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1. ペット・セメタリー(1989)
《ネタバレ》 あんな所即引っ越すわ!
トラックがあんなに速く走っているところ、最初に事故りかけた所で普通なら即引越です。
不穏な空気は常に漂い続け、幽霊まで出てきちゃったりして、猫ちゃんも死んじゃって(本物っぽい作りが猫好きの自分に取っては一番嫌な気分にさせます)
挙げ句の果てに息子を失い、主人公のタガが外れてしまう描写は本当に痛ましい。子供思いの父親がだんだんと心が壊れていく様が一番怖いです。目が特にヤバい。
何かあるたびに主人公は他人に嘘をつき続けるのも胸が苦しくなります。
あの最初グロくて怖かった幽霊が警告してくれる見方ポジションというのもウマいです。そして医者要素として武器が注射器というのもちょっと面白いです。
それに精神的な描写、いないはずの死んだ姉。コケまみれになった家など異常な精神状態を上手く表現しています。
息子が復活してどこから襲ってくるかわからないという所もたまりません。ガキのくせに強いんですから。しかも姿は息子。本当にやりきれないです。
ちなみにスプラッタ的な描写もなかなかエグく、ベッドの下からメスで足首を切るシーンは「ウワッ!」と来るものがありました。(あとここはジョジョ3部でオマージュされています)
ラストはもう救いなんてありません。もうどうしようもない終わり方も最高です。
なんだかんだ最後の最後まで嫌な気分を満喫できる良い映画でした。面白かったです。
まぁ確かにあの終わり方であの音楽はおかしいですよね。[DVD(吹替)] 6点(2016-11-17 02:36:17)《改行有》
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