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1.  フォレスト・ガンプ/一期一会 《ネタバレ》 私はアメリカ人では無いので本作で映し出されるアメリカの様々な歴史を現実味を持って感じる事は出来ない。 まだ40歳を過ぎたばかりなので本作に散りばめられた近代史のエピソードをリアルタイムで体験していた訳でも無い。 でも、何故か本作を観ると暖かい気持ちになれる。 毎回何故だろうと思うのだが、明確な答えは未だに見つからない。 多分これからも見つからないだろう。 私に取って本作は『答えを探す為に見続ける映画』である。[映画館(字幕)] 10点(2009-05-22 19:28:56)《改行有》

2.  ブレードランナー/ファイナル・カット 《ネタバレ》 【2019/7/25投稿】 ルトガー・ハウアーが逝ってしまった。 30年前に名画座で奇跡の様な邂逅をして以来、本作を何度観たことだろうか。 貴方は歳を召されても独特の渋さを武器に幅広く(大企業の役員、サッカーチームの監督等)映画に出演されていましたが、 私に取って貴方は常にロイ・バティーそのものでした。 貴方が亡くなられた事はとても悲しい事ですが、私は明るい気持ちで貴方を見送りたいと思います。 何故なら、貴方は1982年に既に永遠の命を得ているのですから。 心から哀悼の意を表します。 "I’ve seen things you people wouldn’t believe. Attack ships on fire off the shoulder of Orion. I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhäuser Gate. All those moments... will be lost in time, like tears in rain... ...Time, to die." 【以下2008年投稿】 新宿バルト9で鑑賞。 他レビュアーの皆さん同様、エンドクレジットが終了するまで席を立つ人がはほんの僅か。濃密な一体感を伴う時間を満喫。 小生、本作を劇場で鑑賞するのはこれで10回目。その殆どが飯田橋や新宿の名画座であり、手持ちのDVD(ディレクターズカット版)も映像はそれほど鮮明とは思えず、実は今回一番期待していたのはデジタル上映のクオリティとはどんななものか?と言う点。 結果としては期待を遥かに上回り地球を数週してしまうかと思える位の衝撃。 2019年のロスを俯瞰で見る導入部から、映像・音声の綺麗さに感動。始まって数分で感涙するなんて生まれて初めての事です。それにしても、他の皆様と同様感じたのは、一つ一つのシーンに盛り込まれている情報の多い事!!  本作の普遍のテーマ「命とは?」という題材に思いを馳せたのは勿論、ルトガー・ハウアーという俳優は芸達者だなあと関心させられた次第。 バルト9での上映は終了してしまった様ですが、出来ればもう一度デジタル上映で、残念ながら未見の皆さんに本作を最高のクオリティで観る感動を味わって欲しい。作品の内容・製作者達の思い入れに、やっと時代が追いついたのかも・・・ なんて思います。 学生の頃、姉に強く奨められたのが本作を知るきっかけですが、これは本当に名作です。 (ちなみに私はデッカード=レプリカント説には個人的に反対。余計な話に思えます。ですから、5枚組DVDの中で監督自ら説を肯定する様なコメントをしていたのは驚きでした) [映画館(字幕)] 10点(2008-01-15 13:32:31)(良:1票) 《改行有》

3.  ファーザー 《ネタバレ》 アンソニー・ホプキンスのアカデミー主演男優賞獲得も納得の重厚な傑作である。 以下、私のプライベートな事を記述する事をお許し頂きたい。 私が本サイトにレビュアーとして登録したのは2008年、実に13年も前の事だ。 時間だけは万物に平等なので、私自身の生活・環境も相応に変化している。 所謂、「人生の荒波に揉まれた」と言う事なのだろう。 私の父は私が4歳の時に病死した。 以来、独り立ちする22歳までは母親が私も含む子供3人を女手一つで育て、大学まで行かせてくれた。 私自身も社会人となり、金を稼ぐ事の大変さを身を持って知って以来、母には感謝しか無い。 そんな母は3年前から認知症を患っている。 子供に取ってある意味親は絶対的な存在だ。 今も思い出すのは、夜遅くまで内職していた姿。 いつも気を張り頑張っていた姿。 そんな母が認知症を患い、元気だった頃には想像もしなかった姿を 目の当たりにするのは、人生観が変わる出来事だった。 私は常々、何故母はこんな言動をするのだろうか?と思いながら接しているのだが、 本作のアンソニー・ホプキンスは認知症を患った側の立場を、 半ば恐ろしさを感じさせる程の演技で擬似体験させてくれる。 本作で表現された事が認知症患者の全てを語っている訳では決して無く、 まだまだ甘いと思われる方も大勢いるだろう。 でも私は、今正に身内が認知症で色々な思いを抱えながら日々を生きている方々は勿論、 まだ実親が高齢では無い年代の方々にも本作を是非とも観て頂きたいと心から願う。 ハッキリ言って救いは無い物語だ。 でも、人間としてこの世に生を受け生活しているならば、 決して目を背けてはならない世界が本作には有る。[映画館(字幕)] 9点(2021-05-15 16:55:17)(良:4票) 《改行有》

4.  ファースト・マン 《ネタバレ》 「人類初の月面着陸を成し遂げた男の英雄譚」を期待して観ると肩透かしを喰らう。 そう言った点では、日本に於ける本作の宣伝の仕方には大いに疑問を感じている。 描かれているのは旦那さんがテストパイロットをしている一組の市井の夫婦の物語だ。 その描き方は多分に第一人称の視点が多く、この手の映画(ライトスタッフやアポロ13等)に有りがちな勇壮な音楽と共に主人公の様子を描写する、 劇映画らしい高揚感を誘うシーンは殆ど観られない。 恐らく監督さんは過去一連の宇宙開発物の映画を研究し新しい視点を盛り込みたかったのかと思うし、 本作に関してはその試みは充分以上に成功していると言えるだろう。 圧巻はアポロ計画の前に実施されたジェミニ計画の中で、本作の主人公であるニール・アームストロングが搭乗したジェミニ8号の描写。 それは記録映画として残されている「栄光に満ちた宇宙旅行」とは程遠いものだった。 空中分解しそうな位に手作り感満載の狭くて汚い宇宙船に乗り(乗ると言うよりは無理やり押し込められるに近い)、 宇宙船の内部は狭くて視界も限られ、華やかな宇宙開発での仕事場とはとても思えないものだった。 ましてや自分の尻の下では膨大な量のロケット燃料が炸裂している正に死と隣り合わせの環境。 発射時の振動や騒音は一般人の想像を遥かに越えており、そんな現場の状況を知ってか知らずか徹頭徹尾冷静に交信してくる地上管制官の声とのギャップがすさまじい。 アポロ計画に移行してからも派手な演出は一切無く、唯一カタルシスを感じるのは月面到達のシーン位だろうか。 それも殆どが無音であり、テルミンで奏でられる音楽も勇壮なものでは無く寂寥感を感じさせるもの。 慣れないと息が詰まりそうになる様な描き方だ。 亡くなった娘の形見を月面のクレーターに遺し一筋の涙を流すライアン・ゴズリングの描写が史実に沿ったものなのか真偽は判らないが、 ここに至るまで彼の寡黙な佇まいが徹底して描かれていたが故に、私に取っては十分有りな印象的なシーンだった。 極め付きは地球に帰還してからの描写。 着水シーンも、大統領と握手をするシーンも、パレードのシーンも何も無く、有るのは検疫所で黙って見つめ合う夫婦の姿のみ。 私には極めて感動的だった。 惜しむらくは、月面着陸前に当時の大統領が発した「米国の代表」と言う言葉を否定し、「我々は人類の代表」と正すシーンが無かった事。 これがあれば完璧だった。 余談 アポロ11号搭乗員で指令船に残るマイケル・コリンズを演じていた役者さん、「何処かで観た事あるな・・・」と思っていたら、 なんと「刑事ジョン・ブック 目撃者」で印象的な演技をしていた子役:ルーカス・ハースだった事が判り驚いた。 時間は皆に平等だ。[映画館(字幕)] 9点(2019-02-11 13:15:04)《改行有》

5.  プリデスティネーション 《ネタバレ》 2017/5/20再鑑賞 冒頭のバーカウンターで会話する二人の間に必ずと言って良いほど、”LADIES”の文字が。 上手い!! -------------------------------------------- 鑑賞する前は半ば馬鹿にするつもりだった。 無駄に出演者が豪華なB級SF作品にありがちな感想、 "ちゃんと仕事選べや、イーサン・ホーク…" 程度の印象しか持たないのだろうなと考えていたが、 良い意味で見事に裏切られた。 タイムパラドックス物で良くある、拡げた風呂敷を後半無理やり収束させる展開では有るものの、 映画で無ければ表現出来ないエンタテイメント性を上手く活かした傑作だと思う。 前半で魅せるイーサン・ホークの胡散臭さは流石芸達者。 そして、数奇な運命(私だったら精神崩壊必至)を辿る主人公を巧みに演じた サラ・スヌーク! お世辞抜きで本当に良い演技をしている。 本作でこの女優さんの事を初めて知ったが、 海外俳優陣の層の厚さに改めて感服させられた次第。 鑑賞した後の "なんか凄い作品観ちゃったぞ" 感や、 観た後で作品についてじっくり考えてしまう反芻度合いからしても、 現時点では2017年度個人的No.1。 私は傑作だと思います。[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-03-19 08:31:44)(良:1票) 《改行有》

6.  ブリッジ・オブ・スパイ 《ネタバレ》 主役二人の演技がとにかく素晴らしい。 敵国スパイ:アベル役のマーク・ライアンズは他レビュアー諸氏が書かれている通り、過剰な台詞や演技は一切排除し、空気感や雰囲気でその人となりを観客に判らせる素晴らしいもの。これを映画に於ける名演技と言わずして何と呼ぶのか。 ドノバンを演じるトム・ハンクスも鉄板の名演技。自らの信念に基きアベルを「敵国のスパイ」では無く「一人の人間」として接する様は、恐らくご本人もこんな人なんだろうなと思わせる程に素晴らしいものだった。 私は冷戦時代まだ10歳にも満たない子供だった。なので想像しか出来ないが、米国内のソ連に対する恐怖は相当なものだった筈で、その中で敵国スパイの弁護を引き受けるなど、一般の我々には到底考えも付かない程の壮絶な覚悟があった筈だ。つくづく、モデルとなった方は凄い人だと思う。 物語途中からこの二人はしばらく顔を合わせる事無く、絶妙な緩急を付けた物語を経て終盤の捕虜交換シーンに繋がる。 二人が裁判で死刑を回避するまでの描写が緻密だったからこそ、橋のたもとで車を降り、ドノバンの姿を見つけた時のアベルの一連の描写が静かでは有るが分厚い感動を呼ぶのだと思う。(あの目の光の変化と、静かに橋を渡っていく時の演技!) 本作は公開から月日がある程度経過していて近所の映画館ではもう1回/日の上映しかしていない状態だったが、8割以上の観客で席は埋まっていた。 アカデミー賞候補になった事が影響しているのだとは思うけれど、こういう素晴らしい作品を観た時ほど、同好の士が多く居る事を改めて嬉しく・心強く思った次第。[映画館(字幕)] 9点(2016-02-15 13:22:14)(良:2票) 《改行有》

7.  フィールド・オブ・ドリームス 《ネタバレ》 私がまだ4歳の時に父親は病死してしまった。なので私には父親とは何なのか漠然としたイメージしか無い。 私は野球を観戦するのが大好きだ。運動音痴の私に取って猛スピードで飛んでくる小さなボールを細い棒で打ち返すなんて芸当は出来る訳も無い。プロ野球選手はお世辞抜きで神様に見える。 そんな私に取って、「父親」と「野球」というキーワードに基いて展開される本作は正に大人向けのファンタジーだ。 [映画館(字幕)] 9点(2008-10-08 13:16:03)《改行有》

8.  フリー・ガイ 《ネタバレ》 煎じ詰めると何とラブストーリーに属すると思える本作、想定外に良い映画。 製作総指揮にも名を連ねたライアン・レイノルズの拘りが随所に迸っていて微笑ましい。 似たような着想の映画は何だかんだ多く有るが(アバター(!)、サロゲート等々)、 終始明るい雰囲気で進むのが良い。 観て良かったです。[映画館(字幕)] 8点(2021-09-02 14:53:53)《改行有》

9.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 作品の中身云々の前に、まずはこの様なマニアック極まりない題材がこれだけの大作映画となり、こうして劇場公開された事に感謝したい。 私の様なモータースポーツ好き達に取って、ルマン24時間耐久レースに於けるドラマは数多く有り各年代毎にそれぞれ話題に事欠かないのだが、 中でも本作で取り上げられた1960年代後半のまさしく「フォード対フェラーリ」の物語は、 カリスマ性充分な絶対王者たるフェラーリに挑むその姿、なかでも当時のアメ車らしからぬモダンなデザインのフォードGT40の姿とあいまって、 リアルタイムで体験していない年代でも伝説の如く常に語られている。 これを映画館の大スクリーンで観賞出来るとは、車好き・モータースポーツ好きに取ってこれ以上の幸せがあるだろうか? 一般受けが難しい事は判りきっている筈なのに、本作の制作にGOを出した人達には感謝しか無い。 肝心の映画の中身そのものは、残念ながら10点満点ではない。 8点の中身は主演陣の熱い演技と、クリスチャン・ベイル演じるケン・マイルズと言う、今迄あまり日の当らない どちらかと言うと不遇の扱い・日陰者的存在だった稀代のレーサーの一人にスポットライトを当てた事に関して。 この手の物語りには主人公と相対する強力なライバルの存在が不可欠だが、本作の場合は題名の通り フェラーリが本来その役目を担うべき所だが、フォード経営陣が主人公達の直接のライバルの様な位置付けであり、 肝心のフェラーリは下手したらイタリア政府から訴えられるんじゃないかと思える位に良い所無しのケチョンケチョンな扱い。 なので物語の構造としては及第点しか与えられない。 おりしも、日本時間2/10に発表されるアカデミー賞作品賞に本作がノミネートされた、 欧州列強にアメリカ企業が挑む姿がアカデミー会員の心の琴線に触れたのだろうか。 作品賞獲得は正直難しいと思うが、受賞の有無に関わらず私はIMAXの大スクリーンでもう一度、 フォ-ドとフェラーリのユノディエール(ルマン・ブガッティサーキットの数kmに渡る直線)での チキンレースを堪能しようと思っている。[映画館(字幕)] 8点(2020-01-27 13:31:27)(良:1票) 《改行有》

10.  プリズナーズ 鑑賞される方は絶対に予備知識無しで観て下さい。 下手に展開を知ってしまうと見応えが激減します。 エンドロールが終わってから身体にズシリとタイトルの意図がのしかかってきます。 良作です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-02-15 12:49:02)《改行有》

11.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 続編作成を知った時、これ以上の愚行は無いのでは?と率直に思ったが、ライアン・ゴズリングが主人公を演じると報じられた時、 作品の行く末に一筋の光明が見えた様な気がした。 鑑賞前の事前情報入手を頑なに全て断ち、唯一の予習は丸の内ピカデリーで開催された爆音映画祭での「ファイナルカット」鑑賞のみ。 「駄作だったらどうしよう・・・」と鑑賞前にここまでひどく心配になったのは久しぶりな気がする。 肝心の内容は、正直な所もの凄く評価が難しい作品では無いかと思う。 一作目の世界観・登場人物を取り込み新しい解釈を盛り込んだ構成を「一作目に対する冒涜」と受け取るか、「新たなチャレンジ」と受け取るか。 ここで本作への評価は真っ二つに割れるのでは。 私個人は新たなチャレンジとして肯定的に受け止めさせて頂いている。 まずは何よりもライアン・ゴズリングの起用。 寡黙な演技が信条の役者を主役に起用した事は、主人公「K」の置かれた境遇や作品の中で与えられた使命を考えると、 彼以外には考えられなかったキャスティングでは無かろうか。  魅力的な女性陣達の出演も加点要素だ。 鑑賞された方には説明不要だと思うが、キュート極まりないAI彼女「ジョイ」を演じたアナ・デ・アルマス(最期の表情には惚れました)、 そして、冷徹なラヴを演じたシルヴィア・フークス、二人共に輝いている! 特筆すべきはシルヴィア・フークス。「鑑定士と顔の無い依頼人」を私はとても興味深く鑑賞させてもらったが、まさかあの女性と同一人物とは! 本作の謎解きの根幹となる「奇跡」が、シンプルだが壮大なテーマである「我々は何処から来て、何処へ行くのか」をかなり拡大解釈しているところが 少々気にはなるものの、大御所ハリソン・フォード、貫禄の付いたエドワード・J・オルモス、そしてまさかの「あの方」再登場と即時退場(笑)など、 一作目にこだわりを持つ人達へのサプライズ含め、2時間40分と言う長尺ながら全く飽きる事はなかった。 「K」の最期は、私には「あしたのジョー」の矢吹丈の最期を想像させる。 雨が雪に変わり、Kはレプリカントの新しい未来を思いながら死んでいく...美しいシーンだった。 最期に、絶望的な程のプレッシャーの中で本作を創り上げたD・ヴィルヌーブ監督を筆頭とした製作陣に感謝。 絶対にもう一回観る。[映画館(字幕)] 8点(2017-11-07 13:30:05)(良:1票) 《改行有》

12.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 いや〜面白かった。 劇場公開時、線が細いイメージのエイドリアン・ブロディに プレデターと闘う役なんか務まるのか? と思ったが、これがどうして。 中々の骨太キャラじゃないですか。 他キャラも個性的な面子で期待が持てます。 どう考えても人間の方が不利な中、やはり一人づつ減って行く登場人物。 さて、どうやって物語に起伏を与えるのか… と思っていた所の御大、 ローレンス・フィッシュバーン登場! サイコなキャラ付けも楽しい。 残念ながら物語は終盤失速気味になってしまうが、ヤクザのキャラが華麗に 同士討ちするシーンは拍手喝采! 数多のプレデター関連作品ではオリジナルを覗いて一番面白いと思いますよ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-07-19 23:51:06)《改行有》

13.  プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 《ネタバレ》 鑑賞して爽快な気分になれる作品では無い。 頻繁に発生する銃犯罪、根強い人種差別と腐敗した警察組織。 仲間に入る事を拒絶すると命まで落とし兼ねない地獄の様な環境。 親の居ぬ間に自宅で乱痴気騒ぎを起こす金持ちの馬鹿息子 等々 これらは決して映画の中だけの出来事では無い筈。 つくづく、アメリカは不思議な国だ。 自由を謳歌出来る国なのか、金持ちだけが得をする欺瞞に満ちた国なのか。 ラストシーンは多少は救われた気分になるが、何とも言えないやるせなさが残る。 俳優陣は皆、素晴らしい演技をしている。 特にライアン・ゴズリング、デイン・デハーンは本当に稀有な存在。 そして、レイ・リオッタ。 多分、この人には今後も善人役のオファーは来ないだろう。 とにかく、このやるせなさは何なのだ・・・[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-03 23:43:58)《改行有》

14.  フッテージ 《ネタバレ》 雨後の筍の如く量産されたモキュメンタリーとは完全に異なる、至極真っ当なホラー映画。 この手の作品を映画館で観るのは本当に久し振りだが、期待に違わず面白かった。 突然大きな音がするアメリカのホラー映画にありがちな描写も最小限となっており、この点でも高評価。 物語は起死回生を狙う猟奇殺人系専門のルポルタージュ作家が、何とまあ殺人事件の有った家に家族と共に引っ越すと言う有り得ない設定の元で繰り広げられる(単身赴任しろよ!)のだが、手堅い脚本とイーサン・ホークの堅実な演技(ホントに一生懸命演じてます)も有り、観て損はしない作品だと感じた。 人体損壊描写ばかりの最近リメイクされた某ホラー映画より、本作の方が映画館で観るべき作品だと私は思います。[映画館(字幕)] 8点(2013-05-27 12:06:30)《改行有》

15.  ブレックファスト・クラブ 《ネタバレ》 主演5人の個性・脇を固める大人2名の何とも言えない「間」・脚本・演出が絶妙に調和している。 特に音楽の使い方は特筆もの。 物語の構成自体は他愛も無い学校での出来事を捉えているだけなのだが、(一応、私も含めて)「青春」とやらを経験した人ならば誰でも、心の琴線に触れる何かが有る。 「大人になると心が死ぬ」は名台詞。 そうならぬ様に気を付けながら、早いもので20年以上経ってしまった。 ジョン・ヒューズ監督のブラット・パック主演作では紛れも無いNo.1。 (余談だがアリー・シーディーは変身前の方が私は好み) [ビデオ(字幕)] 8点(2010-04-20 13:05:51)《改行有》

16.  プラトーン 《ネタバレ》 鑑賞し終わった後、全身が痺れてしまい立てなかった。 それ位、ラストの肉弾戦(本当にその通り)は当時の自分に取って衝撃的だった。[映画館(字幕)] 8点(2009-05-12 17:59:09)

17.  ブラック・スネーク・モーン 《ネタバレ》 煽情的なポスターが観る前から大きなミスリードを呼ぶ不思議な作品。 内容は至極真面目、神の力を借りて人生をやり直す人達の物語。 決してご家族向けでは無いですが、敢えて思春期のお子様と一緒に家族で観るのも一興かと思います。 サミュエル・L・ジャクソンはもっと「歌う」映画に出演して欲しいと思える程、 その声とブルースの音調が絶妙に合っている。[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-05-06 11:52:54)《改行有》

18.  ブラックアダム 《ネタバレ》 予想以上に面白かった。 ここまでの無敵キャラはそうはいない。 冒頭の殺しまくりのシーン、お子様は大丈夫かな... 私はDCもマーベルも映画でしか観た事が無いにわかファンなので、コミック含めた両世界のキャラクターにはそれほど詳しくない。 だから双方の世界で総じて似た様なキャラクターが登場するのは、映画化前のコミックの段階からDCとマーベルで互いに競って同類のキャラを登場させていた影響なのだろうかと思った。 特に本作の場合は同じ様な能力(魔力、巨大化、風、羽根)を持つキャラが大挙して登場したので余計にそう思えた次第。 それにしても・・・ おまけ映像で登場したヘンリー・カヴィル、彼がDCでスーパーマンを演じる事はもう無いそうで、本当にもったいない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-09-12 10:58:23)《改行有》

19.  ブラック アンド ブルー 《ネタバレ》 見えてくるのはあくまでも表面的な北米分断の一コマ。 行間に北米の現状に対し見て見ぬフリをしている政治家たちへの製作者の怒りが垣間見える。 一応は勧善懲悪的な幕切れを迎えはするが、実は何も解決出来ていない事に気が付き暗澹たる気持ちになる。 骨太なクライムアクション、観て損はしない。 不愉快極まりないチンピラ警官の最期があっさりしすぎているのが減点要因。 あそこはもっと執拗に描かないと。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-12-16 13:19:04)《改行有》

20.  ブラック・クランズマン 《ネタバレ》 驚くべき事に実話がベースの本作、時折ユーモアを交えた構成で最後まで飽きさせない展開。 根底に流れるのはスパイク・リー監督の怒り。それも「紅蓮の怒り」と言っても差し支えないほど、それは熱い。 本作の締めはBlack Lives Matterを主とした実際に起こった出来事の実写フィルム。 本作がアカデミー脚色賞しか受賞できなかった事は勿論、未だにアメリカで「黒人初の〇〇」等の表現が無くならず、 誰あろう黒人の皆様からそれらの言葉が肯定的に出てくる所がその病巣の深さを裏付ける。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-25 13:00:11)《改行有》

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