みんなのシネマレビュー |
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21. パッション(2004) カトリックの敬虔な信者であればあるほど直視することが出来ず、痛みが全身に伝わり失神しかねないのではないでしょうか。聖書を読み込んだ人達が思いを込めて作りこんだだけあり、キリストの受難を良く知らない私にも多少は伝わったんではないでしょうか。しかしこの映画が新約聖書に基づきよく出来ていればいるほど、ユダヤ人にはまるで伝わらない、ココが宗教の難しいところですね。7点(2005-03-23 22:52:08) 22. 張り込み(2001) どうせなら完全に団地の一室のみのワンシュチュエーションで作り上げて欲しかった。でも2人ともなかなか芸達者で、2人の立場が変わる度の表情の変化など上手く出ていました。もう少し陰湿さやエロスなどが出ていても良かったのではないでしょうか。7点(2004-03-10 22:42:02) 23. 晩春 ストーリー自体は、その後こういった話しが数多く作られているので特別な想いもありませんが、出てくる絵には少々感動を覚えました。七里ガ浜や江ノ島、鶴岡八幡宮、観光客のまるでいない京都清水寺、極め付きは竜安寺石庭、石庭の荒涼とした向こうに見える修復前の傾きかけた土塀が侘び寂びを感じさせ、それを眺める父娘がなんとも決まってました。7点(2004-02-03 01:06:23) 24. パトリス・ルコントの大喝采 3人の老人俳優たちが舞台の内外で繰り広げるドタバタサクセスコネディ。私的には全篇、笑いのツボにはまりました。ちょっとサワヤカ過ぎるのが玉にキズ。7点(2004-01-13 23:23:20) 25. パブリック・アクセス 派手さはまるで無いのですが、心にグサリと突き刺さる鋭い毒を持った映画です。告発社会や大衆のコントロールは身近にも十分起きていることであり、特にA新聞、Nステーションなど一部マスコミに恐ろしさを感じます。真実に対する目をシッカリ持ち声の大きな人間に流されないアイデンティティが必要でしょうか。7点(2003-11-29 01:43:51) 26. 裸のランチ フライは主役の顔が生理的に好きじゃなかったのでクローネンバーグで最初に見たのがコレでした。見終わってもしばらく引きずってました。ただラストを忘れてしまった、どんなんでしたっけ?7点(2003-09-12 16:15:47) 27. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち いやァジョニーデップがかっこいいねえ、ファッションといい、立ち振る舞いといい、コミカルでクールで色気あって魅力満載です。ヒロインもかわいいくよかった。ただ、海賊物である以上もっと海上での戦闘シーンが観たかったなあ。そもそもなんで彼の血が…?。ラストのオチも大不満、みんな行かなきゃダメでしょう。 7点(2003-08-11 21:13:21) 28. (ハル)(1996) 当時はパソコン通信ですか。文通からパソ通って結構画期的な気がしたのだが、今じゃケータイでメル友ですから時の流れの速さを痛感します。でも字幕読みながらこの映画手抜きだななんて思いました。「天国と地獄」を男女に変えたり、字幕など凝ってました。7点(2003-07-22 20:57:59) 29. バグズ・ライフ どちらかと言うと悪役の昆虫であるカマキリやクモ、蛾にイモ虫、ダンゴ虫など子供にあまり人気の無い昆虫がアリの主人公を助け英雄となるなんてのは良いんじゃないでしょうか。他の方も仰ってますが、NGシーンを見せる事でバッタが悪いのでなく、今回はたまたまバッタが悪役になっただけであり、昆虫を一人の役者として扱うというスタイルが粋ですね。ただサーカス団の昆虫達と主人公との関わり方、結び付きが弱すぎ、ナゼそこまでするのかがイマイチ判らなかった。[地上波(字幕)] 6点(2006-01-15 16:55:24) 30. パッチギ! 南北統一の理想やイムジン河の想いは同根・同胞への想いだが、日本人と朝鮮人の間の河は鴨川程度の浅瀬ではなく、愛だの恋だの言ったってパッチギ一つで解り合えるもんではない。歴史と伝統の街・京都、この街は差別の歴史でもあるわけで、在日や同和など問題を抱えている街。この映画において主人公の親が殆ど登場しないのがそもそもウソだらけなのです。舞台となる時代よりも世代は下である私ですが、朝鮮学校のある町で育った人間としてはそんなもんじゃないだろという気持ちを抱かずにはいられない。まあ「GO」なんかよりはずっとマシなんだけどね。井筒監督はケンカ物は面白いがもうワンパンチあればグッとくるんだけどなあ。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-19 11:03:52) 31. バルカン超特急(1938) サスペンス&ミステリーとしての面白さは何十年経っても色あせてはいないんですが、列車に乗り込むまでと銃撃戦が必要ない気がしてしまう。ただこの製作当時はナチスドイツがオーストリアを併合するなどヨーロッパを席巻してた頃、こういうストーリーが受けたんでしょうね。[DVD(字幕)] 6点(2005-04-10 20:49:05) 32. ハッピーエンド チョン・ドヨンという女優、派手な濡れ場シーンもイイですが愛人の顔と妻の顔の二面性のメリハリがとてもよく出ていて上手いなあと思いました。「スキャンダル」でも良かったしチョッと気に入ってます。日常に潜む狂気、近頃は殺人事件自体が毎日起こる事であり、既に自分自身その渦の中に巻き込まれてしまっているのかもしれない。6点(2005-02-06 11:36:53) 33. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 今までの2作は面白くなかったですが、今作は充分楽しめました。元々のストーリー自体が面白いのか?大人向けに振ってみたのか?彼らの成長に合わせたのか?監督が変わったからなのか?理由は色々あるでしょうけど、これくらいのレベルを保ってくれれば次作も期待できるかな。絵のトーンもこれくらいのトーンの方が合ってると思います。6点(2005-01-20 23:29:43) 34. 母を恋はずや ラストが無いのが余りにもイタイです。親子関係について考えさせられます。長男にそこまで言うてアカンてな事思いながら健気な母に涙してしまいました。6点(2004-09-29 00:46:02) 35. パリ、テキサス この映画のストーリーが好きになれません。掻い摘んでしまえは子供を捨てた夫婦が今度は子供を押し付けあってるだけなんだもん。その分子供の気持ちや弟夫婦の気持ちが痛く沁みこむのだが。ただストーリーは嫌いだが絵は素晴らしい。等分された青い空と砂漠、一本に延びる真っ直ぐな道路。構図が見事に整えられており、小津を感じさせてくれ、不快感がないのでどれだけでも観ていられそう。そういえば砂漠を歩くトラビスの姿は笠智衆の歩き方に何処となく似ている気がする。6点(2004-09-19 01:50:58) 36. ハムレット・ゴーズ・ビジネス 現代版ハムレットなんですが社運を賭けた新製品のアヒルちゃんや会議中にクレヨンでお絵描きしてるハムレット、つまみ食いの母などに笑わさせられる。ラストもアラって感じでなかなか面白かったです。6点(2004-05-28 21:06:22) 37. 麦秋(1951) 「晩春」ではまだ自ら望んでというより、周りに薦められ、父への反発などから結婚する女性でしたが、今作では周りの反対がありながら自ら求められる所へ望んで結婚する。日本の女性のスタイルというのが徐々に変化してきていたのだろう。6点(2004-02-10 14:50:02) 38. 遥かなる甲子園 聴覚障害児が甲子園に憧れ、ろう学校に野球部を作り、初勝利を目指すというような映画。高校野球フリークなので、これも高校野球なんだとツボを突かれる。 6点(2004-01-11 21:39:30) 39. ハチ公物語(1987) ホント動物モノは反則なんで「南極物語」以降見ないようにしていたのに、うっかりTVで見てしまい案の定泣かされた。衛星劇場でうっかり再見、加藤登紀子の「ハチは待ちたいのよ」ってなセリフにグワッーって、フラれたのに待ち続ける時ってこんな気分なんだよなあ。6点(2003-11-02 14:32:27) 40. バーバー 人生をどこか醒めた目で見つめ、投げやりに生きているエド、ズルズル成り行きに身を任せつつも、早く楽になりたがる。全てが明るみになり重石の取れた彼は清々しかった。コーエンリズムというんでしょうか、ゆったりとした流れとキレイな映像がマッチしてます。 6点(2003-09-15 13:26:29)
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