みんなのシネマレビュー |
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121. プロゴルファー織部金次郎3 飛べバーディー 武田鉄矢演じる織金のキャラクターは、面白みがあり、それにスポ根的要素がバランスよく噛み合っていたのがパート1の痛快さであった。シリーズ3作目となる今作もそういった痛快さがないわけではないが、もはや二番煎じ、三番煎じもいいとこで、同じことの繰り返しという印象しかもてない。[地上波(邦画)] 3点(2003-10-28 00:59:35) 122. フリー・ウィリー 明らかな「演技」を見せるシャチは見事だが、映画として感動するまではいたらなかった。動物もの特有の感動を誘うあざとさが際立ち、感情移入できなかった。4点(2003-10-26 14:19:30) 123. フェノミナン トラヴォルタが悪いというわけではないけど、あまり彼に似合う役どころではなかったように思う。中途半端にファンタジックなストーリー展開もいまいち引き込まれず、全体的にチグハグな感じを拭えない。[映画館(字幕)] 3点(2003-10-25 14:30:05) 124. フォーリング・ダウン タイトル通り、日常から逸脱していく主人公のキレぶりが秀逸だった。誰もがはらんでいるフラストレーションを爆発させる主人公の姿は、日常を生きるほとんどの人にとってあり得ないことではないかもしれない。[地上波(吹替)] 5点(2003-10-25 14:15:18) 125. フィフス・エレメント 評価の対象はいろいろあるけど、やはり特筆すべきはミラ・ジョヴォヴィッチの存在だと思う。今や売れ筋映画として女性が主人公のアクション映画は多発されているが、その今のブームの先駆けとなったのが今作のジョヴォヴィッチのインパクトではなかったかと思う。リュック・ベッソンだからこそ作れたこの芸術的な娯楽大作は、間違いなく傑作である。[映画館(字幕)] 8点(2003-10-25 13:45:15) 126. ふしぎの国のアリス(1951) この映画の他にも、「ダンボ」や「ピーターパン」など、この時代のディズニー映画には、当然子供も充分楽しめるがそれ以上に大人が楽しむための描写・演出が多々ある。特に今作はそれが顕著であるように思う。シュールなシーンの連続、アクの強いキャラクターたちと、子供の頃に何度も観た映画だが、大人になった今だからこそ衝撃の強さを感じる。[ビデオ(吹替)] 10点(2003-10-23 11:00:41) 127. フレンチ・キス この映画ほど「主演女優が可愛い!」という一言につきる映画も珍しい。それほどに今作でのメグ・ライアンは魅力に溢れている。ついつい恋の行方を応援してしまう彼女の様は、ラブコメ女王の名にふさわしい。7点(2003-10-21 01:15:16) 128. プロジェクトA2/史上最大の標的 あまり印象はないが、言うなれば普通のジャッキー映画という感じだったように思う。純粋にジャッキーアクションが楽しめる映画とも言えるが、やはりストーリーや設定にインパクトがない分、物足りなさが残る。5点(2003-10-21 01:02:28) 129. ファンシイダンス 周防監督独特のどこか気の抜けたぬるい雰囲気が相変わらず作風として際立っていて面白い。本木雅弘、竹中直人と「しこふんじゃった」に通じるキャスト陣なので、抱き合わせで見ても楽しいかも。6点(2003-10-20 21:06:05) 130. プロゴルファー織部金次郎 シリーズとして4作くらい作られて、私が観たのはパート1の今作だけだけど、中年の落ちこぼれプロゴルファーというキャラクターが武田鉄矢のキャラクターと合っていてとても楽しめる。雰囲気的には、同じく武田鉄矢主演の「刑事物語」とかぶる部分がある。7点(2003-10-20 20:33:20) 131. プリティ・リーグ 戦争中に発足した女子プロ野球という設定自体が、とてもエンターテイメント性とドラマ性に溢れたものだけに、面白い映画になることは間違いなかったと思う。曲のある監督を演じたトム・ハンクスの演技が非常に良くて、女性だらけのキャスト陣の中で核となる存在感を見せてくれた。8点(2003-10-17 14:39:54) 132. プレデター 「姿が見えない」というプレデターのキャラクター性と、それでも倒してしまうシュワルツェネッガーの超人性が、娯楽映画としてバランスよくかみ合っていた。シュワルツェネッガー映画の中では異色とも言える作品だが、人気の高さがクオリティーの良さを物語っている。7点(2003-10-17 14:14:11) 133. プロジェクト・イーグル 命がけで体を張るわりにノリが軽いのがジャッキー映画の魅力の一つだが、今作もその要素は大いにあり楽しめる。ストーリーが冒険をしていくものなので、他作よりはジャッキー自体のアクションシーンが少ないのが物足りなくもあるけど、映画的にはバランスよく仕上がっている。[地上波(吹替)] 5点(2003-10-16 11:37:38) 134. フィラデルフィア 今やハリウッドきっての名優であるが、トム・ハンクスの俳優としての実力を名実ともに大きく引き上げたのがこの作品だと思う。自分の運命を時に強く時に弱く見つめる彼の演技は、大俳優の誕生を認めざるをえないものだったに違いない。共演のデンゼル・ワシントンも良かったが、ハンクスの恋人役のアントニオ・バンデラスが今のイメージと離れた繊細な役どころを演じていて素晴らしかった。フィラデルフィアの全体的に物悲しい雰囲気も秀逸。[ビデオ(字幕)] 7点(2003-10-15 10:54:20) 135. フック スティーブン・スピルバーグ監督作の中の数少ない駄作のひとつであることは間違いないと思う。豪華キャストで見所がないわけではないが、内容のわりに盛り上がることなく終わってしまった。スピルバーグには珍しく全体的に完成度が低かった。3点(2003-10-14 15:28:19) 136. ブロークン・アロー もちろん「フェイス/オフ」ほどの芸術性はなかったが、ジョン・ウーがハリウッド進出の試金石とした部分は大きかったと思う。「フェイス~」でのジョン・トラヴォルタの悪役ぶりも今作での手応えがあったからこそのものだったに違いない。6点(2003-10-14 15:04:48) 137. フォートレス こういう限りなく駄作に近い映画を一生懸命作るのもハリウッドの魅力であると思う。なかなか高い評価を受けることは少ないけど、これからもこういった映画を作り続けてほしいと願う。そんな中から傑作が生まれていることも事実なのだから。5点(2003-10-11 15:34:01) 138. フランケンシュタイン(1994) とてつもなく怖く、とてつもなく切ない映画だった。フランケンシュタインというキャラクターそのものがとても悲しい。全身メイクで演じたロバート・デ・ニーロの存在感はさすがだった。映画全体に漂う不健康で焦燥的な空気感が秀逸。監督ケネス・ブラナーのセンスが光っていた。8点(2003-10-06 18:33:35) 139. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白 物語の性質上とても気持ちの良い映画に仕上がっている。とても普遍的なテーマとストーリー展開だと思うけど、最近この手の映画が少ない気もする。どうも最近は混沌とした内容の映画が多いように思う。気持ちが良い映画さえ蔓延しない世界の闇に大いに不安と寂しさを感じる。7点(2003-09-29 13:55:18) 140. ブラック・レイン 劇中、タイトルである「Black Rain」というキーワードを台詞の中で発する人物が、「若山富三郎」であるということに今回の再鑑賞で初めて気付いて、自分自身がこの名作を“ちゃんと”観られていなかったということと、リドリー・スコットは流石に「わかっている」ということを、思い知った。 今作といえば何と言っても伝説的俳優である松田優作の「遺作」として、彼の鬼気迫るまさに伝説的な演技があまりに強く印象に残る。 そして、亡き高倉健が、日本が誇るスター俳優として、ハリウッドスターのマイケル・ダグラスに対して一歩も引かぬ存在感を“魅せつけた”作品でもある。 とういわけで、日本の映画ファンとしてはどうしても、マイケル・ダグラスとアンディ・ガルシアという両ハリウッドスターに対する、高倉健、松田優作という日本映画史に燦然と残る両名優の存在に目がいきがちである。 しかしながら、 今回改めて観直してみると、前述の大親分役の若山富三郎を筆頭に、警視役の神山繁、用心棒役の安岡力也、その他ヤクザ役の國村隼、内田裕也、ガッツ石松、島木譲二……日本の俳優陣はみな強い個性を放っていて、素晴らしい脇役ぶり、端役ぶりを見せてくれている。 彼らの存在感こそが、外国映画が日本を描く際に生じる“違和感”を最小限に抑え込んでいるとも言えると思う。 はっきり言って得体のしれなかったであろう日本の俳優陣を的確に演出したリドリー・スコット監督は「流石」の一言に尽きるが、この映画の場合、彼らのキャスティングに成功した日本側のエージェントも「最高」の仕事をしたと思えてならない。[CS・衛星(字幕)] 9点(2003-09-28 17:27:44)(良:1票) 《改行有》
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