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評価順1
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1.  鬼が来た! 《ネタバレ》 確かに中国共産党軍が絡んでこないことは不満である。また、日本軍は虐殺をする非道な軍隊である、という前提の下で物語を作り上げていることも不満です。親日派の監督でありながらも、潜在的に中共の宣伝戦(日本人の虐殺は当たり前のようにあった行為であるという宣伝)に毒されてしまっているのは悲しくもある。 しかし、虐殺にいたるまでの日本軍は今までの中国映画での表現とは違い、規律を重視し農民と交流を持つ余裕もある軍隊として描かれているというのは素直に評価できる。虐殺へ至るきっかけと、その理由付けもなされているのも良いと思った(農民をテロ分子とみなして殺戮をしている)。単なる凶暴で極悪非道な無差別殺戮者集団として描かれてはいない。 日本軍による虐殺シーンだけを見て「やっぱり日本軍は鬼だなー」なんて、ここで思考停止してしまってはもったいない。 鬼って誰かな?「私」?「照屋」?「日本軍」?「主人公の農民」?「国民党」? 戦時下では誰でも『鬼』になりうる可能性があるのです。 反戦映画を名乗りつつ、結局は名ばかりで一方を悪人に仕立て上げるだけの映画がほとんどだが、この映画は違う。そこが素晴らしい。 ※隊長:澤田謙也がかっこいい!変な趣味はないけど惚れた。8点(2004-01-21 08:41:37)《改行有》

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