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プロフィール |
コメント数 |
826 |
性別 |
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メールアドレス |
sankei_o@olive.freemail.ne.jp |
自己紹介 |
あたしは見ている映画は数あれど、 思い出せずにREVIEWが出来ません(笑) 我が心の師である、淀川長治氏の”愛ある批評”を目指していますが ストレスが溜まってるのか、最近は毒舌が多くなりました(笑) そんな愉快な奴ですが、お見知り置きを
好きな映画ジャンル 戦争映画、コメディ映画、ドキュメンタリー映画 スポーツ映画、実話系映画、
苦手な映画 スプラッタ系ホラー映画 (子供の頃に失神して以来、トラウマなんです) 最近のハリウッド系映画
”特に”好きな映画監督 チャールズ・チャップリン、黒澤明 80年代前半までのスピルバーグ、ジョン・ランディス マイケル・ムーア、井筒和幸、大林宣彦
好きな役者 懐かしい名前しか出てこないので書きません(笑)
好きな映画評論家 淀川長治(本当に評論家の究極な方でした) 荻 昌弘(視点と分析力、好きな映画への熱弁が素敵な方でした)
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1. BECK
《ネタバレ》 見終わった時は楽しめたなぁ、とか思ったのだけど、よくよく考えるとかなり変な部分が沢山あるかな、って気がします。映画を見終わった後に原作も読んでみたけど、悪い意味で漫画をそのまま使っちゃったかな、という気がしますね。
例えば、みなさんが書かれている通り、コユキの歌声を聴かせないという事に大きな問題があります。これが最初の1回とかならまだ判るけど、何度も何度も無声のままっていうのは完全に観客をなめきっているとしか思えなくてね。あれは漫画だから通用するのだと思うけど、映画でやると期待を持てるのは2回ぐらいで、それ以上やると単に飽きたり、テンションが下がるだけだとあたしは思います。
それに、野外フェスを完全になめきってないかな?出演者の控え室や運営サイドのテント等にファンが入ってくるって事は異常な事だと思うんだけどね。それにあのぐらいの天候でメインステージが使えなくなるって事あるのかな?あたしはあまり野外イベントに関しては経験が無いから判らないけど、あの程度でダメになるような準備をスタッフがするとは思えないし、本当にダメだとしたら多分、他のステージもダメだよね。別に演出上の都合っていうなら、それでも良いけど、だとしたらここまでオーディエンスが嘘くさいというのもあれは演出なのかな?全体を総じて感じるのはテレビ局という大きなバックがいるから放っておいても当るとか考えて安易に作っているんじゃないかという事。「20世紀少年」なんていう嫌な実績もあるから、余計なのかもね。
役者的には演奏シーンとか演技そのものとか非常に良く出来ていると思います。だからこの点はその分です。[映画館(邦画)] 3点(2010-10-31 02:28:26)《改行有》
2. ベスト・キッド(2010)
《ネタバレ》 リメイクとしてはアクションが旧作以上にしっかりしていたし、全体的にしっかりとした作りになっていて良いですね。何よりもジャッキーが教える立場になっているというのが「蛇拳」や「酔拳」などで教わる立場だったのを考えると感慨深いものがあります。
と、褒めるのはここまで。
先ず、リメイクであることは判るのだけど、タイトルの「KARATE KID」は止めようよ(笑)。いくらアメリカ人が空手と中国武術(功夫)の区別が付かないのだとしても、どこかでその機会を作る必要はあるんじゃないかな?劇中で自虐的に言うシーンはあるけど、あれじゃちょっと弱いよね。
それといじめてる側の少年達が最後には仲直り、みたいなシーンは正直いらなかったと思うけどね。中国人のにたいしての印象付けを悪くしない為の配慮なのかもしれないけど、終わり方としてどうかなと思いますね。
この映画の根底にある、いじめ問題については一応描かれてはいるけど、それ以前に主人公が自らいじめを誘発するような部分というのはかなり頂けないと思ったし、彼の性格が終始鼻っ柱が強くて生意気なベタなアメリカ人という感じは、まるでドラえもんにすがるのび太君という感じを髣髴させ、最後まであまり変わらなかったのが非常に残念でした。それとこれが一番重要なのだけど、旧作におけるミヤギの弱い面として表現される家族の死について、旧作は日系アメリカ人に対する戦中の強制収容所収容や財産没収といった、アメリカの迫害問題という部分で作中に描かれたいじめ問題を強調し、同時にアメリカ社会の根底にある、差別や迫害を考えさせる映画になっている筈なのだけど、本作でも同じ様にハンの家族の死として描かれてはいるけど、そこまでの問題として、生かしきれなかったよね。天安門事件や中国の農村差別問題、自治区の問題など、表現方法はいくらでもあった筈なんだけど、中国側への配慮もあったのか、単なる事故死で終わらせてしまったという所がリメイクを中国でやった限界なのかもしれないですね。
良い出来ではあるけれども、旧作を越えられたかというと、やはり旧作には勝てなかったかな、という気がします。
[映画館(吹替)] 5点(2010-09-05 14:03:44)《改行有》
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