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コメント数 2053
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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21.  跪く女 《ネタバレ》 近年社会問題となっている恋人間のDVのひとつですね。変形バージョンといいますか。イダとクリステル、世の中にはいろんなカップルがいるものだ。 男がやってることは完全なDV。この人のは「支配したがり型」。自分だけのものでないと安心できないので、とことん相手を洗脳、束縛し、卑怯なことに泣き落としまで使う。自己愛炸裂の中年男である。唾棄するほど嫌いだ。そんな私の心境を代弁してくれるのがイダの友達リンダ。痛いところを次々突かれるので顔色を変えてキレるクリステル。一歩も引かないリンダがしゃっきりと正しく健康で素敵だ。 しかしこの話、実は最も隠れ複雑な人格がイダだったりする。クリステルに無理やり従わされるうち、どんどん顔色が悪くなる彼女。観てるこちらはああやばいやばい、彼女壊れる、と心配がピークに達する頃合でなんとも予想のはるか斜め上のはじけ方をするイダ。あまり伏線らしい伏線は無いので、正直こちらはぽかんとするばかり。 虚言癖や特殊性癖嗜好、と突如開陳されてびっくりだ。”生の”自分を出し尽くしたので我に返った、ということなのか?あのラストは。なんとも感想の持ちようの無い、初めて観るタイプの映画でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-06-08 17:00:12)《改行有》

22.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 実話ものながら、夫の素性を小出しにしてゆく脚本が物語をサスペンスフルにしてて巧いと思いました。一組の夫婦がいて、絵の才能は妻が上で夫の方はプロモーションに長けていた。中盤までのこの視点が一気にひっくり返る、キャンバス上書き署名発覚の場面。真相に気づくエイミー・アダムスの「まさか」の表情は真に迫っており、私も震撼しました。留学どころか画家ですらなかったとは、まじかーと声に出ましたね。 夫は正真正銘の詐欺師だったわけだけど、とにかく社会が夫唱婦随の時代だもんなあ。教会の神父すら「夫に従え」とアドバイスするんだもんなあ。ダンナを疑うなんて夢にも考えなかったんだろうなあ。色々考えさせられる事件であります。 そしてクリストフ・ヴァルツが安定の仕事ぶりを発揮してます。実態がばれてからは、顔つきが山師そのもの。序盤の感じの良い友人~やり手のプロモーター、そして詐欺師の顔。一人の個人を演じながら、雰囲気だけを変えてゆく。見ごたえのあるベテランの名演技でありました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-05 17:20:54)《改行有》

23.  美女と野獣(2014) さて、これはたくさんある同名の映画の中で、どの程度の出来なのでしょう。他作品を観ていないので比べようもないんだけど、本作について言えばあまり面白くなかったです。王と雌鹿王妃の悲劇も、ベルと野獣の心の機微も実にさらさらーと流れてゆきます。もっともっとしつこく描き込んで、胸に迫るラブストーリーにしてほしかった。 レア・セドゥーがまとうドレスや宝飾品は素敵でしたが、画像加工の仕方が若干キラキラし過ぎていかにもフェイクっぽく眼に映るのは惜しい。レアは美形とは言い切れないけれど、「雰囲気をかもす」ことの上手いフランス人らしい女優だなあと思いました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-12 00:42:55)《改行有》

24.  非情の罠 画の見せ方とか、カットの洗練さにキューブリックらしさを感じる。給料を取りに来たときは事務所の階段の上からのみのショット。部屋で何か不穏なことが起きていると観客に想像のみさせる巧さとか、向かい部屋の窓越しの画を鏡に映してみせるとか、印象深いシーンは多々。モノクロの肌寒い空気もあって、画は本当にきりりと締まって綺麗なんですが。 感想を言うと「つまんない」部類に入ってしまうな。女の性格設定も詰めきれていないし、ラストのとってつけたハッピーエンドは絶対キューブリックの趣味じゃないと思うんだけどな。 ところでどのへんが「非情のトラップ」だったのかしら?[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-11-18 00:16:15)《改行有》

25.  ビッグ 誰も腹の立たないキュートなファンタジー。画が明るいし、人物みんなのキャラも立っている。 何をおいてもこの作品のキュート度を上げているのはトム・ハンクスがもー、すんごい仕事をしているからだ。童顔が手伝っているとはいえ、この演技は凄い。13才より幼く見えなくも無いけど、いい年をした大人が子供の演技をするというのはとても難しいと思うんだ。外見が大人のままで子供じみた真似をするだけでは単なる奇行と見られかねない。ところがトムは顔つきまでが小学生なんですな。治安の悪い安モーテルで心細さのあまり半べそをかく、あるいは女性に「私のことどう思ってるの」とオトナの質問をされて困惑ののち照れてごまかす。その表情はティーンエイジャーになりたてのそれそのもので、この時トムは32才だとは信じ難いくらいの繊細な思春期顔になってて感嘆した。 安定した仕事をずっと続けている俳優さんだけど、役者としての並ならぬ力量を印象づけたのはやっぱりこの映画だと思う。[映画館(字幕)] 9点(2015-05-29 00:11:57)(良:1票) 《改行有》

26.  ピアニスト 《ネタバレ》 母親支配の怖ろしきこと。冒頭からいきなりモンスター・マザーが娘を蹂躙する描写からスタートし、不穏な空気がぷんぷん、ハネケ節全開だ。後悔先に立たず。観始めてしまうと、不吉な磁場に引きずられるように、この異常な話に最後まで付き合わされてしまう。 エリカは母親に精神支配されているステージ3くらいの疾患だ。反発した後で「お母さんを傷つけてしまった。申し訳ない」と幼女のように泣く。DVのせいで相手に依存症になってしまっている。そのひずみが性に向かう。経験の無さが彼女のコンプレックスだから。質の悪いポルノや覗きだけで頭でっかちになってる似非SM趣味のエリカ。M嗜好なのは母親を傷つけたいから。真のMじゃないので、ワルターに暴力を振るわれると一気に萎縮する。悦ぶどころではない。 ワルター。おそらく人生で拒否などされたことなど無いであろう容姿も育ちも申し分ない坊ちゃん。同世代のガールフレンドとはこれまで飽きるほど付き合ってきて、変り種のエリカは知的で格上の女性に思えたのだろう。だけど彼の手に負える物件じゃなかった。 エリカもワルターも互いに「私の言うとおりにして」「僕に優しくしてくれ」と要求するばかり。暴力に嫌悪を示していたワルターが、エリカの発する毒々しい気に呑まれて、手を上げ強姦におよぶ場面は映画史上グロトップ3には入るだろう。 ついには自らを切りつけるエリカ。もっと何年も前にその刃は母親に向けるべきだったのだ。あくまで彼女の心の中でだが。 その場で崩れ落ちるのでなく、外へ歩き出るラストは私にとっては不可解だ。エリカが死んだのかどうか明らかにしないとはハネケは何がしたいのか。この上エリカに生を与えるつもりなのか。 哀しい中年女を虐めているだけにもみえるこの映画。監督てのは作中の人物にとって神たる立場だろう。少しは愛をかけたっていいんじゃないのか。 ダンサー・イン・ザ・ダーク以来だこんなに点をつけづらいのは。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-13 00:39:05)《改行有》

27.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 リアルな妄想と壊れる生活。妄想が妄想なんだと気付く、というのは残酷なものだなあ。「帰ってくれ 消えてくれ!」と友人親子と諜報部エージェント(いつも同じ格好だ 確かに変だ)に叫ぶR・クロウは真に狂気と紙一重の迫力でした。 ただなあ。天才数学者のぶっとんだ身の上話ゆえ、共感するというわけにもゆかず、「た、大変ねえ」という感想がせいぜいのところであります。 クロウとジェニファーの老けメイク(CGなのかな)は凄い技術ですね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-10 23:28:21)《改行有》

28.  HIT&RUN 2015年現在、この作品は“ブラッドリー・クーパー出演”と謳って衛星放送でも宣伝してる訳で、いまやオスカーにもノミネートされるスター俳優のこと、当然のように主演だと思って観始めたのはワタシだけではないと思うんだ。それがどうです、この監督、なんと自分が主役をやっちゃってB・クーパーは脇役だ。もうすんごい待たされた。そして役者としてどちらが華があるかはこんなB級作でも一目瞭然で、クーパー登場の画面は全部彼が持っていってしまう。スクリーンで輝く器を備えている者と、持たざる者。この違いをまざまざと感じた映画でありました。ダックス・シェパード氏には気の毒だが、事実だから仕方ない。役どころを逆にしとけば良かったんだよ。己を知れということですな。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-02-14 00:46:26)

29.  ピンポン みんな上手いね。がっつり作り込んだ窪塚のペコに彼の才能を確信するも良し、ARATAのホレボレするようなプロポーションに涙するも良し。スマッシュ時の美しすぎなフォームに集中していると竹中直人(またかい!)の煩わしさをも忘れます。 妖怪みたいな高校生獅童も、フル活用したCGも、劇画色の強い作風にぴったりでしたが所々聞き取りづらい場面があったのが惜しいなあ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-19 00:20:57)《改行有》

30.  ビッグ・リボウスキ 《ネタバレ》 おお点数の分布が満遍ない。良いですね。私には直球ストライクです。 いやあ、もう馬鹿。馬鹿と変態と自分勝手ばっかりじゃないか。まだしも健常値に近いJ・ブリッジスが、とんだ巻き込まれ事件の中で翻弄されっぱなし。こんなええ仕事してたんだあ、彼。ベトナムのPTSDでややこしいことになってる友人のJ・グッドマンをはじめ、他のそうそうたる面子もいいボケをしちゃってる、もう顔からですもん。見てるだけでなんか腹立つわあ。特筆すべきはP・S・ホフマン、やる気満々の渾身のボケやってます。(哀悼) 出てる奴らの恐るべき社会的有用性の無さ。なんという無駄。しかし人間社会には絶対に必要なアソビの部分を担ってる彼ら。大好きだあ。 ああ、大好きなS・ブシェミが灰になってコーヒー缶(!)からジェフにふりかかる最後の場面なんてさ、何度目かの「馬鹿かーっ」を叫びながら私の視界はぼやけてにじんだ。金はなくとも、愛はあるのだ この世には。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2014-09-26 00:32:37)(良:1票) 《改行有》

31.  ヒッチコック 《ネタバレ》 大監督であっても苦労つきない映画制作裏話。配給会社とのいざこざ、夫婦の危機、遅々として進まぬ撮影、煩い映倫。ひとつひとつは“よくある”エピソードではあるけれど、「あの」ヒッチコックすら、凡人と変わらぬ類のストレスにさらされていたのだなあと感慨深い。 監督の内面に切り込もうとする姿勢、なかなか頑張っている。エド・ゲインを登場させてヒッチ本人の心を投影させてみたり、人の心理を読み解くことには誰より得意だとのサスペンス制作第一人者としての自信が、若い女優の思わぬ造反で揺らいだり。犯罪すれすれの楽屋のぞきとか、浴室で集めた砂をビンに溜めるとか、やや偏執な面も臆せずに描いていて、でもそれがヒッチコックぽい、とこちらもつい思ってしまったりする。 ヒッチコック劇場に敬意を表したような冒頭とエンディングも洒落てて好き。[DVD(字幕)] 7点(2014-09-08 00:10:19)《改行有》

32.  ビッグ・フィッシュ 良かったです。幸せな作り話、傷つく者のいない創作は聞く者の心を暖めるのですね。E・マクレガーは若き屈託の無い父親像を好演しているし、T・バートン十八番の目に鮮やかな映像も美しい。そしてJ・ラングもこんなに素敵な齢のとり方をしたんだね。 「本当の話なんかつまんないだろ?“大きな魚”の方がわしは良いと思うがね」という老医師の台詞に大いに共感。“本当のこと”を知りたがっていた主人公だけど、楽しく暖かい父親の作り話で心が育まれてきたはずなんだ。だって、最後に父親の人生を締める彼の渾身の創作の見事なこと。そして、想像と現実がミックスしたラストの場面では予想外の感動に襲われてしまった。お父さん、見事な一生でした。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-23 00:02:37)《改行有》

33.  ピラニア 3D んー、こういう映画はどういう風に楽しめばいいのかなー。ワタシは明らかに場違いな客なのだが、エリザベスもドクもR・ドレイファスも出てるっていうんだもん。こっそり自宅で観賞したのだけども。ご丁寧に3Dってことはつまり映画館で観たらピラニアががーっと飛び出てきて、お姉ちゃんたちのおっぱいとか血しぶきとかも手に届いちゃうわけか。どうなのそれ。ベテラン俳優たちのプロ意識は見上げたものだった。リチャードは出て数分で死んでた。確認するひまもなかった。さらに一生懸命なのは前述していたレビュワーさんがいらっしゃるように、ゴマンと出てるエキストラの皆さん。水に浸かりながらえんえんバシャバシャやってたら身体疲れるだろうに、カメラが引いても手抜きなし。あ、でもはじっこに一人さぼり気味の奴をワタクシ見つけちゃいました。[CS・衛星(字幕)] 3点(2014-01-27 17:13:11)

34.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 私の中に、ほんのちょっとだけ残っていた11才の少女の感性がこの映画にすっかり魅せられた。眼が嬉しい嬉しいと言っている。秘密の隠れ家を求める心が、駅の裏側という歯車と仕掛けで織り成された狭い空間に喜んでいる。時計盤の裏から見下ろすパリの夜景!素敵な外国の絵本を観ているよう。からくりを修理するというのはそのプロセスすら楽しい。部品をひとつひとつ探して、直ったら何が出てくるのか、わくわくする気持ち。そのわくわく感が、映画創世記のメリエス氏のわくわくとリンクする。大人が夢を取り戻した、その一助を担った子供心の誇らしさ。11才からだいぶ遠くへ来てしまったけれど、私はヒューゴとイザベルのすぐ隣にいられた。三人組の気分で。コメディパート担当の鉄道公安官と相棒マキシミリアン、彼らも良かった。なんだかキレイなんですよね。立ち姿も濃紺の制服も。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-19 00:03:20)(良:1票)

35.  昼顔(1967) プラスチックな質感のドヌーブが現実と妄想を行ったり来たり。ごくノーマルな人間から見ると、色んな性癖の人がいるもんだという資料にすぎないんだけども。変態侯爵のくだりが個人的には面白かった。いっちゃってたなー、上流階級のおじさんが。最後までドヌーブ妄想で押し切るシナリオ。フランス映画の、芸術分野に設けるゾーンの広さに脱帽。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-21 01:12:09)

36.  ヒトラー 最期の12日間 ブルーノ・ガンツの熱演といい、ナチ高官に激似の役者さんたちといい、崩壊してゆく大都市ベルリンの姿といい、この当時の再現力が凄い。自国の負の歴史を顧みるにあたってもきっちりと正確な仕事をするドイツ人気質を見る思い。際立って自虐に走るでなく、抗弁するわけでもなく、“史実”を淡々と描く。追い詰められる総統ヒトラーの精神崩壊ぶりが迫力ありすぎで150分間釘付けになった。ベルリンを襲う悪夢のような市街戦が凄まじく痛ましく、ドイツの人はこの映画をどう思って観るのだろう。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-30 00:05:43)

37.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 何度も観ているけど、分かっちゃいるけど、また号泣。オープニングの、マンシーニの音楽と地平線まで埋めつくす金色のひまわり、ここでいきなり涙腺にくるけど、堪える。ロシアの大地が広くて美しいなあ。無数の十字架と黄金色の畑、反則なまでに甘美な音楽。きりっと男らしいソフィア・ローレンと子犬のような瞳のマストロヤンニ。ロシアで探し当てたマストロヤンニと言葉も交わさず列車に飛び乗るソフィア、ついに涙腺決壊だ。後戻りできない現状を、苦さを噛みしめて受け入れる二人。二度と会うことはないだろうと悟った二人の、別れの駅。未練を残すマストロヤンニの瞳と、ぽろりと涙をこぼすソフィア。ここに至っては私は嗚咽状態である。泣く行為は心をすっきりさせる効果があるというけれど、この映画は泣いても泣いてもつらい。切ないよ。まぶたが腫れ上がってしまうので、観賞時は選ぶべし、と学んだ映画でもあります。[地上波(字幕)] 10点(2013-04-11 00:55:19)(良:1票)

38.  ビートルジュース ティム・バートン入門編とでも言いましょうか、異界の者たちとこっち側の人間がウィノナを橋渡しにちょっとずつ交わってゆく奇妙奇天烈なファンタジー。暗くて陰気な佇まいの似合うウィノナ・ライダーと、対照的にカントリー調な野暮ワンピースの若いジーナ・デイビス。もうけっこう前になってしまった若々しい二人を見てるだけでも懐かしく楽しい。生と死をぽんぽんと軽く飛び越える、バートン流のダークなフットワークの良さに驚いたり感心したり。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-02-14 00:23:11)

39.  ヒトラーの贋札 《ネタバレ》 ナチの作戦に加担することを潔しとしない人間と、信条は棚上げしても生き延びようとする人間。両者の確執が描かれていて、ユダヤ人収容所を舞台とした話としては目新しかった。収容所の過酷な環境下にあって、ナチスに一矢報いてやろうとする彼の怨念めいた気力に驚く。尊敬はするけど一緒のグループにはなりたくない。生きるのが先でしょ、どう考えても。贋札作戦が成功しようが失敗しようが戦況がどう動くかなんて一個の人間には計り知れないことだし。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-18 00:28:38)

40.  ヒットマンズ・レクイエム 《ネタバレ》 3人の殺し屋の、それぞれの人間性が丁寧に描かれているので、それぞれに気持ちが入っていきやすい妙な気分になる。女好きの青年と、建築好きで宗教にも造詣の深いインテリ親父とボスのレイフ・ファインズ。ファインズはさすがに殺し屋稼業の狂気を纏ってるけど、この人もまた“筋を通す”人物なんだそうだ。みんなそこそこ情状酌量の余地ありかな、とつい思ったらバッサリ3人とも切られるラストなのだった。やっぱり殺しはイカンよね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-15 00:26:41)

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