みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 裸のジャングル 《ネタバレ》 モンド映画の雰囲気がリアリティを醸し出していていい感じですね。復讐の追走だったはずの原住民が主人公を認め、最後に合図する場面は胸が暑くなります。男同士の友情とはこういうものだよ!『アポカリプト』にはこれがないんだ![DVD(字幕)] 6点(2016-02-22 10:13:15) 2. バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 とんでもない傑作だー!私は幽霊や殺人鬼が出てくるホラーよりも、本作のような普通に見える人間が実は狂気を孕んでいた!というタイプのミステリー・ホラーのようが好き。物語はそう珍しくもない子どもの失踪もので、陳腐に撮ろうと思えばいくらでも撮れたはず。それなのに本作がめちゃくちゃ面白いのは、バニー・レークが一度も画面に登場しないのでアンとスティーブンが全く信用出来ない人物になってしまうからだ(散々指摘されているけど)。そこへ同タイプの映画のように怪しい人物や警察への批判じみた演出を織り交ぜることでおもしろさが増し、唯一無二の映画に仕上がった。ソール・バスが手がけたオープニングもかっこよくて文句なし!こういう映画をもっと見たい![DVD(字幕)] 10点(2016-02-22 10:05:35)(良:3票) 3. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 オープニングのフォントからして普通じゃない。読みにくいよ!!登場人物のほとんどは正気を失っていて、歴史上の人物や事象のメタファーになっているのが味わい深いですね。歴史は狂人たちが作っていく!そして撃ち抜かれるコカ・コーラの自販機!反撃する自販機![DVD(字幕)] 8点(2015-06-01 16:08:22) 4. はなればなれに 《ネタバレ》 ゴダールらしさに満ちあふれているにもかかわらず、娯楽作としても楽しめる。良い映画だと思います。二人の男に振り回されるアンナ・カリーナが愛おしく感じました。彼女のストッキングを被って強盗に入るという謎の変態プレイには笑わされたし、カフェでの席取り合戦も観ていて楽しかった。ゴダールの会話シーンは即興的な面白さがあって大好きです。アンナ・カリーナが飲んでいるコーラにブランデーを打ち込んだり、トイレでルノーを馬鹿にしたり。なんて楽しいんだ……。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-28 01:42:34)
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