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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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1.  おと・な・り 《ネタバレ》 薄すぎる壁で仕切られたアパートのお隣さん同士の物語。カメラマンの男とフラワーデザイナーの女の二人を繋ぐのは男の珈琲豆を挽く音と、女のフランス語の発声練習と、それ以外には生活で時々起きる出来事の音。  もう少しそれらを感じていたかったが、序盤から乱入(闖入?)してくるシンゴの彼女とやらのせいで雰囲気はめちゃくちゃに。人の部屋に強引に押し入りギャーギャー喚いて散らかして、、、聡に追い出された時はとてもせいせいしたのに、まさかの謝ってもう一度迎え入れる展開。なんで??あーもう、って感じです。なので中盤まではもう見ていられない、ひどい映画という印象でした。  しかし彼女が部屋を離れてからは文字通り落ち着いた展開に。聡はシンゴのことに関して段々落ち着きを取り戻していく一方、七緒のほうは変な男に騙され不穏な空気になっていく。そんなお互いの雰囲気の変化も隣同士には良くも悪くも伝わって、「風を集めて」を歌うまでの流れはけっこう好きです。  ずっと一緒だった隣人が実は故郷の同級生だったなんて展開は、好き嫌い分かれそうですね、私は嫌いじゃないですが。会えるかと思ってアパートへ駆けて行って、でもやっぱり留守で、あーもう会えないのかと思わせての、部屋で口笛吹いて待ってましたなんて、しかもそれで会えたなんて二人にとっては幸せすぎる展開ですね。  どうでもいいですが、シンゴ。名前だけで最後の最後まで本人は劇中に現れず、そこまで彼に関する情報だけはたくさん入ってくるのですが、いざ出てきたら聞いてたような繊細な感じが全然しない見た目通りのチンピラ風のにーちゃんでガッカリ。キャストとか、もしくは役作りがもっと何とかならなかったのかな。[インターネット(邦画)] 4点(2022-10-25 19:51:46)《改行有》

2.  おくりびと 《ネタバレ》  昔一度観ているんですが、なぜだかレビューをしていなかった。自分ももう40で、前に観た時と印象も変わるかもしれないと、もう一度見直すことにしました。  結論から言うと、その予想は大当たりでした。前に観た時は広末涼子さん演じる妻の美香さんの行動や言動がしっくりこなかった部分があったんですが、いま観ると違和感なく受け止めることができた。 「夫は納棺師なんです」 このセリフが当時はなんだか唐突に思えてずっと引っかかっていた。けれど今ならスッと入ってくるセリフになっていました。納棺師という、少なくとも当時の世間からはさげすまされるような職に就いた夫をようやく認めた妻のセリフなんですね。ようやく腹に落ちました。  さらに、今回鑑賞して納棺師に対する職業差別のようなものが以前より増して気になりました。もう14年前の映画。さらに東北の地方ではああいう感覚はやはりいまだに残っているんでしょうか。この『おくりびと』という映画のフィルターを通して見たからか、なぜこの職業がここまで蔑まされているのか私にはピンと来ませんでした。最初のほうにあった腐乱死体の処理みたいなことも含まれてるからなのかも知れませんが、だから旧友に無視されたり、葬式の場であのように罵倒されたりするのでしょうか。あの感覚が、私にはピンと来ません。そういうことを訴えたい映画でもあると思いますが。  この、良くも悪くも個人の価値観や考え方がさまざまに溢れているこの時代に、納棺師、という職業が不当な差別を受けずに評価されてほしいと心から願います。  そして音楽がとても合っていました。チェロ奏者という設定は物語そのものや舞台の雰囲気ととてもよくマッチしていたと思います。音楽が久石譲さん、ということにはエンドクレジットまで気付かなかったんですが、終わって見てみて流石だなと思ってしまいました。間違いなく良作だと思います。改めて誰かに勧めたくなる映画でした。[インターネット(邦画)] 9点(2022-10-20 00:18:28)《改行有》

3.  おいしい家族 《ネタバレ》 これが「おいしい家族」かどうかはさておき、色々考えさせられる良い映画でした。結婚生活がうまく行ってない女性が、母の三回忌のために地元へ帰るとそこには亡くなった母の服を着て女性として暮らす父の姿が。うろたえる娘に追い討ちのように「父さんは結婚する。相手は男だ。」と平然と言い放ち、自分以外の親戚はすんなりそれを受け入れて、なんなら普通に祝福モード。自分がおかしいのか?と葛藤しながら悩む娘の物語。 いや、別に同性愛とかトランスジェンダーとかを否定する気はありませんが、いくら物語とはいえあそこで娘が「あっそう、オッケー良かったね。おめでとう」ってなったらそっちの方が不自然だし気持ち悪い。うろたえて疑問を訴えるのは当然の反応。ましてや娘には事前の説明も何もなく、亡くなった母のために帰ってきたのにその母を冒涜するような真似をしているように見えたのでしょう。きちんと事情も伝えず、それは怒るわ。こういう問題って、さもそれまでの価値観で生きてきた人がおかしいとか、なんなら否定するくらいの勢いで描かれがちですけど、同性愛とかLGBTとかそういう考え方を尊重しろという人ほど、それまでの価値観を持った人の考え方を尊重してくれないのは納得がいかないといつも思っている。あれ?あんたらのほうがえらいの??といつも疑問に思う。それまで虐げられてきたりマイノリティだったがゆえなんでしょうけど、「なんでこっちの気持ちわかんないの?」って詰め寄られるのはなんか違うと思う。 あんな小さい島で、田舎であんな風に生きていたら実際はどうなるんだろうというのは少し知ってみたいですが、でも青治さんのように家でも職場でも(しかも校長先生)あそこまで堂々としていれば偏見のようなものは生まれないんですかね。彼は自分の考え方を人に押し付けるようなことは一切していないし、あの姿勢には素直に好感が持てた。人として魅力的だと思う。女の子になりたい瀧も、そんな彼が好きなダリアも、みんな憎めない良い子だった。 完全に蚊帳の外に置かれ、いきなりサプライズ的にビッグニュースを放り込まれた燈花に同情しつつも、素敵な家族のストーリーを見ることができました。少し、心が洗われました。[インターネット(邦画)] 8点(2022-05-03 01:45:09)《改行有》

4.  奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール 《ネタバレ》 死ぬほど好きになった女性がいて、その人のことを考えていてもたってもいられなくなったり、LINEなどの連絡を喉から手が出るほど待ち侘びたり、すでにその人の心が離れているのが分かっているのに、まだなんとかなるんじゃないかと淡い希望に縋りつこうとしたり。 これら全てが自分にも当てはまることでそういう経験もあるので、コーロキに対してもなんだか自分を見ているようで複雑な気持ちになりました。会議中にLINE見ながら話聞いてないとか、職場の電話から相手の会社に電話するとかはさすがにしませんが。 コーロキにはある程度感情移入したのですが、「出会う男全て狂わせるガール」には全くピンときませんでした。好きになってしまえばそれまでなんでしょうが、あのタイプの女性に狂ってしまうもんなのかな、と。単に好みの違いなのでしょうけど、調子いいこと言ったり約束を破ってしまったりするコーロキもコーロキですが、猫かぶりモードからの全く話も聞かない不機嫌モードの落差のあるあんな女性に夢中になったりするのかな。 あと、最後に案野丈と名を変えたコーロキが立ち食い蕎麦と言いながら座席のある蕎麦屋で食べていたことが地味にえー…って思った。奥田民生じゃないが、それこそポリシー持ってほしいと思ってしまった。 奥田民生さんはあまり存じ上げませんが、彼のようにどんな場でも自然体とか自分なりのポリシー持つって、誰かに憧れてやろうとしたり、考え抜いてそうなろうとするのはきっと無理で、持って生まれた性質なんでしょうね。[インターネット(邦画)] 5点(2022-02-02 17:30:36)《改行有》

5.  溺れるナイフ 《ネタバレ》 第三者視点だといかにも「お花畑」「バカップル」といった風に見えてしまいますが、恋愛に夢中になっている当事者ってこういうものだよなぁと思い直しました。まさに「溺れて」います。個人的には夏芽はともかくコウは少し突拍子がないキャラクター過ぎた印象です。マッキンキンの頭で体は痩せぎすで、地元の名士の息子だかなんだか知らんが「世の中の物全てオレの物」のジャイアン思想。地元の他のヤンキーに追われ町中で殴り合いの喧嘩を始めるのも「??」という感じで彼にほとんど感情移入できなかった。そんだけ態度でかいんだから、せめて暴漢を倒せる腕っぷしは欲しかったな。好き放題できる環境で、それを魅力と思ってくれる子がいて良かったねという感じ。 どの視点に立って観るか、次第で評価が全然変わってくる作品だと思いました。[インターネット(邦画)] 5点(2021-09-23 01:17:26)《改行有》

6.  幼な子われらに生まれ 《ネタバレ》 あまり自分の中ではハマらなかったかな。ハマらなかった理由を自分なりに少し整理してみます。 ①浅野忠信さんのセリフが私には棒読みのように感じた。特に再婚相手役の奈苗(=田中麗奈さん)やその子供の薫に話しているときなんかは特にそれが顕著に感じられた。セリフがそういう形になっていたからかもしれないが、浅野さんはこういう役にあっていないと思いました。 ②沢田のDVや、妊婦である奈苗が突き飛ばされるシーンなんかは映画と言えど見るに耐えなかった。小さい子供がそれを見て怯えて泣き叫んだりしている様を映画だと割り切って鑑賞することができず、一時停止して呼吸を整えてからようやく続きを見れました。キツかった。。。 ③↑のようなキツいシーンを演じた役柄の人たちが、最後なんだか急にいい人になることがまた急すぎてついていけなかった。昔別れた家族と言えど、実の娘と会うのに多額の手数料を要求するような人間が最後あんないい感じに終わりますかね??スーツ着て、プレゼント用意してあって、なんだかしみじみと思い出語ってスッと消える。逆に作り物感が強すぎて違和感が消えませんでしたけど。浅野さん演じる主人公も同様。急に最後物分かりが良くなって、きっかけはあったんでしょうがそれでそんなに変わるか?って言うのも最後まで受け入れられなかったかな。 以上、いろいろ書き連ねましたがあまり気持ちを入れられる映画ではなかったですね。作中の女性たち(女の子たちも)があまりにも可哀想な扱いをされすぎて。田中麗奈さんなんかいつもとても穏やかに旦那に接しているのに、あの旦那の態度ったら。子供たちに対する夫の態度も誠実とは言えず、最後まで自分の気分、自分の理論で押し倒した夫に深い嫌悪感。 ある意味ではリアルなストーリーを見せてもらったと考えるべきなんでしょうが、「幼な子」が生まれる家庭の話としてはあまり見たくない、不快なものでした。[インターネット(邦画)] 3点(2021-08-24 18:02:09)《改行有》

7.  オーロラの彼方へ 《ネタバレ》 ずっと好きだった映画です。人におススメを聞かれたらだいたいこの映画を答えていました。観てくれた人はみんな「すごく良かったよ!」「素敵だった!」と言ってくれます。気を使って言ってもらってるのかもしれませんが(笑) もちろん自分自身もこの映画が大好きで、なので逆に、ここまでこの映画のレビューが出来ませんでした。言葉にできないほど良かったと言うか、言葉にすると陳腐になってしまう気がして・・・。ですが今回改めて鑑賞したので、きちんと言葉にしてみようと思います。 オーロラの影響で30年の時を越えてつながる父と子の物語。はじめはお互い半信半疑だった無線でのつながりも、'69年のワールドシリーズのことを皮切りに、二人はお互いのことを信じ始めていきます。確かに無線通信中に、「今タバコで机焦がしたでしょ。わかるよ」とか言われたら怖いですよね(笑) ドラえもんのタイムマシンよろしく、過去を変えてしまうとそのまま現在のJohn(=Jim Caviezelさん)の世界も変化してしまいます。特に過去の影響で現在の世界が変わった瞬間の描写がとても良かったです。さっきまでJohnの父の30周忌を悼んでいたはずなのに、グラスが割れてハッとしたら「いや、お前の親父は10年前に肺がんで死んだんじゃねーか」になっているという(笑)。そういう意味ではドラえもんの影響か、私たち日本人にはなじみのあるような話の展開なのですが、SFなのにリアルな描写にはとても引き込まれました。そんな感じで、どんどん変化する自分たちの歴史を変えるべく、二人は無線で通じながら協力していきます。 Frank役のDennis Quaidさんは本当にはまっていた。家族を愛する熱血漢な消防士という役がピッタリ過ぎて。彼以外のキャストもとてもみんな自然で、違和感なくストーリーを楽しめたこともこの映画のいいところだと思います。 しかし任意同行で引っ張られた夫を心配して必死で状況を聞いてるさなか、ワールドシリーズの中継に夢中になるSatchの絵には笑えた。いや、Frankの予言が的中してることに驚いているのは視聴者からはわかるんですが、あれ奥さんからしたら「おい!今野球どころじゃねーだろ!!」ってぶん殴られても仕方ない(笑)シリアスながらもそうやって視聴者が楽しめるトリックも効いていて、本当、良い映画です。 もう製作から20年以上が経過しかなり古い映画ですが、これからも誰かにおススメを聞かれたら、『オーロラの彼方へ』と答えたいと思います。[DVD(字幕)] 10点(2020-12-29 13:12:17)(良:1票) 《改行有》

8.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 IMAX3Dで鑑賞。個人的に久しぶりの映画で、しかもおよそ2時間半の大作映画に「きちんと観れるのか・・・?」と不安を抱きながらの鑑賞でしたが、そんな不安を一蹴してくれる最高の映画でした。 物語の大筋はよくあるような設定です。火星探査を行っていた一団が、突然の嵐に巻き込まれてそのうちの一名が取り残されたまま脱出を余儀なくされ、運よく(悪く?)生き延びたその一名が火星で一人生き残りのサバイバルを始めるという・・・。予告編で期待したのはそこまでで、観始めてから驚き、感動したのはこの映画の中の「 理科的要素 」と「 ヒューマンドラマ 」でした。 「理科的要素」のほうは観た人ならわかっていただけるかと。一人残された植物学者が、基本的に酸素も水も食料も無い火星でどのように生き延びるのか、どのような手段で地球とのコンタクトを取るのか、生き残るためにあらゆる知識を総動員し行動するその姿に胸を打たれ、またその工夫のすごさに感心させられます。エンドクレジットに出てきた"15,000 jobs involved for this film"の一文は伊達じゃない!これだけでも見応え満点です!!! さらに「ヒューマンドラマ」部分。マーク(=マット・デイモンさん)を助けるために地球にいるNASA職員たちがあの手この手でサポートしようとするのですが、それよりも彼をやむなく見捨てることになってしまったクルーたちの様子・反応・そのやり取りが本当に泣かせます。特に、マークを救い出すために故郷である地球を間近にして、マークを救いに行くかまたはそのまま地球に帰るのか、をクルーたちが話し合う場面は必見。直接マークとクルーの関係は劇中にはほとんど出ませんが、彼らのやり取りの中からその関係性の深さがうかがえます。本当にいい話でした。 一点だけ「どうだろそれは」と思ったのは、マークの救出劇をあれほどの人たちがクリスマスか年明けイベントのごとくテンションアゲアゲで見守っていたことが不自然な気がしたところでしょうか。あんなに人が集まりますかね?仮に集まったとしても画面上では10分も20分も動きが無い状態が続いていたと思うのですが、その時間ずっと彼らは固唾を呑んでその様子を見守っていたのでしょうか。たぶん現実はそんな人は少数派だと思います。現実は大半の人は後日ニュースで見て「あー、助かったんだあの人。良かったね」てなもんでしょう。ちょっと持ち上げすぎ感が鼻についたのでそこだけ少し減点したいと思います。[映画館(字幕)] 9点(2016-02-13 01:01:07)《改行有》

9.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 ずーっと家のTVの録画番組の中に埋もれていたやつをやっと最近鑑賞できました。 ただただ時間がなくて観ることができていなかったのですが、時間が経つにつれ「もう観なくてもいっかー」なんて気持ちも出てきてしまったり。そんな自分を奮い立たせるように観たのですが、観てよかった。素晴らしい映画でした。 ある程度前知識として入っていたのは、 ・狼男と人間の女性が恋に落ちて子供が出来る。 ということくらいでした。そんなSFな設定と現実世界の設定を混ぜ合わせるとこんなに面白くなるんですね。 「狼として暮らすか人間として暮らすか」 その選択を待つ花なのですが、自分は絶対雪が狼で、雨が人を選ぶと思ってました。 おてんばの雪はすぐに感情任せに狼になるし、雨は雨で田舎に引っ越してすぐに前の都会の家に「帰りたい・・・」って泣いてるし。 結論だけ見ればいかにも作り話って思われるかもしれませんが、鑑賞中は完全に入り込んでしまっていて、最終的に二人が落ち着いたところに驚きを隠せませんでした。 そして母親、花。もうすごいですね!!実際にはあそこまでの人はなかなかいないだろうと思いますが、まさに命がけの子育てに脱帽!母は強し!っていうか母強すぎです(笑) 何点か腑に落ちない不自然なところもチラホラ。 1.なぜ父親は死んだのか。展開が急すぎ、っていうか雑に感じました。 2.花に家族は?天涯孤独の身とかいう設定ありましたっけ?自分が見逃したのかも。 3.草平はユキに怪我させられたとき、なんであんなにしつこかったの?ストーカーの域じゃん。 4.雨の変化も急すぎ。まあ実際には複数年経っての変化なのですが、オタクキャラかと思いきやの山の主って・・・飛躍しすぎでは?(笑) TVバージョンだったので、ひょっとしたら上記の疑問に関わるようなところはカットされてたのかも。 個人的に気になった部分です。あしからず。[地上波(邦画)] 8点(2015-11-05 00:03:20)(良:1票) 《改行有》

10.  奥さまは魔女(2005) 《ネタバレ》 全然知らない映画でしたけど、だいぶ前にTVで録画していたものを今日鑑賞。 いやあもうニコール・キッドマンさんが可愛くて可愛くて惚れそうになりました。ていうか惚れた。比較的シリアスな映画でばかり見る印象なので、本作のようなバラエティで彼女を見るのは新鮮だったというのもあるかもしれません。しかし可愛い。こんな魔女なら楽しく付き合える。 あ、ちなみにドラマ版があるというのは全く知りませんでした。劇中のクラシックな白黒ドラマも、本作のために作った即興ドラマかと思ってたくらいで。 しかし男優のウィル・フェレルさんはいただけない。ただのバカじゃないですか。小学校3年生くらいで成長が止まってしまったんだろうなと思うくらい幼稚なキャラの設定。基本ホリケンのようなのだがそこかしこにシリアスな感情をぶち込んでくるのがまたいやらしくて生理的に受け付けない。せっかく可愛いヒロインがあんなのに惚れてしまうというのも受け入れがたい。 それさえなかったらなあ・・・。マイケル・ケインさんは好演でしたし。スーツを着せたら彼は何でも出来ますね。こんなコメディから『バットマン』シリーズまで・・・。 ヒロインの相手役さえもうちょっと考えてくれたらなあと思う少し残念な作品でした。[地上波(字幕)] 6点(2013-01-06 01:29:56)《改行有》

11.  オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 結局最後までこの子の笑顔を見ることはなかったなぁ。。。  『戦場のピアニスト』のロマン・ポランスキー監督作品ですが、テーマの中心を「戦争」という出来事に据えたものと「孤児」という人間に据えたものでは、監督が同じでも受ける印象が全然違ったように思います。  オレの率直な意見ですが、オリバーというこの孤児の少年に全く魅力を感じられなかったです。と言うのも、冒頭からエンディングまで、オリバーが自発的に何かをやったところをほとんど見ていないからです。周りに合わせようとすること以外にこの子がやろうとしていたことが見えてこなかった。。。  同い年くらいのドジャーは、行き倒れてるオリバーを拾って面倒を見てあげたり、(盗みを肯定するわけではないですが)今日を生き延びるために何ができるかを自分たちで考えて必死にやっています。  ナンシーも、昔から自分を育ててきた大人たちに対してあそこまで反抗することにはとても勇気が要ったことでしょう。  対してオリバー。「この子の心の中には善意の光が宿っている」とか適当なことをいうじいさんに見初められて幸せに暮らしたわけですが、本当にそんなもんが宿ってるならドジャーたちのスリ遊びを見て楽しそうに笑ったり、フェイギンといっしょに嬉しそうにその練習をしたりしないでしょう。  行き倒れてるオリバーを助けたり、ナンシーを殺したビルに立ち向かっていったドジャーにはその光は無いってことですか?オリバーを助けようと勇気を出したナンシーには善の素質が無いってことですか?オリバーばかり幸せになっていく様を見てると、この二人が不憫でなりません。なんか、世の中の不公平さを目の当たりにさせられた作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2006-10-26 00:03:25)《改行有》

12.  女と女と井戸の中 「なになに映画祭で称賛を受けた」っていう映画ほどおもしろくないんですよね。。。まあそもそも映画祭に出てくる超エライ作品に票を入れるのは超超エライ人たちなんでしょうし、そういう人たちとはもう感性自体が違うんだろうなあ。 オレには中年女性のへスター(=パメラ・レイブ)がちょうど年頃の女の子のキャスリン(=ミランダ・オットー)を連れてきて自分の少女時代をリピートしようとして堕落していく話にしか感じられませんでした。 人を井戸に落としてからは少し話にインパクトがついてきて面白くなってきたかな。嵐の夜にヘスターが夢で見た黄色いドレスのキャスリンはかなりの衝撃でした。そこはすんごい評価できるのにな、全体のコンセプトが大変もったいない作品でした。 [DVD(字幕)] 2点(2006-03-25 22:18:36)《改行有》

13.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 もうありえない恐ろしさでした。真夜中に髪の長い女の幽霊が出てきて人を脅かすような映画の100倍怖かったです。でも実話に基づいて作られたのって実際はあの映画の中のほんの一部だけですよね。だって生存者は・・・。でも丸一日以上サメのうようよいる海域で漂流なんて考えたくもないですね。オレならたぶんサメを見た瞬間食べられる前に自殺しようと考えると思う。ナイフを持ってたんならなおさらで、あそこであくまで生きて帰ろうとした二人は本当の意味で勇気があると思いました。普通あの状況下で丸一日正気は保てないだろう。。  現代の日本人のように、他人が悪いことをしたのを見つけるとすぐ責任を追及したがるような人たちとは一緒にされたくありませんが、さすがにこのスキューバダイビングのツアー会社にはあきれました。20人近く参加するツアーに名前も確認せず頭数だけで把握しようとしてたとは。。。今時中学生の点呼でもそこまでずさんじゃありません。そういうところで憤りも覚えるような映画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2006-02-14 00:53:29)《改行有》

14.  女ガンマン・皆殺しのメロディ 《ネタバレ》 30年以上前の作品だけあって、内容はすっごいわかりやすい復讐ものでしたね。近年の映画のように冒頭に主人公のバックグラウンドとかはさむようなことはせず、いきなり事件が起こって話が始まっていくあたり、年代が感じられます。ハニー(=ラクエル・ウェルチ)が濡らせばなじむと言われて街で買ったズボンをバスタブにつかりながらなじませてる姿は秀逸でした。  結局ラストでハニーを助けたあの黒服の男は何者だったのでしょう?どんな関係なのか、なぜ助けたのかとかそのへん意味不明なまま終わっていったから気になって仕方ない・・・(泣)。  どうしても面白いと思えなかったのはやはり年代の違いか、物語に入っていけませんでした。多分今時の映画で目が肥えた人ならみんな同じような反応をするだろうと思いますが、オレはこんくらいの点数で。 [DVD(字幕)] 4点(2006-02-14 00:01:55)《改行有》

15.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 「タランティーノ絶賛!」って売り文句が観る前からすっげぇうっとうしかったんですけど、まあなかなか面白かったです。多分タラ監督が気に入ったのってバールの角度がついてるシーンとかオ・デス(=チェ・ミンシク)が犬のように這い回るシーンとか近親相姦的なテーマの部分がほとんどでしょうね。ちなみにその辺はオレにとって一番気分悪かったシーンでした。まあタラ嫌いですから。 チェ・ミンシクは相変わらず良い演技しますね。泥酔したおっさんから精神年齢がガキのおっさんまであそこまで迫力出してこなせるあたりはさすがと思いました。特に冒頭の酔っ払いを演じてるときは「これほんとに『シュリ』に出てたあのいかついおっさん!?」ってマジビックリしましたもん。外見でなく、中身を役柄に合わせて豹変させていく演技は、最近の外見だけ太ったり痩せたりするデ・ニーロ流“カメレオン式”役者が増えてきてるハリウッドに是非見習って欲しい。まあその“カメレオン式”はそれはそれで大変なんだと思うけどね。体重30キロとか減らすやつもいるんだし。でもやっぱまず中身でしょう。 映画の中身はもっとサスペンスものかと思ってたんですが、わりと難易度の高いアクションもけっこうありましたよね。何が難易度高いって、あのオ・デスとチンピラとの廊下での格闘アクションなんてあんだけの長さのアクション撮るのすっごい苦労があったと思いますよ。あれはマジですごく頑張ってこの映画作ってくれたんだなーって感じました。 まあいかにもどっかの変態が喜びそうないくつかの描写は論外だったんですけどね。わざわざ観てる人を不快にさせようとする感覚がオレにはさっぱりわかりません。「気持ちよく観れた映画」とは口が裂けても言えませんもん。人それぞれ・・・、ってことなんですかね結局。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 00:36:43)《改行有》

16.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 《ネタバレ》 そんなに悪いものだったでしょうか?オレは躊躇なく10点評価したい一品です☆ 確かに作中けっこう馬鹿らしいと思うものもたくさんありました。洋ナシと用無しをかけるところとか、女性管理官のあまりにも見苦しい考え方とか。しかし、こういったことが現実に起こり得ないと誰がきっぱりと断言できるでしょうか?現に最近ではニュースとか新聞をみていれば馬鹿馬鹿しいと思うような事件はたくさん起こっているのが判ります。警察に限らず、色々な組織の指導者、上層部の人の考えも多少の違いはあれ、この映画は現実のそれをうまく反映しています。 それぐらい今の社会の馬鹿馬鹿しさが完全に前に出されているので、受け入れられない人には受け入れられないのでしょう。 指導体制が変わってからの状況の変わり方も極端すぎる感がありましたが、実際管理官一人の脳みそで動く組織と捜査員一人ひとりが脳みそを動かす組織と、どちらがより効率が良いかは明白です。まあそれはそれで問題もあると思いますが、今のようなガチガチなシステム社会よりはよっぽど良いと思いますよ。 最後に、オレは「いかりや氏に敬意を表して・・・」なんてレビューの仕方はしません。本人も不本意だろうし、映画は映画、彼は彼です。10点(2004-10-13 00:17:40)《改行有》

17.  オーシャン・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 ゴール直前のフランク(=ヴィゴ・モーテンセン)の顔はまさに馬上民族のものだった。 馬として劣るなど色々言われてもひたむきに頑張ったヒダルゴにも感動☆ てかなんと賢い馬だろうか。口笛吹いただけで走ってきたり、縄ほどいたり。 馬については良く知りませんが、ムスタングだろうがなんだろうがヒダルゴは最高の馬です! 中盤、さらわれたジャジーラを助けに行ったジャジーラのボディガードのような妙に強い人、実は少しお気に入りでした。撃たれて死んじゃいましたが。 ゴール後、海でたわむれるフランクとヒダルゴはとても胸を打ちました。途中でどっちかが死んだりしなくてほんとによかった。ヒダルゴが鼻から血を出してた時は映画鑑賞者なりに、「ああ、もうヒダルゴは死んじまうのか…」とか思ってしまいました。 それぐらいヒダルゴが好演だっただけに、なぜに原題では"Hidalgo"となっていたのを邦題でわざわざ「オーシャン・オブ・ファイヤー」にしたのか。大変悔やまれる。 しかし良い映画という事実には変わりありません。 追伸…拷問シーンは必要だったのか? ちょっとひいてしまった。8点(2004-08-27 02:25:14)《改行有》

18.  おもいでの夏 《ネタバレ》 明らかにミスキャストだろう・・・。てかハーミー(ゲーリー・グライムス)きもい。 映画館でアギーの腕とかもみながらあの顔・・・。それと町でドロシー(ジェニファー・オコネル)が荷物を持てなくて困ってるのを見つけたときの顔とか。あの顔で15歳なんて誰が信じるか!同様にオスキーもかなり見ていて嫌悪感が走った。すっげ自分勝手なとことか自分さえたのしけりゃいいみたいな性格が腹立った。なんかな、全体的にいまいち。"Someday, you will understand in proper way"って最後にドロシーの手紙にあったけど、そんなんいってみりゃ大人の言い訳っしょ??その終わり方に、「けっきょくそれかよ」って感じでめっちゃやり場のない怒りが込み上げてきた。そんな長い話でもないし、あのラストをあそこで終わらせずに島を出たドロシーをハーミーが追っていくとかもっと話を展開させて独創性を持たせたらもっと面白かっただろうに。3点(2004-07-25 04:52:01)《改行有》

19.  オーシャンズ11 《ネタバレ》 この映画は別に「豪華キャスト」ってとこに縛られなければかなり楽しめる映画ですよ。めっちゃすっきりした映画でした!なんてゆーか、みんな粋な感じですよね。雰囲気もすごく楽しげな感じで撮影されてるし。ただまあテス(ジュリア・ロバーツ)はそんなにきれいじゃないと思うってのが一番引っかかった事かな(苦笑)。ライナス(マットデイモン)は随分とご執心だったみたいだけど。でも、すっきりする映画だなと思った一方、さすがにテリー(アンディ・ガルシア)は最初っからおちょくられまくって騙されまくって金庫の金全部取られて・・・、ちょっとかわいそうになりました。ただテスが今カノだという理由で元カレのダニエルに狙われたわけだし。そして、ラスティー(ブラッド・ピット)は本当にかっこいい。あのチームのサブリーダー的役割がそのかっこよさを一層増してる。特にダニエルがテスを理由にテリーの金庫を狙ってるのがわかると、「You're out.」と言ってサブリーダーとして私情のために動く人間をチームから外そうとするとことか印象的でした。ラストにテリーの部下が出所したダニエルを追いかけていくってのはどうなんだろ。あーいう終わりかたされると今まですかーっとしてたのに全く気持ちよくない。あれは減点対象ですね。もっと気持ちよく終わらせて欲しかった。もし映画館であれを見てたら、「えー!?そこで終わりー!?」って絶対言いますねオレは。7点(2004-03-25 13:40:36)

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