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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ピエロがお前を嘲笑う けっこう楽しませてもらいました。あれほどリアルに建物に潜入したり追いかけられたりするハッカーも珍しいんじゃないかと。たしかにpcをカタカタするだけで完結するようでは、映画にならないでしょうから。ハッカーどうしの丁々発止の擬人化もいい感じ。 ただし、MrXとかいう親玉も含め、結局何がやりたかったのかよくわからない。単なる愉快犯だとしたら、ちょっと〝志〟が低いというか。最後の二転三転も、急に嘘くさく、安っぽくなった印象。それに何より、ヒロインをもう少し美人にしてほしかった。いろいろバーチャルな物語なのに、ここだけ妙にリアルで残念。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-10 23:56:03)《改行有》 2. ビリーブ 未来への大逆転 実在の人物はさぞかし立派な方だったのでしょう。しかし清流でも眺めるように、何事もなくサラサラと流れて終わってしまった印象です。いったいどこに着目すればよかったのかな? もっと「ガラスの天井」感に期待したのに。 それにこの大仰な邦題、そのへんのヒューマンドラマなら何でも当てはまりそうですね。やっつけ仕事はいかんだろうと。[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-06-18 22:45:04)《改行有》 3. 127時間 《ネタバレ》 久々に、目を背けたくなるほど痛そうな作品でした。しかし主題はそこではなく、そこに至るまでの過程でしょう。転落時の絶望感たるや、想像を絶するものがあります。しかも興味深いのは、世の中の誰一人として主人公の安否を心配していないこと。彼女とはすでに別れ、親からの電話には出ず、誰にも行き先を告げて来た風ではないので当然でしょう。言い換えるなら誰も待っていないわけで、生還しても日常が戻るだけ。主人公がその状況を一番理解しているはずなので、絶望感はひとしおだったと思います。 それでも生き続けたわけで、そのメンタルタフネスの源泉をぜひ知りたいところです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-23 22:52:01)《改行有》 4. ヒトラー暗殺、13分の誤算 まるでドイツ製の内燃機関を見ているような、非常に精巧に仕組まれた作品という感じ。冒頭の犯行シーンから、拷問シーン、回想シーンの織り交ぜ方が見事。ほとんど密室劇ですが、最後まで飽きません。要するに「ナチス版熱海殺人事件」ということで。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-29 03:34:09)《改行有》 5. 蜩ノ記 ぜひロケ地に行ってみたいと思うほど、映像は美しい。出しゃばらない音楽もいい。役所広司と岡田准一の武士然とした佇まいも「さすが」という感じ。しかし物語としては微妙。「時代劇=勧善懲悪」という構図は、そろそろどうにかならないものでしょうか。人間味のない聖人君子の話が、おもしろいはずがありません。 なお、例によって藤沢周平の原作かと思ったら、違うんですね。妙な〝伝統〟は受け継いでほしくないものです。[地上波(邦画)] 5点(2016-03-01 20:34:59)《改行有》
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