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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 二人の恋人 若大将加山雄三もこの頃になるとぐっと落ち着き今回は背広姿の会社員。3年前に亡くした恋人への思いを引きずっている。そこへ瓜二つの若き女性が登場し恋が芽生えるが簡単にいかないのがおもしろいところ。途中から高橋長英演ずる弟に感情移入し食い入るように見た記憶がある。この映画で注目すべきは池内淳子、テレビでは和服が似合う女将さんとして大活躍したが、この映画ではショートカットのやり手の編集長という役、若々しく酒井和歌子よりも加山雄三に合うのでは思っていたら・・・。[映画館(邦画)] 8点(2014-12-27 08:30:02) 2. 不信のとき 有吉佐和子原作小説に基づく映画であり、何度もTVドラマ化されほど。また永田社長との諍いにより主演の田宮二郎が映画界から閉め出される羽目になった映画でもある。主人公の妻岡田茉莉子と愛人若尾文子の対決が何と言っても見もので、女の闘いの凄さを感じるとともに、他にも岸田今日子、加賀まりこと出演した女性陣の怖さを思い知らされる。 ところで最終場面の田宮の笑いは何を意味するものだろうか。そしてこのあとどうなるのだろうか。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-06-27 09:27:24)《改行有》 3. ふるえて眠れ 《ネタバレ》 DVDを買い求めて何十年ぶりかに再鑑賞。昔よくわからなかった(見過ごしていた)箇所が解明できた。 映画はぞっとするほどの残酷な殺人と主題歌「Hush...Hush, Sweet Charlotte」の郷愁を呼ぶメロディーの対比が秀逸。デ・ハヴィランドは「風と共に去りぬ」のイメージが強かったので見事だまされてしまった。 ところで父親ビッグ・サム・ホリスを演じたヴィクター・ブオノだが、演じたときは20代の若さだったというのには驚き、堂々とした貫禄だ。なお映画の最初の方で少年が出てくるが、どこかで見た顔だと必死で思い出したら「アラバマ物語」だった。[映画館(字幕)] 8点(2012-04-03 16:34:13)《改行有》 4. ブーベの恋人 映画「鉄道員」でカルロ・ルスティケリを知り、彼の映画音楽集で「ブーベの恋人」を知った。そして映画を見たのは、彼女とのデート。不覚にも映画館で私は涙ぐんでしまい、彼女とはそれきりになってしまった。 感動的な映画を見るとすぐに涙ぐむことに気づいた私は、それ以来、悲しさのこもったロマンス映画は絶対に一人で見ることにした。 私事はおいといて、映画は実にすばらしい。マーラがブーベを愛し尽くす心が痛いようにわかる、最高のラブロマンスだと思う。イタリア映画は心の描写が実に丁寧で、胸にジーンとくる映画が多いと思う。[映画館(字幕)] 8点(2011-03-14 10:18:45)《改行有》 5. 冬のライオン 正直にこの映画の人間関係を理解するのはむずかしい。とても予備知識なしでは「何だ、この映画は?」となる。 私も最初見た時はよくわからなかったが、数年後平幹二朗の舞台公演に合わせて再度見て、どうやらおぼろげながらも概要がつかめた。まさに舞台劇、台詞の駆け引き、騙しあいである。 K・ヘプバーンとピーター・オトゥールは親子ほど年齢が違うのに、映画での夫婦対決は見事なもの。[DVD(字幕)] 5点(2011-02-11 14:01:05)《改行有》
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