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プロフィール |
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888 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. ペパーミント・キャンディー
《ネタバレ》 「あの頃に戻りたい」。
もう時は戻らないのに。
消えることのない後悔の中、数日前でも、数週間前でも、数年前でも同じことを言っているのだろう。
初恋の娘がくれたハッカ飴と決まったレールを走り続ける列車をキーワードに、
自殺するまでの男の20年を、アルバムを最後から捲るように遡っていく。
彼の人生には初恋の女性の幻影を常に追い求めていたように感じる。
だったら、除隊後に彼女への想いを打ち明け、成就すべきなのに。
もし、罪のない女子高生を誤って撃たなかったら…
「その手で幸せにする権利は自分にはあるのか?」と己を偽り、彼女を遠ざけ、
それでも空疎さを埋めるために他の女と寝ても、金と名誉を追い求めても一向に満たされなかった。
最終章(20年前)の幸福な時間が冒頭(現代)の悲壮さをより際立たせる。
兵役時、踏みつけにされたハッカ飴が、
当時の軍事国家によって矯正された優しい男の人格とリンクする。
後の『オアシス』で知的障害者を演じたソル・ギョングの振れ幅の大きい演技力の高さに感嘆する。
ハッピーでもバッドでもない独特の余韻に、イ・チャンドンの他の作品をもっと見てみたくなった。[インターネット(字幕)] 7点(2023-03-18 00:38:27)《改行有》
2. ベニーズ・ビデオ
《ネタバレ》 豚の屠殺映像を一旦巻き戻し、繰り返し再生される冒頭。「これが現実だ」と言わんばかりの映像を編集できる"神の能力"に浸るベニーの危険性を暗示させる。映像というフレームの中でしか現実を実感できない彼は、衝動的に少女を殺しても、その行為は零したミルクをふき取る行為と同等にしか映らない。頭を丸めたり、両親にビデオを見せるのも、罪悪感や贖罪からではなく、第三者に見せることによって現実を実感したい渇望によるものだろう。そこに普通の人間とサイコパスの隔絶した溝を深める。両親もまた普段からベニーの接し方が分からず擦れ違うばかりで、殺人の隠蔽もエジプト旅行もベニーのためというより、事なかれ主義や自己保身の側面が強い。一線を超えてしまった両親に殺人を無かったことにされ、再び現実を実感できなくなったベニーが、今度は警察にビデオを突き出す顛末に、今日のメディアの情報を現実だと鵜呑みにしている大衆と重なるのは自分だけかな。『セブンス・コンチネント』同様、衝撃的で先見性のある題材だが、後半の尻すぼみは残念。原題が英語であり、主役が『ファニーゲーム』の青年と同じであることを考えると、現実と虚構の境目が曖昧になっていく世界にセットで警鐘を鳴らしているよう。[DVD(字幕)] 5点(2015-05-19 00:22:11)
3. 北京原人 Who are you?
『北京原人 (または勘違いかつ疑問すら抱かなかった主要スタッフこそ)Who are you?』が正しいタイトルでは? しかし、ジャンルに"エロティック"と銘打った奴、出てこい(確かに胸露出はあるけどさ)[ビデオ(邦画)] 1点(2015-04-22 20:59:24)
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