みんなのシネマレビュー
鱗歌さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順12345
投稿日付順12345
変更日付順12345

61.  ボーダー(2008) 《ネタバレ》 まあ一言でいえば、映画の出来自体が“ボーダー”ってなところですかね。ちょっと面白い構成で、2人に一人くらいはダマせるかも知れません。もっとも、何だかアクロイドとABCのそれぞれ悪いところを足し合わせたような印象もありますが。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの“親子”共演再び。いや初共演かもね。確かにふたりを共演させましたよ、とばかりに2人を並べてみる。しかしわざわざ2人を並べるのが何だか安っぽく、印象としては「ジジイが2人」。ブライアン・デネヒーも合わせると、うーんジジイばかり。他にも俳優はナンボでもいるだろうに、何ゆえこんなにジジイばかり集めて犯罪サスペンス映画を作ろうとするのか? この絵ヅラを観てると、まず「アメリカの警察には定年が無いのか?」という感想が最初に来てしまいました。まあ、この映画最大のドンデン返しは、「これだけの俳優集めておいて、これだけ濃い演技させて、なのにまさか、こんなに薄い内容だとは!」ってトコロですかね。いや、驚きました、実際。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-28 01:20:04)(笑:1票)

62.  ポカホンタス まあ確かに絵はよく動くよなあ、と感心はするのですけれど・・・。全体的に、似たような光景が続くという印象。そこがイマイチ面白くないところ。せっかくアニメなんだから、もっと色々と表現できそうなもの。あと、これは本当に全くのごくごく個人的な意見、ですけど、「このふたりが、この顔で、お互いに一目ぼれするなんて、信じられなーい」。大きなお世話ってか。[DVD(吹替)] 6点(2010-02-03 00:11:36)

63.  ボディガード(1992) どういう内容かというと、「アメリカのセレブはクソほど金を持ってる代わり、身を守るためにもクソほど金がかかるが、雇ったボディガードをツマミ食いしてみる楽しさもあるんだなこれが」、ってな感じ。ヤですねえ。でまあ、この映画、「マジメなケビン・コスナーが、マジメなボディガード役を、マジメに演じている」という、それはよくわかるんですけども、「で、だからどうなんだろうねえ」、と思ってしまう。彼のカタい表情を見せられ続けても、つまんないんだよねー。もしこの役をハリソン・フォードがやってたら、いくらマジメな役作りをしてもどこかチャラチャラしてて、「何だかウソくせーなー」と思っても、それはそれで、観てて楽しかったりする訳で。はたまたスティーブン・セガールあたりなら、顔は無愛想な代わりに、ムヤミに体のキレが良く(良過ぎ)、「そんなアホな~」と思っても、それはそれで、観てて楽しかったりする訳で。多少のリアリティはあっても、“華”がなければ、やっぱり盛り上がらないのです。この映画は、「アタシもこんなボディガードに守られたいわー」という形で感情移入できるオネーサマ方のための映画ですね。ところで、ふたりがケビン・コスナーとホイットニ・ヒューストンがイチャイチャする場面で、やたら日本刀が映されますが、これって例によって例の如く、ナニの象徴なんですかね。←安直過ぎ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-16 18:11:14)(笑:1票)

64.  濹東綺譚(1992) 永井荷風の『濹東綺譚』の映画化かと思ったら、もおびっくり!えっちばっかりしやがって。まあいいんですけどね。小説の方は、永井荷風の投影と思しき主人公(だからといって必ずしも永井本人とイコールではないのだけど)の姿と、彼の書く小説の主人公の姿との、二重の構成によって描かれており、そこがクセモノなんですけれども、本作ではそういうヤヤコシイことをせずに、永井荷風を主人公に直接的に描いているのが、映画化にあたってのウマさと言えばウマさ。そして、原作に登場する「お雪」と、作中作に登場する女性「すみ子」との、両方のキャラを併せ持ったようなヒロインを今回演じている女優の名が「すみ田ユキ」というのが、これまたなかなか気が効いております。でもなあ。エロを描きたい気持ちはよ~くわかるが(笑)、ここではもっともっと、当時の風俗とか、“粋”とかいったものの表現に注力して欲しいのであった(確かに撮影セットは立派だったけど、それでも映画全体から受ける印象は、ちょっと、スケールが小さい気がしてしまう・・・)。ところで、映画に何度か登場する「ぬけられます」という電飾、なかなかユーモラスですが、ちゃんと原作にも登場しているのですね・・・。[地上波(邦画)] 6点(2008-03-23 09:38:43)

65.  ボーン・スプレマシー 臨場感を重視した映画、と言えば聞こえはいいけど、「見せる」という映画の基本を放棄した、粗雑な印象を受けてしまいます。映像が極度に断片的だったり、無闇に揺れたり、確かに「慌しく何かをしている」ということだけは伝わりますが、肝心の「何をしているのか」「カメラは何を写しているのか」がサッパリ伝わらない。我々の職場でも忙しそうな素振りで「忙しい忙しい」とボヤいてばかりの人に限って、大して成果をあげていないのに似てるぞ(笑)。これはこれで一つの手法かもしれないけど、好きになれない・・・。いや、臨場感を感じさせてくれる映画自体は全然嫌いじゃないんだけど、その根本にはやはり「映画を観る者=傍観者」という大前提があって、あくまでそこから派生した臨場感であって欲しい。カメラを通して観る、という限界を、可能性に変えて欲しい。本作ほどまでに「見せる」ということを諦めて、臨場感を重要するんなら、映画じゃなくて、ユニヴァーサル・スタジオにアトラクション作ったらいいやんか、と思ってしまう。クライマックスのカーチェイスは確かに凄かった、凄かったけど、それをどうカメラで捉えるか。車内にカメラを積んで撮影すること自体は、技術的にはともかく発想的には何も難しいことはない。問題は、それでなお「カメラで何を捉えるか」「何を我々に見せるか」という表現的な問題、だと思うんですが。[DVD(字幕)] 6点(2007-01-08 11:28:09)(良:2票)

66.  ボディ・スナッチャーズ 三度も映画化されたんだから、この原作は世界名作文学全集にでも入れてあげるとよい。でもこんなハナシを何でまたこんな頻度で映画化? と思ったら、ふむ、肝心の「眠ったらすり代わられる過程」をようやく、ちゃんと描いてくれているではないか。三作の中では観てて一番納得の行く作品かもしれない。作品のオモシロさとはまた別の話ですが。後半どうもグダグダでしたね~。↓ところで皆さん、見どころはガブリエル・アンウォーなんですかね。私はどっちかっていうと、珍しく狼狽の表情を見せるフォレスト・ウィテカーとか(彼は超然とした表情が似合うのに)、何だか老け込んだメグ・ティリーとか、どうでもいい事が印象に残ってしまいました。メグ・ティリーって何だか表情が見るからに幸薄そうなんですよね~(サイコ2の印象)。で、このたび敢えなく謎の生物にすり代わられてしまいまして、迷わず成仏してくれよ~、なんて思ってしまいました(大きなお世話)。6点(2004-09-05 00:05:13)

67.  ホワイトアウト(2000) 原作読む時に、かなり期待して読んだものでした。で、まあ確かに、「ダイナミックな設定」と「意外な展開」というオモシロ小説の王道に正攻法で挑戦した点、結構楽しんで読んだのですが、王道である分、そこに+αが無いと、強い印象は残せない。そこがちょっと弱くて、敵との応酬は良いのだけど、肝心のサバイバル描写が、「富樫君よく頑張りました、の巻」ってな感じ、いささかスーパーマン過ぎる。で、これを映画化。ホレ見てみぃ、映像にしたらもう、スーパーマンぶり丸出しになってしもうた。この辺り、どうやって説得力を持たせるか、ですよね。しかし、一方では逆の問題もあり、冬山を舞台にする以上、映画は徹底的に登場人物を寒さで痛めつけ、映画を観ている人々までも寒がらせて欲しいところ。「アレ何だかそんなに寒く無さそうだなあ」って見えちゃうシーンは極力無くして欲しい。しかしそんな事したら、富樫君、というか、織田裕二ホントに死んじゃうかも、というジレンマが。だから、どちらかを犠牲にするしか無い。ストーリーをもう少し端折るなり織田裕二を犠牲にするなりして、寒くてコワい映像演出を徹底するか。それとも、ストーリーのオモシロさを徹底的に追求して、多少の不備は目をつぶるか。本作は中途半端なところにとどまってしまった気がします。でも、こういう日本発の大作アクション、今後も期待してますヨ!6点(2004-08-13 11:58:38)(良:1票)

68.  墓石と決闘 映画はいきなりOK牧場の決闘から始まります。だから、OK牧場の決闘をまったく知らずにこの映画を観る人がいたら(いないよね)、ワケわからんかもね。単なる後日談とは言わせないほど、色々事件はあるものの、全体的な印象としては、キャラ設定の弱さというか、感情移入できるほど登場人物のカラーが感じられないもんで、かえって散漫な感じが無きにしもあらず。事件の数の割りには盛り上がりに欠ける気がします。まあでも、最後は結局、ワイアット・アープとドク・ホリデイとの友情という、お約束的テーマをクローズアップしてくれて、何とかまとまったかな、と。6点(2004-08-01 01:29:30)

69.  ホワット・ライズ・ビニース 怪しげな隣人、何を企むのか?と思ってたら、なんと、その話はそのまま立消え。まあ要するに、こういうシーンも撮ってみたかっただけなんでしょう。後半は、意外な展開と言うべきか、はたまた「そのままやんけ」という展開と言うべきか。クライマックスは、お詫びの大サービスで、通常のカメラワークでは不可能な撮影をCGで実現してくれたので、何となく嬉しい気分(若干騙された気分)。結局、なーんとなく一本スジが通ってない感じがして、映画のインパクトを弱めてます。6点(2003-11-01 01:36:23)

70.  ボーン・コレクター 日々作られ続けるサイコスリラーものに、「主人公が全身麻痺で動けない」という要素を付け加えて、新鮮味を出そうっちゅうわけでしょうが、いかんせん、デンゼル・ワシントンではピチピチの健康体にしか見えず、仮病ちゃうんかい、と言いたくなったのでした。ま、一応は、楽しめましたが、さほど設定がオリジナリティに貢献してない気もします。6点(2003-08-30 20:48:44)

71.  ボディ・ダブル 『裏窓』と『めまい』を足そうとしたが、足し算を間違えちゃったってな感じの映画。いやあ、足し算って本当にムツカシイもんですねえ。いや勿論オリジナル作品として観るべきでしょうけど、サスペンスとして、もひとつ盛り上がりません。蛇足ですが、メラニー・グリフィスは、『鳥』のティッピ・ヘドレンの娘。これまた本作のヒッチづくしたる所以です。6点(2003-07-13 14:27:41)

72.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 ちょっと、狙いすぎかなあ、と。 そんなこと言って、狙って何が悪いのよ、と怒られそうですが。 サイモン・ペッグが、優秀過ぎるくらい優秀な警官、という無理のある設定に、銃を振りかざし彼の前に立ち塞がるジジババ軍団。というコレ、単なる「ネタ」であって、肝心のアクションシーンが細切れショットを寄せ集めたゴマカシになっちゃったのでは仕方がない。いや、結構ガンバってアクションをこなしている部分があるのも何となくワカルのですが。 ギャグも伏線も、作為が透けて見えて、ちとクドくもあるかなあ、と。[インターネット(字幕)] 5点(2022-04-12 22:42:24)《改行有》

73.  ホワイト・ラブ 百恵さんと友和さん共演の「10作目」記念、なんだそうで、それがどれくらいおめでたいことなのかは私にはよくわからないのですが、とりあえずオメデトウゴザイマス。 初期の文学作品路線よりは、「らしい」役柄になってるし、スペインロケ敢行で異国情緒は盛り込まれてるし、もちろんちょっとドキドキのシーンもあったりして、いや、さすが、10作目記念だね、と、心にもないことを言ってみたりしつつ。 待たせているタクシーの運転手にクラクションを鳴らされても、あるいはCMの撮影現場だか何だかでツマミ出されかけても、どこ吹く風とマイペースを貫く友和さんが、百恵さんには振り回され気味で、そういったあたりの演出が、「らしさ」をよく出しています(それにしてもアレは、CMの撮影なのか?モデルのオバチャンはセリフ付きで演技しているが、それを撮影する岸田森が覗いているのは普通の写真用のカメラ?)。 後半はいよいよスペインロケ。クライマックスには牛追い祭りが登場、猛牛の群れから逃げ惑う人々の中に、百恵さんの姿、いや彼女の服とカツラを身に着けて凄まじい勢いで全力疾走する代役のオッサン(?)の姿が。もしかしたら単に、全力疾走のオッサン(?)の牛追い映像が先にあって、ドラマ部分はこれと似た服を百恵さんに着せて撮影したのかもしれませんが。いずれにせよ、なかなか不気味ではあります。しかし、その後に続くのは、さらに輪をかけて笑撃的な、オドロキの展開。いや、笑っちゃダメなんですよ、ホントは。 それにしても、もう少し可愛げのある子役はいなかったんですかねえ。ただただ、痛恨です。[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-11-15 06:35:23)《改行有》

74.  亡国のイージス 物語の基本骨格は『ザ・ロック』的な単純なオハナシなんですが(というか、この映画、ブラッカイマーに見つかったら、ちょっとヤバいんじゃないの?)、その単純なオハナシの中に、「いや、実は背景にはいろいろあるんだよ」と言いたげな、よくわからない断片の描写があちこちにあって、何ともモヤモヤしてます。 まさか、これって、原作を読めってことですかね?[CS・衛星(邦画)] 5点(2019-08-17 11:40:28)《改行有》

75.  ボーン・アルティメイタム カッコいい映画、ではあるんでしょう。駅の雑踏の中で携帯電話をつかったコンタクトや、街中で突然展開されるカーチェイス。ただ、正直、ストーリーはもうネタ切れじゃないですか、これは。世界各地を舞台にイロイロやってるけど、オハナシはあまり先へ先へとは繋がっていかず、どうも何を描きたいのかよくわからない。主人公のアクションもそりゃカッコいいけど、建物や自動車のガラスをこうも何度も突き破ってみせられると、他にやることないのかよ、と。 で、どうもこの映画は、ただの追いかけっこ映画であって、これといってストーリーと言えるものがないんじゃないか、と思えてくる。そう思えてきつつも、「自分が誰なのか」というこのシリーズの結末を、最後にはちゃんとつけてくれるんだろう、と思っていたら。 なーんか、とってつけたような結末なのでした、とほほ。[CS・衛星(吹替)] 5点(2016-11-19 16:03:11)(良:1票) 《改行有》

76.  ポンペイ 身分の違う男女の恋、二人の仲を権力をカサに着て邪魔しようとするヤな男、さらにそこに降りかかる大災厄。ああ、どうしても結局は『タイタニック』みたいになっちゃうのね、と言いたくなる本作ですが、これがまた、なかなか珍作なのでした。そりゃまあ一応は、火山の噴火が映画の中心には置かれており、そのスペクタクルが一番の見どころとなるようにはなっていますけれども、それが何だか形だけ、とでもいいますか。火山の噴火までは、主人公である剣闘士の戦いで盛り上げてやろう、というサービスかと思いきや、映画の関心が最初から最後までそこにあって、イザ、せっかく火山が爆発しても、何だかうっちゃられている感じ、いわば背景の打ち上げ花火。完全に意匠に過ぎないスペクタクルをよそに、主人公たちは平気な顔をしてノビノビと人間同士の戦いを繰り広げている。そして時々、思い出したように火山が映し出されて「ああ、まだ一応噴火してたのか」と。なんだこのアプローチは、と、ある意味、新鮮でした。それにしてもキーファー・サザーランド、バカ殿みたいな役が似合いますね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-03-08 08:29:03)

77.  炎のランナー むかーし初めて見たときってのは、正直あのテーマ曲がお目当てだった(しかしラストまで出てこないんだこれが)んですけど、内容に関しても、意外に面白いやんか、というか、(実際には劇的なのであろう優勝劇を)えらく地味なドラマにしている割に、見始めたらつい引き込まれるなあ、と。でもですね、とりあえず引き込まれちゃったのは、スローモーションを多用あるいは濫用した「キレイでしょ」的な映像で引っ張ろうとするからでして、だからつい観ちゃうんだけれども、だからどうなんだ、とも。いわば、飽きの来ない、超薄味。中心的に描かれる二人の主人公、リデルとエイブラハムスの対比がここにあるんだろう、と頭ではわかるんだけど、その対比が感覚として伝わるものがあまりない(ってか、二人それぞれ別の金メダルをとっちゃうという顛末をそのまんま描くことで、「対比」がほとんどスレ違いみたいな感じに)。各国のライバルを形だけもっともらしく登場させるのも、なんか余計というか、胡散くさいし。美しく丁寧に仕上げられた映画、だけど“ドラマ”って、こんなんで、いいんですかね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-19 22:41:12)

78.  ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー さてポケモンの何たるかをさっぱりわかっていない私なのですが、要するに、モンスターボールとやらにポケモンを入れておいて、いざと言う時には呼びだして敵と戦う、という、設定としてはハクション大魔王方式らしい。ハクション大魔王にはどこかサラリーマンの悲哀のようなものが感じられたけれど、ポケモンにはそういうものは無くって(実際、ポケモンがサラリーマンの悲哀を背負ってたらヤだなあ、とも思うけれど)、ポケモントレーナーのサトシ君の命令を受けて喜び勇んで戦うのですね。それにしてもサトシ君、どうしてここまで前向きなのか、すべての発言がとにかく前向き。危機が迫れば「ここはオレに任せろ!」と飛び出し、いや戦うのはあくまでポケモンなんですが、その自信、どこから来るのか。「ピカチュウ、10万ボルトだ!」って、そばにいるキミが一番危ないと思うんだが。で、コキ使われるポケモンたち、その中で、モンスターボールに入れられることなくなぜか優遇されているピカチュウ。体制迎合許すまじ、被支配階層よ立ち上がれ。とか何とかいうことには勿論私は興味ないんですけれどもね、ただまあ、サトシ君のあまりの調子良さには、なかなかついていけなかったりもするのです。で、本作なのですが(前置き長過ぎ)、内容的には、アンパンマン映画によく出てくるタイプの能天気お姫様ポケモン“ディアンシー”が登場し(着飾ったディアンシーが「本当にお姫様みたい」とチヤホヤされるシーンがあるけれど、もともと本当にお姫様であるディアンシーに対しこういう言い方するのは、「所詮ポケモンのくせに」という差別の表れであろう)、彼女は色んな連中に狙われることに。しかしクライマックスには何故か、誰がどう見てもシシガミ様に見える“ゼルネアス”が登場した上に、“イベルタル”による破壊が始まる、という、突然「もののけ姫」路線。とは言っても、もののけ姫ほどブッ飛んでいないので、いかにも「ほどほど」な印象、わかり易くって安心感はあるけれど物足りない。全編にわたって、何かとCGを駆使し、映画版らしい豪華さを出そうという狙いかも知れないけれど、どこか機械的。と、ケチつけてばかりも何ですので、良かったと思うところを挙げておくと、登場人物たちがそれぞれ日常に帰っていくラスト、これは何となく良かったですねえ。[映画館(邦画)] 5点(2014-07-23 20:58:00)

79.  ホネツギマン やなせたかし御大の創造したキャラみたいな名前の映画ですが。まークダラないんだこれが。整体師とプロレスラーの二足のワラジを履く男が主人公。これだけでも十分意味がワカラナイんだけど、ストーリーがこれまたデタラメ。両親と妻が何者か(これまたすげー変な奴)すっかり逆上したホネツギマン、復讐に燃えるかと思いきや、とりあえずプロレスのリングで何故か大暴れした挙句、謎のマイクパフォーマンスで、悪と戦っていくことを表明。「諸悪の根源は、背骨の歪みにある!」→これって、泡沫ミニ政党の政見放送みたいだなあ(そういえば「酢の効能を広めるために立候補しました」とか政見放送で言ってた日本愛酢党、今いずこ?→と思い、ネット検索してみてこりゃビックリ。ホネツギマンも、気をつけろよ)。でまあ、この後、とりとめもないロードムービー風(?)の展開と、とりとめもない復讐劇が、とりとめもなく続くわけですが。結局、この映画の一番の問題は、「映画の作りが、手抜きしすぎなんだよっ」てことですね。人を食ったような内容を、人を食ったようないい加減な作り方で映画化すると、非常にお粗末な印象の、食えない映画になっちゃう訳で、やっぱりもうちょっとチャンとして欲しいのです。とか文句言いながら、何か所か、しっかり笑わせていただきましたので、良しとしましょう。[DVD(字幕)] 5点(2009-10-22 23:52:57)

80.  ポルターガイスト2 コレって確か、スクリーミング・マッドジョージが特殊メイクで抜擢されて一躍名前を売った映画ですよね?? まあ確かに映画が全然怖くないので、気を散らさずにじっくり特殊メイクの出来が堪能できますな(それでいいのか?)。前作では、発端はポルターガイストで、次第に背景に隠された真実が見えてくるような展開になってましたが、この一応ケリのついたハナシに、本作を何とかつなげようとして、結局、ポルターガイストなんてあんまり関係ない、ただのお化け映画になってしまいました。コレを観ると、前作がどれだけよく出来たかわかります。前作は余裕を持って観客をアレコレ手玉にとり、怖がらせてくれる「計算」があったんですが、本作、余裕無いですね、ホント。迷走しまくった挙句、クライマックスは・・・絶句。5点(2004-01-17 01:49:34)

030.08%
1190.49%
2411.06%
3731.89%
41614.16%
53619.33%
663116.30%
7122131.55%
888522.87%
93749.66%
101012.61%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS