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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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21.  ファーザー 《ネタバレ》 意識があるまま、時間と記憶が混沌の中に落ちていく。 台詞も物事も辻褄が合わなくなり、己の記憶が改竄され、周りとのコミュニケーションが破綻していく恐怖。 そして相手が誰なのかも忘れ、自分自身も喪失していく・・・。 一歩間違えば本人もそうなるかもしれないアンソニー・ホプキンス演じる認知症の圧倒的リアリティ。 超高齢化社会になった現在、自分も家族も彼のようになったら向き合わなければならない地獄。 それでも緑が風に揺れるように全てを漂白していく。[映画館(字幕)] 7点(2022-06-24 23:03:52)(良:1票) 《改行有》

22.  Fukushima 50 《ネタバレ》 低評価の理由に納得した。 実話であるなら事実を淡々と客観的に描けばよいのに、 ヒーローもの、青春ものの要素を恥ずかしげもなくぶっこみ、 プロパガンダたっぷりの美談に仕上げてしまったこと。 後半は失速し、米軍のトモダチ作戦に、関係者家族のドラマを流す厚顔無恥っぷりで要るか、これ? そうなると事実と映画が分離され、余計に集中できなくなる。 震災によって得するのは他でもなく利権を貪る政治屋であり、 東京オリンピックと称した「パンとサーカス」で批判から目を逸らそうとしているわけだから、 吐しゃ物の臭いしかしない。 コロナ禍によって、化けの皮は完全に剝がされたけどね。 さらなる甚大な被害を食い止めようと奔走した現場関係者には頭が下がるが、 こんな形で利用されたら本当にいたたまれない。 ただただ後味が悪い。[地上波(邦画)] 2点(2022-06-24 22:51:03)(良:3票) 《改行有》

23.  プライベート・ライアン 《ネタバレ》 初見の衝撃は想像を絶する。 痛覚を刺激する無残な戦闘描写にしろ、 一人の若き二等兵を救うために築かれたような死体の山と血の海にしろ、 戦争という不条理をそのまま突き付ける。 しかしこれは反戦映画ではない。 かと言って好戦映画でもない。 戦争そのものをただ描いたにすぎない。 名のある一兵士の他につまらないことで死んでいく無常の人もいるだろう。 それでもどういう境遇にしろ多くの犠牲によって現在の平和がある。 過去を忘れない。 それこそが戦死した名もなき兵への鎮魂歌であり、被害を拡大させない抑止力ではないか。 平和は憲法で守られるほどタダではない、必ずどこかで綻びができる。 最初と最後の星条旗にアメリカに問い続ける。 本当の正しさを問い続ける。[DVD(字幕)] 7点(2022-05-27 23:54:11)《改行有》

24.  ファイナルファンタジー 話題性に釣られて映画館で観ていたが、期待も面白さも徐々に萎むばかり。ファイナルファンタジーぽくないし、わざわざフルCGで描く理由も感じられない。言及されていたように、普通にチョコボやモーグリが主役のファミリー向けにした方がまだ製作費を回収できただろうに。偉大な失敗作にもなりえなかったインパクトの無さにかけてあげる言葉もありません。[映画館(字幕)] 2点(2022-03-14 22:44:36)

25.  仏陀再誕 《ネタバレ》 映画館以外で見る機会はほぼないと言っても良いが、レンタルショップで偶然発見してしまったので冷やかし目当てに観賞。やっぱり酷い映画だった。キャラデザは現代的でアニメオタクを信者にさせる魂胆であるものの、平凡すぎるため見事なまでに空回り。また、この世とあの世の話の最中に絵がヘタだとか唐突なギャグを捻じ込む地点で脚本のセンスが微塵もない。ライターならともかく、コネで息子が書いている地点で仕方ないね。挙句の果てには、幸福の科学は良い宗教、創価学会は悪い宗教と謳うようなネガキャン展開で、双方ともイメージ最悪で逆効果。予算がなくなったのか終盤の特殊効果が初代プレステ並みになったり、宗教嫌いのヒロインの父親と悪玉宗教のボス(池田大作)をたらし込んで洗脳させていく過程は失笑もの。自分自身を美化し、ブッダの生まれ変わりとほざく偽善者・大川隆法のナルシストぶりにもうついていけません。こういうのは自分達の施設だけで上映、自画自賛してください。人に欲望があるからこそ文明が発達して便利な物質社会があるわけだが、楽してベンツを所有している詐欺師に愛とか心の豊かさとかを言われる筋合いなんてない。[DVD(字幕)] 1点(2022-01-09 01:21:07)

26.  舟を編む 辞書作りという、長い年月の掛かる非常に地味な作業を、綿密なプロセスと堅実な演出で上手く見せる。下手にギャグに走るようなユーモアがないことも好印象。しかしながら無味無臭。淡々としているが故に際立つような余韻を感じることはできなかった。[地上波(邦画)] 6点(2022-01-09 01:14:42)

27.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 ロドリゲス監督の悪ふざけと勢いが最高潮に達したのはこの作品ではないか。奇才の仲間入りを果たしたタランティーノと共に、向かうところ敵なしのやりたい放題のオンパレード。前半の緊張感溢れるクライムサスペンスの形を成しながらも、後半のバンパイアホラーは反則としか言いようがない。でも、この馬鹿さ加減、嫌いではない。見る前に某ハンドブックでネタばれされていたのが惜しい(でなければ興味持たなかったかも)。記憶を消して、後半のぶっ飛び加減を共有してみたい。[DVD(字幕)] 8点(2021-12-02 21:20:13)

28.  ブンミおじさんの森 ティム・バートンが審査員長であることも大きかったのだろう、2010年のカンヌパルムドール作品。他では真似出来ない独創性はあるが、一つ一つのエピソードが発展せず空中分解するだけ。東洋的情緒に溢れた映像美もありふれた感じですぐ飽きてしまう。同じ意味不明なら次年度の最高賞である『ツリー・オブ・ライフ』の方がまだマシ。[DVD(字幕)] 2点(2021-10-23 21:27:38)

29.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 消費社会に警鐘を鳴らした世紀末より問題が深刻になっているからこそ、作品の先見性に驚かされる。あれから20年、消費社会が深化してデジタル消費社会になり、マイノリティの発言力が大きくなり、多様性の広がる世界になったと思いきや、閉塞感に覆われる矛盾。どう見られているかという管理社会になったことで、"去勢された"男性はより無気力になり社会の隅に追いやられる。そう、何も持っていない男が理想の自分(男性性の象徴)に囚われ、痛みという通過儀礼によって現実を受け入れ、アイデンティティを獲得するまでの映画なのだから。欺瞞の社会に疑問を持たなくて良いのか。己を騙して生きていないか。理念は立派であるが折り合いをつけられず、そこを拗らせてしまうと、ポピュリズムの台頭を許すことになる。[インターネット(字幕)] 8点(2021-02-20 00:11:28)

30.  ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 シリアスで煩雑な人間関係や説明に尺を割いても、完結編で盛り上げるなら分かる。ただ、本作は5部作のうちの2作目、まだまだ続く。魔法生物もユーモアも本作では影を潜め、悪の勢力との戦いを惰性で見続けるようではハリポタの焼き直しではないか。同じ世界観だからこそ、違う視点で一本程度の映画に軽くまとめてほしかったが、この調子では今後も期待できないだろう。[地上波(字幕)] 4点(2020-11-27 21:13:23)

31.  ブラックパンサー 《ネタバレ》 アメコミ映画初の作品賞候補とのことだが、アフリカ系主体、フェミニズムといった反トランプ的要素が考慮された結果だろう。多様性を意識しすぎるというよりゴリ押し感があり、映画にあまりのめり込めなかった。地上波ではかなり削られていたようだが、どれもこれもどこかで見た展開ばかりで、奇抜な設定以外、目新しいストーリーも捻りも存在しない。舞台衣装とセットだけは良かった。MCUに興味がなければ苦行のような映画だろう。同監督なら『フルートベール駅で』のような作家性の発揮できる映画が自分には合う。エンタメ性と多様性が水と油のように混ざらないのは、一部を除き、最近のディズニーの持病みたいになっているね。[地上波(吹替)] 4点(2020-03-21 00:53:53)

32.  2人のローマ教皇 《ネタバレ》 バチカンを舞台にした、新旧ローマ教皇の小品な会話劇。これだけ見ると堅苦しい題材であるが、ジョナサン・プライスとアンソニー・ホプキンスのベテラン二人による自然体あふれる好演と、ユーモラスな台詞の応酬が心地良い。保守派と改革派の対立する二人に及ぼした背景と、犯した重い罪による苦悩、そして再生までを丁寧に描く。お互いに影響を受けながらも氷解した関係になり、ファンタ片手にピザを食べたり、W杯中継に興じるシーンが微笑ましく、彼らもまた完璧ではないどこにでもいる人間なのだと親近感が湧く。軍事政権下のアルゼンチンの混沌とスラムの貧困描写は監督らしい。来日した現教皇のスピーチに違和感を持った人は少なくないと思うが、会社もトップも変化の意思がなければ社会も人も変えられないし、誰もが自分の世界に引き籠っている"無関心のグローバル化"への警鐘は、本作を見て説得力はあったと言える。[インターネット(字幕)] 7点(2020-01-05 10:09:28)

33.  ブラック・クランズマン 《ネタバレ》 スパイク・リー監督の映画はこれが初めて。きっかけはアカデミー作品賞の『グリーンブック』への抗議だった。そう、『グリーンブック』での人種差別の描き方や融和ムードを盛り上げる演出について違和感を持っていただけに、本作が如何に反骨精神バリバリの怒りの映画であることがよく分かる。その描写には妥協がなく、KKKを愚かに滑稽に描いているからこそ、金も取り柄も何もない人たちが見下す相手を攻撃して安心しようと団結する。その姿には心の余裕もなく、日本では"ネトウヨ"が代表するように世界中どこも同じなんだなと痛感する。しかしながら、その政治的主張があまりに強すぎて、映画のバランスを崩壊させてでも優先した記録映像は蛇足。本編だけでも十分伝わってきてると思うのだが、こうでもしないと現地には伝わらないアメリカの病理を垣間見た。[DVD(字幕)] 6点(2019-10-22 01:28:21)

34.  ブラック・サンデー 《ネタバレ》 レクター博士シリーズの猟奇犯罪もののイメージが強いトマス・ハリスだが、緻密な取材と膨大な資料の数々で積み重ねたリアリティに、ジャーナリスト出身ならではの原作力が光る。その素材を余すことなく活かし、イスラエル諜報員vsテロリストの攻防を公平な目線で緊迫感たっぷりに描写したフランケンハイマーの職人技も負けていない。普通なら盛り込むだろう幼稚なメロドラマを排除し、余計な後日談をバッサリ切り捨てる潔さを買う。30数年経って、まさか911が起きるとは誰もが思わなかっただろう。午前十時の映画館で見たかった。[ビデオ(字幕)] 7点(2019-08-09 22:37:19)

35.  ブリーダー 《ネタバレ》 ビデオショップで働く映画マニアを狂言回しに、コミュニケーションの不通と行く末の明暗が綴られる。レフン監督の母国であるデンマークが舞台で母国語のためか、監督のスタイルが確立しながらも初期作品ならではの荒削りさ、北欧の空気が感じられ、近年の分かりづらさは皆無。父親になる勇気がなく鬱屈を抱えるレオと、恋をするもなかなか踏み出せないレニーの対比。ささやかな希望が目の前にあるのに、その一線を越える覚悟を持つか手放すかにおいて、現実の我々と変わらないところにリアリティを感じさせる。変化のない寂れた町と彼らの閉塞感が強く共鳴する。[インターネット(字幕)] 6点(2018-12-24 21:55:42)

36.  ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 もなく不可もなく。エディ・レッドメインの好演である程度楽しめるものの、ハリポタのような熱狂が感じられない。魔法で何でも出来ちゃう、既に見慣れてしまった世界観に予想できる展開ばかりで、ワクワクが長続きしない。新しい基軸を打ち出せず惰性で作らざるを得ないところに、J.K.ローリングの限界を感じてしまった。[地上波(吹替)] 5点(2018-12-24 21:52:47)

37.  ファントム・スレッド 《ネタバレ》 冒頭10分でオートクチュールの仕立屋レイノルズと彼を取り巻く上流階級を隔たりなくスムーズに描く手際の良さに、ポール・トーマス・アンダーソンとダニエル・デイ=ルイスの徹底した芸術家肌を見る。埃一つ落ちていない、一つ一つが芸術品のような仕事場、面倒の無い規則的な習慣こそが彼の世界で彼の全て。ところがアルマという"未完成"な女性を気に入ったことから、静かな不協和音が生じる。自分にとって都合の良い、理想の"マネキン"として仕立てていくはずが、逆にアルマが彼をコントロールしようとする展開からホラー風になる辺りが新鮮。恋愛も結婚もお互いに妥協しながら維持していくものであり、レイノルズみたいな完璧主義者を陥落させるにはどうするかという一つの答えだろう。物事が進まないことを私のせいにするならば、逆に私なしでは生きられないようにしてあげるという、ヤンデレ的なSMプレイ。共依存にも思えなくないが、あえてハッピーエンドで終わらせる潔さを買う。一作一作完全燃焼で全力投球するダニエル・デイ=ルイスの引退作になるのかと思うと寂しい。[DVD(字幕)] 8点(2018-11-08 18:51:33)(良:1票)

38.  ブラディ・サンデー 《ネタバレ》 最悪の結果を招いたのは対立だけでなく、北アイルランドのデモ隊とイギリス軍、各々の連携が取れてなかったのだろう。エネルギーの余った若者たちが暴徒化しなければ、本部の指揮と現場の意思疎通が取れていれば、その歯車の噛み合わなさによる悪い偶然が取り返しのつかない事件に発展していく。煽情的に盛り上げることを避け、極めて淡々と描いているが、最後まで飽きさせない構成力。ただの再現ドラマとして細部まで描くのではなく(というよりできない)、その日その日の即興的な演出がむしろ現場を目撃したような迫真さを生み出すことに成功している。世界が事件に関心を持ってもらう意味では、グリーングラス監督の意図は正しい。エンドロールの"Sunday Bloody Sunday"が痛切に響く。[DVD(字幕)] 8点(2018-11-03 13:21:48)

39.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 個人的には肌に合わなかった。ダイヤモンドという富と栄華の裏で、どれだけの犠牲がアフリカの小国で生まれているのか、分かりやすくメッセージに富んだ娯楽作として仕上げているあたりは流石。でも、その片棒を担いでいるハリウッドには言われたくない。安価のエコカーを所有して環境保全をアピールしている臭いに近い。シエラレオネが平和になったのかも怪しく、いつの時代も裏から手を引いて莫大な利益を得ている奴はいるものである。『ナイロビの蜂』同様、知っていても何もしてあげられない、むしろグローバル社会が作り出した裕福さに手を貸している現実がそこにある。[DVD(字幕)] 4点(2018-09-30 01:04:02)(良:1票)

40.  プラトーン 《ネタバレ》 ベトナム戦争で行われた米軍の蛮行と狂気を描いた力作は他にもあるが、従軍経験のある監督の目線で描いているだけに貴重と言える。戦闘以外の細やかな日常描写にも隅々にリアリティが行き渡る。戦争の無い世界だったら理想の上司として愛されていたエリアスは、人間であり続けるために理想との狭間に苦しみ麻薬に逃げる。そう、常識も倫理も通用しない戦場ではバーンズのような冷酷な人間が生き残り、成果を上げているのが現実。生活のため、愛国のため、ただ人殺しするため・・・行き着く先は彼らを掌で踊らす国家に対する怒りと憂いである。内省はあれど同じことを延々と繰り返すアメリカ。それは、軍需なしでは維持できない、武器を放棄すれば無慈悲に潰される、虚勢で築かれた国家の病理そのもの。ジレンマに揺さぶられながらも、非人道的行為の真実を伝え、ダメなものはダメと言えない国に未来はない。[DVD(字幕)] 8点(2018-07-31 22:01:24)

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