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1. 蝿の王
狩猟隊の少年たちが、互いの顔に豚の血を塗りつけるシーンがなんともエロティック。これはもしかしてやおい系映画ですか?それともイギリス映画のお家芸ですか?全体的には、圧倒的な文体の力で読ませる原作に対して(まぁノーベル文学賞作家だしな…)、ただストーリーを表面的に映像化しただけの印象。また、サイモンと蝿の王との対話のエピソードが省かれているために、サイモン=唯一の無垢なる魂という面が際立たず、その死によって少年たちが蝿の王=悪魔に絡み取られていくという因果律が見えなくなっている。ま、でもジャックの美少年っぷりを堪能できたからいいか。4点(2004-07-10 14:33:43)(良:2票)
2. ハンニバル(2001)
リドリー・スコットらしい映像、刈り込みはあるものの、原作にかなり忠実な展開。うーん、悪くない。これならジョディ・フォスターじゃなくても許せる、と思っていたらラストが……。原作者のトマス・ハリスは「原作を超えた」と言っているそうですが、どうなんでしょうね。ま、このラストの方がクラリスらしいと言えば言えるかも。ただ個人的には、レクターと優雅にオペラを楽しむ狂ったクラリスを見たかったかなぁ。9点(2004-06-08 13:53:58)(良:1票)
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