みんなのシネマレビュー
Cinecdockeさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 893
性別
自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  オテサーネク 妄想の子供 《ネタバレ》 2時間強とやや長めだが、切株の人形に命が宿ったあたりからジェットコースタームービーの如く引き込まれた。 シュヴァンクマイエル監督の映画を幾分見ていたのもあり、比較的分かりやすくエンタメ寄り。 ご丁寧にも元ネタの民話を説明してくれる。 「食べることは相手の命を奪うこと」。 そのグロテスクさを否応なしに突き付け、子供ができない夫婦のエゴイストぶりと重なる。 嘘を付き続けて、ますます引き返せなくて、増えていく犠牲者たち。 夫婦の秘密を知った隣人の少女はそれを分かっていながら、オテサーネクとの絆を選ぶ。 秘密を持つことにワクワクしながらも自身の所有物として見ている感じの子供の残酷さが際立つシーンだ。 短編『地下室の怪』(1983)のセルフオマージュ感あり。 キャベツ畑を荒らされた管理人の老婆が民話通りオテサーネク討伐を仄めかして映画は終わるが、 そう問屋は卸さない気がする。 期待通りの気色悪さ、堪能させて頂きました。[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-27 23:32:42)《改行有》

2.  オアシス 《ネタバレ》 日本では作れないし、製作から20年経った韓国でも作れない映画だと思う。 知的障害を持つジョンドゥは発達障害も患っていて、 衝動的で空気の読めない言動が当事者にとってリアルに突き刺さるものがある。 しかし、それ以上に脳性麻痺を持つコンジュはさらに過酷な境遇だ。 知能が健常者と同じであっても自分の気持ちを上手く伝えられないもどかしさが切ない。 両者とも家族から煙たがられていて、都合良く利用されている辺り、偏見と無知に満ちた健常者ありきの社会と言える。 その社会と相反するように二人だけの居場所である空想のオアシスが、二人の純粋さを際立たせる。 "障害者"ではなく"女"として見てくれたジョンドゥが当初強姦未遂を起こそうが、 コンジュがどう受け入れるかは彼女が決めることだ。 ただ、コンジュのジョンドゥに対する恋愛感情は本物なのか、ストックホルム症候群に陥っていないか。 その"理解できなさ"が本作の肝である。 ドキュメンタリータッチとファンタジーの境目を無くすことを可能にしたムン・ソリの壮絶な名演に尽きる。 ジョンドゥは誤解が解けないまま服役してしまうが、コンジュはいつまでも彼を待ち続けるのだろう。 健常者とは永遠に距離が縮まらないとしても、二人なりに新生活を始めることを想像させる幕引きだった。[インターネット(字幕)] 8点(2023-03-10 22:51:57)《改行有》

3.  俺たちフィギュアスケーター アメリカンバカコメディでよく見かける邦題の『俺たち~』は本作が発祥なのかなと思ったが、それがどうとでも良くなるほどちっとも笑えない。ベタな展開がダメなのではなく、単純に悪い意味で構成も小ネタもイマイチで、それが集まってできた品にしか見えなかった。男二人でフィギュアを組む設定は面白そうだったのに勿体ない。[DVD(字幕)] 3点(2021-11-05 23:39:37)

4.  黄金の法 エル・カンターレの歴史観 《ネタバレ》 一般にソフト化されておらず、信者以外で見た人のレビューもあまり見当たらないので、ローカル局で録画視聴。少年少女の青臭いジュブナイルものと、様々な時代の宗教家と邂逅する抹香臭い宗教ものをミックスすると、やはり行き着く先が隆法先生の威光を称える自己愛に満ちたものになるわけだ(現代編は見たかった・・・)。過去に『仏陀再誕』以降の3作を見てきて慣れてきた感があるだけに、ぶっ飛んだ印象が控えめに感じられた。クライマックスの大説法がないだけに、逆に言えば比較的見易いが、プロパガンダ(ネタ的な意味で)としては物足りない面白さ。あのキラキラ黄金はもう勘弁してくれよ・・・と言いながら、新作出たらテレビで見てしまうんだろうな。[地上波(邦画)] 2点(2019-10-22 13:03:05)

5.  男たちの大和 YAMATO 自分は政治思想に右や左などどちらでもいい(というか飽きた)。ただ、映画としては、ひたすら過剰にやかましく、リアリティのない血糊が過剰に飛ぶだけで、本当に記憶に残らない映画である。実際に見たのにも関わらず、頭に入ってこないのだ。むしろ戦死した人に対する冒涜にも思える。泣かせるための舞台装置ではないのに。同じ監督による大駄作『北京原人』の方が鮮明に記憶に残っている皮肉。出来としてはマシな方なのに不思議だ。[DVD(邦画)] 2点(2017-04-07 00:03:39)

6.  鬼が来た! 《ネタバレ》 これは反日映画ではない。誰の心にも棲んでいる"鬼"を描いた普遍的なテーマだろう。もし自分が旧日本軍の兵士だったら、軍艦マーチで否応無しに気分が高揚するし、上層部の同調圧力に耐え切れず、同じことを絶対にしている。現代に移し替えてもその本質はこの先も全然変わることがない。共存しようと尽力するが、どこか馴れ馴れしい中国の村人もそうだろう。チアン・ウェン監督は日中のメンタリズムを非常に理解している。どこかとぼけて牧歌的ながら狂気とユーモアが一体になったハイテンションな展開が戦慄のパートカラーまで続く。主人公マーは殺された同胞の復讐をしたのに、国民党主導の処刑を同じ中国人に喜ばれるなんて皮肉すぎる。ちょっと黒澤映画に似たような熱量と空気を思い出してしまったが、一番の"鬼"は一度スイッチが入ったら暴走する権力そのもの(=中国共産党)かもしれない。カンヌ初公開のみにしか見れなかった文化大革命のエピソードは今後世に出ることはあるだろうか?[DVD(字幕)] 10点(2016-08-19 23:43:01)

7.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 地上波で全部見たことがあるのに全然記憶にない。皆さんのレビューでだいたい把握はしたが、唯一覚えているのは殺人現場の"洋梨"="用無し"というコントでもやらないような寒すぎる犯行声明くらい。前作でもそうだが、映画館でやるほどのスケールとクオリティか、これ? 今日のフジテレビの黄昏は、話題性だけで手を抜いてでも流行るだろうという観客に対する驕りによるもの。忘れてきたころに『帰ってきた~』を作るようなら救いようがない。後の劇場版2作はもう見る気すら起きん。[地上波(邦画)] 1点(2016-04-15 22:00:57)

8.  おくりびと 「これでオスカー?」と疑問符が浮かばざるを得ない。映画としては質は低くなく、丁寧で抑揚の効いた演出に、生と死という普遍的な内容は確かにオスカー好み。ただ、どうしても先人たちの名作・傑作と比べてしまうと見劣りするのは事実で期待値が高すぎた。他候補作に相応しいものがなかったから、消去法で選ばれたような。世界を意識せず、内輪で自己完結しちゃっている粗製乱造ばかりだから、本作を良くも悪くも際立たせているのが皮肉に思える。[DVD(字幕)] 6点(2016-03-08 20:45:59)

9.  ALWAYS 三丁目の夕日 ずっと前にテレビで見たっきりのため、あまり覚えていない。 ただ、汚い言い方で申し訳ないがこれだけは言える。 「綺麗ごとばかりで反吐が出る」。 漫画が原作らしいが、実写にまんま置き換えればリアリティのない、嘘臭さ全開の理想郷が提示されるだけで、 こんなのでノスタルジーに浸れるわけもない。 公害や凶悪犯罪だって現在以上に酷く、隠喩すら含まれないのなら尚更。 一番酷かったのは、山崎監督特有の泣けと言わんばかりの病的なまでの過剰演出。 一度だけでもお腹一杯なのに、これだけ執拗にされると怒りすら湧いてくる。 この監督を邦画を引っ張る巨匠のように崇め立てる風潮はやめて欲しい。[地上波(邦画)] 1点(2015-12-31 02:25:38)(良:3票) 《改行有》

10.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》 原作漫画既読。 原作を遥かに凌駕した世界観とパク・チャヌク監督のセンスが冴える、最高の形での換骨奪胎な映像化だろう。 15年監禁された男の復讐劇のように思えて、実は主人公が復讐されていたプロットが衝撃的。 勘の良い人なら途中で分かるものの、結末に行き着くまでの過程を飽きさせずに一気に見せる。 無国籍を漂わせるスタイリッシュな映像美とクラシカルで美しいスコアがギリシャ悲劇を想起させる寓話に押し上げる。 一番の功労者は主演のチェ・ミンシクだろう。 イメージトレーニングだけで敵をなぎ倒すリアリティのない展開に説得力を持たせることに成功しており、 真実を知ってしまった男の慟哭は圧巻の一言。 そういう意味ではカンヌ男優賞は彼でも良かった気がする。 毒々しさから一転した白銀の世界。 真実を知らない娘の一言と忘れたかもしれない男の表情に、 終わりなき復讐の痛みと儚き希望がない交ぜになった感情が込み上げる。 ノべライズ版の「絶望的なハッピーエンド」というフレーズが相応しい。 残酷な運命を切り開こうとする二人に幸あらんことを。[映画館(字幕)] 9点(2015-12-23 00:14:57)(良:1票) 《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS