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プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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1.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 なんか最初の方は面白かったのに、 観ていて慣れてきてそれが自分でも嫌になって、 飽きてきちゃってそれ以上のことを予想しながら観るから、 ストレス発散にはならない映画でした。 怖さは最初の方だけであり、 背中を何かにたたかれるようなゾッとするようなものは感じなかった。 ホラーやスリラーが苦手な人でもまあ観られるんではないでしょうか。 ネタはどちらかというと「CUBE」みたいな感じで、 もう結末は決まっているからそれまでの順番が筋。 誰がどんな方法で死んでゆくのかが筋なんだから、 ありきたりといえばありきたりなんです。 順番を考えるというアイデアは買いますが、 「es」のサバイバル版とでもいいましょうか。 観ているうちにもう感覚が麻痺してきちゃうんですよね。 ある意味こういうスプラッターものは自分はそこにいないので、 見ている分にはストレス発散になるわけです。 しかし私はこの種の作りに慣れていないからかどうなんだろうか。 「13日の金曜日」の種類は観ていません。 殺すことには意味はないけれど殺され方に表現がある。 そういう種類のホラーやサスペンスをほとんど観ていないような気がする。 観ればまた変わるんだろうけれども・・ 「SAW」のような主人公のこじつけという理由であれ、 あれはあれで作品としては意味のある殺しでした。 が・・これはやはり「CUBE」的な、 死には意味はなくただ表現と順番だけで結末は変えられない。 そんな世界の作品のようです。 面白いかなと思ったのは主人公が予知能力を持つこと。 「ドニー・ダーコ」のような作品なのかとも思ったのですが、 そんなリバースものではなかった。 オチがわかるからといいながら同じような夢オチやすでに死んでいたオチを選ぶのは、 そこにまた新たな演出やその人の意味を覗いてみたいというのがあります。 しょうもないと笑いながらも夢オチ映画を観続けるのは、 夢がさめれば死んでしまっても夢の中では生きているから。 この作品にはそういったセンチなものはなく、 あくまでも非情に死ぬ順番を演出してゆきます。 そこに重いものもないので笑い飛ばせてしまい、 順番や演出を先回りして推理する映画に慣れてしまうのです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:48:33)《改行有》

2.  フィラデルフィア 《ネタバレ》 さてこの作品は「羊たちの沈黙」でアカデミー賞を総ナメにした、 ジョナサン・デミ監督作です。 そのときに犯人がゲイであるという演出に、 ゲイ=偏執殺人鬼というイメージを与えると誤解されると、 ゲイ団体から抗議があったのです。 同映画の特典でそのことを話していたのですが、 だからこの「フィラデルフィア」を謝罪のために作った。 ・・いやぁだからって作ってしまうんだからすごいです。 この年の作品賞はじめほとんどの賞はスピルバーグ作品でした。 「シンドラーのリスト」のほうがやはり暗いですよね(爆) いやぁ私は何度観ても泣けますよ。 あれと同年で比べるのはマズイ。 「運命の瞬間(とき)/そしてエイズは蔓延した 」が医学の立場から、 真面目に描かれているのに対し、 弁護士の立場から描いた異例の作品です。 しかしよく似てはいるのです。 1993 劇場未公開ということからもかな~りな損をしている作品。 しかもこちらは実話を元にしているのですよ。 科学者のひとりが実は感染していたというのも、 フィラデルフィアでは弁護士が実は感染していたという・・ 職場の解雇が病気が原因だったかどうかというサスペンス的な面白さは、 さすがにデミ監督は演出がうまい。 私はなぜか年寄り弁護士団体の発言が気になって、 これは語り部役をこの悪役(わかりやすく言えば)連中にさせているんだ。 エイズという病気を実にうまく語らせています。 輸血(薬害も同じですね)での感染は同情するが、 性行為での感染は・・ このセリフは同感しましたがこの時代が予防策とか知られてなかったのかも。 旧約聖書と新約聖書に書いてある・・ 反対の意味でこれもよくわかりますね。 アダムとイブ以外の行為は書いていないということです。 こういった訴えられたほうの側になぜか共感してしまう。 それが差別の理由に結びつくということなのですが・・ 死のふちにいる隣人の怖さと自分の周りのいとおしさ・・ マリアを聴くトムを見たあとのデンゼルの表情がよかったです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-02 13:25:37)《改行有》

3.  フライトプラン 《ネタバレ》 久しぶりのジョディ・フォスター主演映画。 直前に「羊たちの沈黙」を観たのもいけなかったか(苦笑) 観ているうちにジョディがシガニー・ウーパーに見えてきた(爆) もちろん両方好きですよ。 でも違うんだなぁ・・ ジョディが「エイリアン」シリーズの(特に子供を守る2)になっちゃ・・ 男版「ダイハード」のようでもあります(汗) Tシャツ1枚で排気口の中とか冒険しちゃだめですよ。 まあ久しぶりの復帰作として大目に見たとしても、 このオチはないと思う。 まだ観ていない人のために伏せておきますが、 これは違反だと思うよ(苦笑) 何でもアリ? 「エアポート」シリーズのようでいて全然違う映画。 細かいところを突っ込めばキリはないのですが、 とにかく大雑把なサスペンスでした。 種類は違いますが同じくジョディ主演の「パニック・ルーム」を思い出した。 私にはどうも彼女には母親役は似合わないように思うのです。 たぶん所帯じみて見えないからかな・・ 母性もあまり感じないのです。 年をとってもいつまでもキャリア・ウーマンのイメージがあって・・ キャサリン・ゼタ・ジョーンズは母性を感じるんだけれど・・ でもまあ久しぶりにジョディが観られたのでよかったとしましょう。 あと意外にもショーン・ビーンが今までいいと思わなかったのに、 この映画ではすごくいい役者だなぁと感心しました。 機長の役が似合うようになったのですね。 こういう役もできるようになると楽しみです。 [映画館(字幕)] 6点(2006-04-02 12:59:27)《改行有》

4.  フレンチ・コネクション2 《ネタバレ》 前のがよかったせいもあって採点は辛め。 普通の刑事ドラマになっちゃってます。 観終わってまた1の終わりを確認し、 ああ1を観たあとすぐに2を観れよかったかなぁと・・ 1で裁けなかった犯人の本当のアジトへ送り込まれる主人公。 前半は麻薬組織につかまり薬漬けにされるポパイを中心とした、 人間ドラマになっています。 配役もよいのですが、 やはり1のロイ・シャイダーとジーン・ハックマンのコンビのほうが・・ 組織のボスはひきつづき出てきますし今回の方が出番が多い。 異国感のレトロさや不思議さは今回の方が上なのですが、 乱暴さで売っているというポパイも放火までいくとちょっと(苦笑) この作品のラストで決着がつくので、 1の曖昧な終わり方後味の悪さが気に入らない人にはこちらの方が面白いかも。 結局1&2のセットで観る方が総合的には楽しいでしょう。 ただ、カメラワークが平坦になっている気がします。 前の監督はやはり「エクソシスト」の監督です。 暗さ怪しさもさることながら空間の使い方がうまく静と動が感じられた。 けれど今回は監督が変わり人物のアップが多く紙芝居を見ているよう。 薬漬けにされた主人公の苦悩だけでは現せないと・・ [DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 10:45:43)《改行有》

5.  プラトーン 《ネタバレ》 人が狂う誰のせいでもない理由のせいにできない狂気は、 「戦争のはらわた」のほうがずっと優れている。 しかしペキンパー監督お得意のスロー映像の多用で、 娯楽と化してしまったのも事実。 後味の悪さやメッセージ性は「カジュアリティーズ」のほうがあった。 しかしデ・パルマ監督のあまりに直接的な描き方は後味の悪さしか残らなかった。 「プライベートライアン」これは売れるための作品で、 さすがに戦争の残虐性のあと人情ドラマは違和感があったが、 最終的にはこれで成功したし見る分には救いがあった。 「フルメタル・ジャケット」私はこの系統では一番の評価をしている。 ラストが戦争そのものの的を得ているから。 「プライベートライアン」の前半ほどのリアルな残虐性は必要はない。 「戦争のはらわた」のようなややこしい回想録もいらない。 わかりやすくストレートにベトナムの密林の中で何が起こったかを、 サスペンス仕立てでアクションもカメラ酔いしない丁寧さ切れのよさで、 十分恐怖やリアル感を出せている。 そして登場人物の本当にわかりやすい設定。 オリバー・ストーン自らの経験から自身が脚本を書いたのも説得力があり、 ざっと見ていくだけで登場人物の性格や生い立ちがよくわかる。 一番特筆すべきはテンポがよい作品ということだろう。 前半に生々しい戦場で民家を犠牲にするシーンで悲惨な現実を見せ、 兵士らがこの状況でだんだんと人格がむしばまれてゆく様子がわかる。 中半では間違っていなかった主役と犠牲になる兵士のサスペンスドラマ。 この ウィレム・デフォーめあて(最後の誘惑の演技で気になった)でこの作品を借りたのだ。 それまで手持ちカメラ中心の報道映像のようなリアルさだったのが、 ここで彼のために用意されたかのように、 スローモーションで丁寧に大切に演出される画面は、 後半の主役であるチャーリー・シーンの上官への復讐劇を予想させる。 見事な緩急ある演出である。 ただ・・この映画のラストに後味の悪さは残らなかった。 正義ではない。しかし間違いでもない。 でもそうなればいいと思いながら後味の悪さも期待した。 「二十日鼠と人間」のラストのような後味を求めたのだが・・ [DVD(字幕)] 8点(2006-01-20 04:41:19)《改行有》

6.  フェアリーテイル(1997) 《ネタバレ》 この映画ってほんとのお話を元にしてたんですね・・ この描き方はどうなのかなぁ・・ 私は妖精というものは見たことがないので信じられませんが、 見ていなくても信じろというならば幽霊やあるいは宇宙人のほうが信じられそう。 見る人の趣味の問題もあるし特に日本人は妖怪とか精霊のほうがわかりやすい。 精霊も妖精も同じようなものだけれども・・宇宙人は絶対いると思う(信じています) だから自分で言うのもなんだけれど、 妖精を信じている人は純粋で信じないから子供の心ではないというのも違うと。 ただ言えることは見たと言う人が信じればいいだけのことだと思います。 それを自分も見たい捕らえたいとか思う人がいるわけで、 環境を汚すことは目に見えているしそういうことはこの映画は描けているけど、 妖精の描き方が私には合いませんでした。 これではピーターパンのティンカーベルの団体ではないですか・・ 夢は伝わりましたがあの舞う妖精の群れは最後だけでいいのでは・・ 子供ふたりの夢で始まったのだからそれを中心にして、 最後には思いっきり舞わせて終わらせる・・ そのほうが感動できたかな・・ 最後に出てくるおじさんはカメオ出演のM・ギブソンです。 ここまでするなら設定をクリスマスにしちゃってもいいし。 そのほうが映画としてひとつの美談となると思います。 あと感情移入が出来なかったのは母親役がイマイチだったこと。 フランシスは本当の主役ですからかわいいんですが・・ 久しぶりに見たP・オトゥールはコナン・ドイル役ですが、 まあ彼の役の意味はわかりました。 この事件の作者でもあるドイルを出すことで現実味もあるし、 ちょっとした謎解きみたいなテンポもあります。 なぜか友人だったというH・カイテルの手品師はどうなんでしょうか。 彼の役はもしかしたら種明かしへの風刺かもしれませんね。 私はSFや神話が好きなんですが、 科学が解明されすぎると説明が誰でもつくようになるので、 ちょっと寂しいような気もします。 「ハーヴェイ」のような描き方は見えない妖精をうまく優しく表現した映画でした。 もし気になった方は白黒ですがぜひお勧めします。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 23:29:31)《改行有》

7.  ブラザーズ・グリム 《ネタバレ》 かなり前で見たのでそれも苦痛だったのですが控えめな毒気でも、 やはり変な演出は相変わらずで筋が通っている(笑) 子供の顔がノッペラになり井戸から目玉が飛び出したのには気味悪くなった。 虫の大群はありきたりで全然怖くないのでやめてほしかった。 子供向けのファンタジーではありませんから中途半端ですね。 しかし映像は目をみはるものがあり最近見たこのてのファンタジー系(ロードオブザリングなど) のなかでは一番きれいだなぁと感心しました。 映像の演出が凝っていてさすがだなぁと・・(懲りすぎて中途半端になったか) ファンタジー界のトラフィック(爆)のごとくシーンが変わるたびに色調が変わる。 映像の立体感がありカメラワークもよいからリアリティがある。 ただし長続きはしないから退屈に感じられる。 この監督の作品はヤマばかりでつながりがないけどつなげてしまう。 良いところと悪いところを考えて思ったことは、 真面目に作りすぎかなぁと。 普通にディズニーやティム・バートンのファンタジー(それも面白くないほう)のような感じで、 監督は誰?と思うほど昔の個性は薄れていました。 ハリー・ポッターみたいだなぁとも思いましたからもう・・ デビッド・リンチのストレイトストーリーを見たような寂しさです。 意外性で売ってきた監督ですからかなり期待しすぎたのかも・・ ちなみに余談ですが私はスピルバーグ映画が大好きなのですが、 1941の世界は全体的には面白くはないけど好きです。 あと、この監督の作品の大きな特徴としてはとにかく馬が出てくること。 騎士がよく出てくるのです。 今回は中世ですから出てきましたしおなじみのJ・プライスも登場したし(ちょっと嬉しい) M・ディモンはあんまり合ってなかったかなぁ・・ 笑えるところで笑えませんでしたのでH・レジャーのほうが主役級でしたね。 あとこの監督は絶対、「ソフィーの世界」を撮ったほうがよかったと憶測。 あっちの方が面白いから。 たぶん向いてると思います(苦笑) この作品もグリム兄弟が自分たちの書いた物語の中に迷い込んでしまうのだから・・ 赤ずきんちゃんが一番よかったかな。 ホラーかよって思いましたもの。 てゆうかマジ、ホラー撮ってください(爆) サム・ライミのような笑えるホラー・・ [映画館(字幕)] 6点(2005-11-20 23:07:55)《改行有》

8.  復活の日 《ネタバレ》 ほとんどの人がこの作品のラストに感動をしたかもしれませんが・・ 私は(嘘だろ?)とひいてしまいました。 人類終焉のスペクタクルドラマともなれば仕方のないことなのかもしれないけれど、 シリアスな内容をテンポよく重苦しくなく描けていたのでよけいリアル感があり、 逆にあのメロドラマチックなラストが非現実な物語となったわけです。 非現実さだから感動できるのかもしれないけれど、 読めてしまうから私にはついてゆけなかった・・今のハリウッド映画になってしまいました。 さて、未見の方はぜひぜひ見終わってこのラストをどう見るか・・ 原作と比べてみるのもまた面白いかもしれません。 「渚にて」のオマージュといわれるだけあり導入部から潜水艦が登場。 こちらは最初の潜水艦からしばらくすると長い回顧シーンとなります。 なぜ世界がこうなったのか、世界がどういうふうに滅んでゆくのか、 実に丁寧に描かれています。 パニックSFで私が重要視する(苦笑)逃げ惑う人々や暴徒の描写もきちんと描かれてる。 悲惨な映像の連続から世界各地のニュースまで盛り上げ、 見ているほうもSFだし変な映像もあるんだけれど見入ってしまう。 非現実さの中に観客も入ってゆけるのです。 この描写の細かさはハリウッド映画にはちょっと見られないです。 ウィルスに感染した死体の山を焼いたり(現実問題ならあるはず) 廃墟になった街のあちこちには骸骨・・ 水槽の魚や鳥かごの鳥の屍なんて細かい! どんな悪い奴らがどんな操作をしてこうなったのか・・ 悲劇の共感の次は勧善懲悪です。 普通の映画なら勧善懲悪はつまらないのですが、 ここまで地球規模となるともう悪なんて狂気だとしか言えません。 しかも計算された報復コンピューターなる同じ人間が作ったもの。 「博士の異常な愛情」この作品のオマージュ(というか完全なるパクリ)もあり、 「未知への飛行」もちろんこちらの作品にも似ているのは仕方ない。 けれどこれ邦画なんですよねぇ・・いやぁすごい! ウィルスによって世界の多くが滅びる・・今では古いSFかもしれないけれども、 この作品の原作はなんと1964年! [DVD(字幕)] 7点(2005-11-04 08:00:27)《改行有》

9.  フィラデルフィア物語 《ネタバレ》  元ダンナが関与せずとも愛する元妻は「卒業」や「プリティブライド」のごとく、 若い新聞記者(小説家)と恋に落ちるどんでん返しになってゆく・・ その理由は見ているこちらもわからない。 その事件は最後のほうまで尾を引き元ダンナのもくろんでいた婚約破棄のあと、 さらに当たり前のように(普通の恋愛コメディなら)新しいカップルで式場へ・・ ところが最初に出てきた未練がましい元ダンナの結婚祝いのヨットの置物が、 ここでようやく複線だと元妻にも観ている観客にもわかるのです。 ・・今回のレビューは書いてる自分でもよくわかっていないのですが(苦笑) この映画は恋愛モノなのですが自分探しのテーマもあるんです。 豪華さを幸せさを演じているかもしれない現代の女性は、 まさに時代も階級も違えどこの女性と同じかもしれません。 元ダンナが愛しているのに相手にされず常に成り行きを見守る、 その姿が単にひつこくも哀しくもなくこっけいな第三者的に見える演出も見事。 明日は結婚という女性が回りの人や突然共感してしまった新聞記者を通して、 最後には自分と一番近い人を発見するというちょっと面白い映画です。 突然共感してしまった新聞記者というのも、 お酒の勢いで素直になったことからなんですが・・ 女性の目から見てもこの女性は難しい~ バスロープ姿のK・ヘップバーンをこれまたバスロープ姿の長身のJ・スチュワートが抱き、 オーバーザレインボウを歌いながら近づいてくるこっけいさ。 そろいも揃った元ダンナと婚約者のなんともマヌケさ。 なかなか面白いセッティングでした。 セリフもおしゃれで、「人間は土から出来てる、私の足はとろけそう」 みたいなセリフはちょっと思いつかないですね。 登場人物の気持ちがよくわからないところにこそこの作品のオモシロさがあると思います。 次々起こるハプニングにたったひとり「やはりそうか」と、 C・グラントが冷静にうなずくのに対し、 猜疑心から夢気分に変わるまでのJ・スチュワートの比較も面白い。 まあ観やすい方法といえば・・ 元ダンナは脚本で、元妻はその演出、 新聞記者はといえば観客と見れば理解しやすいかもしれません。 どちらかといえば、舞台劇に近い映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-09 15:33:54)《改行有》

10.  ファイナル・カウントダウン 《ネタバレ》 設定が面白くてまあまあ楽しめたんですが、 まるで軍オタ映画のようになってしまい肝心のなにかが欠けていた。 かなりもったいない映画で、リメイクの必然性があります。 っていうかリメイクしてください~!!こういうの無条件でスピルバーグが得意でしょう? 1941のようにしろとは言わないが(あれは長すぎなコメディ) あれだけ戦闘機を撮るのがうまいんだから撮ってほしい・・ リメイクするとしたら俳優はマイケル・ダグラス&チャーリー・シーン(爆) さてこの作品はまるで軍の宣伝映画でも見ている錯覚を覚えるほど、 戦闘機や空母のシーンがこれでもかと丁寧に時間を割いて映されます。 最初は「おお・・」と感心していたのですがあまりにひつこいので飽きてきて、 なんかストーリーとあまり関係ないくらい入れてるよなぁ・・と。 戦闘機や空母が好きな方は必見する価値はあります(爆) あまりにひつこくも美しい戦闘機の飛んでるお姿(もっと多いんですが) 設定が1980年のものですよ。 ・・「戦国自衛隊」という角川映画、出来は悪かったけれども、 私は自衛隊のあり方や人間ドラマも描けていて気に入っていました。 この作品にはそのなにかが足りないと思います。 もちろんハリウッド映画ですから出来は数段いいんですが・・ 何かとはなんなのか・・それもわからない娯楽作。 惜しいですねぇ。アイディアがよいだけに。 やはり日本人の目で観るからなのかなぁ・・ あの日本人の描き方はひどいなぁ。ディアフタートゥモロー以上ですよ。 さらにこの時代の1941年度版の日本軍の戦闘機が登場。 こ、この差は一体・・ 未来から来た設定の1980年のアメリカ戦闘機は別として、 アメリカの1941年の戦闘機も登場させろ~不公平だと思いました(笑) いや、登場などさせたらば話しが変になるのですが・・ でもアメリカの戦闘機のひつこいくらいの映像とこの日本軍の戦闘機・・(哀) ちなみに軍ものには詳しくないので日本の戦闘機の名前は知らないですよ~ [DVD(字幕)] 5点(2005-09-23 12:45:02)《改行有》

11.  ブラジルから来た少年 《ネタバレ》 まず脚本(原作)がおもしろいんです。 そして今見直すと俳優が豪華です。 アウシュビッツにいた博士を頭にナチの残党がある計画を実行してゆく。 世界各国にいる65歳になる普通の男を94人殺害する・・ G・ペック扮する博士以外はそれがなんなのかは知らされず。 なぜ65歳の男がなぜ94人なのか?? 普通ナチの残党とか言ったらそりゃあユダヤ人だろうと思いますが、 あまり関係ないのです。 人種を超えてある計画を実行するためにその選ばれた94人を殺害しなければならない。 未見の方で(未読の方で)ここまででわかった人はかなり戦争通ですね! 映画が進んでゆくにつれホラーよりも怖い話にびっくりします。 そしてニヤニヤするかも・・よくできていますよ。 この博士を追い詰める役がローレンス・オリヴィエ。 彼はユダヤ人の役ですが・・こちらはかなり関係あります。 なかなか深いものがありますね・・ エンディングにいたるまで完成度の高い作品ですが、 娯楽に頼らず原作に忠実に製作された(未読ですが)ようで、 知る人ぞ知る作品になってしまいましたが、 SF&サスペンス好きならぜひ観てほしいです。 今リメイクしても十分そのメッセージは伝わると思います。 上映されるヒットラーの映画と合わせて見るのも面白いかも・・ ヒットラー映画はR・カーライル主演のを前に見てるのでもういいです。 でも本質はこちらのほうが怖くて残ると思いますよ。 もしかしたら優秀な戦争映画よりずっと・・ 早速DVDを注文しました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-20 12:28:01)(良:2票) 《改行有》

12.  ブロンド・ライフ アンジェリーナ・ジョリー・・気に入りました。 見たのがはじめてだったんですが(最近の俳優にうとい私・・) どこかクラシックで昔の洋画に出てきそうな女優さんですね! そこが逆に受けてるのかもしれないなぁ・・ 映画自体もなんか古い昔のファンタジーっぽくていいです。 もちろん映像は今の時代のものですが脚本がクラシカルで好きです。 共演のエドワード・バーンズはプライベートライアンでギアにちょっと似てていいなぁと。 いや、角度によったらR・ギア似で~す! ストーリーがわかりやすく先は読めるのですが、 人の不幸を予想して進むわりにはコミカルで明るいのは奇妙。 そこがまた面白い映画なのですが・・ アンジェリナ・ジョリーはうまいです。 ブラピと共演する予定ですのでまた楽しみが増えました。 両方とも共通点があります。 くったくのないところかな? くしゃくしゃにした笑顔ができるというのは好きですね。 ものすごいきれいなのに笑うと不細工、でも本気で笑ってる。 そんな俳優が好きなのです。 トゥームーレーダーも見てみようかなぁ・・ あとこの作品はいかにもR・ウィリアムスがやりそうな感じの 預言者=浮浪者が出てくるのですが、 12モンキーズやフィッシャーキングが思わず浮かびました。 主人公にとっては宣告された命の終わりはこの世界の終わりと同じ。 果敢に挑戦しコミカルに笑い飛ばしでもやはり怖くて寂しい。 簡単なストーリーで飛んでるわりには共感できます。 イチローが出てたらもっと面白かったけれど・・ 日本人としてはね(苦笑) ラストのオチは私の予想の全く反対でした~ 時差オチは栄転のあたりで感じていたのですが、 逆に助かったんですね・・ まあそれで感動はしなかったけれど後味はいいかな。 時を越えた愛の奇跡をふたりの語りでなくもっと演出してほしかったな・・ 人はこのたった5分のために生きてるんじゃないかなと・・ アメリカンビューティーのラストの時も思いましたが、 この短い時間の間に悪夢は観たくはないから、 悟った人は償いをするんじゃないかな・・(暗いか) 意識して借りたわけじゃないんだけれど、 全くジャンル違いの映画に関連性を見つけてしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-24 12:23:27)《改行有》

13.  プランケット城への招待状 《ネタバレ》 実は、ニール・ジョーダン作品が好きかも知れない・・ まだ「インタビュー・ウィズ・バンパイア」しか見てないのに、 なぜかこの監督の世界は気になった。 あとは面白い作品に出くわせばいいのだけれど。 ティム・バートン<ニール・ジョーダンかも。 どこがいいのかというとほんとにまだこれで2作しか見てないんだけれど、 絵本のようで舞台劇のようでホラーのようで・・つまりファンタジーかも。 この作品で言えば、つかみのコメディはロバート・ザメキス初期作品みたいだし、 説明しながらたいそうに感動させようとしているさまは、初期スピルバーグのテレビ版みたい。 世にも不思議なアメージングストーリーみたいな、子供向きか大人向きかわからない曖昧さ。 あのインタビュー・ウィズ・バンパイアでもそうだった。 ホラーなのか史劇なのかわからないままコメディになった。 このスピルバーグ系(あくまで初期のファンタジー)に慣れてない人にはわからない変な世界。 それが、ニール・ジョーダンにはあると思う。 全体で見れば破錠しているファンタジーだが妙に美しい。 大げさでなぜか心地よい舞台劇のような音楽。 P・オトゥールに最後まで案内役をさせていたら、この作品は評価が高くなると思う。 舞台劇のように始まった語り部はどこへ・・? 最後がまあロマンティックでかわいいお話なんだけれど、 「このお話はこうで・・」と、閉めてほしかったなぁ。 映画の中にちゃんと舞台も作ってるのに。 最初はほんとにゼメキスの初期作品(スピルバーグ製作のドタバタ)かと思うくらい、 かなり強引なぶっ飛ばしコメディだったので、全然笑えず困った。 そのスピードがだいぶ落ち着くと俳優の演技も生きてきて、 笑える余裕がこちらにも出てきた。 前半ゼメキス後半スピルバーグの過去のファンタジーをくっつけたみたいな・・ いやでも、後半のあの下ネタはスピルバーグは絶対やらないだろう(笑) 上品な俳優(語り部が舞台劇の喋りかただし)とエロ展開からドタバタと忙しく変な作品だ。 この作品のコメディが好きな人もいるとは思うが、 私は真面目に作り直してほしいかなと思った。 お話と映像はなかなかよかっただけに残念。 もしかしてこれが、ニール・ジョーダン(爆) [DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 06:58:02)《改行有》

14.  フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 友達が「エイリアンVSプレデター」を借りてくれと切願するのを断る変わりに、 これを借りる羽目になりあまりというか全然期待していなかった作品。 この作品で「エルム街の悪夢」に興味を持ち見てみたくなりました。 脚本アイデアがよい。 脚本が面白くなかったのと同様の追いかけキャラでは「悪魔のいけにえ」のほうがいい。 フレディに興味を持って見たのと何しろ初めて両方見たので不安でした。 エルム街の悪夢って確かややこしい精神にくるホラーなんだよなぁ・・ 見ててなんのことやらよくわからない箇所もありましたが、 登場人物が(被害者たち)語ってくれるのでたいへん初心者にもわかりやすい。 しかもフレディ=夢オチ ジェイソン=SEXシーン(この安っぽい安易なところが実は嫌い) どちらの場面になるかが即わかるのはもしかして、映画界の「トラフィック」か~!? 突っ込みどころもギャグもあるにはあるのですが、 予想に反して意外と真面目に作られており好感が持てました。 これはこのふたつの作品のファンは涙ものなんじゃないのかな?? こういう正攻法でやられたらバーサス映画も笑えません。 しかし本物のわがまま悪のフレディが頭もよく利用されるだけのジェイソンに、 あまり好きなキャラではないんですがかわいそうになりました。 登場人物も言うように、フレディに操られているジェイソンよりフレディを遣るほうが先。 が・・ジェイソン有利にしてあげたのにこの単細胞はやはり頭は空のよう・・ 感動作にしてジェイソンを勝たすのもありなんだけどなぁと思いましたが、 そうすればきっとフレディファンも怒るでしょうし(か?)あくまでB級ホラーにしたかったのか、 続かせようとするラストはまたこのふたりの続編が出る気配。 この作品はばかにしてたけれど、見てみると脚本がよくできてます。 エルム街の悪夢って・・キューブリックが一度でも監督してたらどうなんだろうか・・ 1対1の対決がマイナスです。 あれは・・ターミネーター中華版みたいだった。(キョンシーも未見ですよ) ワイヤー使いすぎて漫画の世界になってしまいました・・ [DVD(字幕)] 6点(2005-07-01 09:19:46)《改行有》

15.  冬のライオン 《ネタバレ》 はっきり言って面白い面白くないが分かれる作品です。 私はこの作品が終わったすぐに言いました。 「なんだったんだ!と・・ そして何が言いたかったんだこの夫婦はと悩みました。 ヘンリー2世の物語なんですが、 妻でありながら幽閉されているキャサリン・ヘップバーンの弁舌と、 この映画の主人公ヘンリー2世(いよいよ大詰めP・オトゥール)の、 これもまた感心するくらいのしたたかさ。 そして3人の子供(アントニー・ホプキンズが長男役、ふけてるって!) のあと継ぎ問題という大変わかりやすいドラマなんです。 それが歴史の例に習い、策略陰謀そして夫婦でありながらの知恵比べ。 これがものすごい銃撃戦のように楽しめます。 悪くこっけいに言えば漫才、正当に評価すれば舞台劇の醍醐味。 あまりに歯切れよくこの夫婦の演技合戦が続くので、 見飽きることなく見ほれていました。 ところがあのラストはおかしいくらい明るい。 テレビ画面に向かって突っ込みを入れてしまう。 「おいヘンリー、またそんな調子のいいこといって来年はないぞ!」 腑に落ちず気がついた。 そうか、何もこの夫婦のその後なんて心配したりするものではない。 これは映画だ、舞台劇だ・・だまされていたのは私のほうでした。 真剣にこの夫婦のドラマに見入ってた。 いったいどこまでが陰謀(嘘)なんだとまじめに考えるくらい、 このふたりはうまいですねぇ・・(って当たり前か) ちなみにキャサリンのほうが賞を受賞しています。 取っておかしくない、いい演技で見ごたえありました。 ただピーターのほうが比べて地味でしたね。 なんといってもヘンリー2世ですよ。普段着の一着だけでは貧相だ。 演技が五分でも衣装が地味ですから、やはり史劇は女性のほうが有利。 そのポイントは高いと、キャサリンの衣装変えと美しい品のよさに納得。 舞台劇やセリフを楽しみたい人にはもう最高の作品ですね。 ちなみに作品中にベケット司祭が出てくるのですが(チョイ役) まだ未見の(ベケット)のことなのですよ。 ベケットとヘンリー2世の愛(困った映画ですね)を描いた史劇ですが、 その作品の中でのヘンリー2世もピーターなのです。 合わせて見てみたいと思いました。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-20 04:28:36)《改行有》

16.  フェリスはある朝突然に 《ネタバレ》 昔見たときはとても面白かったのですが、 最近これ見て、最後までもたなかったです。 マシュー・ブロドレックのファンだったのですよ。 当時はこのコメディがかわいらしく受け取れたのですが、 う~ん今見たらひねた子供ですよね、この役は・・ 校長役、どっかで見たことがあるのだけれども・・ 筋は題名そのまま、フェリスという学生が ある朝突然学校をずる休みして街に出るいちにちの話。 振り回される同級生役に、ジョン・レノンそっくりの俳優が。 いや、初期のレノンにある顔が似てたんで・・ [ビデオ(字幕)] 4点(2005-05-07 08:09:51)《改行有》

17.  フィッシャー・キング 《ネタバレ》 この映画もDVDを持っております。 テリー・ギリアムの作品はくせがあり好き嫌いが分かれます。 でも実はこれ、12モンキーズ、バンデッドQ、未来世紀ブラジル(ビデオ)と、 4本も持っているのです。 そんなに好きなのでしょうか・・・ このフィッシャー・キングはしかしこの監督にしてはまともな?? まだ大衆受けする作品だと思います。 この監督の作品で泣いたのはめずらしいことです。 幻想の世界は例によってここでも出ますが・・ ラストが宗教落ちで終わるのが、いかにも向こうの映画なんですが、 やはりこういう使い方がうまいんですね。 テリーはそういえばイギリス人ではなかったっけ? よくわからないコメディ映画にも出てて見たけど笑えなかった。 本作は私の好きなジェフ・ブリッジズが出ております。 鍵を握るのが名優ロビン・ウィリアムス。 確かこの作品で女優さんの方がアカデミー賞を取ったと思うのですが・・ 俳優がいいし脚本も秀悦です。 ただしこの監督のアクのある映像に慣れていない方は最初とまどうかも。 かなりゲロいシーンもあるので・・ ホラー好きでよかった・・ 大人の冒険、ファンタジー、両方味わえます。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-07 08:00:31)《改行有》

18.  プリティ・ブライド きびしいようですが、まったく面白くなかったのです。 続編と思わず見たとしても、いや、「プリティウーマン」と 全然関係ないのですが、出演者も製作者も同じという、 二匹目のどじょう狙いの作品としては、 ファンなら見たくなるし期待も大きいです。 さて、もしかしたらば、続編で関連性をつけたストーリーの方が、 面白くコミカルだったかもしれません。 ああ、リチャード・ギアが演技しちゃってる・・と、 しらけてしまったのです。 あの包容力はいずこへ・・それなら別にジュリア・ロバーツでなくてもいい。 彼女はヒュー・グラントとまたかぶるようなロマンチックコメディやってて、 見るほうも飽きてきちゃうんです。 そんなこんなで、やはり私にはロマンチックコメディは合わない。 その中で数少なく選んでしまうのです。 [DVD(字幕)] 2点(2005-04-03 01:40:41)《改行有》

19.  プリティ・ウーマン 《ネタバレ》 この映画は劇場で2回観ました。 そしてなんと、映画の中に出てきた場所を確かめにロスへも行きました。 リチャード・ギアのファンだったこともあり、当時夢中になりました。 ロデオドライブやふたりが泊まったホテル・・ バブルも終わるころの最高に贅沢でしかし、 そのきらびやかさの中に空しさを感じ惹かれあう男女・・ 歴史は繰り返すというけれど、今この映画いいんじゃないでしょうか。 けっして90年のような裕福な時代じゃないけれど、 一部のお金持ちというのはいつでもいるんだし、 ジュリア・ロバーツの役どころは娼婦には違いないけれど、 現状を変えていこうとする向上心がある。 ここが他のラブコメと違い、根性モノがかった真面目恋愛映画なのです。 実に今見ると(うわ~わざとらしい)かもしれない筋で、 「フラッシュダンス」や、「ワーキングガール」に通じる、 バブリーな贅沢の裏にも自分で成功を掴むみたいな勢いがある。 これらの映画が売れたのには、音楽の力も大きいと思います。 ところが面白いことを思い出しました。 ある場面でものすごく感動したのですが、 その一瞬に音楽は流れてはいなかったのです。 リチャード・ギアがリンカーン(かキャデラック?)の天井を開けて、 バラの花束を掲げるシーンですよ。その瞬間確か無音になり、 それから音楽が流れると記憶しています。しかも鳩が飛んでいたと思うのだけど・・ もし違ってたらごめんなさいね。 あのシーンで思いました。車は天井が開くタイプがいいと(笑) 実は私の車はキャンバストップです。 しかし・・迎えに来る人が乗らなきゃあ意味がないんです。 それからギア様は(さま付けで人を呼ぶのは嫌いだが、このギアは許す) 高所恐怖症のくせに、マンションの非常階段を登ってきます。 このシチュエーションがえらく気にいりました。古典的でかっこいいです。 演出に品がある。マンションに住むなら非常階段があるマンションにしよう。 そう思い込んだくらいです。(登ってくる人がいなければ意味ないじゃん)・・・ フツー、中から登りますよね。まあ憎い演出。 劇場の席は2回目が2階の上の方を選んで、 オペラを見るふたりになったつもりで共感すると。 「のるかそるか」も2階席を選び、競馬場の観覧席で共感した。 映画の中に2階席がある場合は2階席で見ることをオススメ。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-03 01:35:32)《改行有》

20.  フィールド・オブ・ドリームス ケビン・コスナーの作品はほとんど見ていません。 説教じみてきたのと、ちょっと作り手が作品に酔うようなところがあって、 ながらく遠ざかっています。 でもこれは好きですね。こういう映画で賞をもらえたらいいのに。 ただし今見るとどうなんでしょうか。 大人版のファンタジーなんですが、2回見るとどうでしょう。 ラストはものすごく感動できます。 往年の大リーガーがとうもろこし畑で野球をする。 こういった夢を「ターミナル」のラストに入れてほしかったな。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-03 00:36:57)(笑:1票) 《改行有》

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