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プロフィール |
コメント数 |
2604 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
単なる鑑賞備忘録・感想文です。
※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。 |
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1. ファーザー
いつか自分にも訪れるであろうという意味では教訓的で考えさせられる作品ではあるが、そもそも認知症になったことがないのでこれが認知症の世界を表現できているのかどうか不明であるし、ただただ混乱するだけで(それが狙いなんだろうが)映像作品としては失敗かな。素直に娘の視点で描けば認知症患者と付き合うことの大変さを描けたと思うが、それではタダの認知症モノになってしまってインパクトがなくなってしまうんだろうけど。[CS・衛星(吹替)] 6点(2023-03-13 10:40:10)(良:1票)
2. ファイナル・プラン
ありがちな設定で無難な作りだが、悪徳刑事は小物感があって中々いい感じ。それにしても原題もどうかなって気もするが、だからと言って邦題を「ファイナル・プラン」にする必要があったのだろうか。[地上波(吹替)] 5点(2022-11-27 12:49:11)
3. Fukushima 50
《ネタバレ》 どこまで脚色されているのかわからないが、実際にフクシマで何が起きたのかを知るのであれば『88時間の危機』を見た方がよいし、その後も様々な事実や知見が出されているのでそれらを確認した方がよくて、これを見て事実と勘違いして素直に信じたり感動するのは問題があるだろう。なら、エンタテイメント的なパニック映画として割り切って見る事が可能かというと、実際に起きた危機がベースになっているのでそういうわけにもいかない。現場と政府のパニック対応系なら『シンゴジラ』を見る方がいいわけで。という意味で「帯に短し襷に長し」というか、今更原発事故を映画化するなんてなんだか製作意図がよくわからない作品だなあと思っていたのだが、最後の最後でオリンピックの宣伝が出てきて、ようやく理解。つまり、このような危機を乗り越えて復興五輪を行う日本を賛美するのが目的なんだろう。よって、政府のプロパガンダ的要素が強い作品であり、その辺は十分に留意してみる必要はある。ただし、コロナ危機が起こってしまい、それに未だ「打ち勝つ」事ができない政府はプロパガンダの目的を達成できていないというオチになったのは皮肉ではある。とは言え、原発作業員と同じように医療現場で危機に対応している人がいるという想像力は必要だろう。[地上波(邦画)] 4点(2021-03-14 13:20:38)(良:1票)
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