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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 心の底から愛している人と一緒になれない。理由は時代もあるし住んでいる場所のこともある。本人たちにはどうしようもない理由だというのが切ない。イニスの妻・アルマの辛さも想像に難くない。愛する夫を素性も知れない男に奪われてしまったのだから、そりゃあ荒れるだろう。あの時代ならイニスがバイセクシャルだということを町の住民にバラしてしまえば復讐できたのに、それをしなかったのはアルマが最後までイニスを愛していたからなのか?うーん。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-31 00:34:53) 2. ブレードランナー/ファイナル・カット 退廃的世界観にやられてしまった。これは面白い!デッカードの頼りなさに苛立ちながらもセットの美しさと濡れた町並み、レプリカントの悲しい運命に心を奪われた。説明ナレーションをすべてカットしたという点で『2001年宇宙の旅』と共通点があるが、近未来の描写が大きく異なる。さすがは『エイリアン』の生みの親だ。リドリー・スコットの先見性は凄い。[DVD(字幕)] 7点(2016-03-24 18:21:50) 3. フード・インク 《ネタバレ》 本作があまり注目されない一方、マイケル・ムーアの『シッコ』は映画ファンを中心に観ている人が多いというのはどうなんだろう?どちらも「ああ、日本はこうじゃなくてよかった映画」なんですけどね。しかも、いつ日本がこうなってもおかしくないアメリカ社会の実態を描いている。科学技術の進歩とともに効率的になった食品業界は、その技術によって良きものになったのかというとそうでもないわけで。工場は清潔だという人がいるけれど、工場で作られる食品ほど不潔なものもなかったりする。食品がどんどん安くなる一方、その安さが国民の健康を害している。恐ろしい話です。もし日本から屠殺のプロがいなくなってしまったら、本作のような食品の工場化が進むんじゃないかと思うともっと恐ろしい。[DVD(字幕)] 6点(2015-04-27 19:05:35) 4. 古畑任三郎ファイナル フェアな殺人者<TVM> イチローが演技してる……ってだけ。話はつまらんし、大したギャグもないし。残念ですねー。[地上波(邦画)] 4点(2014-07-21 15:26:51) 5. ブルーノ 《ネタバレ》 サシャ・バロン・コーエンの映画は大好きです。差別や社会の不条理を徹底的に皮肉って問題提起する姿勢が素晴らしい。コメディアンは常に社会を笑い飛ばし、問題提起するべきなのです。タブーに踏み込める数少ない職業なのですから。文化人は立場が危うくなりますが、彼らはコメディアンという職業が免罪符になってくれます。サシャはこのことを最も有効に使っている現在唯一の存在でしょう。今作では同性愛と中東問題、人身売買を皮肉っていましたが、人身売買については中途半端ですね。同性愛についてのシークエンスは完璧だったと思います。南部の右翼ハンターや反ゲイの民衆の醜悪さを見事に描いていました。 中盤でロン・ポールさんという上院議員が出てきて、ブルーノに迫られて激怒していらっしゃいましたが、彼はリバタリアンで、同性愛を開放するべきだという主張をしている人です。激しいジョークですね。 [DVD(字幕)] 7点(2013-09-07 15:31:57)《改行有》 6. プッシャー2 闇社会で活躍する父親とそのダメ息子のフクザツな心境がスマートな演出によって表現されています。一作目にはないカタルシスが生じるクライマックス、そしてラストは鳥肌モノです。マッツ・ミケルセンはボンド映画の悪役で有名な俳優ですが、ダメ男の演技も秀逸なことを、今作と、同じくレフン監督のブリーダーで示しています。監督の初期作品によく見られる「赤」を前面に押し出した作品の中でも高クオリティで、トリロジーの中で一番見応えのある作品です。監督に惚れなおしました。[映画館(字幕)] 7点(2013-08-30 01:39:05) 7. ブラックホーク・ダウン 悪くはないんだけど、どうしても戦争映画はプライベート・ライアンと比べてしまうのです。[DVD(字幕)] 5点(2013-08-24 23:40:54) 8. ブロンソン 見る前にものすごく期待をしていただけに、ちょっとがっかりしてしまいました。話にまとまりがないというか…それが主人公という人間なのだから、映画もこうなのだ!と言われれば、それはそうかもしれません。ただ、つまらなくはないですし、ダークナイト・ライジングなんかより素晴らしいトム・ハーディが見られますので。[DVD(字幕)] 6点(2013-08-04 00:30:07)
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