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1. 張り込み(1987)
《ネタバレ》 張り込み!刑事ならやらにゃならぬ仕事!ドジな2人組が若いギャルを張り込むぜ!
そんな二人の刑事と一人の若い女性のコメディ映画はコメディというよりは結構サスペンスでアクションもあったりと盛りだくさん。
序盤の刑事同士の悪戯合戦やベタな隠し事ラブコメとだんだんと面白さにエンジンがかかってくるのがたまりません。
朝マリアからクリスの家に電話がかかってきて「まずい!」となるシーンは丁寧に張られた伏線のおかげで面白すぎます。
他にもクリスと警察のチェイスもなかなかに笑えます。更に酔っぱらいを巧みに去なすクリスには男の俺もほれぼれ!そりゃ惚れるわ!
が、そんなユルい空気にはタイムリミットがあるのがまた巧妙。
後半はうってかわってハラハラな緊張感たっぷりのシリアス展開一直線。
警察とのカーチェイスはシンプルながらも魅せるはやはり監督ジョン・バダムの職人芸。これが凄いよく出来ている。
更にそこからマリアの家にやってきた逃亡犯とのやりとりは一触即発のヒリヒリした展開。
さらに製材所でのバトルとここまでダレさせる事無くノンストップに走り抜ける展開の連続には恐れ入ります。
最後はベタながらのハッピーエンド。
他のジョン・バダム映画に比べるとスケールはだいぶ小粒ですが面白さは変わらずの素晴らしい作品でした。[DVD(字幕)] 7点(2020-06-16 23:50:52)《改行有》
2. バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー
《ネタバレ》 バカルー・バンザイ。奴は天才外科医で天才物理学者でイカすロックミュージシャン。
バンド「香港騎士団」のメンバーと現れた宇宙人の悪人達と戦うのだ…と言っても、ゆる〜くね。
某映画でも大々的に登場したので視聴。でも本作はとっても惜しい。いろいろ惜しい。
僕的には背景や道具に小ネタがちりばめられたモノは大好きなのですがなんとも悪いテンポ。
特に意外性が無く、面白そうなキャラクター達なのにどこか皆テンションが低く、助長な退屈なストーリー。
THE80年代な音楽に特撮やSF、変なファッション、設定のサブカルっぽさなど良い所は沢山あるのですが大きな枠がちょっと惜しいですね。
あと変な日本ネタが沢山出てくるのですがスイッチのONの部分に「つける」と書いてあったのには笑いました。
あぁ出来たなら吹き替えで見たかった…。[DVD(字幕)] 4点(2018-12-27 18:01:20)《改行有》
3. バトルランナー
《ネタバレ》 久しぶりにこんな頭の悪い映画を見ました。あらすじだけ見ると、なにやらどこまでもシリアスそうなディストピアSFですが全く違います。
派手なピチピチスーツのシュワ、一目見ただけでアホそうなハンターたち、
コマンドー並にギャーギャー騒ぐヒロインもおまけして、とにかくみんなノリノリで楽しそうです。
そして司会者とハンター達を皆殺しにし、番組をぶち壊しただけで最後まで根本的にはなにも解決していない結末。素晴らしい。全くどこにも非のつけどころがありません。
こういう映画を見ないと僕の暗い人生やっていけませんよ。ランニングマンゲームが欲しいです。[DVD(吹替)] 9点(2014-12-08 02:20:49)(良:1票) 《改行有》
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