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1.  ブラックハット 《ネタバレ》 マイケル・マンがハッカーであるとかサイバーであるとかそんなことに最後まで執着するひとではないことくらいは当然皆が知っている。クリス・ヘムズワースが釈放された時にタン・ウェイが向ける眼差しをこれでもかとショット割いて描くのは、この映画はこのふたりの映画であるという説明でしかない。その後もマイケル・マンは物語の中心に据えた男女を取り巻く社会の巨大さを空撮やらインサートショットやらで説明し続ける。司法や権限という社会の内部構造という障壁に呑み込まれるふたり。やがてその障壁は外側からこじ開けられる。復讐心と一縷の望みとを抱え、その大きな風穴から外部へと抜け出す。この瞬間の輝く大都会とトワイライトの天空、狭い飛行機の中で抱き合う男と女。ここでもう充分に満足してしまった。マイケル・マンかっこいいって。ただ勿論、映画は続く。外側へ出たふたりであるからこそ、物語はより荒唐無稽さを増し、マイケル・マンの描き方も行動と結果しか描かなくなる。観客は殆どの瞬間でふたりが何をしようとしているのかという点で置いてきぼりを食らうだろうが、それでいい。そしてすべてが集約されるラストだが、これがまたとんでもなく良い。実行ボタンを押すだけで光るマクロな基盤の中を高速で駆け抜ける情報などというサイバーな戦いなど放り出し、松明の炎が揺れる群衆の中を相手を追い掛けて拳銃と刃物で物理的に殺しあう。映像が共振する。復讐譚として最も相応しい。やっぱりマイケル・マン、めっちゃかっこいいっす。[映画館(字幕)] 9点(2015-05-11 21:22:25)(良:1票)

2.  フライト 《ネタバレ》 改めてロバート・ゼメキスの映画作りの上手さを思い知らされる。 ゼメキスの素晴らしいところは、すべてきっちりと画で説明するところで、 役者もそういう芝居をしなければならないし、 そういうものが撮らえられている映画は、やはり問答無用で面白いのだ。 冒頭からの墜落シーンのカット割や編集が卓越され過ぎていて、もう参った。 そして墜落の瞬間を客観で見せる上手さ。 墜落している瞬間の同時進行の中では決して見せない。 テレビの中、結婚式だかをやっていた誰かが偶然撮影した映像、 そして何よりもあのタイミングだということだ。 墜落の瞬間を、その飛行機を操縦していたパイロットが見るのと、 時を同じくして観客も初めて見る、そこに大きな意味がある。 冒頭も女のケツをやたらと舐め回すようなショットを撮り続けているわけだが、 それだって最後の最後でのデンゼル・ワシントンの決断への伏線であり、 冒頭の女の印象を強く残すことでの、あの決断なわけである。 ああ、そしてホテルでの酒の小瓶を手にする瞬間のハイスピード撮影の上手さよ。 置く、小瓶、そして手が入る、取ってフレームアウト、このワンカットのサスペンス。 なんて素晴らしいのだろうか。 飛行機の墜落と人生の墜落、勿論あの薬物中毒の女のことも含まれているわけだ。 一機の旅客機を不時着させた男は、二度と飛ぶことは許されないわけだが、 人生における新たなフライトが始まるストップモーション。 今は亡きトニー・スコットとの作品といい、デンゼル・ワシントンには、 ストップモーションでの終幕が本当に良く似合う。[映画館(字幕)] 8点(2013-04-29 00:56:35)(良:1票) 《改行有》

3.  ブロンド少女は過激に美しく 《ネタバレ》 まず、この女はどこを見ているのだろうかって思う。しかしそれは実はやはり単純なことで、男はこの物語を語る人、女はこの物語を聞く人、つまり彼女のやるべきことは男に視線をおくることなんかじゃなくて、彼に耳を貸すこと。ただそれだけ。女の耳はいつも必ず物語が紡ぎ出される男の方を向いている。故に女の視線はまるで盲目のそれのような妙ちくりんなものとなってしまった。 そしてやはり、ルイザの脚だ。ルイザの片脚がぴょんとなる。それはキスするのに身長が足りなくて、背伸びして、片脚立ちになるから。これをオリヴェイラは、ごくありふれたキスをするふたりというショットなどよりも、その脚のみを選択し可愛らしく切り取るわけだけど、それって実はラストへの布石だった。 ルイザが大股開きでソファーに浅く腰を据えぐったりと項垂れる。この風景の威力というのはかなりのものだ。この映画が60分をかけて描いてきたものをすべて崩壊させてしまう。これというのは彼女が唯一ひとりになったときに見せる彼女の本性であり、「ちっくしょー、やっちまったなぁ・・」っていう態度だ。実は柄の悪いお嬢様だったと(本当にお嬢様であったかすらもよくわからなくなってくるわけだけど)。 この真逆といえる人格を、片脚ぴょんと大股開き、という脚だけで、しかもふたつのショットで描いてしまうというのは、単純でありながらも、これこそが映画の豊かさなんじゃないのかって、オリヴェイラの映画を観ると毎度のことながら必ず気付かされるのだ。[映画館(字幕)] 9点(2010-10-20 03:28:21)(良:1票) 《改行有》

4.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 設定だけの映画。プレデターが狩猟の本能を高めるために、異星人たちを次々に拉致し、とにかく狩る。こういう乱暴な設定というのはきっと例えばプレイステーションとかでやってるゲームによくある。この設定を活かす気などこの映画には全くない。つまり物語らしき物語というのが存在しない。この映画は先述の設定だけを100分近くも間延びさせただけに過ぎない。 観客もろとも謎の惑星に叩き落されるというこの入口は最高にスリリングで興奮したし、五里霧中でプレデターと狩り狩られ、そして最終的にそこから一歩も出ないという構造もまた良い。背景の殆どが森であるからこそ、ハイアングルとローアングル、ワンショットとグループショット、縦と横の動きも使い分け、視覚的には飽きさせない。狩るということを、首をはねるという行為に凝縮したラストは良いし、何よりも最後の台詞「さぁこの惑星を脱出するぞ」はとても好ましいものだが、あれは引き画ではなくバストショットで撮るべきだ。 しかしながら、登場人物たちの行動範囲の位置関係の不明さ、後付けされていくキャラクター、特に医者が殺人狂者であったとか、ヤクザが刀で一騎討ちというのも、それは設定であって、設定から派生するものを描けないというのは駄目だってことだ。 最後にひとつだけ。日本のアニメーションやゲームは確実にハリウッド映画に大きな影響を及ぼしている。未来のハリウッドの巨匠たちが、リスペクト或いはインスパイアの対象として、アメリカ映画史の偉人たちやその作品群ではなく、日本のアニメーションやゲーム、その作者の名を口にする日は必ずや訪れる。寧ろ既に訪れているのだろう。つまりもはや映画は世に言われる日本のおたく的な文化を吸収せずには語れない存在となってしまったということだ。 [映画館(字幕)] 5点(2010-07-22 21:25:29)(良:3票) 《改行有》

5.  FLOWERS フラワーズ 《ネタバレ》 フェミニズムに溢れているのに保守的、長門裕之が言うようにこの映画はとことん矛盾している。脚本の質の悪さと演出力の無さと編集の下手さ(これじゃあ、全部駄目じゃないか)のせいで、子供を産み母となり、子供が育っていくことの幸せが「日本の美しい女性像」という結局保守的な着地点に辿り着いているように見える。じゃあ、子供が産めなかったり、容姿が整わない家系に産まれたり、愛するひとを見つけることの出来ない女性は美しくないのか。美しいものを並べて美しいですね、って当たり前だろ。これこそ広告的な「美しい」という概念。そんなの広告でやってろよ。決して容姿が美しいとは言い難くとも、およそ2時間という時間、映画的にはそれが5分だけかもしれないし、あるいは何日、何年という月日を経験することで、ああこの女性は美しいなと観客に感動を与えるのが映画であって、上辺だけの美しさなんて意味ねぇよ。 お通夜でおじさんが「次はいつなんだい?」と聞くと広末涼子が「それセクハラっていうんですよ」っていう阿呆みたいな会話はさて置き、フェミニンな格好で登場した田中麗奈に同僚が「でも意外と似合うじゃないか」って言うが、これがセクハラになってしまうという阿保らしい問題への無頓着さ。 一番許せないのが、田中麗奈の婚約者が次長課長河本であることで、美しい家系の女性は、心も美しくひとを顔で判断しませんという、糞みたいな表明。 フェミニズムは時として男性差別になるということをこの映画は無意識レベルで表現している。 そして最後は爆笑しそうになったんだけど、恥ずかしいからぐっと堪えた。鈴木京香をクレーンアップでとらえた映像にいつSHISEIDOのロゴが刻み込まれてもおかしくないラストの数カットを笑わずしてどうやって直視すりゃいいんだ。寧ろ鈴木京香の上にSHISEIDOのロゴ出せよ。それがわざわざ広告に金払った消費者への礼儀だろ。[映画館(邦画)] 0点(2010-06-30 15:01:09)(良:2票) 《改行有》

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