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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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21.  ビッグ・バグズ・パニック 《ネタバレ》 意外とマトモ。しっかりとモンスターパニックものとして楽しめるレベルに仕上がっております。主人公がサエない上にウザい男で、最初は映画一本分、このダメ男に付き合わなきゃならないのか?ってウンザリしますが、ちゃんとダメなりに頑張る、ダメなりのドラマを見せる、って感じで。虫が巨大化した理由とか、そこからどうやって逃げ出すか、あるいはどうやって戦うかとか、誰が生き延びて誰が死ぬかとか、基本的にはどうでもいい感じでさっさと先へ進んでゆきますけど、観客置いてけぼりとか、感情移入とかいう以前に、こんな映画ならこの程度で十分でしょ?っていう送り手側と受け手側の意思の疎通が上手く出来ているような感じで。いっそ、もう少しダメとか、もう少しアクが強くてヘンな事になってるとかいう不恰好さがあっても良かったんでない?と思うのは贅沢ですか。もっとも、東銀座の、焼き魚臭と地下鉄サラウンドな映画館にきっちりお似合いなレベルの映画ではあったので、劇場と一緒にそのB級な風情を存分に堪能させて頂きました。最新鋭のシネコンじゃこの味わいは出せませんもんねぇ。[映画館(字幕)] 7点(2009-12-01 19:26:27)(良:1票)

22.  ピアノの森 《ネタバレ》 原作未読です。この人のマンガ好きなんですけど、すーぐ中断しちゃって、下手すると2~3年間が開いて、再開したのはいいけどガラッと絵柄が変わっちゃってて、とかあるから未完な状態じゃ手を出せませんわぁ。さて、これは多分、ほんの序盤のところをアニメ化したのだと思うのですが、最初はなんだか凡庸なアニメという感じでした。作画がちょっと丁寧な(マッドハウスならば当たり前)テレビアニメといった風情で、演出に映画的な空間の描き方、時間の流れ方がない状態で、これはツラいわぁ、と。物語も、海が何故、どういった経緯からあの音を、そしてあのメロディを創造したのかが全く見えず(単に赤ん坊時代からピアノと共にそこに居た、では、音楽のセオリーは決して身に付かないでしょうし)「天才だから」で片付けられてしまっている点で、入り込める要素をスポイルしてしまっている気がします。もっとも、『のだめ』『神童』とピアノマンガはどれも同じ欠点を持っていますが。ところが映画は誉子の唐突な登場によって俄然魅力を放ち、音楽とドラマとが相互に高揚感を持って高まってゆきます。なんだ、誉子をもっと前に出しておけばドラマに幅が出たんじゃん、と。この点、残念ね。メインに声優を使っていないため、少々聴きづらい部分もありましたし、キャラに合ってるかなぁ?と頭をヒネる感じもありましたが、みんな想像以上に上手かったです。最初と最後を綺麗にまとめる事で小さくまとまってしまった感はあるものの、クライマックス以降での広がりに、続きを見たいと思わせてくれました。[映画館(邦画)] 7点(2007-07-28 20:50:54)(良:1票)

23.  ピンク・パンサー2(1975) 《ネタバレ》 れれ?この映画、数々のドタバタシーンは覚えているのに物語があまりきちんと頭の中に残っていません。この時点ではまだ宝石ピンクパンサーをめぐる物語でしたが。ただ、これを見た当時の中学生なアタマには、そのばかばかしさ、単純さがちょうどいい感じだった事は確か。土曜の午後、学校が終わってから友人と二人で日比谷の映画館に見に行って大笑いでしたから。物語よりもクルーゾーやケイトーを楽しんでれば、それで十分でしたもんねぇ。ん? ドレフュス署長はなんで最後におかしくなっちゃってたんだっけ? あのラストが『3』に続いてゆくワケですが。うーむ。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-21 15:42:43)

24.  ビューティフル・マインド 自分の内面との折り合いをつけるような映画だと感じました。何が現実で何が幻なのか、実のところ判らない世の中。自分自身では判ってるつもりでも、テレビやネットワークなんて、虚像の中の曖昧な情報でしかなくって、それに頼って生きているっていう現実がある訳で、だから精神分裂病という特殊な人間の生涯を描いた映画です、というのではなくって、映画の虚構性を上手く利用して、人の自我を描いた映画かな、って。ナッシュが決意して自分の中の幻影に別れを告げるシーンなんか、切なくて泣けました。ただ、ラッセル・クロウの演技はクサいし、ロン・ハワードはそこそこ大名だし、ジェームズ・ホーナーは毎度の音しか鳴らさないしで、ジェニファー・コネリーが映画の芯として機能しているために救われている感がありました。映画の方法論としても危ういギリギリの線。虚実入り混じった状態では、映画の中の真実を見失って、一体どこまでがホントのことなのよ?ってことになって、そもそも映画ってモノそのものが全て演技だの演出だので出来てるニセモノだ、ってマイナスの思考されたらお終い。映画の虚構性を精神の曖昧さに重ね合わせるプラス思考ができればいいんですけれど、映画製作者に、この方法論が何度でも通用するって思われてしまうと非常に危険。そういう意味では反則な映画です。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-21 15:03:33)

25.  ひみつの花園 色気も愛想もなくて日頃はぐーたらのへーっとしていて、でも、お金が絡むと俄然弾み出す咲子。欠点だらけなのにとっても咲子が魅力的なのは西田尚美の好演に尽きますね。情感だのドラマだのを差し込まず、ひたすら咲子の行動だけを描いてゆく展開も好感が持てます。あと、わざと安っぽいミニチュア特撮が、この映画の脱力加減を更に彩っていていいカンジでした。[映画館(邦画)] 7点(2003-12-21 14:33:43)

26.  美女と野獣(1991) アイマックス版で初めて見たのですが、ここでいいのかな? 450平方メートルのスクリーンにベルの超どアップがどどーん!とゆーのはどうなんでしょー?という感じではありましたが、映画は本当に魅力的。ベルは淑やかさよりもアクティブさを前面に押し出していて素敵なキャラクターですし、脇の道具キャラクター達がいい味を出してます。ただ、ガストンってちっとも魅力的ではないので、彼のミュージカルナンバーは余分かな、って感じはしました。絵のクオリティは後の作品に一歩譲る感じですけれど、綺麗で夢があって、ディズニーアニメの魅力を十分伝える作品でした。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-20 14:16:13)

27.  ヒート どっしりたっぷり、あー映画見た~!って満足させてくれました。やっぱりデ・ニーロとパチーノってだけでも十分見応えありなんですけれど、長い上映時間の中にドラマが散りばめてあって、決して飽きさせる事がありません。悪人側の方がじっくり、ドラマティックに描かれていて、パチーノ側が不利な感じはありましたけれど。ちょっと気になった点は、デ・ニーロとパチーノの二人だけの会話シーン。二人して視線がきょろきょろ。あのー、プロンプター読んでるのがモロバレなんですけど~、って。でも、実は似た者、孤独な男同士の対決の物語、堪能させて貰いました。ただ、この映画を見た渋谷の映画館は音響が過剰で、銃撃音が大砲状態、飛行機の着陸音が実物レベル状態だったのには参りました。音の自己主張が強すぎると気が散るとゆー事を実感した映画でもありました。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-20 13:54:06)

28.  ピースメーカー 私はこれを「アメリカ・西欧諸国の欺瞞によって国際問題が起きてるんだよ!」っていう、反省しろ型映画だと思いました。デューサンを襲った悲劇がテロへと駆り立てる事になるのですが、無神経な平和主義の題目の下、他国の内政に干渉する結果が生み出す悲劇の物語、という視点で見ていた私としては、ワリと硬派な映画だなぁ、って。その分、痛快な娯楽アクションという訳にはいかず、大義の前で任務に徹するしかないケリーとデヴォーの限界を感じさせ、見終わった後も重苦しい気分が残る映画でしたけれど。[映画館(字幕)] 7点(2003-12-20 13:35:55)

29.  ヒンデンブルグ ヒンデンブルグ号を襲った歴史的大惨事を中心に、フィクションとしてサスペンスたっぷりに描いたスペクタクル。最初から結末は判っている状態なので、そこに至るまでの物語がキモになるワケですが、当時の雰囲気が再現されていて、そこに描かれる、陰謀に迫るジョージ・C・スコットの渋い存在感が映画を骨太な印象にしています。空をゆくヒンデンブルグも美しく描かれておりました。クライマックスで白黒になるのは当時の事故を捉えた記録フィルムと合わせるためでしょうけれど、パンフレットに載っていたカラースチールは生々し過ぎな感じがしたので、程よい効果を生んでいた気がします。でも、当初予定されていたセンサラウンドヴァージョンで見たかったなぁ。家にいると、タマにぎょんぎょん、と独特な音がして「お、これは!」と空をゆく飛行船を見に出たりするのですが、もちろん、その行動に駆り立てるのは、この映画の存在ゆえ。高層ビルを眺めるのが好きなのは『タワーリング・インフェルノ』のせいですし、私って行動が映画的原理に基づいている気がします(もちろん、大惨事を期待してるワケじゃないですよ)。[映画館(字幕)] 7点(2003-11-23 14:24:06)

30.  ヒックとドラゴン 聖地への冒険 《ネタバレ》  既に東京国際映画祭で見ていたのだけれど、レビューは公開を待って吹替版を見てから、ということで。  スクリーンで59回見た(東京国際映画祭で1回増えた)ほどの私の最も好きな映画な1作目に対して、日本では公開されなかった2作目は私的には「無かったコトにしてちょうだい」って状態だったのだけれども、この作品を見たことで2作目はアレで完結した話ではなくて『帝国の逆襲』な『リローデッド』な位置の作品だと自分に納得させるコトができたわ。  前作ではドラゴンがまるで間違った思想に扇動される人々の象徴のように思えてアメリカ的プロパガンダ臭を感じてしまったのだけれど、今回、ドラゴンはあくまで人間とは違うドラゴンという生物ですよ、という視点から物語が作られていて最終的には納得がいったわ。  でも、じゃあ手放しに褒められるかというと難しいわねぇ・・・  とにかく全編ガチャガチャとしていてキレイに流れてない、まとまりに欠ける状態なのよね。ハナシそのものは大したカサがあるワケじゃなくて、隙間をキャラの混乱劇で埋めてる感じ。タフとかスノットとかのウザいエピソードなんか、それ必要?って状態なのよね。それぞれのキャラを大切にしました、ってコトなんでしょうけど、キャラに馴染みがあってこそ、っていうか馴染みあってもウザかったわ。ラフのウザさは良かったけど。  絵もそれに合わせるようにガチャガチャしてるわ。この監督、前作でも感じたけれど作品をキレイにまとめる力に欠けるのかしら。1作目が名作だったのは共同監督だったクリス・サンダース監督のお陰?  それに最終的にどんな結末になるのかなんてポスター見ただけで全部読めちゃったわよ。それはとてもありがちな終わり方だから。最近、アレもアレもアレもアレもこのオチ(他作品のネタバレ回避)。一体どうしちゃったの?ってくらいに横並びでこのオチ。ハリウッドの子供向けジャンル、マンネリ化してるわ。世界中の子供向けコンテンツ作ってる人達、今ならつけこめるわよ。ってフランス・デンマークの『ロング・ウェイ・ノース』や中国の『羅小黒戦記』、台湾の『幸福路のチー』なんか見てると既に始まってるわね。同じところをグルグルしてる日本は現状シンドいかしらね。  一応、完結の感動はあるのだけど、でももっともっと高みに登れたんじゃない?って、そんな気がして仕方ないのよね。[映画館(吹替)] 6点(2019-12-20 21:42:58)《改行有》

31.  蜩ノ記 《ネタバレ》  ストイックな武士の世界を描いておりますが、今の日本人にも通じるところがあって。  金貸しの播磨屋と通じて年貢の取り立てで農民を苦しめる藩の姿は、まるで銀行や大企業を優遇し増税で庶民を苦しめる今のこの国の政府みたい。  で、そんな世界で日本人としていかに生きるか、日本人の美徳とは何か、というのを見つめさせる映画。不満を漏らすだけだったり、悪行に走ったりするのではなく、侍の姿を通して偽りなき生の在り様を示しているように思いました。  真面目に切り取られた美しい映像と、演者の端正な所作から日本人としての美意識を刺激する作品でした。  ただ、切腹に至る背景がとても判りづらく。「ねえねえ、あのセリフによる断片の羅列から結局何があったのかキチンと理解できた?」ってみんなに訊いてみたいカンジ。  また、キッチリとした映像に比べて物語は散文的でエピソードの繋がりが弱く、そこに到達するまでの各人の気持ちの流れというものがドラマとして、うねりとして伝わりきって来ないもどかしさ、スクリーンとの微妙な距離感が最後までつきまといました。最初から切腹を受け入れているように見える戸田に対して、やや背景がうるさかった気もします。  いつの間にか日本人から失われているもの、それを意識させてくれる映画ではありますが、お客さんはお年寄りばかりな上に、そのお年寄り達の鑑賞マナーがあまりよろしくないと来た日にゃ、なんだか暗澹たる気持ちにもなります。  少なくとも誹謗中傷や差別で溢れかえったネットからは日本人の美徳なんてモノ、失われまくっておりますしねぇ。そんなもの、もはや懐古の中にしかないのかしら?[映画館(邦画)] 6点(2014-10-12 14:56:34)《改行有》

32.  127時間 《ネタバレ》 予告編から予測される内容から外れる事はなく、更なる広がりや奥行がある訳ではなかったので、ちょっと肩すかし。何が起きてどうなる、っていうのは最初から判っているので、あとは「大自然に対する畏怖」「孤立する事で認識する人との繋がり」「貪欲な生の渇望と自己との闘い」あたりをどう料理するのか?というところに興味があったのですが、主人公がポジティブでストレートな性格なせいか、映画もとてもストレートで判り易く、もう少し過去からその時に至るまでの摩擦や葛藤や闘いによる揺らぎ、歪みがあってもいいのになぁ、と思いながら見ていました。あのコマーシャルフィルム状態な渇き描写なんて、通俗的に過ぎて「これこそが欲望に直結するストレートな映像だ!」と言っているとしても、そんなんでいいのぉ?って思ってしまいます。事象の克明な描写と、回想、願望、幻覚、幻聴の描写、これらが渾然一体となって映画を形成している状態そのものはいいと思うのですが、そのバランス感覚には疑問が生じて。とりあえず、音楽うるさ過ぎ。静かに自分と対峙するような状況が大半を占める映画の中で、彼が実際に聴いているのでも、彼の記憶の中にあるのでも、幻聴でもなくガンガン鳴り出す音楽に関しては全く要らなかったんじゃないかな?と。腕を切り離す描写はG指定という事で油断しちゃってましたし(どう見てもR-15レベル)、ラスト、救助されて以降は蛇足のようにも思え。この、ごくパーソナルなエピソードを一本の映画として仕上げてみせた腕は確かです。だけど、色々な映像、心情を見せながらも、そのポジティブっぷりがアダとなって、見終わって物理的事象に対する闘争から勝利の帰還、って印象ばかりが強くて。生理的にはとっても痛そうに見えたけど、内面的には痛みのあまり感じられない映画でした。それで正解なのかな?[映画館(字幕)] 6点(2011-06-26 17:06:00)

33.  昼下りの情事 《ネタバレ》 エロジジィですわ。オードリーが繊細な演技を見せるワケですよ、自分が書いた手紙を燃やすシーンとか、冷蔵庫の中でしおれた花を椅子の上にそっと置くシーンとか。でも、その繊細さがエロジジィに向けられていると思うとねぇ、どうもねぇ。つーか、エロジジィもせめて若いイイ男だったらまだいいんですが、下手したらお爺ちゃんと孫くらいの差に見えるワケで、ただの金持ちゆえにモテてるエロジジィにしか映らんワケです。映画は後半、物語がいきなりオードリーからエロジジィ側にシフトして、エロジジィ、妙に純なところを見せたりしますが、つーかお前ずっとエロジジィだったじゃん、ってツッコミ入れたくなるばかりで。オードリーはステキだし、お父さんやバンドの4人、寝取られ男のキャラもいいですが、それらの背後に常にエロジジィ。もうこれぞ名画!って感じのステキなラストシーンも行き着く先はエロジジィ。あの名曲も実はエロジジィが女を落とすための曲。あの曲のタイトルは私の中で今後「エロジジィ」に固定されますな。くるくると服装と髪型が変わってゆくオードリーがとってもステキな、だけど結局はエロジジィの映画でしたな。[映画館(字幕)] 6点(2010-03-15 13:19:23)(笑:1票)

34.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~ 《ネタバレ》 こういうのって、新しい方から先に見ちゃいけませんね。公開当時にリアルタイムで見ていたら、もっと楽しめたと思うのですが、最新作を見てからこちらって流れなので、バジェットゲージの変化の仕方や広告の入り方がジミだとか、まだ映画としてこなれてないとかが気になってしまって。カットがちゃんと繋がってない部分が何箇所か見受けられましたし。それに『スター・ウォーズ』を元ネタにするっていうパターンは、物語にあまり広がりが生まれないのがツラいところ(宇宙トラックはむしろ『スペースボール』的ですが)。しかし、デラックスファイターの黒さや総統と大家さんの関係など、やっぱり笑わせてもらいました。フラッシュアニメ独特の安っぽさを逆手に取った実は3DCG(ただし予算浪費しまくり)なんてネタも楽しく、だけど時事ネタがほんの3年ほどで恐ろしく古びてしまっているあたりに、この即時性アニメの長所と短所とが同時に表れておりました。これ、ナマモノ映画ですね。[DVD(邦画)] 6点(2010-01-21 19:26:11)

35.  ビッグ・フィッシュ 《ネタバレ》 昨日見たジュネの「ロング・エンゲージメント」同様、コテコテの映像派監督が贈り出した、いつもに比べてトーンの希薄な作品。こちらもまた原作が足枷になっている気がして仕方ありません。原作の中の、大切にしなければいけないこと、切り捨てるべきこと、それが脚本化にあたっても曖昧な状態にあったんではないかなぁ、と思うんですね。放り出されたまま収束しないエピソードが羅列されていて、それがラストシーンに完全に一つに結実するのかと思いきや、どうも半端に纏まってしまったような印象で、モヤモヤが残ります。完全なファンタジーではなくて、リアルの中にフラリフラリと姿を見せるファンタジーという形になっていますが、それが父親の人生を彩るステキな要素として昇華しきれていないように思えます。もっと大仰な振幅があっても構わないんじゃないかなぁ、と思いました。まあ、現実の私が、この主人公ほど人間が出来ていない、現在はまだとてもじゃないけれど父親という存在を何もかも肯定できるような状態にないという、映画を自分に重ね合わせて否定的になっている部分もあったりはするのですが。ティム・バートンの従来の作品にある、威圧的で恐怖の対象のように描かれる父親像、あるいはスピルバーグのように父親の父親たる部分が全く欠落してしまっているような父親像の方がよっぽど自分という人間にはしっくり来たりするんですね。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-28 01:33:23)

36.  ピンポン その独特のタッチが肝になる松本大洋のマンガを映画化するとなると、そりゃかなり挑戦的だろうなぁ、と思ってたら、あーらまた随分とフツーに映像化しちゃったのねー、ってガッカリ。物語だけ切り取られても普通の映画になるだけなんじゃ?って。もちろん、アニメならともかく、実写であの画風を再現する、なんて事は無理ですけれど、そのタッチに相当する独自の映像表現っていうのがあったと思うんですけどもねぇ。でも、原作の事を考えなければ、まあまあ面白くできた映画ですか。ただ、竹中直人は困りますねぇ。どの映画に出てきても同じだから、映画を狭っ苦しくしちゃうんですよね。あー、毎度のおっちゃんかー、って。日本映画のお笑い記号として使うの、やめて欲しいなぁ。6点(2003-12-21 16:00:11)(笑:1票) (良:1票)

37.  ピンク・パンサー3 こちらは前作ほどバカ笑いが出来なかった記憶があります。鼻は溶けるわ歯は抜けるわの笑気ガスのところは、もーこってこてな笑いで、画面の大笑いさ加減とは裏腹に、こちらは苦笑状態。ずっと笑い続けの演技は大変だったでしょうけれど。署長が壊れちゃった状態の物語は、脇道外れっ放しでないの?って感じでしたねぇ。6点(2003-12-21 15:49:51)

38.  評決のとき 単眼的に差別をやめましょう、って主張を押し付けてくるのではなくて、人の心の中にある差別意識を見つめさせる内容で、その志は高い映画なのですが、役者や演出、脚本は、力足らずって感じがしました。娯楽映画ゆえの守りや逃げの姿勢が出てしまっていて、最終的に情でケリつけてしまうのはどうもちょっと。音楽を過剰に鳴らし過ぎていて、ドラマを安っぽいものにしてしまった感があるのも気になりました。6点(2003-12-21 15:28:10)

39.  ビバリーヒルズ・コップ 脚本が雑なので、映画として満足という訳にはいきませんでしたが、ローズウッドのボケは好き。アクセルよりむしろローズウッド。つーか、エディ・マーフィはアクションなんかこなしてる暇あったら、もっともっと笑わせて下さ~い。6点(2003-12-21 14:25:26)

40.  ビッグ・ウェンズデー ラストで流れる「水鳥たちが~」とゆー、日本で勝手に付けた主題歌、映画のイメージと全然!合ってなかったと思うんですけど。それはともかく、私にはそんなに心に迫って来ない、あんまり共感はできない映画でした。なんでそんなに波にこだわる?どうしてそんなに過ぎ去った日々を懐かしがる?って。今だったら判る感覚なのかもしれませんが、多分にノスタルジーの傾向があるこの映画、自分の中に、まだノスタルジーなんてモノが存在していなかった頃に見ても、さして共感できないのは当たり前だったのかもしれません。6点(2003-12-20 15:16:45)

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