2 | 3 | 0.55% |
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3 | 9 | 1.66% |
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4 | 29 | 5.35% |
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5 | 85 | 15.68% |
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6 | 144 | 26.57% |
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7 | 166 | 30.63% |
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8 | 73 | 13.47% |
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9 | 23 | 4.24% |
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10 | 7 | 1.29% |
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