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プロフィール |
コメント数 |
58 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. ブルークリスマス
《ネタバレ》 一時期はレンタルや中古ビデオ屋で探すのにも苦労するようなマイナーな作品だったが、「エヴァ」に影響を与えた作品として一部マニアに再評価されたせいか、ようやくDVD化され鑑賞するに至った。子供の頃劇場で、雪の上に倒れる男女の死体から流れる赤と青の血が交わる衝撃的な予告編を見た際、分けが分からず困惑したことを鮮烈に覚えている。今になって見るとさすが岡本喜八、物語の背景を丹念に描いているとは思うが、テンポがあまりにも遅くて少々ダルくなって来る。青い血液になった人々の性格が温厚に成るという、内面の変化の言及はあるのに、それが掘り下げられていないので、物語がうすっぺらになっている。そして何よりも強制収容や虐殺の描写が手ぬるいので、恐さや悲しさが今ひとつ伝わって来ない。時代的な制約があるかも知れないが、ただ血液が青いというだけで罪も無い人々が国家権力によって大量抹殺されるのだから、ここはリアルにこれでもかというぐらい陰惨にやって貰わないと……。主役以外は数人が銃口越しに撃たれる所を描いただけなんて、まるでギャグ映画。コンセプトが良い作品だけに悔やまれる。脚本は倉本聰ということで、物語やキャスティングなど「なるほど、それで…」と納得するような部分も多い。厳しい点数をつけい所だが、個人的に思い入れの深い作品なのでかなり甘め。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-11 03:09:49)
2. フェーンチャン ぼくの恋人
これはおもしろかった。素直で素朴な所がとても良い。しかし、完成度が決して低いわけでは無い。人物描写は生き生きとして、行った事も無いタイの映画にもかかわらず、見ているうちに自分の忘れていた記憶とオーバーラップして、懐かしさと切なさで胸が熱くなってしまった。劇中の初めて聞くタイの「懐メロ」も、映画と一緒に聞かされると、懐かしく感じるから不思議だ。ただ一つ難を言えば、嘘でも良いから、成長した友達の姿を登場させて欲しかった。[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-11-10 22:14:56)
3. フィッシャー・キング
あまりにも非現実的なストーリー。「そりゃないだろう」と突っ込みを入れたくなるご都合主義的な展開。感動と言うにはイマイチだが、それでも映画に引き込まれてしまうのは、映画づくりのうまさでしょう。ジャックが人間として成長して行く姿には共感すら覚えてしまう。ニューヨークならこんな事もあるさ、とさりげなくニューヨーク賛歌に仕立ててあるのもお見事。セントラルパークに男二人が裸体で寝転ぶ姿は、少々異様ではあるが、この物語を象徴する印象的なシーン。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-14 06:22:55)
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