みんなのシネマレビュー
鱗歌さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順12345678910
投稿日付順12345678910
変更日付順12345678910

161.  豚小屋 へたウマ監督パゾリーニがまたまた荒野を舞台にした一本。チョウチョも人間もホントに食っちゃえ!なのに「豚小屋」の話は何も描かれず尻すぼみ。というわけで、よく考えると「ハンニバル」の先駆的作品です(どこが?)。6点(2003-05-11 12:46:18)

162.  不良少女 魔子 《ネタバレ》 小野寺昭が若いですねー。でもあまり変わりませんねー。特にあの独特の、張りのない声が。 さて本作、暴力・犯罪に明け暮れる破滅的で無軌道な若者たちの群像劇、といいたいところですが、もう一つ、不良指数が上がらない。まあ、結構ワルい事はしてて、お陰で敵対組織とのイザコサに発展するにはするのですが、結局のところ、主人公たる不良少女・魔子、ってのが、意外に古風な女性なんですね。だから、どちらかというと、湿っぽい方向に物語は進んでいきます。誰のせいかって? それはもちろん、小野寺昭。 魔子が兄の藤竜也を刺してしまうまでの一連のやりとりを描く場面は、なかなかでした。他はイマイチ。[インターネット(邦画)] 5点(2022-06-14 22:26:44)《改行有》

163.  プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 さまざまな戦いや冒険を、おカネをかけたファンタジー映画でございますとばかり、あれやこれやと描くけど、結局のところ、作品の中で例えば主人公が何らかの成長をするなり葛藤をするなり決断をするなりしたのかと言えば、およそ何にもない訳で。「あの時ああしときゃよかった」という後悔、それを、時間の砂とやらを使ってチャッカリやり直すだけ。ってんだから、何ともおめでたい。 ま、このテの映画を、人生の何らかを求めて観る人なんていないだろうから、これでいいんでしょうけどね。ただ、お気楽に楽しむにしたって、特にオモロイ作品という訳でもないんだけど。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-05 22:00:48)《改行有》

164.  プレーンズ 主人公が高所恐怖症の飛行機、という思いつきの一発ネタだけで、ほとんど物語を膨らませられなかった印象。主人公のダスティは農薬散布のセスナ機、と言っても他の連中にあれこれバカにされるほどには見劣りする外見でもないし、実力は最初から結構ありそうだし、とりあえず「いいヒト」だし。高所恐怖症という唯一の「逆セールスポイント」も物語にさほど生かせているようにも思えず、結局のところ、転機らしい転機も描けていない、平板なオハナシになっちゃってます(そんなダスティがあっけらかんと活躍するのは、正直、あまり愉快でもない)。世界一周レースということで、とりあぜず世界の様々な光景が登場するという楽しさ、それはひとつの魅力ではありますが。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2015-09-27 10:20:04)

165.  プレデターズ(2010) 別に“ゲームの映画化”じゃないんだけど、ノリは完全にゲーム。どういう事態でどういうルールなのか、別に訊いてもいないのにエイドリアン・ブロディが一生懸命、断定的に説明してくれる。という、そのあまりの「含みの無さ」に、白けてきちゃう一方。ブッ飛んでいるように見せかけて、実は全く飛距離が出せていない映画でありました。いや実際、何もかも茶番臭くて、“プレデター”が、強いとか怖いとかいう風に感じられないのです・・・って、昔っからそうだけど。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-05-13 22:54:24)

166.  フランドル 冒頭の寒々とした農村と、砂漠の戦場との、あまりに見え透いた対比に、正直、これはもしやオマヌケな映画ではないか、と思ったのだけど。でも見ているうちに、結構ひきこまれてしまう。背景が何も説明されないまま、不自然に規模の小さい戦闘が描かれ(違和感ありまくり)、これがかえって、何やら超現実的な感覚で作品を貫いており、映画にひきこませます。だけどなあ。輪姦シーンをカメラが遠目に描くのには、一気にゲンナリしてしまう。大男に囲まれ蹂躙される恐怖も痛みも、なーんにもないこのサラリ感。女性の握りしめた拳で、絶望と憤りを表現しました、ってか? そういう描き方しかできないんなら、レイプシーンなんか入れるな。とにかくこの映画の、サラリサラリと何でも流していく描き方に、せっかく引き込まれた映画の流れから、やっぱり心が離れて行ってしまう。農村には春が来て、夏が来る。だからどうなの、要するにたった半年の話なんだな、と思っただけ。この映画には音楽が入れられていない。それはいいのだけど、その代わりになるような印象的な“音”があってもよさそうなもの。というわけで、何だか見ごたえの「無い」映画だった、というのが感想。[DVD(字幕)] 5点(2008-12-09 17:40:01)

167.  フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 異常なスピードで成長を続ける謎の少年! その謎を解明すべくフランクフルトへ赴いた高島忠夫が掴んだ事実とは・・・。ドイツ人博士(声はナゼか熊倉一雄)曰く「彼がフランケンシュタインかどうかは腕を切断すれば判る」・・・もうちょっと穏やかなマシな方法無いのかよ~とツッコんでくれると思いきや、神妙な顔でうなずく高島忠夫。しっかりしろ~。しかし、あくまで自分の研究にこだわる彼のマッドサイエンティストぶりが、端正な顔立ちにミスマッチし、ちょっと作品に深みを与えているような与えていないような。逃亡の末、北へと移動を続ける少年、巨大化すると、服もちゃんと伸びているのは、まあお約束か。クライマックスは、あまり必然性もなく現れたバラゴンと、巨大化したフランケン少年との死闘! 動きの素早いフランケンに対し、何とも動きにくそうなバラゴン、死闘と言っても、何だか、フランケンが一方的に責めているようだけどワザに重みがなく、あまり効いていない様子。ちょっと闘いが噛み合ってないなあ・・・。[地上波(字幕)] 5点(2005-07-04 23:43:02)

168.  ファイナルファンタジー いやあ、スゴイですね。観ててついCGであることを忘れてしまうこのリアルな動き。労作です。ビックリです。どうだ、CGでここまでできるんだ、という鼻息の荒さが感じられます。でもフルCGでなきゃ表現できないものとは思えず、何だか技術を自慢げに長々と見せつけられてるだけの気も。むしろ、生身の人間が演じていない分、やはり人間らしい深みには欠けてますね。アニメならこんなもんかもしれないが、動きがリアルすぎるもんで、比較対象がアニメではなく、実写映画になってしまう。やはり実写にはかなわない・・・いやいや、ちょっと待てよ、そうかな?イマドキの映画も、結構、この程度の演技力で成り立ってるのはナンボでもありそうな気がしてきた。役者の皆さん、せめてCGに負けないように頑張りましょう。ところで、フルCGでこれだけの描写ができるんだったら、次回はせめてもうちょっとマトモなストーリーで映画を作って下さいな。設定ばかり大仰で、ストーリーが正直言って驚くほど面白くないです。「CG役者」の演技力の欠除が、緊迫感をさらに無くしてしまってます。5点(2004-09-05 00:34:23)

169.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 これは旧作の「リ・イマジネーション」なんですって! リ・イマジネーション、何だろな~。と思って観たけど、結局、どういう意味だったんだろね、よくわかりませんでした。ボクらがかつての『猿の惑星』で「面白い!」と感じた点と、ティム・バートンが「面白い!」と感じた点には、共通のものもきっと多い筈、なのに、どうしてこんな大惨事になってしまうのか、とても不思議です。ラストが、何だか以前に観た三流ホラーと同じだったので、ティム・バートンが脳内混線を起こしたのかも、と心配しております。まあしかし、公開前にメイキングと称して、猿の所作を一生懸命練習している俳優さん達のケナゲな姿を幾度となくTVで見せられちゃったので、あまり悪口言うのも気が引けちゃうのでした。5点(2003-11-09 00:09:35)

170.  ブラックライダー(1986) ブラックライダー? ブラックなのはライダーではなくスーパーカー。このクルマ、カッコいいのやら悪いのやら。まあどうせあんまり活躍しないんですけどね。主人公の男がダサい! タコ殴りにされるのがさらにカッチョ悪い! リンダ・ハミルトンとのラブシーンも地獄図!(『ターミネーター』と大差ないような気も)。まあ要するにコレを観た当時の私はトミー・リー・ジョーンズという人を知らなかったんですよ。今ならちょっと違う見方ができるかも。とまあ、何だかサエ無いようですが、クライマックスは、どうしてなかなか。何ともビミョーな脚本がカーペンターらしいと言えなくもない、かな?5点(2003-10-11 22:46:18)

171.  プレシディオの男たち ショーン・コネリーの演技がどうだとか、メグ・ライアンのラブシーンがどうだとか、話題になるのはそのあたりで、映画の筋なんかもひとつどうでもいいのが、ハイアムズらしいところなのか。と言って、クライマックスの銃撃戦も、なんだか、ねえ。5点(2003-05-17 02:44:28)

172.  Fukushima 50 原作は門田隆将の『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』。当時の経緯を詳しく知りたいのであれば原作を読んだ方がいいだろうし(読みやすく書かれてるしね)、より冷静かつ俯瞰的に知りたければ、船橋洋一の『カウントダウン・メルトダウン』を読むのもよいでしょうし、NHKスペシャル『メルトダウン』取材班の『福島第一原発1号機冷却「失敗の本質」』などは、誰が良いの悪いのというのとは別として、事故の経緯に対する印象を一変させるかもしれません。あるいは別角度の視点として、高嶋哲夫の『福島第二原発の奇蹟』とか。 とは言っても、この『Fukushima 50』という映画は、原作本の内容をただ映像に置き換えて再現してみました、という訳ではなく、やはり、映画ならではの訴えるパワーをもった新たな作品として、しかしあくまで実話に沿ったノンフィクションとして、作られたものなんでしょう。 であれば、ウソを織り交ぜろとは言わないけれども、何かもう少し、「事実の再現」以外に、映画らしい演出があってもバチは当たらない気がするんですけどね。悲惨で絶望的な光景ばかりではなく、そういった光景に囲まれる中でふと目を上げれば、そこにはかつての美しい空があったり、自由に宙を舞う鳥がいたり。ってのはさすがにベタかもしれませんけれど、要は、対比、ですよね。 主人公の描き方も実にストレート。原作通りっちゃあ、原作通り。確かに、本店なり首相なりの(やや誇張された)愚かしい姿との対比はあるかもしれないけれど、ここには想定内の、我々の期待に完全に応えてくれるヒーローらしいヒーロー像しかない。同じ渡辺謙がかつて『硫黄島からの手紙』で演じた栗林中将が、我々の期待をはぐらかすようにいまいちヒーローらしからぬ人物、しかし(あるいは、だからこそ)印象的な人物として描かれていたことを、ふと思い出します。 この題材を、このタイミングで映画化して、それだけでも何かと難しい面が多々あるだろうけれど、その結果、こういう作品として仕上がって、ご苦労様なのですが、つい、「無難な冒険」、と呼びたくなってしまうのです。[地上波(邦画)] 4点(2022-10-23 18:08:29)(良:2票) 《改行有》

173.  ファースト・コンタクト/STAR TREK 《ネタバレ》 最強の敵、ボーグによる侵略が開始された!という訳で、最初の方では(ちょっとだけ)スターウォーズばりの戦闘シーンなどもあったりするのですが、基本的に、事態がどうなったとか、ボーグの狙いがどこにあるとか、断定型のセリフでもってオハナシが進むので、活劇としての面白さが欠落しています。この理屈っぽさが、スタートレックの特徴でもあり限界でもあるのかな、と。 で、反撃を受けたボーグは時間の渦に飛び込んで過去の地球に向かい、人類すべてをボーグに同化して(同化って何?)その後の歴史を塗り替えてしまう。唯一、同時に時間の渦に飛び込んだエンタープライズ号の面々だけがこの歴史の変更の影響を免れ、ボーグの野望を阻止すべく、過去の世界で戦いを挑む。 こんな簡単にタイムトラベルできるんなら、ボーグはもっと早く、エンタープライズに見つかる前にこっそり過去に行けば良かったのでは?というのは不問にするとしても。 その過去世界(今の我々から見たら未来です。第4作みたいなマヌケな事にはなってません)で、エンタープライズ号内にボーグが侵入するという危機的事態に。ついには自爆装置を起動してエンタープライズ号を放棄することになるのですが、そもそもこのエンタープライズ号は、どのくらいの規模の船で、内部にどういう船室があって、何人くらいのクルーが乗ってて、、、といった基本的なイメージが、この作品単体で見る限り全く掴めないので(ここまでのシリーズを見てれば掴めるのかも怪しいが)、特にコレといった感慨も湧きません。かろうじて、室内に一人残ったピカードの姿が、僅かにその無念を感じさせるくらい。 だいたいこのテの展開で自爆装置を起動したら、音声でのカウントダウンが始まるもんですが、この作品では「音声警告はありません」とのこと。ちょっと新鮮ではありますが、時間が迫ってくる危機感が皆無、ってのもどうしたもんだか。 結局、自爆装置はボーグに改造(?)されたデータによってアッサリと停止されてしまうのですが、このシーンもあまりにアッサリしていて印象が薄く、映画見終わってから「あれ、そういや自爆装置って、切ったんだっけ?」と一瞬、不安になってしまった(笑)。 この映画、中盤のムダな問答を削ってでも、もう少し描くべきものがあったんじゃ、ないのかなあ。[インターネット(字幕)] 4点(2021-09-12 07:57:08)《改行有》

174.  ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 先日のテレビ放送の際には、本編が始まる前に、1作目のあらすじに加えてこれから放送する本作の設定の説明まで加えて、もう涙ぐましいまで、だったんですけどね。しかし、いかんせん、この本作そのものが、あらすじが延々と説明され続けるような作品、だもんで・・・ま、正直、キビしいですわな。あらすじは、それ以上あらすじにはできません。 という、最初から最後まで、一生懸命、「設定」を語り続けるだけの作品であって、それでもハリーポッター好きにとっては少しウンチク心を刺激してくれるという面はある(らしい)のだけど、私にはそういう面白さは、映画に期待するものでもないし、よくわからない。 画面はあくまでCGによる演出を優先したものに過ぎないけれど、それでも、ここではそれが究極レベルまで突き詰められて、確かにこの作品の中ではあらゆることが起こり得るのだな、と、その点は感心させられますけれども。[地上波(吹替)] 4点(2021-01-24 20:58:17)《改行有》

175.  フィフス・ウェイブ 《ネタバレ》 宇宙人侵略モノ、としてはちょっと変則的に攻めてみた、つもり、らしいのですが、これがまたナンともカンとも。 冒頭、すでに侵攻が始まっているらしく、サバイバルの「現在」が描かれ、そこから過去に遡ってこれまでの経緯を手際よく描く、という構成ですが、「手際がいい」と言うよりは、単なる横着のようにも感じられてしまう。単に経緯をかいつまんで説明しているだけで、かつての平和な日々、平和な家庭が失われる哀しみは、これといったエピソードも伴わずに、ただ主人公の号泣のみに押し込められてしまう。ここでただ泣いてみせたって、何の意外性も無い訳で。こういうのを見せられるとつい、所詮は演技、現実世界の悲劇には到底太刀打ちできないよね、と思っちゃう。フィクションの悲劇を「かいつまんで説明」してもらっても、何の感慨も起こりません。 で、その後がさらにヒドい。軍隊が出てくるのはいいけれど、その背景もロクに描かれず、「我々は何でも知ってます」という説明口調に終始して、すべてがウサン臭いことこの上無し。これじゃあ何だか、宇宙人と戦っていると言いながら実は、真相は〇○が△△だったりしてね、ウヒョヒョ、とか冗談で思っていたら、何と本当にそれが真相だった、というオチ。これには逆に驚かされました。トホホ。 そんでもって物語は、ほどほどのところで終わって、評判良かったら続編作るかもよ、例によって3部作とかにしちゃうかもよ、という流れ。いや。無理でしょ。[CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-31 02:30:59)《改行有》

176.  ファンタスティック・フォー(2015) もともと映画化するほどのモンでもなかったんだから、ましてやリメイクするモンでもなかろう。ってなコト言うくらいなら、観なきゃよかろう、とも反論されそうですが、いずれにしても、何ともネガティブな言い合いであることは間違いありません。リメイク? リブート? そんなんどっちだっていいです。 どんな些細なコトでもいいから、2005年版と別にもう一本作って良かったと思わせる点があればいいんですけど、すみません、私には見つけられませんでした。 どこかの星で、どうでもいい戦いが、もちろん全部CGだよという描写で描かれる。 マイケル・B・ジョーダンにとっては、『クリード チャンプを継ぐ男』との、まさに冗談のような凄まじい落差。この何でもアリな幅の広さは、2代目ウィル・スミスの称号に値するでしょう。[DVD(吹替)] 4点(2016-08-11 10:26:04)《改行有》

177.  プレーンズ2/ファイアー&レスキュー 前作のエアレースから、今回は山火事消火へと大きく話は変わりますが、前作が楽しめた人なら今作も楽しめるだろうし、前作がつまらなかった人には、やっぱりツマランでしょうなあ。 冒頭のクレジットは、タワーリング・インフェルノのパロディのつもりなんですかねえ。しかし、ああいう災害パニック映画の緊張感はまるでない、安心印の映画。ウチの幼稚園の息子、確かにこの『プレーンズ2』も楽しんで観てはいたけど、タワーリング・インフェルノやバック・ドラフトの方がはるかに熱中してた訳で、こんなに安心設計にしないでもいいんじゃないの、と。 いずれにしても、ラストにおいて、スティーヴ・マックィーンはポール・ニューマンと言葉を交わした後、静かに去っていき、ウィリアム・ボールドウィンも日常に帰っていった、それに比べると、この「これはハッピーエンドです、何しろ、主人公が周りから称賛されているから」というお気楽さ、正直、ゲンナリしてしまうのですけれども。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2015-10-17 08:18:41)《改行有》

178.  ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた 変態猟奇殺人モノ、プラス、バイオレンス復讐モノ、さらに後半は地獄八景亡者戯みたいな展開(だいぶ違うけど)。要するにムチャクチャです。と言えば、ハチャメチャな面白さがあるのかと思うところですが、ただの「ムチャクチャ」なので困ってしまいます。最初は、これはもしや自虐性とダンディズムが一体化したカッチョよい作品なのではないかと期待したのですが、結局、トロマテイストにどこまでも汚染されていってしまって。同性愛とか、サディズムとか、近親相姦とか、さまざまな性の形態を露悪的に並べ立てていくのですが、そういったこと一切がフツーのことに思えてきちゃうくらい、殺戮描写のあまりにキタナイ感じが全編を印象づけてしまってます。・・・まあ、こういう映画を下品とわかって観ていながら「下品だ」と腹立てるのは筋違いというもんですが、しかし、ホントは企画段階では「バカな中にも愛がある」タイプの作品だったんじゃなかろうか、もしやロイド・カウフマンが口出ししてただの「バカ」映画にしてしまったんじゃなかろうか、などと思うと、やっぱり納得いかんのです。[DVD(字幕)] 4点(2014-11-13 21:02:48)

179.  フロント・ページ(1974) 記者生活から足を洗いたいジャック・レモンと、それが気に食わぬウォルター・マッソー編集長。そこに発生したのは死刑囚の脱獄騒ぎ、保安官を始めとするアヤシゲな人々も騒動に加わって、てんやわんや、というお話。←これでは全然あらすじになってませんが、要するにそういう映画、なんですね。いかにも舞台劇、舞台で見たら面白いのかも知れない。でも・・・ゴメン、映画としては乗り切れませんでした、芸達者二人の丁々発止、コレがあまりにハイテンションの連続で、ついていけない。“間”の無い漫才を見せられてる気分。体調の良い時に観ましょう。って、良かったつもりなんだが。[CS・衛星(字幕)] 4点(2011-12-15 22:37:10)

180.  フラッシュダンス タイヤキは尻尾までアンコがぎっしりつまっていると嬉しいもんである。これと同じでダンス映画も尻尾までダンスがつまっている方がよいのである。そういう意味ではなかなか良心的な構成のようにも思える、しかしこれは諸刃の剣でもある。本作はダンスを重視して他のすべてを徹底的に割愛した結果、薄皮が破けてアンコがはみ出すに至っている。ここまでくると食べるのにも一苦労。ってか、もはやこれはタイヤキではなくただのアンコの塊ではなかろうか。ジェニファー・ビールス演じるところの松本千秋(?)は人間的な深みに著しく欠け、どうにも感情移入できず、気分的に盛り上がりませんでした。一見ハッピーエンドだが、こんなに斑気では、この先も苦労するだろう。4点(2004-04-24 23:55:25)(笑:1票)

030.08%
1190.49%
2411.06%
3731.89%
41614.16%
53619.33%
663116.30%
7122131.55%
888522.87%
93749.66%
101012.61%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS