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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2594
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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101.  花嫁はエイリアン やはり、本質的によく出来た映画というものは、有名でなくても、ヒット作でなくても、観た人の心に強く残るものだということを実感させる映画だったと思う。キャスティング的にはスターが顔を揃えているが、ほとんど名の知られていないこの作品は、小気味いいキャラクターとストーリー展開で、不思議なインパクトを残すB級映画の秀作である。[地上波(吹替)] 6点(2003-10-26 14:33:13)

102.  ハートブルー サーフィン、スカイダイビング、追跡劇と映像的な見応えがあった。全体的なストーリーはいまいちだけど、パトリック・スウェイジとキアヌ・リーブスの2人の男の対峙はカッコ良く映画的な魅力はあった。6点(2003-10-15 21:52:05)

103.  パラサイト・イヴ 全体的な面白さとしてはいまひとつだったことは否めない。しかし、映像や音楽は良く、所々目を引く場面はあったので惜しい感じがした。主演の三上博史と葉月里緒菜の演技があざとかったように思う。6点(2003-10-11 14:27:02)

104.  薄氷の殺人 邦題の印象から勝手に韓国映画だとばかり思って観始めたが、中国映画だった。 似たようなプロットの韓国映画もあったように思うが、国が違うとこうも映画の空気感というものは異なってくるものかと痛感した。まあ至極当たり前のことなのだが。 そして、残念ながら、個人的にはこの映画に対してとても居心地の悪さを感じてしまい、面白味を感じるまでに至らなかった。 退屈、淡白、ありきたり、否定をするための幾つかの形容が頭をめぐるが、どれもうまく当てはまらない。 寒々しい空虚感が全編通して満ちている。 湯気が立ち上る料理も、白日に打ち上がる花火も、超絶にダサいエンディング曲も、すべてが寒々しい。 勿論、それこそがこの映画のテーマであり、存在意義だとは思う。 ただし、その寒々しさを受け入れられるかどうかで、この映画への価値観は変容するのだと思う。 それを受け入れられなかった者は、この映画が醸し出す寒さと冷たさと空虚さと不潔さに只々苦しめられる。 主人公をはじめ登場人物たちにも一切感情移入をすることができず、困惑する。 そして、一刻も早くこの映画世界から抜け出したくなる。 “面白くなかった”ので、評価はできない。けれど、この独特な中国映画の存在意義は認めざるをえない。[インターネット(字幕)] 5点(2017-03-20 09:09:30)《改行有》

105.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 個人的に、飲み会中の様子の写真を撮ることが好きだ。 深酒の翌日、記憶がぶっ飛んだ二日酔いの中で、デジタルカメラのメモリーに入っていた覚えのない画像を目の当たりにして、愕然すること多数。 今作のエンドロールのネタばらしには、自分自身の二日酔い遍歴に対しての苦笑いが止まらなかった。 第三弾まで製作された人気コメディシリーズの一作目をようやく鑑賞。 身につまされる”苦笑い”も含めて、酒飲みにとっては色々な意味で楽しめる映画だったとは思う。 ただ、僕は男だけれど、普通の日本人として、普通に結婚式を行った者としては、あまりに馬鹿すぎる男どもの愚行に対して、笑えはするが、それ以上に呆れ、憤怒を禁じ得なかった。 結果的にオールオッケーになるからこそコメディ映画なのは百も承知だが、結婚式前日にあそこまでの愚行を繰り広げられては、待っているパートーナーがあまりに可愛そうに思えて仕方なかった。 そういう、米国産コメディ映画を観る上では相応しくない倫理観が先行してしまったことが、今ひとつこの映画に乗りきれなかった要因だと思う。 おそらく別のタイミングで観ればもっと単純に楽しめただろうし、今後シリーズ作を観たならば、彼らに対する愛着が深まることは明らかだとも思える。 結局は、あまりに現実離れの強烈二日酔いを押し通しただけ展開なので、ストーリー的な面白みは意外とない。 でも、ヘザー・グラハムの唐突な授乳シーンはちょっとラッキー。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-16 22:53:09)《改行有》

106.  バイオハザード ディジェネレーション 二日酔いで気分が最悪の休日の午前中。何もすることも、動く気力も無かったので、動画配信サービスをザッピングして、コンディション最悪の状態でも観ても後悔しないであろうこのフルCGアニメ映画を鑑賞。 結果的には、想像以上に良く出来ているなと思った。 上映時間も含めわりとボリュームもあり、この膨大な情報量を「構築」していく作業の果てしなさは、素人には想像もつかない。 カプコンのゲームシリーズ一切プレイしたことがない(僕には怖過ぎるので……)が、ミラ・ジョヴォヴィッチの映画版はシリーズ全作観ている。惰性で。 今作は映画ではあるが、ゲームシリーズ中の一つのストーリーであるため、個人的には新鮮な要素が多く案外楽しめた。 映画版はシリーズが進むにつれ、原作であるゲームの世界観を無視したヒロインアクションとして暴走してしまっているが、今作はキャラクターも含めてきちんとゲーム的な要素を踏まえて展開していくので、よりゲームファン向けだったと思う。 ただし、やはりというか何というか、フルCGによる描写には、クオリティーの高さは感じるものの、あくまでゲームレベルでのクオリティーのため、人間描写がどこか滑稽に見えてしまう。子供の手の振り方は“カタカタ”と音が聞こえてきそうでコワかった……。 文字通りの“作り笑顔”や諸々の感情的な表情に対しては、どうしても感情移入できなかった。 もう少しストーリーやキャラクターに深みがあれば、そういったマイナス要素もカバー出来ただろうけれど、根本的な希薄さはやはり気になる。 二日酔い回復のための暇つぶしには充分事足りたけれど。[インターネット(字幕)] 5点(2013-06-15 23:51:23)《改行有》

107.  パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 前作「ワールド・エンド」で大々的な大団円を描いておいて、性懲りも無く作られたこの新たな続編に対しては、正直なところ「もういいだろう」と興味をかき立てられなかった。 主人公をはじめとするお決まりのキャラクター、そしてお決まりのストーリー展開が繰り広げられることは容易に想像出来、そこに“新しさ”が無いことは火を見るより明らかだった。 それでも、台風による風雨が吹き荒れる中、休日の午後に映画館まで足を運んだのには、二つの理由があった。 一つ目は、最近3D版ばかりを優先して上映する地元の映画館が、3D版ではない通常字幕版を上映していたから。この作品が、3D版である必要がないことは明らかで、ただでさえ高い鑑賞料金に更に400円も上乗せしてまで観るつもりは毛頭なかった。 もう一つの理由は、新キャラクターの女海賊として登場するペネロペ・クルスだ。 「ONE PIECE」のボア・ハンコック並みのまさに漫画のようなセクシーさ、もといその「巨乳」に目を奪われた。 映画を観る動機なんてものは、時にそういう不純なものでも構わないと思うし、往年のハリウッド女優の映画を愛した大衆の動機は同様のものだったろうと思う。 ストーリー的には特に期待もしていなかったので、良い部分も、悪い部分も「そんなもんだろう」という印象だった。 こういうエンターテイメントシリーズの場合、主人公のキャラクターはもはやアイコン的なものなので、ジャック・スパロウの存在性については、ジョニー・デップがいつものようにバタバタしていればそれでいいだろう。 そこで映画作品単体としての面白みに関わってくるのは、悪役をはじめとする周辺キャラクターの魅力だと思う。 残念ながら、今作にはそういう部分での魅力が著しく欠けている。 「最恐の海賊」として登場する“黒ひげ”には、見た目ほどの存在感がなく、最終的にもとても軽薄なキャラクターとして、文字通り消えていった。 そして、前述の通り個人的な「お目当て」だったペネロペ演じる女海賊アンジェリカも、今ひとつインパクトが無かった。とういよりも、そのセクシーさを生かした「露出」があまりに無かった。 まじめな話だが、この娯楽大作にこれほどセクシーなスター女優を登場させておいて、この“エロさ”の無さは如何なものかと思う。 次作には、当然引き続き登場するであろうペネロペ嬢の「露出拡大」に期待したい。[映画館(字幕)] 5点(2011-05-29 22:16:27)(良:1票) 《改行有》

108.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 世界的大人気のファンタジー大作シリーズも遂に最終章のPART1。 ここにきての、前編・後編に分けた映画化には露骨な商業主義を感じずにはいられないが、これほどまでに世界中で“売れる”コンテンツになってくると、それも致し方ないことだろうと逆に納得ができる。 今年(2011年)に入ってから、未見だった第三作目以降を立て続けに観て、各作品の面白さとつまらなさを随所に感じつつ、ここまでくるとラストが気になってくることは否めない状態になっていた。 最終章の前編だけあって、物語の核心に迫っていく中でシリアス度は高まっている。が、一方でファンタジー映画としての娯楽性はあまりに乏しかったと言える。 大盛り上がりを用意しているであろう「後編」への布石であることは理解出来るが、それでも一つの映画として公開している以上は、それなりの興奮を与えてほしいところだ。 シリアスな展開の中で、娯楽性を補うドラマ性が高まれば良かったのだが、主人公をはじめとするキャラクターたちの“苦悩”は、これまでのシリーズの中で繰り返されてきた要素が強く、感情移入出来る深みが無かった。「今更そんなことで悩むな」と、少々あきれてしまった。 ストーリー的にも、画的にも、今ひとつ“新しさ”がなかったことが、インパクトが薄れた最たる要因だろう。 さて、今夏公開の最終作で一体どんな大団円を見せてくれるのか。ファンではない分、客観的な興味が高まる。[DVD(字幕)] 5点(2011-05-04 01:07:00)(良:1票) 《改行有》

109.  ハリー・ポッターと謎のプリンス 最終章前の“つなぎ”的な要素がありありと伺えるシリーズ第6作目。 明らかに、前作「不死鳥の騎士団」の盛り上がりを一旦トーンダウンさせて、次の最終章まで引っ張りましたという感じが拭いきれず、特に原作未読でファンでない者とってみると、この章自体が「不要」と思えてしまった。 ラスボスであるヴォルデモード卿のバックボーンを描く過程は、物語全体において不可欠な要素だったと思う。 しかし、そこに毎度お馴染みの魔法学校でのほんわかエピソードや主要キャラクターらの恋模様が、必要以上に絡んでくるので、ストーリーの焦点がぼやけてしまっている。 敵方のディティールを描くのであれば、主人公らのエピソードなど脇に追いやって突き詰めていった方が、映画作品として締まったように思う。 まあしかし、ここまでくればもう最後まで観るしかない。 本当は一年くらいかけて過去のシリーズ作を観ていくつもりだったのだけれど、結局3日間で未見だった4作品を観尽くしてしまった。 残るは現在公開中の最終章のみ。ここまでの伏線や思惑が一体どう解消され、世界的人気シリーズを締めくくるのか。 こうなりゃこの勢いのまま劇場まで足を運ぼうか……。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-01-05 17:04:51)《改行有》

110.  ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 2002年の「秘密の部屋」以来、実に8年ぶりに「ハリー・ポッター」の続編を観た。別に公開されている最終作を映画館に観に行こうと考えているわけでもなく、ただ正月の気まぐれだ。 第二作目までを観て、この作品がどう転んでも“お子様向け”であることを見せつけられたことが、8年間見向きもしてこなかった理由だった。 このシリーズ3作品目も、トータル的に見れば“お子様向け”であることは否めないし、児童文学の映画化である以上、そのことが悪いと評する理由はないと思う。 ただ、前2作品に比べると、監督が変わったこともあり、ダークな映像世界には雰囲気があったと思う。 まあゲイリー・オールドマンを副題にもなっている囚人役で登場させておいて、ベタベタなクリスマス映画に仕上げる方が逆に難しいかもしれないが。 こうなれば公開を控えている最終作も含めて、何とか今年中にシリーズ全作品観てみようとは思っている。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-01-03 20:21:20)《改行有》

111.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 《ネタバレ》 もう全編通して「しょうがないねえ」と嘲笑しながら観ることしか許されない“チープ”な映画であることは間違いない。 概ね“酷い”映画であるけれど、同時に、嫌いにもなれない映画だと思う。 あまりまともに改善点を言っても仕方がないけれど、配役をもう少し考えれば、それだけでもクオリティーの差は出たように思う。 出演者の演技や適性に問題があるわけではなく、単純に”実年齢”の問題だと感じた。 “タイムマシンもの”の必然として、メインで描かれる舞台は、当然時間移動をした先、つまりは「過去」か「未来」となり、今作の場合は“バブル全盛”の「過去」がメイン舞台である。 そして、現代と過去の両方に出てくるキャラクターが存在する場合、その配役はメイン舞台である過去の世界で、違和感の無いキャスティングをしなければ、完成度に無理が出てくる。 詰まるところ何が言いたいかというと、阿部寛や薬師丸ひろ子はこの映画の性質にあった俳優だとは思うが、バブル全盛時代を生きる20代を演じさせるのは、流石に無理があるということだ。 “老齢”を表現するメイクはいくらでも可能なわけだから、今20代の若い俳優に主人公の両親役をさせるべきだったと思う。 それと同じ理由で、カメオ出演するラモスや飯島直子らが、ほとんど現在と同じような風貌で登場することも、狙いは分かるがクオリティーを下げるだけの要素になってしまっている。 さらに加えて、主人公が広末涼子というのも、何とも中途半端だ。 22~23歳の設定なんだろうが、どうせなら主人公はバブル当時、生まれるか生まれてないかぐらいの年齢設定にして、もっと若い女優を起用した方が明確な“ギャップ”が生まれただろう。 広末涼子がバブル時代のカルチャーギャップを感じる様を演じても、「それは知ってんだろう?」と思ってしまい、正直なところ説得力が無い。 まあそんなにくどくどと粗を探すような映画ではないとは思う。物凄く暇な時にたまたま放映されていれば、充分に暇つぶしにはなるだろう。 ラストの少々行き過ぎで有り得ない感じは、バブルがあのままはじけなかったらと考えると、逆に有り得そうで良かったと思う。[地上波(邦画)] 5点(2010-11-09 16:42:43)(良:1票) 《改行有》

112.  パーフェクト・ゲッタウェイ 《ネタバレ》 「衝撃の結末」を売り文句をうたう映画はとても多い。そして、その売り文句に裏切られることもまたとても多い。あらゆるアイデアとストーリーが出尽くしている中、肥えに肥えた映画ファンの「眼」を超えることは極めて難しいことだと思う。 今作においても、用意されていた顛末に想像を超える程の”衝撃”があったとはとても言い難い。 ハワイの秘境にて遭遇した3組のカップル。その中の一組に殺人犯が紛れ込んでいるという情報が入り、突如としてサスペンスが渦巻く。 美しい南の楽園における疑心暗鬼に満ちた人間の心理劇は、コントラストが際立ち、舞台設定自体には一定の魅力があったと思う。 ただし、映画の展開は巧くなかった。 最大のウィークポイントだったのは、キャストのバランスが悪かったことだと思う。 スター俳優はミラ・ジョヴォヴィッチだけで、当然ながら彼女を中心に映画は展開していく。そして、結局彼女自体がストーリーの”オチ”では、どうしたって驚きは薄まる。(かといってジョヴォヴィッチの存在感が強いかというとそうでもない……) それぞれのキャストのレベルがフラットでなければ、この手の群像ミステリーは巧く機能しないと思う。 脚本自体には、確かに衝撃とそれに伴う深みがあったように感じる。けれども、それを映画として表現仕切れていない。 演出や映像感覚にもっと“巧さ”があれば、「衝撃」の確立と共に、映画として深化したと思う。 脚本家出身の監督だからこそ生じた、「脚本」と「映画」の間の“溝”を感じた。 終始ドキドキするしハラハラもする。しかし、その“方法”は粗く強引で、決してフェアではなかったと思う。[DVD(字幕)] 5点(2010-10-04 22:35:36)《改行有》

113.  バイオハザードIV アフターライフ 「バイオハザード」シリーズは、すべて映画館で観てきた。 理由は単純明快、1997年の「フィフス・エレメント」以来、主演のミラ・ジョヴォヴィッチのファンだからだ。 そして、第一作目「バイオハザード」は、彼女を“スーパーヒロイン”アクション映画の象徴として確立した秀作だからだ。 が、正直なところ、パート4となる今作については、劇場に足を運ぶつもりは無かった。 前作(パート3)の秀作から転じたあまりの「醜作」ぶりに辟易したからだ。 加えて、流行りに対して安易に乗じたとしか思えない「3D版」での劇場公開もマイナス印象だった。度重なるとってつけたような“3D版”の氾濫にはいい加減うんざりしている。 ブルーレイなりDVDなりを自宅で観るので充分だと考えていた。 それなのに、結局劇場に足を運んでしまった。しかも追加料金を払って3D版を観る始末……。 パート1を監督したポール・W・S・アンダーソンが、再び監督に乗り出したということも要因だが、結局は、「やっぱり3Dのジョヴォヴィッチが観たい」という欲望に負けたと言える……。 今作がパート4でなければ、それなりに満足出来たのだろうと思う。 パート3で行き過ぎてしまったヒロインの超人的な設定を排除して、原点に立ち戻ったことは良かった。 無数に襲いかかってくるアンデッドをただ単純に撃ちまくるというシーンの連続は、新たな工夫がまるで無い反面、原作であるゲームの趣向に近いと思う。 ほとんど無意味なスローモーションの連続も、ゲームの映画化において、映像の面白さだけを追い求めたと考えれば、決して悪くはない。 ただし、今作はシリーズの4作目であり、時代は2010年である。 どうしたってこれまでのシリーズ作に連なるストーリー性は求めてしまうし、3Dだろうが何だろうが、ただ「格好良い映像」なんてものは散々見飽きている。 映像世界の魅力だけで迫るのであれば、誰も観たことがない未知なる映像世界の「追求」が無ければ、観客のカタルシスはもはや得られない。 主人公の目的も基本となる世界観も、もはや二の次で、まるでテーマパークの“アトラクション”レベルの内容しか伴っていないことは致命的だ。 例によってまだまだ続編を作る気満々のようだが、もはや映画作品としての魅力は落ち込んでいるように思える。 とか言いつつ、また欲望に負けて主演女優の勇姿を観に行くことになるのかもしれないが……。[映画館(字幕)] 5点(2010-09-12 19:24:35)(良:1票) 《改行有》

114.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 下世話な欲望の連鎖に、CIAの機密情報が絡んだらどうなるか? コーエン兄弟くらいしか思いつかないだろう題材を、どこまでも馬鹿馬鹿しく描いた映画だった。 シュールでブラックなユーモアセンスは、相変わらずのコーエン節で愉快だった。 ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、フランシス・マクドーマンド、ジョン・マルコビッチ、ティルダ・スウィントン、とアカデミー賞クラスの俳優をずらりと並べた豪華さは、強く興味深かったし、それぞれの俳優のアクの強い演技は流石だったと思う。 (特にブラッド・ピットの馬鹿野郎ぶりは、「ベンジャミン・バトン」を観た後だっただけに、殊更強烈だった) しかし、そういう利点に相反して、映画としての魅力をあまり感じることができない。 馬鹿馬鹿しさの中にしっかりと“巧さ”のあるストーリーだけれど、面白くない。 その原因の一つとして、豪華な俳優を揃えたはいいが、それぞれの直接的な絡みが希薄であることがあげられると思う。 同シーンに存在はしているけど、台詞の掛け合いがあまりないので、巧い俳優それぞれが「独り相撲」をしている格好になっている。 結果として一番面白かったシーンは、スター俳優の登場しない、CIAの管理職同士のやり取りであった……。 キャスティングの段階で力を注ぎ過ぎてしまい、肝心の映画づくり自体に軽薄な印象を、観客に与えてしまったことは、残念。[映画館(字幕)] 5点(2009-05-02 12:08:37)《改行有》

115.  バンテージ・ポイント 《ネタバレ》 白昼、大衆の面前で起こった“大統領暗殺”。 その場に居合わせた9人の視点から、導き出される”コトの真相”を描く。 正味数十分間の出来事を、9つの視点から描き出すことによって文字通り多面的に描き出した趣向は、緊迫感に溢れ、辿り着くべき"真相”に向かって非常にスリリングだったと思う。 同じ時間軸を繰り返す描くという一つ間違えば単調になってしまうストリー展開を、卓越したカメラワークで、飽きさせずにテンポ良く映像化しているとも思う。 娯楽映画として滞り無く観れる映画であることは間違いない。 ただ、あと一歩二歩ストーリーに深みと説得力がない。 9人にキャラクターの描写がそれぞれ微妙に軽薄なのことが、その最たる要因ではないかと思う。 デニス・クエイド演じる主人公のシークレットサービスは、心に抱える傷の本質が見えてこないまま、終盤はほとんどアクションヒーロー化してしまう。 アカデミー賞俳優フォレスト・ウィッテカー演じる黒人の観光客は、家族と離れていることに苦悩を感じているのだろうが、それがどれほど深いものなのかイマイチ伝わってこないまま、なんとなく解決してしまう。 ウィリアム・ハート演じる大統領は、思慮深い人格者を醸し出しているが、そもそも彼が行った政策というものが曖昧なので、なぜ彼が賞賛と報復を受けるのかも曖昧なままに終始する。 暗殺の実行犯グループについても、それぞれ人格と目的についてのディティールが弱いので、言動に真実味が出てこない。 テレビクルーのディレクターを演じたシガニー・ウィーバーは、モニターの前で衝撃と疑問を受けたまま放っておかれてしまい、結局報道車から出ることすら許されない始末。 全体的に興味深げな体裁は整えられているのだが、結局のところそこまで勿体ぶる必要はないのではないかという「真相」に辿り着いてしまう。 決して面白くないということはないのだけれど、仰々しいわりには残るものはあまりないということは否めない。[映画館(字幕)] 5点(2008-03-12 00:14:59)(良:1票) 《改行有》

116.  バイオハザードIII 《ネタバレ》 ゲームの「バイオハザード」を知らないので、実際のところこの作品のシリーズ性に整合性があるのかどうかは不明だが、個人的な“結論”としてはやはり「もういいね……」というところだろう。 パート1は、ゲーム的な要素を存分に盛り込んだホラー性とスタイリッシュなアクション性、そしてスーパーヒロインの地位を確立したミラ・ジョヴォヴィッチの魅力が見事に融合した秀作だった。 パート2ではさらに“進化”したヒロインの超絶ぶりに対して、ホラー性は衰退したが、アクション映画としては充分なパワーを含んだ作品に仕上がっていたと思う。 そんなわけで、今回のパート3に対しても、ここ数年の駄作揃いの“スーパーヒロイン映画”の醜態を踏まえても、「期待」の方が大きかったと言える。 しかし、ものの見事に「脱線」してしまったようだ。 まず、「エイリアン」シリーズなどでも戸惑う部分ではあるが、前作で必死に守り抜こうとしたものを、のっけから「消失」させてしまうのはやめてほしい。 あれほどまで地球規模で「滅亡」してしまっていては、一体前作までの苦労はなんだったのだ?そもそも首謀者の思惑自体もはやどこかにいってしまっているのではないか? そういうストーリー自体の不合理性によって、「マトリックス」のネオ並みに益々進化するヒロインと反比例するかのように、映画はどんどん退化していってしまった印象を受ける。 予定調和たっぷりのアクション映画に眠気が耐えられたのは、短い前髪が可愛い主演女優の麗しさという唯一の売りがあったからだろうか。 [映画館(字幕)] 5点(2007-11-04 18:17:24)(良:1票) 《改行有》

117.  バベル 「言葉」をバラバラにされた不器用で愚かな人間の生む「混乱」。それはすなわち、この“世界”自体のそれに直結する。 鬱積する空気の中で、登場人物たちは、ひたすらにもがき苦しむ。一体、その先に見えるものは何なのだろうか。 この作品が顛末で伝えるものは、「光」なのか「闇」なのか。その答えは、きっと誰にも不確定で揺れ動くものだろう。 それにしても、映画として外国人が外国人を描き出すことは、やはり難しいものなのだろうということを、改めて実感した。 日本人なので、どうしても日本のシーンが気になるのは否めない。この監督の独特の毒々しさというものも多分に影響しているのだろうが、「混沌」ぶりがあまりに常軌を逸している印象を受けた。アカデミー賞にノミネートされた菊池凛子は確かにモノスゴイ演技をしていたと思うが、女子高生役というのは無理があった気がする。体を張った演技が必要だっただけに尚更にそう思ってしまった。(まあ外国人には日本人は総じて幼く見えるらしいから問題なかったのだろうが) グローバルな人間の本質を描き出すテーマ性は、濃厚だったと思う。 が、全体的に毒々しすぎるというか、“おぞましさ”みたいなものを必要以上に感じさせる映画だったとも思う。 それこそこの映画で監督が伝え描きたかった部分なのだろうが、観客にとっての“不快感”に達するかどうかは微妙なラインだろう。[映画館(字幕)] 5点(2007-04-30 01:28:57)(良:1票) 《改行有》

118.  バカヤロー! 私、怒ってます 不満やストレスだらけの日本の社会において、単純に主人公に不満をぶちまけさせるというこの企画の着眼点は工夫はないが小気味良く爽快感はあった。オムニバス形式にしたことも、世の中の模様を多角的に表現していて効果的だったと思う。[地上波(邦画)] 5点(2004-02-28 18:35:56)

119.  バートン・フィンク 何とも言えないじっとりとした空気感とそれに見合ったストーリーには引き込まれたが、終盤はやや消化不良に終わってしまった。冒頭からかなり常軌を逸した映画世界が展開されていただけに、ラストではもっとメチャクチャにしてほしかったように思う。5点(2004-01-27 23:52:41)

120.  ハリー・ポッターと賢者の石 正真正銘の子供向け娯楽映画だということを割り切れば充分納得できる内容だし、それなりの面白さはあったと思う。フィーバー(死語)したダニエル・ラドクリフの演技には辟易するが、映像的な完成度の高さは流石に高かった。対峙するように公開されている「ロード・オブ・ザ・リング」とは明らかに映画としてのレベルは違うけども。[ビデオ(字幕)] 5点(2004-01-17 04:30:04)

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