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コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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61.  濹東綺譚(1992) 永井荷風の『濹東綺譚』の映画化かと思ったら、もおびっくり!えっちばっかりしやがって。まあいいんですけどね。小説の方は、永井荷風の投影と思しき主人公(だからといって必ずしも永井本人とイコールではないのだけど)の姿と、彼の書く小説の主人公の姿との、二重の構成によって描かれており、そこがクセモノなんですけれども、本作ではそういうヤヤコシイことをせずに、永井荷風を主人公に直接的に描いているのが、映画化にあたってのウマさと言えばウマさ。そして、原作に登場する「お雪」と、作中作に登場する女性「すみ子」との、両方のキャラを併せ持ったようなヒロインを今回演じている女優の名が「すみ田ユキ」というのが、これまたなかなか気が効いております。でもなあ。エロを描きたい気持ちはよ~くわかるが(笑)、ここではもっともっと、当時の風俗とか、“粋”とかいったものの表現に注力して欲しいのであった(確かに撮影セットは立派だったけど、それでも映画全体から受ける印象は、ちょっと、スケールが小さい気がしてしまう・・・)。ところで、映画に何度か登場する「ぬけられます」という電飾、なかなかユーモラスですが、ちゃんと原作にも登場しているのですね・・・。[地上波(邦画)] 6点(2008-03-23 09:39:45)

62.  ポセイドン(2006) 大好きな映画のリメイク作を観るというのは、言ってみれば、初恋の人と同窓会で再会するようなもんでして、3割は「もう一度会って見たい」、7割は単なる怖いもの見たさ。過剰な期待をすれば確実に失望するが、その「確実に失望する」というコトに対して、これまたヘンな期待を持ってしまうのが人情というもの。性格悪いってか。ほっとけ。まあねえ、「元の映画ではカクカクシカジカの点が魅力であったのだが、リメイク作にはその点が欠如している!だからダメ!」なんぞと言うのも、味気無いもの。元映画の魅力をそのまま移植するんじゃあ、リメイクの意味が無いし、それこそ怠慢だと責められるべきもの。ラクチンだよね。→結局、「なんでわざわざリメイクするの?」という、根本的かつ「それだけは訊かない約束でしょ」的な疑問に帰着しちゃうのだけど・・・。しかし、いいじゃないですか、清純だったアノ初恋の人だって、ケバケバのオバチャンになっちゃった今だからこその新しい魅力があるかもしれない(無い可能性も高いが)。本作を観れば、「私が大好きだったあの70年代風のパニック映画は、もはや作れる時代じゃあなくなったのよね」と感じる一方で、こういう、一種のゲーム的・紙芝居的アトラクション映画が、産まれつつあるのだなあ、と感じます。いっそ「転覆した船の船底まで逃げたら、もう一度津波がきて元通りになり、再び甲板まで逃げる映画」とかいうところまではハメをはずせなかったのが、やっぱりドイツ人監督なんですかねえ(←アメリカ人でも無理です)。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-30 23:31:59)(笑:1票)

63.  ボーン・スプレマシー 臨場感を重視した映画、と言えば聞こえはいいけど、「見せる」という映画の基本を放棄した、粗雑な印象を受けてしまいます。映像が極度に断片的だったり、無闇に揺れたり、確かに「慌しく何かをしている」ということだけは伝わりますが、肝心の「何をしているのか」「カメラは何を写しているのか」がサッパリ伝わらない。我々の職場でも忙しそうな素振りで「忙しい忙しい」とボヤいてばかりの人に限って、大して成果をあげていないのに似てるぞ(笑)。これはこれで一つの手法かもしれないけど、好きになれない・・・。いや、臨場感を感じさせてくれる映画自体は全然嫌いじゃないんだけど、その根本にはやはり「映画を観る者=傍観者」という大前提があって、あくまでそこから派生した臨場感であって欲しい。カメラを通して観る、という限界を、可能性に変えて欲しい。本作ほどまでに「見せる」ということを諦めて、臨場感を重要するんなら、映画じゃなくて、ユニヴァーサル・スタジオにアトラクション作ったらいいやんか、と思ってしまう。クライマックスのカーチェイスは確かに凄かった、凄かったけど、それをどうカメラで捉えるか。車内にカメラを積んで撮影すること自体は、技術的にはともかく発想的には何も難しいことはない。問題は、それでなお「カメラで何を捉えるか」「何を我々に見せるか」という表現的な問題、だと思うんですが。[DVD(字幕)] 6点(2007-01-08 11:28:09)(良:2票)

64.  ボーン・アイデンティティー 「逃げる」ということに特化した面白さ。物語の背景には確かにナゾやら陰謀やらが張り巡らされているんだけれども、この際どうでもよくて(実際、あんましピンとこない)、「逃げる」という行為の面白さ、ただそれだけが映画全編にみなぎっています。主人公の身体能力やら、ちょいとシャレたカーチェイスやら、見せ場には事欠かない。マット・デイモンは、顔さえ写らなければホントにかっこいいんだ、ははは。ラスト、主人公が単身敵に立ち向かうのは、ほとんどツケタシみたいな感じで無理がありますが、いやいや、こういうファンタジックな展開こそ、この映画に相応しいといえましょう。“論理”や“現実味”の整合性ではない、映画ならではの整合性。なかなか出色の作品でした。[DVD(字幕)] 8点(2007-01-08 11:11:43)(良:1票)

65.  放浪記(1962) これもまあ、「映画としての策略」という技術的な意味では、成瀬作品のベストワークのひとつに数えてよいものやら、よくわからんのですが、まずとにかく、面白かったなあ、と思える作品です。「貧困」「惚れっぽい」「直情的」・・・誰しも何がしか、自分自身の身に憶えがあったりするのだけど、それがいささか極端でぶっ飛んだ主人公の姿、何ともコマった人でハラハラさせられもするし、また何ともいとおしくもあります。つい笑ってしまうシーンもたくさんある一方、男女関係の緊迫感もまた格別。ヒヤヒヤ。そして主人公がときに見せる、自分はこれだけではない、これだけでは終わらない、という、怒りに似た表情にも、何か我々が忘れかけているものを思い出させ、ドキリとさせられると同時に勇気づけられもします。というわけで、良い意味で、自分に身近に感じられる映画、でした。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-31 23:25:19)

66.  ボウリング・フォー・コロンバイン 多彩な映像をテンポよくまとめているのと、監督本人の行動力によって、エネルギッシュな作品になってますもんで、面白いのは確かだし、少なくとも、乱射事件の被害者の「今」の姿を見れば、いろいろ考えさせられもします。しかしもしも、銃所持肯定派の人で、この映画を観た「だけ」で否定派になった人がいたとしたら?・・・そんな人は多分、また何かのキッカケでやすやすと肯定派に戻っちゃうだろうね。そう思わせる踏み込みの甘さが、この作品には、ある。[地上波(吹替)] 7点(2005-09-16 23:56:08)

67.  炎のメモリアル メロメロのメロドラマ風ストーリーに、青春モノっぽいストレートな音楽、何ちゅう甘っちょろい映画だ、うはははは・・・・とは笑えなかった私。いや、良かったですよ。確かに正直言って、そんなによくできた映画というわけではないかもしれません。不必要に音楽が多いのがどうも安っぽい印象を招いており、ストーリーも飛び飛びの回想シーンが中心で、人物関係があまり深くは描かれない。でもね、この壮絶なビルの炎上シーン、そして職業として命がけの危険に赴く消防士たちの姿を見ると、やっぱりタマラン気持ちになっちゃうんだな。『タワーリング・インフェルノ』などでも、何度観ても、最初の方で消防士が瓦礫の下敷きになるシーンで泣けてしまう。なぜ、他人の起こした火災のために彼ら消防士は危険に身を曝し、時にはその犠牲とならねばならぬのか? 本作はより日常に直結した話である分、特にそういう思いを強くさせられます。過去の有名な火災映画、『タワーリング・インフェルノ』『シティ・オン・ファイア』『バックドラフト』にはストーリー上の憎まれ役がいましたが、本作にはそのような人はいません。ただ、命がけの仕事を職業に選んだ人々の姿だけがそこにあります。時には思わぬ事故で仲間が犠牲になり、時には危機に陥ったところを仲間に救われる。もう無条件で感動してしまいます。まあ要するに私、災厄に立ち向かう人々の姿に弱いんですな。だからその辺は差っぴいといてください(ちょっと誉めすぎたかもしれない・・・)。あと最後に、主役のホアキン・フェニックスも魅力的でしたが、何と言ってもジョン・トラヴォルタ、入魂の演技という感じで、とにかくシビレました。[映画館(字幕)] 8点(2005-05-22 23:13:10)

68.  ボディ・スナッチャーズ 三度も映画化されたんだから、この原作は世界名作文学全集にでも入れてあげるとよい。でもこんなハナシを何でまたこんな頻度で映画化? と思ったら、ふむ、肝心の「眠ったらすり代わられる過程」をようやく、ちゃんと描いてくれているではないか。三作の中では観てて一番納得の行く作品かもしれない。作品のオモシロさとはまた別の話ですが。後半どうもグダグダでしたね~。↓ところで皆さん、見どころはガブリエル・アンウォーなんですかね。私はどっちかっていうと、珍しく狼狽の表情を見せるフォレスト・ウィテカーとか(彼は超然とした表情が似合うのに)、何だか老け込んだメグ・ティリーとか、どうでもいい事が印象に残ってしまいました。メグ・ティリーって何だか表情が見るからに幸薄そうなんですよね~(サイコ2の印象)。で、このたび敢えなく謎の生物にすり代わられてしまいまして、迷わず成仏してくれよ~、なんて思ってしまいました(大きなお世話)。6点(2004-09-05 00:05:13)

69.  ホワイトアウト(2000) 原作読む時に、かなり期待して読んだものでした。で、まあ確かに、「ダイナミックな設定」と「意外な展開」というオモシロ小説の王道に正攻法で挑戦した点、結構楽しんで読んだのですが、王道である分、そこに+αが無いと、強い印象は残せない。そこがちょっと弱くて、敵との応酬は良いのだけど、肝心のサバイバル描写が、「富樫君よく頑張りました、の巻」ってな感じ、いささかスーパーマン過ぎる。で、これを映画化。ホレ見てみぃ、映像にしたらもう、スーパーマンぶり丸出しになってしもうた。この辺り、どうやって説得力を持たせるか、ですよね。しかし、一方では逆の問題もあり、冬山を舞台にする以上、映画は徹底的に登場人物を寒さで痛めつけ、映画を観ている人々までも寒がらせて欲しいところ。「アレ何だかそんなに寒く無さそうだなあ」って見えちゃうシーンは極力無くして欲しい。しかしそんな事したら、富樫君、というか、織田裕二ホントに死んじゃうかも、というジレンマが。だから、どちらかを犠牲にするしか無い。ストーリーをもう少し端折るなり織田裕二を犠牲にするなりして、寒くてコワい映像演出を徹底するか。それとも、ストーリーのオモシロさを徹底的に追求して、多少の不備は目をつぶるか。本作は中途半端なところにとどまってしまった気がします。でも、こういう日本発の大作アクション、今後も期待してますヨ!6点(2004-08-13 11:58:38)(良:1票)

70.  墓石と決闘 映画はいきなりOK牧場の決闘から始まります。だから、OK牧場の決闘をまったく知らずにこの映画を観る人がいたら(いないよね)、ワケわからんかもね。単なる後日談とは言わせないほど、色々事件はあるものの、全体的な印象としては、キャラ設定の弱さというか、感情移入できるほど登場人物のカラーが感じられないもんで、かえって散漫な感じが無きにしもあらず。事件の数の割りには盛り上がりに欠ける気がします。まあでも、最後は結局、ワイアット・アープとドク・ホリデイとの友情という、お約束的テーマをクローズアップしてくれて、何とかまとまったかな、と。6点(2004-08-01 01:29:30)

71.  ボディ・スナッチャー/恐怖の街 豆のサヤ状の繭と、そこから生まれ出てくる複製人間、なかなかにグロテスクで映画の古さを感じさせません。「眠っちゃいけない」ってのも身につまされる話で、私などイチコロでスリ替わられてしまうでしょうな。何やら不気味な予兆が続き、フト気づいた時には手遅れ、っていう恐怖もなかなかのもの。ただし、こんな小さな町乗っ取るのに何でわざわざこんな回りくどいことするの?というスケール感の無さは気になるところ。恐怖映画ってやっぱし何がしか明確な「ルール」があって(それが幾ら理不尽なものであっても)、これが、登場人物ひいては観客を束縛し、追い詰める過程が面白いところだと思うのですが、本作はこの点では若干弱いですかね~。エイリアンとの戦いと睡魔との闘いとが、どうも感覚的に繋がらなくて、個人的に、緊迫感に結びつかないんですが。ま、しかし総じて言えば、好きなタイプの映画です。7点(2004-07-04 14:46:01)

72.  冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 登場人物たちが楽しそうだ。あまりに楽しそうなので、観てて仲間はずれにされている気分がしてくる。カメラはもっと勇気を出して、彼らの中に入っていって欲しい(笑)。さてさて、3人でキャピキャピ言ってこのまま終わるのかと思いきや、結構早い段階でレティシアが死んじゃって・・・アレ、レティシアが海に沈んで行くシーン、ちょっとウルウルきてしまった。昔観たときは屁とも思わなかったのに(笑)、年取ると涙腺が緩みますな。で、これシーン以降、映画はめっきり湿っぽくなるんだけど、実はこれ以降のシーンの方が印象的でよく憶えていることに、今回観てて気づきました。特にレティシアのいとこの少年とのやりとりが、暖かさを感じさせます。7点(2004-05-15 00:25:38)

73.  ポセイドン・アドベンチャー(1972) 《ネタバレ》 パニック映画の中のパニック映画、って事なんでしょうけど・・・パニック映画が好きでしょうがなかった子供の頃の私、確かに面白いとは思いつつ観たんですが、何となく違和感も。「パニック映画では、災害や動物の群れに人間が脅かされつつも、雄雄しく戦い、それを打ち破らなければならぬ」という思いがあったんですが、一方この映画は、災害の中で逃げ回るだけ。物足りん! というわけで私の中ではパニック映画ではなく、まさに「アドベンチャー映画」にカテゴライズされている映画なのです。別にそれが悪い訳でも何でもないけど、残念ながら「パニック映画専用ボーナスポイント」は点数に加算されません、悪しからず。ま、その後何度も観返して、やっぱこれはスゴイ、観るたびにスゴイ、と思うのですが、その一方で、見る度気になる事も。要するに、「上」にある船底への逃避行の道中、関所のごとく危難が待ち伏せ、そのたびに人柱のごとく一人ずつ死んで行く、あの段取り良すぎるストーリー展開ですね。例えば『タワーリング・インフェルノ』なんかでは、クライマックスに向けて上り詰めて行く、鼻血の出そうなとてつもない焦燥感と興奮があり、そういう要素の乏しい本作と比べるとどうしてもアチラに軍配を上げちゃう。でもね、やっぱり本作も当然ながら捨てがたい。キャラ設定のうまさが、このストーリーを生かしきっています。仲間が減って行く衝撃、それでも容赦なく迫る水の恐怖。特にボーグナイン無くしては、本作はありえません。それからあと、オネーチャンは助かる、というのも、まあ、サービスなんでしょうなあ。8点(2004-05-09 01:36:38)(良:1票)

74.  ポルターガイスト2 コレって確か、スクリーミング・マッドジョージが特殊メイクで抜擢されて一躍名前を売った映画ですよね?? まあ確かに映画が全然怖くないので、気を散らさずにじっくり特殊メイクの出来が堪能できますな(それでいいのか?)。前作では、発端はポルターガイストで、次第に背景に隠された真実が見えてくるような展開になってましたが、この一応ケリのついたハナシに、本作を何とかつなげようとして、結局、ポルターガイストなんてあんまり関係ない、ただのお化け映画になってしまいました。コレを観ると、前作がどれだけよく出来たかわかります。前作は余裕を持って観客をアレコレ手玉にとり、怖がらせてくれる「計算」があったんですが、本作、余裕無いですね、ホント。迷走しまくった挙句、クライマックスは・・・絶句。5点(2004-01-17 01:49:34)

75.  ポルターガイスト(1982) あんまり脚本を書かないスピルバーグ、書いた作品ってせいぜい『未知との遭遇』と『A.I.』くらいかと思ってたら、そうそう、コレも脚本に噛んでたのでした。お陰でもうこりゃ完全にスピルバーグ「監督作品」、すでに何人かの方も書かれてますね↓。しかしラストのシッチャカメッチャカぶりはここで確かにトビー・フーパーの血肉となり、ちゃんと『スペースバンパイア』でも生かされているのだ(と言い切っていいのかな?)。さて私は無類の怖がり、当時は恐怖映画なんて絶対観たくないタチで、「自分ごときがこんな恐ろしい映画に観ようなどとまさに分不相応な挑戦ではないか」と、もうドキドキして臨んだのでした。そして無事この映画をクリアした時、人生の新たな1ページが(大袈裟だなあ)。そういやこの映画、仲間内で何故か妙に流行った時期があり、「ポルターガイスト」がほとんど合言葉になってたのよね、なぜか。その位、衝撃的な映画だったのです。今観直したら、実は結構モノスゴイ内容だったという事に気づき、新たな衝撃が。まあでも、窓の外の大木の不気味さなど、怖さだけじゃなくノスタルジーを感じさせる味わい。はたまた、超常現象で娘がスワ押し潰されたか、とドキドキさせる怖さ。洗面所のシーンに至っては、つい目を覆ったね。というわけで、「人を殺さないホラー」という制約の中でもたっぷり楽しませてくれる、実にアイデア満載の映画であります。7点(2004-01-17 01:29:34)

76.  ホワット・ライズ・ビニース 怪しげな隣人、何を企むのか?と思ってたら、なんと、その話はそのまま立消え。まあ要するに、こういうシーンも撮ってみたかっただけなんでしょう。後半は、意外な展開と言うべきか、はたまた「そのままやんけ」という展開と言うべきか。クライマックスは、お詫びの大サービスで、通常のカメラワークでは不可能な撮影をCGで実現してくれたので、何となく嬉しい気分(若干騙された気分)。結局、なーんとなく一本スジが通ってない感じがして、映画のインパクトを弱めてます。6点(2003-11-01 01:36:23)

77.  ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ この映画はタイトルが無いですね??Hilary and Jackieというのは3節から成る本作の第1節のタイトルとして出てきますが、映画全体を通してのタイトルは提示されなかった記憶が。それはよいとして。「『おもちゃの交響曲』の作曲者は?」「ハイドン!」あれ、正解はモーツァルトのオヤジさんでは?ああ、昔はハイドン作と言われてたのね、ナルホド。しかし、フルートやってるヒラリーが演奏会に出てくれと頼まれるシーン、曲目はズバリ一言「バッハのロ短調」。これはちょっとマズくないかな。管弦楽組曲第2番も確かにロ短調の名曲だが、フルートソナタにもバッハ屈指のロ短調の名曲が。あと、グラスを叩くリズムで曲名を当てるゲームのシーンでも、正解は「ドボルザークの『謝肉祭』」だと言うが、どの辺が『謝肉祭』なの?デタラメにしか聞こえなかったけど。 さらには、ジャクリーヌの活躍を伝える日本の新聞記事。関係ない記事に写真貼っただけ。日本人はこの映画観ないとでも思ったのか? どこまで真面目に作った映画なのか、だんだん疑わしくなってきちゃった。まあそんなイジワルはともかく、見どころさえ多ければいいんですが・・・特に幼少期あたりは描くべき事をテンポよく見せてくれて、これは良さそう、と思ったのに、つまらないテクニックに走って、取ってつけたようなカメラワークが鼻につく。特に途中の8mmの挿入なんて、こりゃあなんとも不自然。結局、ちょっと体裁を繕ってみせただけで、ただの暴露映画以上のものではないんじゃないの(それもかなり誇張と虚構を交えているんじゃないの?との疑いが)。とまあボロクソ書いた割には、最後の方では感動してしまったのですが、やはりこれは観ている背景に、若くしてMSに倒れた、まさに「本当」のジャクリーヌ・デュ・プレに対する想いがあり、また彼女の演奏したエルガーのチェロ協奏曲への想いがあり、映画をキッカケにしてそれを想起せずにはおれないからでしょう(恐らく晩年の病状はこんな程度では済まなかったんじゃないか、という気はしますけど)。なお、彼女の「ダヴィドフ」はその後、ヨーヨー・マの手に渡ったんだとか。5点(2003-10-26 01:09:01)

78.  北西戦線 インドを舞台に、敵の攻撃の中を猛然と突っ走る機関車!って言う程大袈裟なもんでもないんですけどね。むしろ、割りとあっさり危機を乗り切っていっちゃうんですが、何となく列車モノには興奮してしまうもんで。ローレン・バコールは相変わらず頑固そうで、これはハマリ役ですね。7点(2003-08-30 22:48:50)

79.  ボーン・コレクター 日々作られ続けるサイコスリラーものに、「主人公が全身麻痺で動けない」という要素を付け加えて、新鮮味を出そうっちゅうわけでしょうが、いかんせん、デンゼル・ワシントンではピチピチの健康体にしか見えず、仮病ちゃうんかい、と言いたくなったのでした。ま、一応は、楽しめましたが、さほど設定がオリジナリティに貢献してない気もします。6点(2003-08-30 20:48:44)

80.  暴走パニック 大激突 クライマックスは、深作印、怒涛の「仁義なき」カーチェイス。車ぶつけられた通りすがりの一般人までカーチェイスに参加。大阪にはこんな風にカーチェイスに参加するおばちゃんが本当にいるの? もちろんいるよ! 『バニシング IN TURBO』も顔負け。聞いてるか、ロン・ハワード! ところで最後に銀行を襲うシーン、梅田東映のすぐ外です。つまり、今映画を観てるその映画館の目の前で銀行強盗が行われるという、『デモンズ』もビックリの仕掛けです。その梅田東映も今じゃ無くなっちゃいましたけどねえ。8点(2003-08-23 22:32:14)

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