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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
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1.  野いちご 「お前のベストワン映画は何か?」と尋ねられたら「いろんな方向でのベストワンが十数本はあり、とうてい1本に絞れない」と答える。しかしそこで出刃包丁を突きつけられて「これでも選べない?」と畳み込まれたら、たぶんさして迷わず本作を挙げるだろう(でも決して人生の最後に観たい映画ではない、最後に観るならMGMミュージカルかキートン)。初めて観たのが若い多感なときだったせいか、こころにじっくり沁み込んだ作品。その沁み込み具合は、半端じゃなかった。作品中で主人公イサクが、サラに鏡を突きつけられるシーンがあるが、まるでスクリーンが鏡となってこちらに突きつけてきたような映画であった。人の世のわずらわしさから逃げようとしたものの受ける罰。前半の回想で、サラがイサクへの想いを語っているのを、心地よい回想として眺める階段の場の老イサク、しかし中盤の夢で、彼はサラに裁かれる。サラ夫婦の家庭を窓越しに眺めるイサクの孤独。バッハの平均率の変ホ短調のフーガ。サラたちのように生きたい、しかしそう思う人間はそうは成り得ない、という絶対の壁がこの窓にはある。そして重ねて裁きが続く。イサクの孤独は、彼がそうしか成り得ない人間であったということじゃないか。そういう厳しい認識の果てに、ラストの回想が来る。この釣りの図の見事なこと。これは一人称の映画であり、登場する人々は主人公と照らし合わされるためにのみ存在している。そういう厚みを持てない構造が生かされ、その構造によって深くえぐりこめた作品だろう。[映画館(字幕)] 10点(2010-08-13 09:56:54)(良:1票)

2.  野火(1959) 戦場を描いていながら、ドローンとした無気力感が全編を覆っている。善玉であれ悪玉であれ、今まで描かれてきた日本軍兵士のイメージとはまったくかけ離れた、だらしのない・みっともない人たち。船越英二、滝沢修、ミッキー・カーチスといった配役の妙。人肉喰いという苛烈な状況を描いても、この監督はユーモア感覚を忘れない。要領の悪さなどを笑わせていく。まあこれがだらしのなさにも通じていくんだけれども。とにかく思想性を抜きにした戦場を描いたということで価値がある。そこから戦争という状況がいかに異様なものであるか、さらにこういう軍隊が必要とされる近代国家がいかに不気味なものであるかが、見えてくる。[映画館(邦画)] 7点(2009-10-05 11:56:06)

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