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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. おくりびと 《ネタバレ》 父が亡くなった時、私は一人実家で仏壇の掃除をしていて、若くして亡くなった父の弟の位牌の前に置いてある石を見つけた。その事を妻に話したら、この映画を観ることを勧められた。私の実家はこの作品の舞台と同じ山形だが、このような納棺の儀式はなく、また、石文の習慣も聞いたことが無かった。ただ、仏壇の石の意味が解ったような気がして、心が和んでいった。そして、行方不明だった主人公の父が発見され、その手のなかから石が出てきたときは、思わず、父や父の弟、そして祖父母の事が思い出され、涙が止まらなかった。どのような事情があるにせよ、子を思わない親はいない。すてられた子にとって、どんな親の言い訳も納得できるものではないが、それでも、後悔の日々を生きていく親の心情は、私には十分伝わってきた。死を扱っているが、どう生きるかを考えさせてくれた作品だ。[DVD(邦画)] 9点(2012-04-12 22:39:07)(良:1票) 2. ALWAYS 続・三丁目の夕日 続編が前作を上回るのはめったにない。たぶん観客が勝手にイメージを持って見るからに違いない。監督の感覚と一致する人は稀と言うことなのだろう。とかく想像した展開と違うという事は、期待はずれに繋がるものだ。話を本題に戻そう。オープニングは意表をつくもので、想像した展開と違っていた。期待を上回って素晴らしい。その点、ヒロミや淳之介との話や芥川賞の展開は想像したとおりで、若干期待はずれだ。つまり、その、とにかく前作を上回ることは難しい。[DVD(邦画)] 8点(2008-05-25 22:21:37) 3. オーシャンズ12 盛り上がりに欠ける展開は、前作を踏襲しつつも、洒落と粋を追求している姿勢は、舞台がヨーロッパなもんで、道具や場所に頼り過ぎている印象。ふんわりした雰囲気の中で、唯一、うなってしまったのは、何と言っても、ジュリア・ロバーツのそっくりさん。CG無しならすごい。本物みたいだ。[DVD(字幕)] 7点(2007-12-27 23:30:21)(笑:1票) 4. ALWAYS 三丁目の夕日 原作の漫画は昔よく読んでいたんですが、あの世界を表現したにしては子供達の部分が弱いですね。大人のノスタルジー感は目一杯あって、というかそれだけの映画になっているのが気になったところです。しかし、この歳になると、あの時代が懐かしいし、ジーンとくるエピソードもてんこ盛りだし、コントみたいな部分には苦笑いするし、満足感は残りました。東京タワーの建設中の絵は新鮮な感覚です。少なくとも子供達を主役にしていたらなあ。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-12-03 11:50:30) 5. オーシャンズ11 最初に観た時は、かなり欲求不満感が残ったのだが、2度目は、この軽~いノリが、けっこうハマッて、楽しめました。そう考えると、あの失敗した3度のケースの再現シーンなんかで気づくべきだったんでしょうね。PR担当の失敗、と言うよりズレた宣伝と言う感じ。7点(2005-01-16 23:47:05) 6. オールド・ルーキー 年齢、性別、体力などにハンデがあっても夢を叶える話には、素直に感動します。この作品の基本ですね。夫婦の関係、生徒と先生の関係なども良く描かれていますが、特に親子の関係がいいです。あの父親、頑固でわからずやの親父におもえるけれども、息子を思う親の気持が良く現れています。現実には、夢を叶える人は僅かで、ほとんどが挫折するのだから、普通は、親なら堅実な道を歩めと言うだろう。私もそうです。という訳で、夢を叶えるという言い訳で、好き勝手なことをして、迷惑をかけている連中に言います。「夢を追いかける前に自分の責任を果たせ。歳とっても、家族を大事にし、生徒に夢を与え、夜投球練習するような努力をして大リーグの選手になったやつもいるぞ。」7点(2004-01-09 00:04:39)
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