みんなのシネマレビュー |
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61. プロフェッショナル(1966) 持ち味である「男臭さ」を存分に発揮しているアラフィフイケオジ夢の共演。そこへもって若きCCが華を添えているという、ナイスキャスティング! 皆を眺めているぶんには心躍るものがありますが、脚本にメリハリが無く展開のテンポも悪く、力作だけど傑作とは言えないのが残念なところです。[DVD(字幕)] 6点(2021-07-19 05:04:31) 62. 札つき女 ベティ・デイヴィスは物凄い邦題からどれだけ外道な役どころなのか身構えて観ましたが。経営者であるギャングの悪業に立ち向かう鉄火肌なホステスという役どころ。共演に興味津々だったハンフリー・ボガートも正義感溢れる次席検事役で、二人の絡みも単調な台詞回しに興に乗れず仕舞いに終わった一品です。冒頭の「登場人物は架空の人物である・・・・偶然の一致にすぎない」はラッキー・ルチアーノとトーマス・デューイを指すのを鑑賞後知りました。(驚)(+1点)[DVD(字幕)] 6点(2021-05-30 21:33:24) 63. ブルー・スカイ(1946) 「スイング・ホテル」の焼き直し感がある作品。Puttin' on the Ritz(5週間かけてのリハーサルで9人全て自分で踊ったそうです。)圧巻のパフォーマンスは凄いの一言。ビング・クロスビーは聞かせる歌声ながらもつまらないキャラで物語を盛り下げています。二匹目のドジョウを狙ってこけちゃった感が強い作品。[DVD(字幕)] 6点(2021-01-12 02:30:53) 64. 風雲児アドヴァース 《ネタバレ》 終わってみれば、ドン・ルイスが誕生したアドヴァースを修道院の門前に遺棄するまでが本作の見どころでした(+2点)。成長したアドヴァースの血沸き肉躍る活躍にいやが上にも期待が膨らんだのですが。都合良過ぎる展開に於いてキャストの青臭い芝居をダラダラ長時間見せられた果てのしょうもない結末に開いた口が塞がりません。一体これのどこが風雲児なのか問い詰めたい邦題にも呆れるところです。いくら超絶男前であっても本作のフレデリック・マーチはダメでした。 2021.3.23 追記 「かなりのコケ具合」作品の中にあってドン・ルイスだけはその憎たらしさが妙に印象に残っていました。クロード・レインズだったというのが先ほど分かりました。「エーッ! 本当に?」と言うことで再見。「本当や!」あの少しかすれた感じの声(WW1従軍時のガス攻撃で右目失明と共に声帯が傷ついたそうです)はまさしく彼のもの。 憎ったらし~さが活かされていない脚本がやはり残念ですが、「損はしていないかな」と言うことで3点追加です。[DVD(字幕)] 6点(2020-11-17 01:04:04)《改行有》 65. ファースト・キル 《ネタバレ》 ウィルが休暇を取り妻子と帰省した先で銀行強盗犯の仲間割れに巻き込まれる。警察署長ハウエルは悪徳警官と闘うのか、悪の親玉なのか、早い段階で分かってしまうのが残念。犯人リーバイと心通わせてゆく学校でのいじめられっ子ダニーの生気が甦る様子は印象深い。ブルース・ウィリス、独特の拳銃の構えは31年前と同じものだったが、悪になりきれておらずオーラも感じない、こんなキャラクターを演ずるほど老け込んでいない筈なのに、ちょっと淋しい。退屈せずにそこそこには楽しめた一品。[DVD(字幕)] 6点(2019-08-20 09:27:48) 66. 不思議惑星キン・ザ・ザ 色彩に乏しい舞台で小汚い人物達が織りなす生温い物語。ダラダラした語り口も相俟って二度眠りに落ちてどうにかこうにか完走。当時、自由にモノが言えない国の検閲をすり抜けて精一杯の主張がなされているところに敬意を。「見捨てはしない」心意気が最も印象深く胸熱にさせられる。[DVD(字幕)] 6点(2019-03-23 23:13:35)(良:1票) 67. 復活の日 初見。スケールが大きいようで安っぽいようで不思議な感覚。恐竜が絶滅したのは自然の摂理だが、本作での脊椎動物の滅亡はヒトが起こしたもの。南極政府での種の保存の議論に人種が隔てない太古の人類を想像させられた。昭和基地隊員がフェードアウトしてしまったのと吉住の放浪模様がくどいのが残念。[DVD(邦画)] 6点(2016-05-07 20:10:59) 68. 復讐するは我にあり 描かれる交尾の如き交わり並びに人間模様はこの監督特有。服着てサウナに入っているが如き不快さが堪らない。復讐を果したい実父に指一本触れられ無い代わりに赤の他人を騙して殺害する息子。最期の対峙の息苦しさが堪らない。復讐は人ではなく神様がする事と言いますが、実話だけにご遺族の胸中を察するとやるせなさが堪らない。[DVD(邦画)] 6点(2013-10-14 00:46:28)(良:1票) 69. 不撓不屈 《ネタバレ》 余りにも薄汚い役人ども、私利私欲無い熱血議員、主人公の質実剛健さと家族の絆。この物語が実話である事に始終唖然とさせられました。勝ち目の無い戦いに勝った部分がナレーションで済まされている事が非常に残念です。彼のご都合主義ではない正義感、妥協なき正義感、小賢しさのない正義感は、真似が出来ないだけに畏敬の念を抱きました。滝田栄はまり役です。[DVD(邦画)] 6点(2012-08-18 00:47:37) 70. 舞踏会の手帖 丁寧に描かれる各人の20年間の生き様。クリスティーヌ16歳の初舞踏会から20年で36歳。まだまだ長い人生をどう過ごすのだろうか、再び20年先に彼らと顔を合わせたらどんな話をするのだろうか。歳を重ねるということに考えが及ぶ作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-21 21:31:42) 71. 冬の華 《ネタバレ》 初めて観ました。冒頭とラスト。歴史は繰り返されました。抗い切れなかった健さん、洋子と対峙しても素性を明かさなかった健さんにヤクザの筋の通し方、そんな生き方が美学とされるヤクザ社会の哀れさを見ました。感情を封印して無言で一突きする相手が身内なので、抗争相手の描かれ方がおざなりなのは致し方ないのかもしれませんが残念です。また、人となりや価値観の窺い知れない洋子の描かれ方も物足りないところでした。[DVD(邦画)] 6点(2007-01-10 23:55:47) 72. フランス軍中尉の女 《ネタバレ》 サラに振り回されるチャールズ、アンナにふられるマイク。両者を演じるジェレミー・アイアンズの「恋は盲目」状態は彼のはまり役で良かった。マイクの家でのアンナとマイクの妻のやりとりは見応えがあった。妻の目が「芝居ではチャールズを婚約者から盗りあげたけど私からマイクを盗れるものなら盗ってごらん」と言っていた。恋愛ごっこと結婚して生活する事の違いをアンナは痛感したのでは。6点(2003-12-31 22:28:12) 73. プレッジ 《ネタバレ》 ベッドで子供に優しく本を読み聞かせるニコルソン。あんな穏やかなニコルソンは初めて見ました。このまま親子三人暮らしてゆければと思ったのに。あのラストは虚しいです。6点(2003-11-24 21:31:08) 74. ファミリービジネス ショーン・コネリー、ダスティン・ホフマンのこなれた演技は流石の名優振り。お話がスリルサスペンス皆無、笑えるところもなかったのが残念。ダニーボーイ合唱に多数の巡査が参加していた事のみ印象に残ります。[DVD(字幕)] 5点(2023-10-23 10:47:13) 75. 文化果つるところ 舞台は何処なのだろうか。監督の蔑視を感じる住民達に嫌悪感を感じたところ。男優三人の熱演ですが見ていて嫌気がさしました。念願叶っての鑑賞だったので残念です。[インターネット(字幕)] 5点(2023-05-31 16:53:49) 76. フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い 育ての親を殺された養子4人の仇討ち話。強盗殺人に見せかけて実は・・・真相に迫る過程はそこそこ見応えありましたが、ママと子供のエピソードが殆ど描かれておらず、単なるドンパチものにしか見えなかったのが残念。中山秀征似のテレンス・ハワードとキウェテル・イジョフォーが印象深く、持ち味を存分に発揮した狂犬ぶりを見せるマーク・ウォールバーグはまずまずかなといったところです。[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-25 16:15:34) 77. プロデューサーズ(1968) メル・ブルックス監督デビュー作と言うことで鑑賞。冒頭のゼロ・モステル&ジーン・ワイルダーのけたたましさにリモコンを持ったままでの鑑賞に。監督特有の生理的に汚いシーンが無いのは好感でしたが、ナチス、ヒトラーおちょくりモノとしてやり過ぎ感に口アングリながらも、肝心のヒトラー役が今一つだったのが物足りない。絶体絶命どう凌ぐか期待したのですが、やっつけ仕事のような結末が残念なところです。[DVD(字幕)] 5点(2023-02-25 23:47:45) 78. プライベート・ベンジャミン レンタル理由を忘れてしまって(恒例)の鑑賞。 親離れする際のアホアホ顔が覚悟を決めた顔に変わるのがクライマックスでした。 何処まで上り詰めるのかへの期待が脚本の迷走でペシャンコになったのは何とも残念。 ただ、「何度でもやり直したるで!」力強いラストショット後ろ姿は余韻を残します。[DVD(字幕)] 5点(2023-02-11 20:26:29)《改行有》 79. フロッグ お目当てヘレン・ハントの老けっぷりに萎える。不安を煽る音楽の空回り感で興に乗れない。フロッキングというのに「気がつかんて?そんな阿呆な」白けるばかり。ひねりを効かせた結末(+1点)もとってつけたようで盛り上がれず。私的に脚本の次に重要と思っている演技が魅力ゼロ。残念な凡作です。[DVD(字幕)] 5点(2022-06-19 04:16:20) 80. 無頼の谷 ラング、ディートリッヒ、西部劇に興味湧いての鑑賞。監督持ち味のヒリヒリした床屋でのファイトやキレの良い展開に期待が持てたのですが、チャカラック到着以降ディートリッヒが出張ってからは流れが澱んでしまって。悪人面(スンマセン)アーサー・ケネディとジーンズ姿がオバチャン(申し訳ございません)なディートリッヒのロマンスもサッパリでありました。 照明の件でディートリッヒ VS ラング 揉めに揉めたそうで、そっちのほうにスリルとサスペンスを感じるところです。[インターネット(字幕)] 5点(2022-02-26 18:13:53)《改行有》
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