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プロフィール
コメント数 1274
性別 男性
年齢 43歳
自己紹介 嫁・子供・犬と都内に住んでいます。職業は公認会計士です。
ちょっと前までは仕事がヒマで、趣味に多くの時間を使えていたのですが、最近は景気が回復しているのか驚くほど仕事が増えており、映画を見られなくなってきています。
程々に稼いで程々に遊べる生活を愛する私にとっては過酷な日々となっていますが、そんな中でも細々とレビューを続けていきたいと思います。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ペイド・バック 《ネタバレ》  イスラエル映画のリメイクということなのですが、オリジナルはDVD化すらされておらず日本国内で鑑賞することはできないようです。モサドが民族の敵を抹殺に向かうという『ミュンヘン』と似たような話であり、硬派な雰囲気も『ミュンヘン』譲り。かつて、『恋におちたシェークスピア』でスピルバーグとオスカーを競ったジョン・マッデンが監督を担当しているのですが、本作ではオスカー監督らしい卓越した手腕を披露しています。また、『X-MEN/ファースト・ジェネレーション』でX-MENを007にしてみせたマシュー・ヴォーンが脚本に参加した成果か、スパイ映画としてのディティールも整っています。一方で、ユダヤ人の被害者ナショナリズムや、元ナチスは殺されて当然の人間のクズというステレオタイプな描写は相変わらずで、こちらにはやや辟易とさせられるのですが、それでも映画としては面白く作られていて、最後まで楽しむことができました。。。 本作の最大の見どころは、若年スパイチームと老練の元ナチスとの心理戦。スパイチームは序盤こそ首尾よく作戦を遂行し、ターゲットである元ナチスの拘束に成功するものの、あるトラブルがきっかけで準備されていたシナリオが破綻すると、経験不足ゆえの柔軟性のなさと若さゆえの弱さを一気に露呈します。そして、彼らに監禁された元ナチスは、この隙を突いてきます。スパイチームは20代の若者3人、対する元ナチスは初老の男性が1人で、しかも手足を縛られ目隠しをされているという圧倒的に不利な状態。しかし彼は悪魔のような冷静さと鋭い洞察力によってスパイチームを精神的に疲弊させ、優劣を逆転させてしまうのです。とにかくこのやりとりにスリルがあって、派手なアクションがなくともスパイ映画は成立するということを本作は見事に証明しています。。。 全米公開時には高く評価された本作も、その地味な作風が祟ってか日本ではDVDスルー。おまけにジャンルを勘違いさせるような邦題を付けられるという不遇な扱いを受けていますが、見逃すには惜しい良作です。[DVD(吹替)] 8点(2012-08-18 21:22:11)《改行有》

2.  ヘイトフル・エイト 「こんな映画の楽しみ方も分かってる俺ってどうよ」というB級映画マニアの悪いところがドバっと出た『キル・ビル』『グラインドハウス』では愛想尽かせかけたものの、その後の『イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ』で王道を踏まえた堂々たるエンターテイメントを見せられて「タランティーノって意外と引出しの多い監督なのね」と感心していたところに本作です。しかも本作は50年ぶりにウルトラパナビジョン70を使用し、『グラインドハウス』とは打って変わって往年のハリウッド大作のスタイル復活を目論んだものであり、『イングロリアス・バスターズ』以降の王道路線の決定版とも言える企画。どれだけ素晴らしいものが出来上がるのかという高い期待があったのですが、残念ながら期待値ほどの作品には仕上がっていませんでした。 雪にまみれたキリスト像のアップから駅馬車の登場までは最高であり、ウルトラパナビジョン70の広い画角が有効に活かされています。ただし、その後の本編ではこの冒頭のように目を楽しませるような場面がほとんどなく、タランティーノがウルトラパナビジョン70の使用に固執した理由がよく分かりませんでした。これは『キル・ビル』『グラインドハウス』でやったのと同じ過ちであり、スタイルの模倣に意識を傾けすぎていて、なぜそれが必要なのかというそもそも論が置いていかれているような印象を受けました。マニアの悪いところがまた出てしまいましたね。 本編は密室における会話劇であり、『レザボア・ドッグス』では100分で収めた内容を本作では168分かけて見せられているという印象を受けました。ミスディレクションの仕方や張り巡らされた伏線など相変わらずタランティーノ脚本のクォリティは高いものの、アベレージが異常に高いタランティーノ作品中では凡作に入る方かなという印象です。少なくとも、90年代の3作品やジャンゴよりも劣っている作品だと思います。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-11-07 00:08:34)《改行有》

3.  ベルフラワー 良い歳をして働きもせず、小学校時代からの親友とつるんで火炎放射器や火を噴く車を作ったり、「俺の考える世紀末」をテーマにイラストを描き溜めたり、「世紀末が来たらどうする?」と妄想を語り合ったりするオタクが主人公の映画。どうやってもコメディにしかなりえない素材なのですが、これをシリアスな映画として撮っていることが本作の新機軸です。この切り口はかなり斬新で、「今までになかった映画」と称することはできるのですが、その副作用として観客の許容範囲を大幅にフライングしている箇所がいくつもあって、ドラマとしては特に感じるものがありませんでした。前半が異常にチンタラしている割に後半ではあるべき描写が不足していたりと、映画全体のバランスもあまり良くありません。良くも悪くもインディーズならではの荒削りさが出てしまったようです。。。 低予算ながら、俳優陣はみな素晴らしいパフォーマンスを披露しています。主人公ウッドローを演じるのは本作の脚本・監督も務めるエヴァン・クローデル。トム・クルーズ似のそこそこイケメンなのに、何かが欠けているせいで絶妙なダサさや田舎臭が漂っています。絶妙な欠け具合といえば、彼の恋人ミリー役のジェシー・ワイズマンもなかなかのもので、パっと見は美人ではないし体も弛みまくっているのですが、じわじわ来るエロさが役柄に大変な説得力を与えています。登場した時には「えらく残念なルックスだな」と感じたのですが、徐々に良い女に見えてくるのだから不思議なものです。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-22 10:39:06)《改行有》

4.  HELL(2011) ローランド・エメリッヒが母国ドイツでプロデュースした作品なのですが、カラっと能天気ないつものエメリッヒ節を連想していると、強烈な不意打ちを喰うこととなります。舞台となるのは太陽の異常活動によって大半の動植物が死滅した世界。人類の生産力はゼロとなり、わずかに生き残った人々は文明の遺物を奪い合いながら細々と生きています。それはタイトルが示す通りの地獄であり、『マッドマックス2』などが天国に思える程の絶望的な世界が広がっています。本作は低予算ながら撮影や演出のテクニックでこの世界の構築に成功しており、決してチープな仕上がりとなっていない点には感心しました。同時に、不快指数の高いドラマパートもサスペンスホラーとして十分なレベルに達しており、高い演出力によって作品全体が引っ張られています。露悪的な描写は最小限に控えつつもドキドキさせる場面はきっちり準備されており、B級ながら非常にレベルの高い作品だと感じました。。。 ただし、2009年に製作された『ザ・ロード』からの引用があまりに多い点が気になりました。そもそも世界観が酷似しているし、カニバリズムが物語のキーとなるという構成も同様です。おまけに監督による演出方法までが似通っており、これは「パクり」と言われても仕方のない内容だと思います。せっかくエメリッヒが関与しているのだから、独自のアイデアで魅了して欲しいところでした。[DVD(吹替)] 6点(2012-09-18 18:30:47)(良:1票) 《改行有》

5.  ベルファスト71 ベルファスト市街に入った直後の殺伐とした空気、イギリス軍を見たおばちゃん達がゴミ箱のフタをガンガン叩き始めた辺りからの「これは本格的にヤバイところに来てしまったな」という雰囲気作りには素晴らしいものがありました。 ただし、本編はマンハントものをやりたいのか、アイルランドの複雑な社会背景を描きたいのかがイマイチ判然とせず、ドラマもサスペンスも途中で途切れてしまいます。タイトな上映時間なのだから、ひたすら逃げ回る主人公を描くサスペンスアクションに振り切ってしまった方がよかったように思いました。[DVD(吹替)] 5点(2017-01-21 22:26:29)《改行有》

6.  ベルリンファイル 銃火器の扱いが明らかに小慣れている、格闘がダンスにならず、ちゃんとクリティカルヒットを狙う動きをしている、表情や仕草が一般人のものではない。韓国のアクション映画は、こうしたディティールがよくできているため説得力が違います。本作においても、ある面では香港やハリウッドをも凌駕する見せ場が連続し、目を楽しませます。 問題は、ムダにややこしい話に魅力を感じなかったことです。多くの登場人物が絡む前半部分は非常に分かりづらかったのですが、一方で作品の骨格は至ってシンプルなものであり、本筋とは関係のないサブプロットや、存在価値のない登場人物が多すぎます。また、凄腕のようでいて全然役に立たないハン・ソッキュなど、主要登場人物の動かし方にも違和感を覚えました。ひとつひとつの展開に意味を持たせる、個々のキャラクターにちゃんと見せ場を作る。それができないのであれば、その展開、そのキャラクターには存在価値がないのだと判断するという、シナリオレベルでの練り込みが不足しているように感じました。 肝心の本筋部分についても、ベルリンという舞台をまったく活かせていません。南北朝鮮のスパイ組織を中心に、モサド、CIA、ロシアの武器商人、アラブ人テロリストまでが絡んでくる国際色豊かな設定をとりながら、結局は南北朝鮮の対立といういつもの展開に収まってしまう尻すぼみ感。ドイツ人は全然出てこないし、これなら舞台をソウルにしても成り立ってしまいます。 見せ場の出来や作品全体の雰囲気はいいだけに、話の内容の弱さが残念でした。[ブルーレイ(吹替)] 5点(2015-08-03 18:06:06)(良:1票) 《改行有》

7.  ヘルタースケルター(2012) 「ヌードを売りにする映画に傑作はない」とよく言われますが、まさにそれを地で行く映画。沢尻エリカは気前良く脱いでいるのですが、それ以外に映画としてのアピールポイントがないのです。エリカ様がいきなりおっぱいを出して観客を驚かせる冒頭こそが最大の見せ場であり、それ以降は図ったように盛り下がっていきます。中盤を過ぎると脱ぎっぷりも悪くなってくるし(笑)。。。 題材は間違いなく衝撃作でありながら、観客が想定しうるイベントしか準備できていない脚本があまりに弱すぎるし、蜷川実花の演出は悪い意味で脚本に引っ張られています。「和製ダーレン・アロノフスキーか!」と思わせるような素晴らしい場面も時折覗かせるものの、演出は全体としてワンパターンであり、さらには冗長。観客がわかりきった場面でやたらもったいぶって間を取ったりと、監督のテンションと観客の関心がいまいちシンクロしません。良くも悪くも、エリカ様を見せるための映画にとどまっています。[DVD(邦画)] 4点(2012-12-26 00:59:20)(良:1票) 《改行有》

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