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プロフィール |
コメント数 |
86 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
日本人なので邦画好き! 淀川先生のように、いつまでも「きれいですね~」「すごいですね~」と映画を楽しみ続けます。 不幸にしてつまらん映画を見た後も、シネマレビュー見ると爆笑ネタになって、HAPPYになります。「いや~、シネマレビューって本当にいいもんですね」あ、コレは水野御大・・・
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1. 蜩ノ記
《ネタバレ》 カメラが無駄な移動をしたり、奇をてらったアングルや小細工をしない(ように見せるために相当な細工と苦労をしているのであろう)1カット1カットの緊張感が素晴らしい。
合成など一切しないと思われる風景も、今の時代には相当難しいことであると思う。
観客にカメラの存在を意識させず、時代劇で描かれるその時代にはありえない視点や動きを排除した黒澤演出を見事に受け継いでいると言っていい。
黒澤監督と比較ばかりしてはもはや失礼であろう小泉監督の演出スタイルは今の時代には貴重である。
自分はこれを見た後、黒澤監督より、ふとキューブリック監督の「バリー・リンドン」を思い出した。
ストーリーと関係なく、例えば踊りの動きや、殺陣の動き、立ち居振る舞い、家の間取り、食べるもの等に見入ってしまうことがあり、おそらく過去の時代にはこのような生活と時間の流れ方があったのだろうと思わせる、ドキュメンタリーのような雰囲気が楽しめました。
映画館で様々な予告編を見ていると、めまぐるしい映像に目が痛くなってくる年頃になってきましたが、「正攻法」とは何かということを改めて示してくれたと思います。[映画館(邦画)] 8点(2014-10-09 23:15:54)《改行有》
2. 光の雨
《ネタバレ》 この映画を見た当時、がっかりした。
自分の世代の疑問としてまず、「何があったか」を知りたかったのであるが、当事者たちの心境に迫ろうとしながら距離を置く構成は卑怯に感じた。
だから再現ドラマとして事実の行動を確認できた以上の「何があったか」はわからない。
劇中の監督が迷って悩んで逃げてしまい、この時代を知らない若手の監督にまかせるというストーリーは、そのまんまこの映画の監督の心象であろうが、作り方としては情けなさすぎる。
彼らの行動を一切描かず、対極の警察側から描いた某映画の方がはるかに潔いし、その映画も好きである。
この事件を描きたいし思い入れもあるけど、この事件に共感してる人ではないですよと、映画の中で言い訳している映画も珍しい。
ここまで迷うなら作るなと言いたいが、この映画がその後の傑作実録映画を生み出すきっかけになったと思えば、意味のある企画だったのだと思います。
しかしこの映画を見た当時、長谷川和彦だったら「何があったか」教えてくれただろうと悔しい思いもしました。もはや叶わぬ夢です。
[映画館(邦画)] 3点(2012-06-18 03:37:33)《改行有》
3. 必殺! THE HISSATSU
久しぶりに観たら、ゆるーい作りだが結構面白かった。
当時のTVシリーズ「仕事人Ⅳ」の拡大版のようなもので、きちんとレギュラー陣それぞれに定番の見せ場がある。テレビシリーズを思い出して懐かしかった。
荒唐無稽さも自分としてはギリギリOKで、ファンサービスという点ではけっこうツボを心得た作品だと思う。オープニングの作りからして、これはテレビのスペシャル版です!というファンサービス丸出しの演出である。テレビよりスケールアップしながら「定番」であるというのがこの映画の魅力です。
おかしなゲストたちを省けば(省いてもストーリーに支障はない)、かなり普通の必殺映画ではないでしょうか。
映画館では物足りないかもしれないが、家でぼーっと見るのに良いです。[インターネット(字幕)] 6点(2012-01-14 00:30:42)《改行有》
4. ヒポクラテスたち
傑作です。年をとってみればみるほど、自分にとってさらに傑作になっていく気がします。 そんな大事なものが入っている映画はなかなか無いです。 古尾谷さん本人も、愛作のように繊細だったのでしょう。残念でなりません。 10点(2003-08-15 22:04:35)
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