みんなのシネマレビュー |
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1. バーバー 「いつか死ぬのに生きている」 この圧倒的な絶望を知りながらも尚生きている。 宗教に傾斜する者もあれば、自ら死を選ぶ者もいる。 どちらにも向かない者は、静かに首肯するのみだ。 ※コメンタリー視聴で、よりテーマの深淵をうかがえると思います。[DVD(吹替)] 10点(2007-07-14 20:58:19)《改行有》 2. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 「スポーツ年鑑を取り戻さなければならない」という状況に突入するまでがやや冗長。 「3」への繋ぎ部分は最高っ。[地上波(吹替)] 10点(2007-03-31 16:51:31)《改行有》 3. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は漫画映画として観るなら単品でも十分だが、物語として評価するなら「3」まで観なければ。[地上波(吹替)] 10点(2007-03-31 16:47:49) 4. バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 コメディに徹するあまりオチとして家族の性格すら変えてしまうという危なさはありますが、そんな問題に目を向ける気にならない程楽しめる作品です。[地上波(吹替)] 10点(2007-01-05 22:10:13)(良:1票) 5. 花とアリス〈web〉 アリスのエピソードが挿入されていない分、物語としての意図が明確に。 劇場公開版の記憶喪失エピソードも面白いですが、こちらは美しい純文学な趣。[DVD(邦画)] 9点(2007-10-10 11:57:18)《改行有》 6. バウンス ko GALS 日本にもこんな素晴らしい群像劇があるんです。 タイトルや援交という題材によって、かなり客を敬遠させてしまっているのが勿体ない。 これを観て佐藤仁美って綺麗で上手い子がいるもんだなと認識したんだけど、今は目立った活躍をしてないですね。残念。[ビデオ(邦画)] 9点(2007-03-23 11:55:52)(良:1票) 《改行有》 7. 母の眠り 《ネタバレ》 親が子に果たすべき責任はあるにしても、子が親に果たすべき責任はないと思う。 老後、病身の世話や介護を期待して子を産んだりするのは無責任極まる。 社会が便宜上提供した「家族」という幸せの観念を鵜呑みにしていた典型的一家に降り掛かるその実態。本作では明らかに子に任せて逃げっぱなしの父親が元凶。家族を持つ覚悟を全くしてなかった人ですね。日本人の父親には山といそう。 結局父親は逃げ切っちゃった感じの扱いなので墓前で「愛してた」て言われてもね・・・。 まあ、こういうことがあると記憶という情念は意外なほど自分の骨身となっているのに気付くもんです。[DVD(字幕)] 8点(2007-11-30 00:03:23)《改行有》 8. はつ恋(2000) 思った通りに行動したり、言葉に出来ていれば、どのように人生は変わっていたのだろうか。 可能性は山とあっただろうが、日々を生きるために大概のことを肯定(正当化)してやり過ごしてしまう。 たまには立ち止まって、かつてあったかもしれない可能性を省みることで、将来への(同じく山とあるであろう)可能性へ目を向けることが出来るのかもしれない。 全ては行動を契機とする。 ひとつのアクションで人生は大きく変わるかもしれない。 希望は常に目の前にある。[ビデオ(邦画)] 8点(2007-10-08 08:25:39)《改行有》 9. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 「BTTF」と似たような設定だと思えばタイムパラドックス問題を批判するほどでもないと思う。 タイムスリップ後に課題をほったらかしてぶらぶらやってる時間が長すぎるのと(単純に広末の緊張感を解きすぎなのかも)、古くさい演出や脚本のディテールに不満があるものの、良作ではないでしょうか。 ただ、事の成り行きに対して観客各々の考えがあるでしょうから、評価はまちまちになるでしょうね(自分は構成のみの評価ですので、この点数)。[DVD(邦画)] 8点(2007-08-23 19:22:47)《改行有》 10. ハートブレイカー(2001) 《ネタバレ》 しっかりと練られた脚本で好印象。 もっとコンパクトでスマートにまとめられそうな気もしますが、B級映画としては満点に近いと思う。 些細な点では、母親の顛末をあの男とくっつくのではなく、くっつくかもしれない程度に留めておく方が良かった。[地上波(吹替)] 8点(2007-03-26 14:29:35)《改行有》 11. 花とアリス〈劇場版〉 ショートフィルム版は花の恋というドラマをしっかりと軸に据え、かなり完成度の高い仕上がりになっていると思います。 しかし、映画版はアリスのエピソード(家族やオーディション)を入れたために散漫になってしまった感がある。 どれも印象的なものでしたが、メインストーリーにとって有機的な意味合いを与えてはいない。付加された記憶喪失を用いたシチュエーションも秀逸なだけにもったいない。 サービスのつもりだったのかもしれないけれど、作品に仕上げることを優先してもらいたい。[映画館(邦画)] 8点(2007-03-18 23:39:14)《改行有》 12. パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 非情な現実は逃避手段であった空想をも侵し、終いにはその中ですら裏切られてしまう救いのない悲劇。 そんな顛末にも拘わらず、気高い心を失わなかった彼女に拍手。 自分を恥じるような生き方をしなければ人は皆「天国」に行ける(自爆テロやってるような人にも言えることでしょうから、一概に肯定できませんが)。 宣伝ではファンタジーと謳われているものの、空想内容が幻想的なものだったということでしかないのでジャンル分けとして「ファンタジー」を用いるのは適切でないのでは? あの世界観は脈略がないので、すぐに空想なんだろうと察しはつくものの、ファンタジーという言葉に惑わさせて、この曖昧な世界も現実でしたなんて処理にしないでくれよと冷や冷やしながらの鑑賞になってしまった。[映画館(字幕)] 7点(2008-01-11 17:20:09)《改行有》 13. パラダイスの逃亡者 《ネタバレ》 「ミッドナイト・ラン」の脚本家であるジョージ・ギロ監督、脚本作だけあって前々から観たかったのですが、DVD化もされてなければレンタルでも見当たらなかったので地上波放送をかなり楽しみにしていました。 「ミッドナイト・ラン」と同様に物語の構造上の役割を各々別個のベクトルでまかない収束させる手腕はさすが。 ただ、長男が銀行強盗しようと思い立つ動機が不明(それ以前の描写ではそんな奴ではなかった)、サラは何で強盗だと見抜いていながら見逃すのか(そもそも何故見抜けたのか)、サラとのロマンスは一目惚れでしかないので軽薄、と欠点は多数。 地上波放送用にカットされた部分にそれらを補完する内容があることを祈って、甘めの採点。[地上波(吹替)] 7点(2007-12-18 21:50:36)《改行有》 14. バックドラフト サスペンスにしてもドラマ処理にしても至極真っ当。[地上波(吹替)] 7点(2007-11-18 10:29:53) 15. パッチギ! 《ネタバレ》 よくできた群像劇(ややご都合的な部分もありますが)。 でも、ひとつ不満が・・・。あの乱闘騒ぎの最中に我が子の誕生だからといって、そっちに直行しますかね? 友人の死に対する敵討ち中ですよ・・・。 そういう流れにするのなら、もうちょっと繊細な配慮が欲しかった。[地上波(邦画)] 7点(2007-05-18 23:33:03)《改行有》 16. バットマン ビギンズ 「起承転結」でいうところの「転」に移行してやっとこの作品の意図がわかり「なるほどな」と感心させられた。それまでは単なるヒーロー誕生までの説明話なのかと辟易していたけれど・・・。 「誕生秘話」という宣伝文句自体がフリだったの? さすがクリストファー・ノーラン。 しかし、そこにいくまでがかったるかった。[DVD(吹替)] 7点(2007-03-26 12:21:25)《改行有》 17. バッファロー'66 この作品で凄いと思ったのは主人公には何の解決も成されていないにも拘わらず、何やらハッピーエンドな雰囲気で終わっていること。 彼は絶対また繰り返すというのがありありとわかる。 あくまで他者がいることでの可能性を示すということで、それなりの評価を。[DVD(吹替)] 6点(2007-10-11 04:44:57)(良:1票) 《改行有》 18. ハード・ウェイ(1991) 《ネタバレ》 終盤のプロットがどうにもピンと来ない(一芝居打って邪魔者・ニックを追い払うが、戻ってきて・・・までは優秀なのですが)。 スーザンとのエピソードもなーんとなくで解決してるし・・・。 かなり勿体ない作品だと思う。[DVD(吹替)] 6点(2007-08-29 02:14:54)《改行有》 19. バックマン家の人々 自分にとってはわざわざ映画にしてくれなくても十分身にしみてるような内容なので価値はありませんが、まとまっている文芸作品ですね。まあ、何のフックもない内容ですし、芸のない構成ですが。[地上波(吹替)] 6点(2007-07-17 17:53:56) 20. バラ色の選択 《ネタバレ》 今日日の観客でこの顛末が予想できない人は殆どいないでしょう。 至極真っ当な仕上がりですが、解決の助けとなる客人達をもっと巧くメイン・ストーリーと絡められなかったのだろうか。[地上波(吹替)] 5点(2007-10-10 21:57:43)《改行有》
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