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プロフィール
コメント数 615
性別 男性
自己紹介  洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。
 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが……
 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  お父さんのバックドロップ 《ネタバレ》  主題歌がスネオヘアーで、主演が神木隆之介という、自分好みな布陣だったので観賞。  個人的には「声優」という印象が強い神木隆之介なのですが「子役」としても、そして「美少年」としても卓越した存在なのだと、本作によって思い知らされましたね。  時代設定が1980年という事もあり、作中では半ズボンばかり穿いているのですが、そのフトモモが眩しくて、妖しい色気すら感じちゃったくらい。  小説などで出てくる「絶世の美少年」「天使のように愛らしい子」って、現実にも存在するんだと、彼に教えてもらったような気がします。  スネオヘアーに関しても、本来は「男女の恋愛映画」に似合いそうな曲が多いのに、父子愛を描いた本作に寄り添った曲として「ストライク」を完成させているのが、お見事でした。  で、肝心の映画本編はというと……  良くも悪くも王道な作りであり、優等生的な一品。  際立った短所も無いんだけど、その分だけ面白みに欠けるというか……結局(神木くんが可愛い)って印象が、一番色濃く残る作品になってる気がします。  まぁ「ロッキー」(1976年)を観れば(スタローン恰好良いな)と思うし「レスラー」(2008年)を観れば(ミッキー・ロークも恰好良いな)と思う。  でもって「チャンプ」(1931年&1979年)の二作を観れば(どっちの子役も可愛いな)って思う訳だから、本作も「神木くんの可愛さを満喫する映画」と定義しても、全然悪くないんですけどね。  それでも(物足りない)(惜しい)と考えてしまうのは、それだけ観賞中に期待しちゃったというか……  上述の傑作に並べたかも知れない可能性を、本作に感じたゆえなのかも。  そんな「可能性」の一つとして、特に着目したいのが、母親のビデオテープの件。  普通なら、こういう物語開始時点で亡くなってる母親って「完璧な存在」として扱っても、全く問題無いと思うんですよね。  でも本作に関しては、そうじゃない。  主人公の一雄から見ても、母は「いつも優しかった訳じゃない」「時々、ボクの事を打ったりした」という存在。  だからこそ一雄は、そんな母が優しい笑顔を見せた運動会のテープを、何かに縋るように大切にしていたんだって分かる形になっており、その事に凄くグッと来ちゃったんです。  口は悪いけど、実は善人というマネージャーも良い味を出しており、自分としては彼に助演男優賞を進呈したくなったくらい。  空手チャンピオンと戦う事になった一雄の父、下田牛之助(恐らく上田馬之助がモデル)を心配し「試合の当日になったら、病院に駆け込め。後のトラブルは、儂が処理する」と言ってくれる場面なんかは、特に好き。  それでいて、いざ試合当日になったら「儂は信じとるぞ」「お前が最強やて」という熱い台詞を吐き、試合後には誰より勝利を喜んでくれるんだから、たまんなかったです。  その他「煙草のようにガムを渡す場面が印象的」とか「廃バスを秘密基地にしてる少年達って設定に、ワクワクさせられる」とか、良い部分も多いんだけど……  全体的に見ると「不満点」「気になる箇所」も目に付いたりするのが、実にもどかしい。  一番目立つのが、劇中でレスラーを辞めてしまう松山の描き方であり、これは如何にも拙くて、映画全体の完成度を下げていたように思えます。  酔って泣きながら「お前にプロレスの何が分かるんだ!」と訴え、それが感動的な場面として描かれてるんだけど、そうは言われても劇中にて「松山が如何にプロレスを愛しているか、人生を捧げてきたか」が描かれてないんだから、説得力が無いんですよね。  典型的な「唐突に出てくる泣かし所」って感じであり、こういう場面を挟みたいのであれば、ちゃんと事前に布石を打っておくべきかと。  それはタイトルになってる「バックドロップ」に関しても、また然り。  最後の試合にて、一発逆転の決着に繋げたいのであれば、事前に「牛之助の得意技」として、入念に描いておくべきだったと思います。  本当、こういう映画を観た後だと(映画を評価するって、難しいな……)と、しみじみ感じちゃいますね。  そもそも「主題歌がスネオヘアー」「主演が神木隆之介」って時点で、もう「好きな映画」になっちゃう訳だから、惚れた弱みというか、まともな判断なんか出来っこないんです。  そんな訳で、もしもスネオヘアーに興味が無く、神木くんを可愛いとも思わない人が観たら、結構厳しい出来かも知れません。  でも、自分と同じように(スネオヘアーの曲が好き)(神木くんって可愛いよね)と感じる人には、映画の後日談となる「ストライク」のPVとセットでオススメしたくなる……  そんな一品でありました。[DVD(邦画)] 7点(2023-02-09 22:20:02)(良:1票) 《改行有》

2.  お買いもの中毒な私! 《ネタバレ》  「主人公に感情移入出来ない」というのは、映画にとって致命的な欠点だと思います。  本作のレベッカが正にそれに当てはまり(お買いもの中毒とか、そういうのを差し引いても性格に難有り)ってタイプだったんだから、困っちゃいますね。  借金取りをストーカーと言って誤魔化すくらいなら笑えるんだけど「親友の結婚式の為のドレスより、テレビ出演の為のドレスを優先させる」って場面とか、流石に身勝手過ぎて呆れちゃいます。  一応、最後に「お買いもの中毒」では無くなるハッピーエンドを迎えるんですが、何か「良い子に生まれ変わった」というよりは単に「浪費癖が無くなって、人生が上手く転がっただけ」って感じであり、根本的な解決には思えなかったのも痛い。  (この主人公の一番の問題点って、そこじゃないのでは?)って、映画とのズレを感じてしまう結末だったから、どうもスッキリしなかったです。  ただ、脇役には魅力的なキャラが揃っており、その点は良かったですね。  親友のスーズなんて、主人公より良い子で美人に思えたし、特にお気に入り。  父親役のジョン・グッドマンや、クリスティン・スコット・トーマスなど、見慣れた顔触れが揃っているのも、画面に安心感を与えてた気がします。  それと、典型的な「王子様」キャラであるルークに対しても、普通なら(こういうタイプ、女性は好きそうだよね)って斜に構えちゃうはずなのに、何か嫌いになれなかったんですよね。  それというのもレベッカが傍迷惑過ぎて、それに振り回されるルークが不憫に思えたからだろうし、そういう意味では貴重な感覚を味わえた気がします。  主人公ではなく、彼等の方に感情移入して「レベッカに呆れつつも、見捨てられずに見守る目線」で楽しむ事が可能って意味では、中々良く出来た映画だったのかも知れません。  後は……「BGMのチョイスや使い方も良かった」「金融の知識なんか無かった主人公が、ハッタリと強運で成功していく様は中々面白い」「買いもの依存症のセラピーグループも、良いキャラが揃ってた」とか、そのくらいかな?  こうして列挙してみると、意外と長所も盛り沢山な映画だなって、驚かされますね。  根本的に自分には浪費癖が無い為、主人公のレベッカと相性が良くないのは当たり前って気もするんですが……  別に人殺しの経験が無くとも、殺し屋の主人公に感情移入する事は可能な訳だし、やっぱり主人公の描き方には、もうちょっと気を遣って欲しいです。  「浪費癖に悩まされてるけど、友達は大切にする優しい子」ってタイプの主人公だったら、もっと好きになれた映画だと思います。[DVD(吹替)] 5点(2022-09-29 19:48:02)(良:1票) 《改行有》

3.  オールド・ボーイ(2003) 《ネタバレ》  原作を久し振りに読み返した勢いで、本作も再観賞。  「謎の部屋に十年以上も監禁されていた主人公が、犯人の正体と目的を探ろうとする」という粗筋こそ共通しているものの、基本的には全く別の物語であり、しかも原作も映画版も両方面白いっていうんだから、中々珍しいパターンですよね。  自分としては「犯人の動機が詩的で味わい深い」という理由で原作の方が好みなのですが、映画版も間違い無く快作だと思います。  そもそも「原作の方が好き」という立場の人間としては「この映画が面白いのは原作のお蔭だ」と主張したくなるんですけど、本作の場合、それを言うのはかなり無理がありそうなんですよね。  犯人の人物像や、動機も全然違っているし、何より映画版の方が「憎たらしい悪役」「ショッキングで分かり易い動機」になっている。  多分、原作通りに映画化していたといたら、ここまで大衆受けはしなかったんじゃないでしょうか。  それだけ、この映画のオリジナル部分、独自の部分が優れているって事なんだと思います。  主演のチェ・ミンシクは男臭い魅力があって良かったし、ヒロイン役のカン・ヘジョンも可憐な雰囲気がたまらないしで、キャスティングも絶妙。  その他にも「脱獄が成功しそうな直前に釈放される」というシニカルな脚本、ハンマーを手に大立ち回りを演じる場面での、泥臭いのにスタイリッシュなカメラワークなど「映画版独自の魅力」を感じさせる場面が沢山あったんだから、お見事です。  ……ただ、一つだけ。  「犯人の動機については、原作の方が絶対に良かった」っていう事に関してだけは、どうしても譲れそうにないんですよね、自分の場合。  確かに原作の時点で「催眠術を便利に使い過ぎ」とか「犯人のやり方が遠回り過ぎ」とか、色んな欠点があるって事は分かるんです。  それでも、最後に明かされる真相「わたしの人生に《他者》は存在しなかった……」「生涯で、おそらくキミだけが、わたしの”孤独”を……」という悲しい独白には、非常に胸打たれるものがあって、忘れ難い余韻を残してくれるんですね。  自分が久し振りに「オールド・ボーイ」に触れようと思った際、映画版ではなく、原作漫画を先に選んだのも、やはりこの「真相」の差にあるんじゃないかと。  で、以下は映画版に関する文句というか、難癖になってしまうのですが……  「孤独」ではなく「近親相姦」をテーマにした本作に対しては、抵抗も大きかったりするんですよね。  それは何も「近親相姦はタブーだから、見るのもおぞましい」とか、そんな理由じゃなくて「犯人像を変えた事により、不自然な点が生じている」のが気になっちゃうんです。  まず、原作の場合は「犯人を殺して復讐する事より、真相を知りたい好奇心を優先させてしまう」のも納得なんですが、映画版に関しては、そうじゃない。  なんせ原作の犯人と違って、映画版の犯人は主人公の妻を殺してる訳ですからね。  この時点でもう破綻しているというか「私を殺したら真相は分からず仕舞いだぞ」と原作の犯人同様に挑発してくるイ・ウジンという存在にも、それに従う主人公にも、感情移入出来なくなっちゃうんです。  (いや、真相を知りたい気持ちとか優先させてないで、妻の仇を取れよ)と思えちゃって仕方無い。  また「俺は確かに獣にも劣る人間だが、生きる権利はあるんじゃないか」という台詞が印象的に使われている訳だけど、その台詞を最初に吐いた男を主人公は見殺しにした形なのも気になります。  死者の台詞を剽窃する形で、自分だけは特別と言わんばかりに「生きる権利」を求められても、勝手な奴だなぁとしか思えなかったです。    そんな訳で「映画オリジナルで面白い部分」「原作と違っているがゆえに不満がある部分」が、どちらも強烈な光を放っており、何とも評価が難しい本作品。  面白かったし、観て良かったと思えたのは確かなのですが……  諸手を挙げて「好きな映画」とは言えない、そんな引っ掛かりの残る一本でした。[DVD(吹替)] 6点(2020-02-06 02:13:32)(良:2票) 《改行有》

4.  O〔オー〕 《ネタバレ》  「古典を現代の学園ドラマに置き換えてみました」ってタイプの映画は色々ありますが(「小悪魔はなぜモテる?!」「恋のからさわぎ」など)その中でも最初に観たのが本作であった為、非常に新鮮な気持ちを味わえた思い出がありますね。  そういった「初見補正」のようなものが存在する事、主演が贔屓のジョシュ・ハートネットである事などを含めて考えると、自分の評価は甘々になっているのかも知れませんが……  それでもなお本作に対しては(意外と良く出来ているんじゃないか)っていう想いが強いです。  まず、騙されるオセロ=オーディン側ではなく、騙すイアーゴー=ヒューゴが主人公となっている点が面白い。  ダブル主人公って感じでもなく、完全にヒューゴ目線で物語が進行する為、元ネタの「オセロ」の粗筋を知っていたとしても、目新しい気分で観賞出来るんですよね。  軍人=スポーツ選手という置き換えも自然にハマっているし、合間合間にバスケの試合シーンが挟まれる事も、良いアクセントになっていたと思います。  白と黒、白人と黒人という「オセロ」ならではの対比もキチンと描かれているし、オーディンが抱える悩み、ヒューゴが抱える悩み、どちらも観客に理解出来るよう作ってある。  特に「逮捕歴のある不良少年だったが、スポーツ特待生として、金持ちの白人だらけの名門校に入学出来た黒人」というオーディンの設定は非常に分かり易く、感情移入もしやすいですよね。  だからこそ、彼の側に尺を取る事無く、ヒューゴ目線の映画として成立させる事が出来たんじゃないかな、って思えました。  ヒューゴと父親の間にある「心の溝」も丁寧に描かれており、基本的には「嫌な奴」のはずなヒューゴにも、自然と同情出来る形になっている。  オーディンをMVPとして表彰する際に「この青年を心から愛してる。息子のように」と言ったりする父親には(それ、実の息子の前で言う台詞じゃないでしょうに……)とヒューゴが可哀想になるし「ここでメシ食うの久し振りだね」と、ヒューゴが父子の対話を望んでいるような場面でも、父親はオーディンの事ばかり気にしているというんだから(そりゃあ息子は傷付くし、歪んじゃっても仕方無いよ)と、納得させられるものがありました。  オーディンを騙す件の演出も良くて、実際は「ブランディ」について話しているのに「デジー」について話していると思い込ませる話術には、特に感心。  元々「オセロ」には「もっと妻と直接対話すれば、不貞の疑惑なんて簡単に解けたんじゃない?」っていうツッコミ所が存在している訳ですが、本作はそれをなるべく緩和するという意味でも、かなり頑張っていたと思います。  ニガーという差別用語も巧みに活用されており、自分とは肌の色が異なる彼女を信じられなくなってしまうオーディンの心理にも、ちゃんと説得力があったかと。  「君は俺の全てだ。友達なんてもんじゃない、兄弟だ」と囁きかけるヒューゴの台詞など、オーディンに対する同性愛めいた想いが描かれている点も「悲劇」に相応しい背徳的な趣きがあって、良かったと思います。  そんな具合に、色んな長所が備わっている映画なのですが……  肝心のクライマックスで失速しちゃうというか、あまりにも展開が滅茶苦茶になり過ぎて、観ていて醒めちゃうのが欠点なんですよね。  「終わり良ければ総て良し」の逆を行く形であり、ラストの辺りは、本作が好きな自分でも褒めるのが難しい。  特に、ヒューゴが持っていた拳銃がオーディンの手に渡る流れは凄く雑で、そこはもうちょっと格闘させるとか、ボールの奪い合いはオーディンの方が上手いので拳銃も奪われちゃったとか、そういう感じに仕上げても良いんじゃないかって思えました。  主人公の心が壊れ、狂人になってしまった事を示すかのような最後のモノローグも、ちょっとわざとらしく、自己陶酔が強過ぎて、ノリ切れない感じ。  オーディンが自殺する際の「俺がこうするのは、黒人だからじゃない」という涙ながらの訴えは良かっただけに、凄く勿体無いですね。  いっそ、あれを最後の台詞にして、あとは静かな音楽と共に護送されるヒューゴを描くだけの結末にした方が、余韻も生まれ、綺麗に纏まっていたかも。  優等生ではあるけれど、スポーツの世界では一番になれず、完全犯罪を計画しても失敗してしまった主人公。  そんな「あと一歩で成功しきれない」という主人公に相応しい「あと一歩で傑作に成り切れなかった佳作」という感じの、どこか物悲しい一品でした。[DVD(吹替)] 7点(2019-04-01 23:09:44)《改行有》

5.  俺たちダンクシューター 《ネタバレ》  ウィル・フェレル主演作の中では本作が一番好き……と言いたいのですが、ウディ・ハレルソン演じるエドの方が実質的な主人公に思える内容な為、ちょっと困っちゃいますね。  とはいえ「途中で主役交代しちゃう出鱈目な映画」ではなく「ギャグパートの主人公はウィル演じるジャッキー・ムーンであり、シリアスパートの主人公はエドというダブル主人公物」だと解釈すれば、良く出来た品だと思います。  バスケシーンも意外と本格的だし「観客を増やす為に色んなショーを行う主人公達」という場面が、試合の合間の良いアクセントになってる。  チャンピオンリングを掴んだベテラン選手だけど、優勝の際にはずっとベンチウォーマーだったというエドの設定も良いですね。  彼が「試合に出てなくても、俺はプロとして戦った」と演説し、チームの意識改革を行うシーンはグッと来たし、完全なギャグ路線かと思って観ていた自分に、心地良い不意打ちを与えてくれました。  そんなエドと、チームで一番才能がある若者のクラレンスとの衝突と和解が描かれ、次第に二人が師弟関係のようになっていく展開も良い。  クライマックスではリーグの首位チームであるスパーズに勝利する訳だけど、当時は戦術として確立されていなかったであろうアリウープを駆使したお蔭で勝利出来たって形になっているのも、上手かったですね。  1970年代の世界を2000年代に描くという利点をフル活用している感じで、ちょっとズルいけど説得力がありました。  クラレンスがスパーズの誘いを振り切る形で、主人公チームのトロピックスを選ぶ場面を劇的に描いたのに、試合後には結局スパーズを選ぶのは拍子抜けとか「背の低い人々には、この世に生きてる理由がない」なんて曲を楽しそうに唄う場面は引いちゃったとか、欠点と呼べそうな場面もチラホラあるんだけど……  「おふざけギャグ映画かと思ったら、意外としっかりしたバスケ映画だった」というサプライズも含めて、満足度は高めでしたね。  劇中曲の「ラブ・ミー・セクシー」も、最初に聴いた時には何とも思わなかったはずなのに、エンドロールにて流れた際には(もしやコレって、名曲なのでは?)と思えたんだから、全くもって不思議。  それと、ラストの台詞「どこかな、クマちゃん?」は最初意味が分からなかったんだけど、今になって考えるに、あれは映画館だからこその「映画館の中に、劇中で逃げ出したクマがいるかも知れないよ」という、上映中の暗闇に包まれた観客に対しての、恍けたメッセージだったんでしょうね。  その辺も含めて(これは、出来れば映画館で観たかったなぁ……)と思えた、意外な掘り出し物の一本でした。[DVD(吹替)] 7点(2019-01-30 11:02:20)(良:1票) 《改行有》

6.  おまけつき新婚生活 《ネタバレ》  決して面白くない訳じゃないんだけど、後味が悪いというか、観ている間も気分が悪くなってしまうという、奇妙な映画。  いや、本当に「面白いか否か」と問われれば、結構面白いんですよね。  ベン・スティラーとドリュー・バリモアが夫婦を演じているというだけでも楽しいし、演出も冴えています。  終盤、殺し屋に支払う二万五千ドルを捻出する為、家具を売り払う件なんかは、特に好き。  音楽に合わせ、一つずつ家具が消えていく様が、まるで魔法みたいなんですよね。  寂しさを感じると同時に、広やかになっていく部屋には爽快感もあったりして、不思議な気分に浸る事が出来ました。  で、そんな楽しい演出やら音楽に反し、何とも悪趣味なのが「骨幹となるストーリー」というのだから、困ってしまいます。  「善良な主人公夫婦が、間借り人の老婆に迷惑を掛けられ続け、遂には彼女を殺そうと決意する」に至るまでの流れが、非常に丁寧に描かれており「これは殺したくなっても仕方ない」と納得させられるのですけど、それが即ち「殺したくなるほど憎たらしい老婆の振る舞い」を延々見せ付けられるという結果に繋がっているのですよね。  特に唸ったというか、これは嫌だなぁと感じたのは「本に貼られた特価99セントのシール」の件。  (なんだ、本当は良いお婆ちゃんじゃないか)と気を緩め、作家である主人公が快くサインしてあげようと本を開いた途端に、そのシールが目に飛び込んでくるという形なんですよね。  恐らくは意図的にやった事なんでしょうが(なんて性格が悪いんだ)と舌を巻く思いです。  それと、作中でも愚痴られていましたけど、命を助けようとしたのが「老婆をレイプしようとした」なんて誤解に繋がってしまい、警官に睨まれる展開なんかは、観ていて本当に辛かったですね。  「苦労して小説を締め切り前に書き上げる」→「お婆さんにパソコンを燃やされる」という流れで、編集者に「本当は書き上げていなかったんでしょう?」と断定されてしまうのも、何ともやり切れない。  ストーリー上、そういった「主人公夫婦に降りかかる災難の数々」を描いておくのは必要な事なんでしょうが、それにしたってコレは、観ていて気分が落ち込んじゃいました。  ラストに関しては「返された酒瓶の中身が減っていた」など、序盤から「この老婆は嘘を吐いている」という伏線があった為、それほど反則的なオチとも言えないんですが、それにしたって、やはり悪趣味は悪趣味。  死んだように偽装するのは「復讐される事を避ける為」だろうに「いい夫婦よね。幸せになって欲しいわ」なんて老婆が呟いたりするんだから、あまりに偽善的な物言いで、呆れちゃいます。  これまで騙して追い出してきた夫婦の写真を並べて飾ったりしている辺りにも、正直ドン引き。  一応「今回の出来事を題材に新作を書き上げ、主人公は作家として成功した」という未来が示唆されている為、ハッピーエンドと言えない事も無いんですが、やっぱり引っ掛かる物が多かったですね。  「老婆」「大家」「警官」の悪党一家には、何らかの罰が下って欲しかったなと、つい思っちゃいます。  それか、せめて老婆が主人公夫婦に命を救われた事に感動し、改心して「二度とこんな事はやらない」と言わせる展開にしても良かったんじゃないかと。  この終わり方では、新しく引っ越してきた夫婦も同じような目に遭う未来に繋がってしまう訳で、そう考えると、とても笑えない。  あと、主人公が書いた本「2世帯住宅」の中身についても、もうちょっと言及して欲しかったところです。  予想としては、著作の中では問題の老婆が一貫して心優しい人物として描かれており、とびきりの美談に仕上げられているんじゃないかなぁ……と思えるのですが、真相や如何に。  「手を叩く音に反応して、電源が点いたり消えたりするテレビ」が伏線となっており「手を叩く音」と共に映画が終わる形なのは、中々洒落ていて、良かったですね。  でも、上述の通り本の内容が気になりますし、自分としては、もう一度手を叩いて、もうちょっと詳しい後日談まで、観せてもらいたかったところです。[DVD(字幕)] 6点(2017-10-05 20:55:27)《改行有》

7.  俺たちニュースキャスター 《ネタバレ》  冒頭にて「これは実際の出来事に基づいています」なんてテロップが表示されるものだから、意外と真面目な実録物かと身構えたけど、全然そんな事はありませんでしたね。  ごくごく軽い、お馬鹿なノリのコメディ映画でありました。  出演者がとにかく豪華であり、贔屓のベン・スティラーやジャック・ブラックもチョイ役で出てくるのが嬉しい。  中盤の乱闘シーンで彼らの役目は完了、御役御免かと思いきや、終盤にてティム・ロビンスやルーク・ウィルソンが再登場するという、二段仕掛けの構造になっているのも良かったです。  ストーリーに関しては 「結局、主人公がヒロインを危機から救って復縁するというだけなので、女性の社会進出による男性との対立なんてテーマは放り投げられている」 「ラストに主人公が復職するだけでなく、出世までする事に説得力が無い」  といった感じで、不満点も多いです。  でも、そんな細かい点をツッコむ方が野暮だと思わせる空気が、作中全体に漂っているんですよね。  これは映画としての強みだと思います。  ただ、肝心の「笑い」の部分が好みではなかったりしたので、そこは非常に残念。  香水の匂いを「使用済みのオムツ」に喩えるとか、主人公が勃起しているのをヒロインに指摘されたりとか、どうも下品さが目立って、笑えないという以上に鼻白むものがあったんです。  ルーク・ウィルソンが腕を斬り落とされる展開なんかも、そこだけ妙にスプラッターな笑いで浮いている気がして、天丼演出までされているのに、全然ピンと来ない。  「犬を橋から蹴り飛ばすシーンでは、途中で分かりやすくヌイグルミに変えられている」「クビになった主人公が、酒の代わりにミルクを飲み干している」などの件は結構好きなんですが、全体的にはイマイチに思えました。  ラストに関しても、ヒロインと結ばれるし、出世もするしで、ハッピーエンドなのは嬉しいんだけど、やっぱり前提として「ヒロインを本当に愛しているという主人公の想い」「仕事にかける主人公の情熱と努力」を描いてもらいたいんですよね。  本作は終盤にて「命の危機にあるヒロインよりも仕事を選ぼうかと悩む主人公」ってシーンがある時点で、恋愛物としては不適切だと思うし、クビになった後に復職の為の努力を全くしていなかった時点で「仕事に生きる男」として応援する事も出来なかったです。  自分でも無粋なツッコミだって分かっているけど、やはりそこは外して欲しくないというか、芯が定まっていないと枝葉の部分で笑う事は難しいんじゃないかと。  何も考えずに観れば、それなりに楽しいし、心地良い雰囲気を味わえるというだけでも、凄い事だと思います。  それでも、本作に対しては(もうちょっと丁寧に作って欲しいな……)と、つい思ってしまいました。[DVD(吹替)] 5点(2017-09-25 06:17:53)(良:1票) 《改行有》

8.  オープン・ウォーター2 《ネタバレ》  しっかりと作られた娯楽映画ですね。  前作に比べると、死の恐怖や絶望感などは薄れているかも知れませんが、その代わり展開に起伏があるし、無事に船に上がる事が出来たシーンではカタルシスを味わえるしで、自分としては、本作の方が好み。  最後ちょっとボカす感じになっているのが気になりますが、一応ヒロインも元彼氏のダンも生還し、ハッピーエンドに近い形なのも良かったと思います。  難点を挙げるとすれば、登場人物の言動にツッコミ所が多く(おいおい、何でそんな事を……)と戸惑う場面が存在する事ですね。  特に、携帯電話を投げ捨てる件なんかは衝撃的で(いやいや、流石に無理あるだろ)と思っちゃいました。  極限状況で頭が回らなかったんでしょうけど、あそこは、もう少し何とかして欲しかったかも。  逆に、良い意味で印象深いのは、梯子を下ろさぬまま海に飛び込む場面。  思わせぶりにスローモーションになっていて「あぁ、やっちゃった……」感が、ひしひしと伝わって来るんです。  あそこで飛び込みさえしなければ、何事も無く楽しい船旅で終わっていたはずだし、何ともやり切れない。  イルカの浮袋や、風に靡く旗、水着を結んで作ったロープなど、様々なアイテムを駆使して、色んな脱出法を次から次に試してくれるのも面白かったですね。  中には(おぉ、その手があったか……)と驚くものもあり、そのアイディアの豊富さには、素直に感心。  自分としては(船体に隙間があるんだから、そこにナイフを突き刺し、誰かが支えて足場にすれば良いのでは?)と思っていたもので、解決策がそれに近い形だったのも嬉しかったです。  もう一つ、本作の巧い点は「赤ん坊が船内に取り残されている」という状況設定にしている事。  「馬鹿な事をしてしまった若者達が、何とか助かろうと足掻く話」で終わらせず「我が子を救おうとする母親の話」という側面も備えている為、自然とヒロインを応援出来るんですよね。  過去の水難事故や、トラウマの克服などもドラマ性を高める効果があるし、何よりもそれによって「ヒロインだけが救命胴衣を装備している」という状況を作り出し、グループの中でもヒロインの判別を容易にして、感情移入させやすくしている辺りも、お見事でした。  仲間割れにより死傷者も出してしまったけど、最終的には、やはり「大切な友達同士」であったと感じさせる終盤の展開も、良かったですね。  「このまま死ぬのを待つなんて嫌。岸を目指して泳いでみる」と言い出し、ヒロインとハグをして別れたローレンの件なんかは、中々感動的。  欲を言えば、ラストで現れた漁船の中に、彼女の姿もあって欲しかったものです。[DVD(吹替)] 6点(2017-08-16 07:08:46)(良:1票) 《改行有》

9.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》  この映画を最も楽しむ方法とは「実話ネタである、という情報を元に観賞する」→「実話なら最低でも一人は助かったはずだ、と思い込む」→「二人とも死ぬのかよ! とツッコむ」ではないでしょうか。  で、自分はといえば「実話ネタ」という以上に「サメ映画」との情報を元に観賞したせいか、受けた衝撃は弱かったように思えますね。  「サメ映画である以上、実話ネタでも間違いなく話を盛っている」との認識があったせいか、ラストシーンの妻の自殺(?)に関しても「あれ、二人とも死んじゃうのか」とアッサリした感想になっちゃいました。  別に実話云々が絡まなくても、劇中世界に没頭していれば衝撃的な結末だったのでしょうが……正直、あまり楽しめなかったがゆえに「バッドエンドでも後味が悪くない」という形になってしまった気がします。  「実話なら生存者の証言を元に作られているはずなのに、それを裏切られた」という不快感も無い代わりに、特にハラハラドキドキもしなかったという形。  一見して低予算映画であると分かる作りであり、映像や音楽などが洗練されていないのが、観ていて盛り上がれなかった一因かも知れませんね。  こういう映画って、ついつい「アイディアが素晴らしい」「大金をかけた映画より遥かに面白い」と褒めたくなるものですが、ちょっと厳しかったです。  前半部の「旅行」パートが、あんまり楽しそうに見えない辺りなんかも、非常に残念。  やっぱり、そういう部分で観客のテンションを高めておいてこそ、その後の海中に取り残される絶望的な展開に、落差が生じる訳ですからね。  なのに、それが一般人のホームビデオ撮影みたいなノリで全然盛り上がれなかったものだから、正直ガッカリです。  問題を抱えた夫婦なのだから、能天気に描く訳にはいかない……って訳でもなく、明るい音楽が流れ、俳優さん達も笑顔を見せているんだから、ちゃんと観客側にも「楽しさ」が伝わってくるように仕上げて欲しかったところ。  サメの模型の口元に頭を突っ込んで、おどけてみせたりする辺りは悪くないだけに、勿体無かったです。  良かった点としては、サメを前にしてナイフを落としてしまう絶望感とか、眠った隙に互いが離れ離れになってしまうも何とか合流出来た時の安堵感とか、持ち物の中に飴玉があると知った時の喜びとか、その辺りが挙げられそうですね。  五十分近くも「海中で孤立する主人公夫妻」というシーンで引っ張る為に、あの手この手のアイディアを出してくれており、観ていて退屈させなかったのだから、これは素直に凄いと思います。  序盤にて、主人公夫妻が「我が家に帰ってくる」事を前提に電話をかけたり、防犯の為に自宅の電気を点けたままにしておく描写を挟む辺りも、皮肉が効いているというか、非常に残酷な描写であり、印象深い。  ハッピーエンドではないし、観ている間楽しかった訳でもないけれど「こういう映画があったよ」という形で、語り易いし、記憶に残り易い一品であったと思います。[DVD(吹替)] 5点(2017-08-16 02:26:01)(良:1票) 《改行有》

10.  オブザーブ・アンド・レポート 《ネタバレ》  モールを舞台にした映画という事で楽しみにしていたのですが、ちょっと予想していたものとは違いましたね。  まず、コメディ成分が希薄です。  主人公は精神的な病を抱えた人物であり、笑いを誘う場面よりも、重苦しい雰囲気の漂う場面の方が中心。  警官となる為の体力テストを受ける件では、クスッとさせられる一幕もありましたが、印象的だったのは、そこくらい。  露出狂の犯人がシュールで面白いという面も、あるにはあったのですが、最後は主人公に撃たれて血まみれになって終わりという形なので、どうも爽快感に欠けていたような印象を受けました。  途中から「これはタクシードライバーに近しい映画だったのだな」と気が付き、何とか頭を切り変えようとしたのですが、上手くいかず仕舞い。  病人だから仕方ないとも思うのですが、どうしても主人公に感情移入が出来なかったのですよね。  社会から疎外された可哀想な人、という訳でも無く、実際は母親に同僚にヒロインの女の子にと、周りに良い人が沢山いて支えてもらっているのに、当人だけが自分勝手に悩んで暴走しているように思えて仕方なかったのです。  何といっても衝撃的だったのが、ラストにて犯人を撃ってモール内で殺人未遂を犯しているはずなのに、彼が作中でヒーローとして称賛されるエンディングを迎える事。  そりゃあ正当防衛が成り立つのかも知れないけれど、いくら何でもやり過ぎに思えたし、途中から彼の目的が「愛する女性を守ってあげたい」から「自分を振った女性を見返してやりたい」に摩り替っていたようにも感じられて、応援する気持ちにも、祝福する気持ちにもなれませんでした。  「警官」「化粧品売り場の美女」という主人公を悩ませていた二つの要素に対し、精神的な勝利を収めてみせた終わり方となっており、観客にカタルシスを与えようとしている事は感じられましたし、決して嫌いな映画では無いんですけどね。  音楽の使い方も良かったし、主演のセス・ローゲンも難しい役どころを丁寧に演じてくれていたと思います。  個人的好みとしては、仲良くなった友人が強盗犯だと気が付き、説得を試みるも結局は裏切られてしまう件が一番面白かったので、そこをもっと重点的に描いて欲しかったところです。[DVD(字幕)] 4点(2016-06-15 03:51:18)(良:1票) 《改行有》

11.  俺たちステップ・ブラザース -義兄弟- 《ネタバレ》  主役の二人が十歳と九歳であったなら、微笑ましいファミリームービーだったのだろうなと思います。  それぞれの父と母が再婚する事になり、義兄弟となった幼い二人が喧嘩しながらも絆を育んでいくという形。  新しい母親が自分をどれだけ甘やかしてくれるか確かめたり、二段ベッドを作っても良いかと両親に提案したりするシーンなんて、きっと可愛らしかったでしょうね。  それを四十歳と三十九歳の中年男にやらせているというギャップが本作の面白さなのでしょうが、自分としては少々観ていてキツいものがありました。  どちらかというと、主役の二人よりも二人の両親の方に感情移入させられましたね。  この「真っ当な社会人である両親」と「社会不適合者の息子達」の二つの視線を作中に用意している辺りのバランスは、作り手の巧みさを感じます。  そんな訳で、善良な両親が離婚する事になる終盤の展開はショッキングだったし、そこから二人の息子も奮起して社会復帰を果たしてくれる流れだった事には、心底ホッとさせられましたね。  就職すれば嫌味な上司に敬語を使い、苦しい思いもしなければいけないという部分を、キチッと描いている事には感心。  その一方で「働く喜び」のようなプラス面がオミットされていたのは気になりましたが、それに関してはラストの「二人が会社を辞めて起業家として成功する」オチに繋がるのだから、仕方のないところでしょうか。  クライマックスにて、二人がコンビを組んで演奏してみせる場面にはテンションが上がりましたし、それによって周囲の人々が主人公達を認める事になる流れも、王道の魅力がありましたね。  特に好きなのは、ウィル・フェレル演じる兄と、アダム・スコット演じる実の弟が、互いに不器用なハグを交わすシーン。  今では不仲となってしまっていたけれど、幼少期には仲の良い兄弟であった事が回想シーンで描かれていただけに、笑いの中にも微かな感動を覚えたりもしました。  ただ、最後の最後で意地悪な子供達に復讐する主人公コンビに関しては「なんて大人げない……」と感じてしまい、今一つカタルシスを得る事が出来ず、残念。  それでも、両親も無事に復縁し、主人公達も再び「兄弟」に戻れたハッピーエンドという形だった事は、良かったなぁと思えました。[DVD(吹替)] 6点(2016-06-06 19:13:09)(良:1票) 《改行有》

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