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プロフィール
コメント数 1620
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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41.  ブラックホーク・ダウン 《ネタバレ》 『プライベート・ライアン』と同時期・同系統の映画で、そのジャンルでは今なお(両作ともに)最高峰とされているのではないかと思います。若干の違いがあるとしたら、中でもコッチはごく高度に実話ベースとゆーか、リアリティの描き出しの方により全体の質感を寄せているとゆーか、部分的にはドキュメンタリチックにも感じられる…てのがまた確か、かとは思いますかね。 で、私も全然優れた方の映画だ、と思うのはまたまた確かなのですケド、何回観てもあまりしっくり来ない…てのがまた×3正直なトコロでもありまして、ナニかやっぱり「中途半端」な作品だ…という気がしてしまうのですよね。大作映画だからどーしたって興行面を無視するワケにもいかなくて、だからリアリティ重視とゆーても映画的展開運びを全くしないってコトにはならないし、でもでも(方針的に実話ベースで進むしかないから)実際の事件の展開同様に終盤はグダグダになって盛り下がってゆくしかないし…(+それは事態急変当初、ごくアクション映画的にメッチャ盛り上がった部分とだって確実に整合していないと思うのですし…)逆に、リアルにドキュメンタリ的に描いて戦争の悲惨さ・不毛さを際立たせるのが目的の大きな一つだとして、だとしたら(結局)米軍よりもケタ違いに犠牲者が多かった(+作中ではまた確実に「敵」としてしか描かれていない)ソマリア人の描き方ってのは、率直にコレは「正しい」のか、と。 それでも、評点としてはもう一点加える方が(個人的な感覚としてはまた)正しそうにも思われるのですが、な~んとはナシに今回はいったん低めに寄せたこの評価としておきます。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-02-26 09:46:38)《改行有》

42.  ブラック・フォン 《ネタバレ》 街では、少年を狙った誘拐事件が連続していた。近しい友人達すらも異常犯罪者の魔の手に落ちてゆく中、遂に主人公も…地下室に閉じ込められた彼もまた、犯人の毒牙にかかってしまうのか…しかし、救いの手は意外な所から差し伸べられたのだった……… 妹が軽く霊感持ってるコトなんかも含めて、状況設定としてはホラーとして観たコト無いなんてワケでは全くねーのですが、キモとなる中盤の展開とゆーのは率直にかなりユニークですね!このお蔭で今作、ジュブナイル・ホラーで霊能もので、当然サイコスリラーなのにオカルト、そして何より(一風変わった)青春もの・友情物語としても十二分に成立している、という非常に独特な質感に仕上がっていたかと思います。妹が(ガキンチョのクセに)相当に気っ風の好い・気持ちの好い女のコで、彼女が目立つ序盤&終盤は(比較的にも)シンプルにかなり面白かったと思いますし、特にラスト付近は主人公の兄貴の方も正に「一皮剥けた」という感じに抜群のキレを発揮してくれるので、観終わった感じもごく良好でしたです。フツーにオススメできる良作ホラーかと思いますね。 多少物足りなく感じた部分があったとしたら、そーは言いつつ中盤が少し地味でかったるかったかな…というコトですかね。描写自体が少し地味なのに加えて、ここら辺てのはヘルプ幽霊の助言に従ってるのに結局上手いコトいかん…という予定調和がまたダルいのと、同様にこの辺の幽霊ってのは(主人公が名前を知ってたってダケで)別に生前に深い繋がりが在ったというワケでもないのでその意味でも少しエピソードとして濃度が薄いのですよね。重ねて、かなりユニークで、かつホラーとして・娯楽映画としての基礎的なクオリティもまま高い作品ではあるのですが、その点を念入りに勘案してのこの評点というコトで。。[映画館(字幕)] 6点(2022-07-01 23:09:33)《改行有》

43.  プロジェクトV 《ネタバレ》 ジャッキー・チェンが民間の国際軍事会社「ヴァンガード(Vanguard)」の社長なので、プロジェクト「V」なのです。そしてジャッキーもまだまだ闘ってくれてますケド、メインは若手の男のコ女のコに任せてる感じですかね(でも川下りのシーンで間違って落っこちてプチ騒ぎになる等、まだまだ体張ってるらしいすよ!)。その若手は男女どちらもかなり眉目秀麗で率直に好かったです(特に第一主役の男のコはかなりのアイドル的イケメン)。 かつてのカンフー映画(そーいうのもまだまだ探せば最近も在りますケドね)とゆーよりは、コレもより総合的アクション作品とゆーか、まずは徒手格闘よりだいぶガンアクションの比率が高めではありましたし、またドローンその他の最新テクノロジー的なギミックも多々盛り込まれていました。ただ、全体的に相当にCGを多用している感じでもあり、かつそれらのシーンは少し早送り+コマ落ちな感じも無くはなかったのですね(=ハリウッドのA級と比べると少~し違和感があるカモ…的な)。また、ストーリーもごく単純でアクションを眺めてゆくのがほぼメイン…という作品でしたが、アクション自体は量はかなり豊富でバリエーションもあったので、概ね満足は得られたかと思います。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-03-20 22:52:14)《改行有》

44.  ブラック・サバス/恐怖!三つの顔 《ネタバレ》 全体的には時代相応に非常に古典的なホラー・スリラーではあるのですが、まず第一に相当にチャンとつくられたホラーであるのでして、セット・美術面の重厚さは率直に中々素晴らしいです(何かの流用なのでしょーかね?)。怖がらせ方(=怪異の本質的な部分)もまたシンプルで古風なのですがソコは流石のマリオ・バーヴァ、コレも率直にどれもそこそこ以上に怖いです(私はともかく、子どもとかが観たら今でも結構怖いと思いますね)。キャストの女性陣も揃って品好く美形で、その意味でも中々グッドな雰囲気が醸されていました。オーラス、ボリス・カーロフが少しコミカルに締めくくってくれるのも、コレも実はワリと適切だと思いましたね(公開当時なら尚更そう感じられたでしょう)。 1.電話(25分) 極めてシンプルな話だが、静かにそこそこ迫力は出せているかと。主人公の恐怖の演技もまずまず+前述どおりかなりの美形なので引きつった顔がまた美しくて好い雰囲気。ラストの刃傷沙汰なども含めて諸々やりすぎない、とゆーのもまた古風だが、コレも今作では逆に好い様に作用している様にも感じられる。一つだけ、流石に内容に比して尺が少し長い様な気もする(掴みとしては全然悪くないケド)。 2.吸血鬼ブルダラック(41分) 短編とは言えコレも非常に重厚なつくり。ヴルダラックとゆーのはスラブ系の神話的概念で、人狼あるいは吸血鬼というトコロを意味するらしい(原作はトルストイの中編)。吸血鬼ものとしても確かにオーソドックスかつ古典的ながら本質的にとても恐ろしい話ではあるし、ヴルダラックは愛する者の血を好んで吸う、というのも中々悍ましくも興味深いお話のポイントになっている。ホラーとしても要点はごく重厚で陰鬱な雰囲気+ボリス・カーロフの見た目(特に異常なまでに悪い顔色)、という意味で重ねて非常に古典的な作品ではあるものの、その2つの面のクオリティは全く悪くなく、やっぱり子供が観たら夜寝られなくなるんじゃね?というレベルで怖いという様にも思われる。3作品の中では一番好き。 3.一滴の水(22分) ラストも比較的シンプルな幽霊もの。タイトルにもある通り、水滴を使った怖がらせ方がこれまた古風だが今観ると逆に少し新鮮で、エッセンシャルな怖さとゆーのを十分に堪能できたと思う。一点、技術的な問題ではあるのだが、蝋人形的なお化けがフツーに(=特に特殊効果無しで)出まくるのにはあまり超常現象感が感じられない、ソコは少しだけイマイチかも。ただ、コレも決して出来は悪くないかと。[インターネット(字幕)] 6点(2021-11-01 21:22:08)《改行有》

45.  プロミシング・ヤング・ウーマン 《ネタバレ》 ムム…リベンジものですが、スリラーではないのですね。そもそも、お決まりのエロやヴァイオレンス・残虐描写というのはほぼ無いと言ってよいです。「前途を約束された女性」だった主人公が、とある事件の所為で七年も苦しみ抜いた末に、ふとそれを乗り越えかけた様子も見せつつも、結局は呪縛から逃れられず最悪の結末を迎える、という本質的には全く爽快・痛快なお話ではないのです。非常に迷いましたが、私のポリシーからは少し外れる映画なので1点引いておきます。 ただ、映画としては相当に好く出来ている方です。結論的には主人公の女性を描くことに完全にフォーカスした作品だと言えると思いますが、それを演じるキャリー・マリガンは諸々と絶品な出来でしたね。やさぐれて老け込んで疲れ果てた様な気怠い様子から、一転して怒りを迸らせて凄む様子の迫力たるや。また、いっとき前向きになる場面の幸せそうな様子も(儚げな翳を含みつつも)非常にチャーミングでした。もう一つ、先ほど老け込んでと言いましたが、作中年齢は30歳のトコロ実際のマリガンは30半ばで、ソコのちょっと「薹が立った」感じもなんか妙に色っぽく見えたりしましたですね。中々に魅力的な女優さんだと思いました(だから尚更、このラストの無念さが際立つのですケド)。[映画館(字幕)] 6点(2021-07-31 21:45:05)《改行有》

46.  ブラック・ウィドウ(2020) 《ネタバレ》 ブラック・ウィドウの物語としての側のおはなしの中身は、率直にだいぶ好かった・好く出来ていたと思いました。テーマはシンプルに「家族」あるいは「女性(姉妹・母娘)」的なトコロで、ありがちな内容とも言えますが私は普通に好きなヤツでしたし、各キャラの設定のつくり込みやキャストの実際の演技もごく手堅いものでした。フローレンス・ピューもカッコカワイくてグッドでしたが、レイチェル・ワイズが中々存在感ありましたね(年齢を重ねることで何か「闇」属性というか、そちらの方面への深みというのを獲得した様に感じています)。 他方、アクション面やそっちの側のストーリーは、合格点以下とは言いませんが特筆するほどのクオリティではありませんでした。ブラック・ウィドウが主人公である以上スーパーヒーロー的なアクションとするのにはチョイ難があるんだけど、それでもマーベル作品なんだからあんまり地味でもなあ…的な逡巡が見え隠れするとゆーか、ちょっと中途半端なよーに思えて、と言いますか。個人的には、スーパーヒーローものの質感を目指すよりは、スパイ映画程度のアクションスリラー的な感じに仕上げた方が好かったのでは、という様な気もしますですね。[映画館(字幕)] 6点(2021-07-11 13:16:33)《改行有》

47.  ファーストラヴ(2021) 《ネタバレ》 決してそこまで悪い作品ではないかと思います。ただ今作は一点、本筋の心理サスペンスの部分については率直にかなり高度というか、ハッキリ「難解」だと感じます。とにかく、事件当時の芳根京子の行動、そしてその心理は、作中で非常に丁寧にその背景事情を説明された上でもなお掴み切れない、というか納得には至りませんし、結局裁判所の最終的な事実の解釈も弁護側のストーリーとは異なるものに終わりました(そこは所謂「単純な説明ほど正しい」という判断なのだろう、と)。私の観た感じの感想は「サスペンスとしてはやや消化不良」というのが正直なトコロです(それこそ、ちょっと原作の方も読んで確認したくなっちゃう、的な)。だから本作がヒューマンドラマチックに暢気なグッド・エンド風をカマして終わっていくのは、個人的にはチョイ違くない?という感じでしたね。 あとはまあ、演技、ですかねえ…北川景子ね〜彼女もある面で巧くなったというか、特に一定程度に感情を入れての部分はそこまで悪くなかったかと思うのですよ。問題は前半、彼女が公認心理師、つまりカウンセラーとして、相手を落ち着かせるよう(自分の)感情を抑制した静かなトーンで言葉を発してゆくシーン、ココがどーにも単なる棒読みに聞こえてしまう、のですね(同じアプローチの窪塚洋介の中盤の演技とは差が歴然でした)。いま一歩今後に期待、というトコロでしょーか。 最終的な評価はかなり迷いましたが、いったんこの位とさせていただきます(ゆーても心理サスペンスとしてまあまあ面白かったと思うので)。[インターネット(邦画)] 6点(2021-06-14 01:16:41)《改行有》

48.  ファウスト(1994) 《ネタバレ》 建付けとして『ファウスト』の構造を取り入れてはいるものの、基本的には監督のやりたい放題、という映画ですね(特に序盤は完全にそーですケド)。何しろメフィスト登場までにもエラい時間が掛かりますし、そこまでの描写にはシナリオ上の意味、というのも殆ど見い出せないのですから、こーいうのに馴れてない人にとってはかなり辛い映画だと思います。 やはり見ドコロはその独特な表現にあるかと思います。これはもう説明不要かと思いますが、ストップモーションアニメ・人形劇・シュールな演技、等々、その意味での面白さ・ユニークさはこれも十二分に備えている作品かと。個人的に注目していた「食事」のシーンは、今作時点ではさほど「悪趣味」でもなく、少しホッとしましたが(後続作品でのアレ、ワタシはかなり心を抉られるものですから)。 2018年の監督最新作『蟲』も、早く一般公開・DVD化されないかと期待しています。[インターネット(字幕)] 6点(2021-06-06 21:09:37)《改行有》

49.  Plastic Love Story 《ネタバレ》 監督の初期作品としては、前作『雨粒の小さな歴史』に引き続き自主制作ということらしい。率直に、今作の方が仕上りがだいぶん「粗い」とも感じられる。ただその粗さというのは、今作が描こうとするものがより「激しい」ということに依る様にも思われるし、その意味では「敢えて」である様にも思える。もちろん、自主制作であるが故の役者その他のクオリティ(ちょっと失礼な言い方かも知れないが)を鑑みて、今作では取り繕うよりはむしろ剥き出しに、というシビアな判断があったのかも知れない、とも思うけれど。 交わらない3つの物語が描き出すのは、比較的シンプルな、ただし根源的な絶望を宿す人間像である。一個の人格形成において注がれる愛が「足りなかった」ことによる自己肯定感の致命的な欠如と、それが生み出す病的な「愛(或いは他者に必要とされること)への渇望」、そしてそれは、自己または自己と他者との関係性の破壊へと終着してゆく。「歪んだ」彼女らが追い求めたものが仮に愛だったとしても、それを与えてくれる人に彼女らが与え返すことができるものは決して愛ではなくて、むしろ拒絶こそが(相手を思い遣るという意味での)愛には近い、ということなのだろうか。確かにこれは、これ以上無いほどに悲しくて絶望的なラブストーリーであると思う。 本質的には、十分に8点を付けられる内容であるかと思っている。一方で、諸々のクオリティの実際、というトコロには大いに改善の余地が残されているとも思う(正直、セルフリメイクしてもいんじゃねーか、と思うくらいに)。この評点はその点を念入りに勘案したもの、というコトで。[DVD(邦画)] 6点(2021-05-30 05:01:55)《改行有》

50.  フェリーニの道化師<TVM> 《ネタバレ》 序盤や終盤は少し劇映画ぽいけど、中盤の感じ、あと全体的にも実質はドキュメンタリなのですね。その意味では、種々の道化の貴重な「芸」というものを味わえる点で、個人的にはかなり興味深く観ることが出来ました。雰囲気的にはチャップリンの喜劇に近いかな、と(これは、実はどっちが先か、と言われればけっこう難しい問題なのかも知れませんが)。オーラスの大騒ぎなんか特にそんな感じでしたが、色付きでしかも「映像の魔術師」の業ともなれば、かなり美術的にも面白い映像だったのは間違いありません。 音楽はニーノ・ロータなのですが、基本的にはポピュラーな既存の音楽で構成していましたかね。ただ、終盤にどー聴いても『ゴッドファーザー』な音楽が入ってたのはちょっとビックリしましたが(ゴッドファーザーの公開は1972年で、本作の2年あとですね)。[インターネット(字幕)] 6点(2020-11-11 22:26:42)《改行有》

51.  フロム・ビヨンド 《ネタバレ》 この映画、やりたいことは分かるのですが、改めて観るとお話の方はちとメチャクチャ過ぎますね(やりたいことの方が更にメチャクチャだ、とゆーのは一旦置いといて)。ここまで来ると物語としてはちょっと訳分からんし、種々の描写も奇ッ怪過ぎて『死霊のしたたり』の様にコミカルさを目当てに観れる、というレベルに在るワケでもないかと思います。 なので本作、ただ奇ッ怪な映画が観たい!という完全なるマニア向け作品にも思います。デロデロドロドロのクリーチャーは『物体X』をどこか彷彿とさせますが、気持ち悪さと人体破壊描写のグロさ加減は彼の名作にも優るとも劣りません。個人的には、ややチープなのも逆に味が有る様にも思えます。加えて、今作にはエログロ系の要素もタップリ加味されており、バーバラ嬢の正に体当たりなお色気シーンは、ここだけは誰もが大喜びで観れるだろう大きな見所となっています(殆ど紐でケツ丸出しのボンテージ衣装には大いにゾクっとしました)。 ユズナ&ゴードン、コムズ兄さん&バーバラ嬢、加えてケン・フォリーの旦那という、往年のB級ホラーファン垂涎のキャスト・スタッフを擁することを含め、前述どおりマニアなら必見の大怪作と言えるでしょう。オススメかと言われれば普通にオススメであります。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-07-06 22:59:26)《改行有》

52.  フライト 《ネタバレ》 航空アクションな序盤、ジャンキーな中盤、法廷劇な終盤、人間性を発露するオーラスと、中々に変わった展開をする点は先が読めなくてまあまあ面白いが、中盤がだいぶん長いことダルいのが映画としては玉に瑕。ただ、デンゼル・ワシントンの演技はまずまずだし(アクション俳優の面目躍如な序盤の緊迫シーンや、ラストシーンとかは言うまでも無く)、中盤までの内容からすれば意外と言える様な爽やかな鑑賞後感が残るのも悪くはない。一風変わった作品として、観ておく価値は有る。[DVD(字幕)] 6点(2020-04-19 01:08:06)(良:2票)

53.  プロジェクトA子 《ネタバレ》 Amazon Prime Video(なんかのチャンネル登録で)で観れたので、有名作だし試しに観てみた。しかし、画質が非常に悪い(至極残念)。 内容的にはとにかくやりたい放題といった感じのメチャクチャで、特にギャグパートかと思ったC子の取り合いがひたすら最後まで続くというのは正直面食らった。ギャグはパワフルで個人的にはそこそこ笑えたし、美少女バトルシーン、メカバトルシーンもそこそこの出来だと思う。突き抜けて良いとまでは感じなかったが、暇潰しには十分。 続編は今のところAmazon Prime Videoでは観れないようだ。画質が向上するなら観てもよいのだが…[インターネット(邦画)] 6点(2020-02-13 23:52:23)《改行有》

54.  プールサイド・デイズ 《ネタバレ》 超絶いい加減なサム・ロックウェルをはじめ、プールサイドの面々は実にコミカルで、主人公がこっちに居るときはこの映画はとても楽しい。その一方で、サイテー男スティーヴ・カレルと自分のことで手一杯な母ちゃんトニ・コレットが待ってるおうちの方は、実に陰湿で暗ーい何とも堪え難い空気(観てるこっちも実際に堪え難い)。雰囲気の両極端さそのままに、主人公はスティーヴ・カレルと完全に決別して映画は終了するが、こういうただ一方的な人間関係って個人的にはあんまり好きじゃない(一方が100%悪役というのは、少し単純すぎて映画として浅いようにも感じる)。 でも「反抗」できるようになるって思春期の一番最初の顕著な成長だとも思うのだよね。それを描きたかった映画なのだとも思うし、その意味では終盤の展開も、またその部分の子役の演技も決して悪くなかったと思う。重ねて、コメディ部分はとても面白かった。一番笑ったのはやっぱりしれっと戻って来てるルイス(実は演者は監督だそうで、お疲れ様です)。青春ものを観たい!ってときの選択肢としては、十分にアリかと。[DVD(字幕)] 6点(2020-01-23 00:03:18)(良:1票) 《改行有》

55.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 MX4D・4DXは個人的に別に嫌いではないのだが、基本的に乗り物映画(特に航空機・航宙機の類い)の場合に選択肢になるかなという程度なのである。今作はクルマの話で、教習車しか運転したことのない私にとっては優先度が決して高くはないのだが、近場でイイ感じの時間にMX4Dの回が配されていたので、軽いノリで参上してきた。結果の方は、レースシーンの臨場感は否が応でも高まって良いが(特に急加速したりするシーンではこっちも加速度が感じられて良い)、割とどーでもいい場面でも車乗ってると必ず椅子が動くってのは(特にラスト付近の情感高まるシーンでは)ハッキリ言って邪魔なだけで、かなり興醒め。まだまだ発展途上の技術だと感じる。 映画の内容の方は、ひたすらレースで勝つのが目的な話で、この題材の映画としても結構単純な内容だとも感じる。とは言え、デイトナでの勝利と、それに引き続くル・マンでのフェラーリとの激戦・劇的な決着までは最高に盛り上がった。がしかし、個人的にはどうにもそこからのル・マンの結末にはただ盛り下がるしかなく、その一点のみで本作の個人的評価はかなり下がってしまったというのが正直なトコロ(ここの部分は完全に実話らしいので、何ともしょーがないのではあるが)。 ただ、更にそこからの哀愁漂うラストまでのつくりは決して悪くないし、つーか上記の場面以外は全体としても長尺ながら全くダレずにとても面白く観れたし、十分に良作と言ってよいクオリティは有る。加えて、C・ベールの眼光一閃で3人くらい殺せそうなレース中の鋭い目付きは超迫力で、あんまり観たことないくらい物凄かった。これのためだけに観る価値が有るレベルだと思う。[映画館(字幕)] 6点(2020-01-21 23:31:05)《改行有》

56.  ブレックファスト・クラブ 《ネタバレ》 青春ドラマ in 図書館(=密室)で、要は演技が勘所、という作品なのだが、やはりちょっと自己主張の強すぎる欧米か!なティーンの感じが個人的には肌に合わない(なんかワザとらしく感じちゃうのよね)。しかし、終盤の本音で語り合うシーンは「ちょっと何言ってんのか分かんない」感も含めて脚本としても演技としても非常に秀逸な青春の風情。「不思議ちゃん」のキャラが個人的にはツボ(ルックスも率直に凄く好み)。[DVD(字幕)] 6点(2020-01-04 03:26:47)

57.  ブレードランナー 《ネタバレ》 純然たるSFであり、世界観を語ることで勝負している映画である。なので、ハリソン・フォード主演の大作SFだからと単純明快で派手な(アクション)作品を期待すると肩透かしを食らうだろう。その上で、その勝負所な世界観にどうも使い古された感がある現在では(実は本作の方が「先」なのだろうが)やや既視感のある作品になってしまっている。 また、ほぼCGを使わない点も(良いことなのかも知れないが)現代に至るとイマイチ見慣れたSF感というものが無く、替りの特撮はこれも現代では非常にチャチで、全体としてもやはり、やや陳腐化してしまった映画と言えるかも知れない。ただ、混沌と荒廃を包含した悲観的近未来感と、ゆったりしたテンポから醸される文芸映画の如きハイソな趣は中々に面白い。レイチェルの無機質な美しさも作品に華を添えている。[DVD(字幕)] 6点(2019-11-17 00:22:32)《改行有》

58.  フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 《ネタバレ》 東宝の特撮映画で、正にその全盛期につくられたやや異色作…といったトコロでしょーか。同時に、比較的意欲作でもある様に見えており、序盤かなりの尺を使ってフランケンの存在・背景事情を凝った内容で丁寧に導入していたり、あとは特撮でもまま難しいと言われる「怪人以上・怪獣未満」の10m前後?のモンスターの表現を中盤に盛り込んでいたり、とその辺はまずまず興味深く・ユニークにも観れましたですね。他にも、ほぼ生身で主役のフランケンを演じた古畑弘二さんという方は今作をもって役者引退されたとのコトですが、中々どーして激しいアクション+そこそこチャンと「怪獣ぽく」見える演技も含めて(素直に)凄いな~と思いました。 しかし、私の観たのは「大ダコエンド」の方だった様なのですが、どっちにしろ終い方はごく唐突で違和感のあるモノの様ですし+だったですし、まずソコは率直にイマイチかな~と思いますね(⇒まァ本家ユニバーサルのフランケン映画の方とて、どれも大体そんな感じで終わってたな…という気もしますが)。あと、先ほど古畑さんは頑張ってた…と言いつつ、やっぱどーしたって今作のフランケンは「生身の人間」に見えてしまうコトも多くて怪獣としては好みは分れるかな~とも思いますね(どだい、なんで好い感じにボロ切れを纏ってんの?みたいな違和感も確実に在り続けるのですし)。楽しめはしましたが、それ以上とは…てな感じすかね。[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-25 12:29:50)《改行有》

59.  フランケンシュタインの逆襲(1957) 《ネタバレ》 コレも結論的には正直、あまり好いつくりだとは思わなかったのですが、今作はハマー・フィルムのクラシック怪奇映画路線の嚆矢となった(コレまた)歴史的作品だ…てコトなのですよね。そーいや確かに映画自体の質は諸々と高い=凝ってるし、何より主役のピーター・カッシングは(また確実に)卓越した仕事をされていた…とは思うのです。しかしとにかくユニバーサル版=ボリス・カーロフ版とは「全く違う」お話&コンセプトになってしまっているので(⇒両方とも当然ホラーの範疇ではありますケド、更に細分化したら何ならジャンルとしても全然違うヤツ…てなモンで)、フランケンシュタインと言えばカーロフ!という現状に於いてはどーしたって違和感の方を強く感じてしまう人が多いかな…と思います(私も正にそーだったので、いずれ暫くのちに再見はしよーかと思ってます)。 重ねて、今作はピーター・カッシング主演の「サスペンス系」ホラーで、そしてフランケンは主役ではなくあくまで「舞台装置」の一つで、だから最大の見ドコロは彼の振舞いでもなくてカッシング演じるフランケン男爵&その盟友ポールとの関係性に生じる「サスペンスな緊迫感」なのであります。その点を踏まえて観てゆければ、ラストの余韻はきっと更に優れたモノになるのだと予想されます(⇒フランケンが特に大したコトもせず、唯々見た目が気色悪いダケ…とゆーのも然程気にならなくなるのかな、と)。私も重ね重ね、次はその様に観てゆきたいな、と。[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-27 00:19:40)《改行有》

60.  フランケンシュタインの復活 《ネタバレ》 世紀のホラー・レジェンド、ルゴシ&カーロフ夢の競演!てなモンですが、好くこんなカーロフの庭に態々ルゴシが乗り込んで来たな…と思ってたら、中々どーしてルゴシの存在感の鮮烈・強烈なコト!ナンだカンだま~た生き残ってたフランケン(カーロフ)を怪人ルゴシが手懐けていて、コイツを利用して己の復讐を果たそうと暗躍する…という(むしろ主導的な)役柄なのですよね。加えて、そのコッテリとした怪人的演技を炸裂させるシーンも全編に散りばめられていて、コレなら確かに「ルゴシを呼んだ意味」も+でルゴシにとっての「出演した意味」も有りまくるよな…と思いました。 しかし、全体的にサスペンス調のストーリー仕立てなのですが+でルゴシの悪巧みが着々と進んでゆく辺りの不穏さは決して観れなくもねーのですが、終盤は少し単純・単調になってしまってて端的にイマイチなのですよね(ルゴシもクライマックス前あたりで妙にアッサリ殺られてしまいますし)。あとコレは諸々、シリーズとしての「継承すべき血脈」なのかも知れませんが、今作の主人公&あのフランケン博士の息子=ウォルフもまた相当なイカレポンチのクズ野郎…であるにも関わらずラストは再び拍子抜ける位のお気楽エンドだったりもして…(⇒でもベンソンが死んだのは間違いなくオンドレの所為やで⁉と)だから正直、お話としては最初に盛り上がった期待よりは面白くはならなかった(とゆーか個人的にチョイ好かなかった)とゆーのが結論ではありますね。残念。。 一点、フランケンは実は「只の死体のツギハギ」ではなく、やや違うかも知れませんが一種のキャプテン・アメリカ的な「超人類」の方であって、そーなった理由は単に「電気をシコタマ流しまくったから」てコト(設定)らしーのですよね。ああ、100年前は電気ってそーいう感じの扱いだったんだなァ…とか、そのフランケンの特性を探ってゆく似非科学的シークエンスがナニかドコか懐かしくも思えるなァ…とか、ココはなんだか妙に感慨深かったですね。[DVD(字幕)] 5点(2023-04-27 00:16:09)《改行有》

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