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プロフィール
コメント数 31
性別 男性
自己紹介 基本的に(よほど確証のある時以外は)「酷評」はしません。
(というより、できません)

多くの方が了解されていると思いますが、単なる誤解や無知に基づく「酷評」には、冷笑や憫笑以外の価値はないからです。
 
自らの無知や無能を棚に上げ、貧困なスキーマ(人生経験によって形成される思考の枠組み)を振り回して「これは駄作だ!」などと得意がるようなミットモナイことだけは決してしないように、自戒しております。

せめて「この作品の良さは、私には理解できないないけれど…」くらいの謙虚さは忘れずにおきたいものです。

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評価順1
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1.  パットン大戦車軍団 合理性・柔軟性を欠いた精神主義と形式・規律主義とによって軍を差配する主人公に対して、たとえば司馬遼太郎翁であれば、それこそボロクソにけなすことことでしょう(笑)。当時は、兵器のハイテク化や軍人の専門化という「構造改革」が進んでいく、まさに転換期。二言目には戦記からの引用を並べたて、往年の威光をかざす老将は、周囲に疎まれながら、時には嘲笑の対象とさえなるわけですが、これはパットンだけではなく、当時の多くの軍においてみられた光景です。まだ戦争が白兵戦至上主義・戦艦巨砲主義のもとに行われた時代においては、名将と称される人々は、たとえば乃木大将が当代随一の漢文の素養に恵まれていたように、文学や歴史に通じていることは当然であり、総合的教養人ともいうべき大人物でありました。そういえば、海軍畑から英国宰相に上り詰めたチャーチルも、かの大著『ローマ帝国衰亡史』を常に座右に置き、主要部分を諳んじていたといわれています。もちろん、軍事部門に限らず、リーダーの専門化・官僚化・小人物化は、政治・経済をはじめ、あらゆる分野に共通する傾向でありますが。パットンの場合、頭の中が戦史・戦術でいっぱいというところは軍の脱総合化・専門化に符合しますが、ハイテク化と現代化には到底ついていけなかったところが、当時の「転換期」を表しています。ほぼ風化してしまった古戦場に足を運び、まるで往時を思い出すかのように表情を緩めるパットン老将の演技は、そうした時代の趨勢を実感する者の寂しさを体現し、本作中でも出色の名場面。8点(2004-05-16 17:13:40)(良:3票)

2.  波止場(1954) 《ネタバレ》 かつての山口組と神戸港の例を挙げるまでもなく、不定期に大量の肉体労働者が必要となる「波止場」とそれを取り仕切る「闇組織」とは相即不離の関係にあります。また、川岸・河原や海岸・湾口など、日常生活圏との「境」の場所が、「不浄」と「聖性」の二重の意味を付与されて被差別的な場所となりやすいことも、社会史を齧ったことのある人には常識でしょう。また、本作の基本的構図――不正で悪どい権力者と、その支配下でぬくぬくと生活し、悪を憎む心がないわけではないものの、その保身ゆえ付和雷同せざるをえない大衆、そしてその覚醒を図る宗教者――も、文字通り古典的。M・ブランドの立ち位置によって単純な勧善懲悪モノに堕していないところに好感が持てました。7点(2004-04-12 11:44:30)

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