|
1. 富士山頂(1970)
台風の観測のため、富士山頂に1964年、気象レーダーが設置された。
その難工事の様子を描いた映画。
富士山レーダー設置には、平地より20度低いという寒さや悪天候、高山病、
大量の資材を運び上げることの難しさなど、多くの困難があった。
ということを説明しているのだけど、それだけにしては長くて、内容が薄く感じた。
富士山には登るし工事もするけど、思いのほか絵的に地味で、
本当は淡々としていたかもしれないものを無理にドラマ仕立てにしているようにも見えて、
どこまで本当なんだろうと思ってしまった。
富士山の頂上に観測所があって、困難の末にレーダーが作られたという事実を
知るきっかけにはなるけど、それ以上のものではないという気がした。
ちなみに気象衛星の発達により、富士山レーダーは現在ではすでに廃止されているそうな。[地上波(邦画)] 6点(2009-07-05 01:19:50)《改行有》
2. 風雪の海峡 青函トンネルは、今… <TVM>
見栄と体裁ばかりの現代ドラマとは比べるべくもなく、
セリフのひとつひとつが赤裸々で、濃ゆい。
貧乏、偏見、生活苦、打算のない愛。
青函トンネルの工事の最中に撮影されているだけに、
実際のトンネルを使った工事のシーンが多く収録されています。
どこまでがライブでどこまでが役者の演技なのかよくわからないけど、
坑道とか工事現場とか好きな人には、いいと思う。[DVD(邦画)] 7点(2008-10-25 02:04:59)《改行有》
|