みんなのシネマレビュー |
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21. おいしいマン 《ネタバレ》 何というか、韓国映画っぽくない印象を受けましたね。どちらかというと、日本映画的な雰囲気を感じました。 説明を極力省き、静かに淡々とストーリーが展開していくのですが、退屈することなく観ることができたのは、やはり紋別の厳しくも美しい風景と役者陣の演技力が良かったからですね。池脇千鶴は年を重ねるごとに味が出てきますね・・・今後の活躍が本当に楽しみです。 この監督の他の作品も観てみたいですね。 [DVD(字幕)] 7点(2010-01-04 00:00:44)《改行有》 22. 男はつらいよ 噂の寅次郎 《ネタバレ》 シリーズの中では地味な扱いかもしれませんが、寅次郎ファミリーのギャグの掛け合いの巧みさ、暴走するタコ社長、志村喬・泉ピンコ・室田日出男といった豪華ゲスト陣の演技、そしてマドンナ大原麗子の可愛らしさ等々見応えのある作品でした。 救急車やタコ社長失踪の話等本当に腹を抱えて笑ってしまうエピソードも多かったですね。 [地上波(邦画)] 9点(2010-01-03 23:25:16)《改行有》 23. おくりびと 《ネタバレ》 映画の出来云々というよりも、このテーマを娯楽映画として成立させることができたことにとても意義があったと感じましたね。 死に「穢れ」を感じる日本人は少なくなく、死に触れることはタブー化されている中で、「死は終わりではなく新たな旅立ちなのだ」というメッセージを多くの人に伝えることが出来たのですから。 [地上波(邦画)] 8点(2009-12-12 11:57:07)《改行有》 24. Orz ボーイズ! 《ネタバレ》 タイトルはちょっとorzな感じ(インパクトは抜群ですが)ですし、最初の方は完全な子供向け映画風だったのですが、映画が進むにつれ、徐々に大人たちの思惑や都合に振り回されてしまったりするような少年時代の陰の部分がリアルに描かれるようになってくるんですよね・・・。観ているうちに、自分の少年時代のいろいろな思い出(楽しいこともそうでないことも)が甦ってきたりして、すっかり心を掴まれてしまいました。 ちょっとビタースウィートですが、不思議と観終わった後元気になれる映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2009-09-18 09:26:05)《改行有》 25. 鬼火(1997) 《ネタバレ》 原田芳雄演じる主人公の不器用で因果な生きざまに男の美学を感じましたね。沢田研二の「サムライ」の歌詞に「男はいつでも不幸なサムライ、花園で眠れぬこともあるんだよ」とありますけど、まさにそんな感じでしたね。[DVD(邦画)] 7点(2009-07-29 18:31:49) 26. OSS 117 私を愛したカフェオーレ 《ネタバレ》 ジャン・デュジャルダンのアホ丸出しの笑顔が非常に印象的なスパイコメディでした。正直、スパイ映画が好きでないと退屈かもしれないですね。まあ、くだらなさを楽しむ類の映画ですので、東京国際映画祭グランプリ受賞(笑)のことは頭から消して観たほうが良いでしょう。 消さずに観ると、何か腹立たしくなってくるので・・・・。[DVD(吹替)] 5点(2009-06-13 19:04:12) 27. オアシス 《ネタバレ》 とにかく、ムン・ソリとソル・ギョングの剥き出しの愛情のぶつかり合いが創り出す世界の生々しさに圧倒されました。 本当に「凄い」としか言いようがない素晴らしいラブストーリーです。 いろんな思いが次から次へと湧き上がってきますが、言葉にすると陳腐化してしまい上手く言い表せませんが、こういう作品に出会えるから映画鑑賞はやめられません。 [DVD(字幕)] 9点(2009-05-12 20:58:54)《改行有》 28. 王手 《ネタバレ》 将棋映画ですが、まるでスポ魂格闘映画のような熱さ、躍動感、ロマンに満ち溢れたとても面白い作品でした。 赤井英和の危うい魅力(演技も危ういところはありましたが・・・・)が存分に引き出されていますし、若山富三郎をはじめとして脇を固める役者陣もそれぞれに味があって見応えがありました。 平安泰将棋は一度チャレンジしてみたいですね・・・・。 [地上波(邦画)] 8点(2008-10-07 12:50:15)《改行有》 29. 大奥(2006) 《ネタバレ》 何というか、映画版ということでちょっと背伸びしてしまった感じですね。やはり「大奥」なんですから、もっと城内の人間模様や政治的駆け引きの描写を多くして欲しかったですね(あれだけ、豪華なキャスティングをしているんですから・・・・)。 あと、いくらフィクションだからと言って、実際は流刑にはなりましたが6、70まで生きた生島新五郎を磔刑で殺しちゃダメでしょう。一応史実に基づいているわけですから、明らかに誤った歴史認識を観客に持たれるようなことをするのはどうかと思います・・・・。 [地上波(邦画)] 5点(2008-09-15 00:04:21)《改行有》 30. オフサイド・ガールズ 《ネタバレ》 イランの社会事情をユーモアを交えながら描いていて非常に興味深い作品でした。女性がサッカーを観ようとしただけで逮捕されるとは正直驚きですね。 また、試合自体は映ってませんが実際にW杯予選の試合(それもドイツ行きがかかった大事な試合)の会場でロケを行なっていることもあって、熱気と興奮が伝わってきました。[DVD(字幕)] 8点(2008-07-08 11:42:18)《改行有》 31. おろしや国酔夢譚 《ネタバレ》 映画としての出来不出来はともかく、大黒屋光太夫という人物に非常に興味を持たせてくれる作品でした。映像的にもエカテリーナ2世時代のロシア帝国の栄華やロシアの過酷な冬の様子がリアルに伝わってきており非常に見ごたえがありました。 [DVD(邦画)] 8点(2008-05-31 23:42:48)《改行有》 32. オペレッタ狸御殿 《ネタバレ》 アヴァンギャルドに暴走する清順ワールドを、ただ口をポカーンとあけて見送ることしかできませんでしたね・・・・。ストーリー自体は比較的シンプルなんですが、とにかく独特で摩訶不思議な映像美と展開が非常に印象的でした。ただ、凄さは感じましたが面白かったかと言われると・・・・。 まあ、まさに狸に化かされたような気分にさせてくれる映画でしたね [地上波(邦画)] 5点(2008-03-12 18:02:22)《改行有》 33. 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 《ネタバレ》 宇野重吉・太地喜和子・岡田嘉子といった名優たちの演技を堪能できる作品です。特に岡田嘉子は自身の「恋の逃避行」を思わせるような意味深な台詞があったりして面白かったですね。 ただ、ストーリーに金銭の絡むシリアスな詐欺話がからんでいるのが個人的にはちょっとダメですね・・・。やはり、「男はつらいよ」にシビアな金銭や法律の話は合わないですよ。[DVD(邦画)] 7点(2008-01-31 18:36:28)《改行有》 34. オリヲン座からの招待状 《ネタバレ》 ストーリーを追うというよりは、時代の雰囲気を味わう映画という感じですね。その中で、宮沢りえの不思議な存在感が非常に光っていました。 しかしまあ、原田芳雄も普通に老け役を演じる年になってしまったんですね・・・・・。 [映画館(邦画)] 7点(2008-01-29 18:18:25)《改行有》 35. 男はつらいよ 寅次郎恋やつれ 《ネタバレ》 まあ、『柴又慕情』の続編ということもあって、ややインパクトは弱いです。宮口精二の存在感・演技が見事なので1点プラスです。 [地上波(邦画)] 7点(2008-01-28 12:59:11)《改行有》 36. 大阪物語(1999) 《ネタバレ》 大阪と池脇千鶴のイメージビデオとして見れば良く出来ていると思います。特に大阪の街の描写は、良くテレビドラマ等で見られるような変なデフォルメも無く、実際の大阪の雰囲気を上手く伝えていると感じました。 ただ、観終わった後印象に残ったのが大阪の街の風景と池脇千鶴とミヤコ蝶々だけでしたから、ストーリー自体はちょっとインパクトが弱いですね。 [地上波(邦画)] 7点(2008-01-28 12:38:03)《改行有》 37. オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 感動必至の親子愛映画かと思ってみたのですが、この作品はそれだけに止まりませんでしたね。タイムトラベルを上手く使ったSFサスペンスとしても非常に楽しめる作品でした。ちょっと展開が都合良すぎる気もしましたけど・・・・。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-01-26 20:24:19)《改行有》 38. ALWAYS 続・三丁目の夕日 《ネタバレ》 何というか、砂糖がたっぷり入った苺ショートケーキのようなひたすら甘い映画でしたね。ちょっと胸焼けしそうになりました。まあ、前作同様昭和を舞台にした時代劇といった感じです。 しかしながら、この作品の凄いのは昭和30年代風映像の作りこみ方が半端なく凝っているところですね。もう最初のゴジラから圧倒されてしまいました・・・・。それ以外にも、当時の日本橋や羽田空港などが映し出されていて、今の姿と比較しながら見てしまいました。 まあ、ストーリーが前作の続きなので、まずは1作目をみてからこの作品を見た方が良いかと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2007-12-16 17:18:10)《改行有》 39. 鬼が来た! 《ネタバレ》 凄い映画に出会ってしまいました。脚本は完璧と言っていいほど良く練られていますし、リズミカルでテンポ良くしかもユーモラスな場面が散りばめられて進行していくこともあり2時間20分の間ずっと心を握られっぱなしでした。何といっても、まったく展開の予想がつかないので本当に衝撃の連続という感じでした。 キャストも非常にすばらしく、特に香川照之の窮地に追い込まれた兵士の狂気が入り混じったような演技は凄まじかったですね。音楽も、「軍艦マーチ」が非常に効果的に使われていたと思います。反日感情の強い中国の作品ではありますが、日本軍(兵)の描き方についても変に偏ったものではなかったので、あまり違和感を感じることなく受け入れられましたね。日本が悪いとかそういうレベルを超えた、中国という国が本来持っている戦争観が出ているような気がします。 後味は決して良くはない(というか非常に悪い)ストーリーではありますが、多くの人に観てもらいたい作品です。 [DVD(字幕)] 10点(2007-11-23 20:01:41)(良:1票) 《改行有》 40. オール・アバウト・マイ・マザー まあ、「人生いろいろあるわな」という感じですかね。とにかく、題名から個人的にイメージしていたものと内容が全く違っていたので、それが逆に良かったかもしれません。もう少し、時間を長くしても良かったのではないかと思いました。 まあ、さらにこの映画を噛み締めるために「イブの総て」と「欲望という名の列車」を観たいですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-10-22 18:47:45)《改行有》
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