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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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1.  星の子 《ネタバレ》 結論から言うと、ちょっと何を伝えたいのかがわからない映画でした。宗教というものを内から見るか外から見るか、ちょうどその境目にいる少女ちひろにスポットを当てたストーリー。彼女の両親は彼女の命を救ってくれた(と思っている)その宗教にどっぷりで、同時にその水の力も信じ切っている。誰かにまやかしだと諭されても耳に入らないほどに。一方でちひろはその宗教には属してない親戚や学校関係の人間ともたくさん交流があるが、概して彼らはそういう宗教を煙たがっていたり批判的。自分はどちらに属するべきなのか、結局最後まで彼女の心は決まってないように思えた。自分の両側から両親に大事そうに抱き抱えられながら、でも本人はなんだか苦しそうに見えた。これから彼女はどういう結論を出すのだろう。 やたらと人を誘ったり物を勧めてきたりしなければ、個人的には特定の宗教を毛嫌いしたりはしない。それぞれの裁量で好きにしてくれれば良いと思う。が、えてして大体の宗教は人集めやひいては金集めにえらくご執心のように思える。明らかに関心ないなって人に対して、ズイズイと土足で踏み込んでくるように勧誘したりする人も見たことがある。気弱な人ほど話を聞いちゃったりして悪質なキャッチと何が違うのか、いつも不思議に思う。そもそも、「信心が大事」と言いながらお金や財産を提供することが必要とされることがもうすでにバカバカしい。心だけあればいいんでしょ?いったいどんな人たちがどの程度本気でその宗教に入ってるんだろう、なんてそんなことを考えたりする。 今はちょうど世間で統一教会の問題がクローズアップされている。別にだからというわけでは無いが、普段から宗教に対して思っている意見を再認識できた映画であった。つまり何が言いたいかというと、小さな子どもや学生などに言うことと同じで、宗教も「人に迷惑かけないのであれば何を信じていても自由」だと思っています。それが、やたらと誰かを勧誘したり、何か買うことを勧めたり、ということになってくると違うと思う。作中であった、ちひろの両親が公園で布に水を掛け合うシーンなども、やはり公の場でやることとしてはそれは異様で、他者からどう見えるかが認識できていないという点ではやはり迷惑だと思う。確かにあの公園は通りたくない。 ここに書いたのは個人的な宗教観です。あしからず。 人はそれぞれ何かを信じています。それが「宗教」と名のつくものであったり、誰か人であったりモノであったり、人によってそれは様々だと思いますが、私はそれは本当に自由なもので、だからこそ誰にも絶対的に不可侵な自分だけのものであって欲しいと思います。同じ思想の人がたくさんいるとか、誰かもやってるからやるとか、いたずらに外側に出すべきものでない。なんだか宗教が嫌いな理由が整理された映画になってしまいました。そういう意味では良い映画かも。[インターネット(邦画)] 4点(2022-09-12 19:23:10)《改行有》

2.  僕らのごはんは明日で待ってる 《ネタバレ》 私も葉山くんと同じなので、とても共感できる映画でした。何が同じって、情けないことですが、私もいつも基本的に自分の世界に浸っていて、誰かに声をかけてもらってようやく外の世界を感じられる人間だからです。作中でも言っていたように、こうやって自分の世界にずかずかと遠慮なく入ってきて世界を変えてくれる人って本当に有難いし魅力的だと思う。世界が広がるまではその人にそこまで影響されるなんて思ってないから、余計にその人の存在が大きくなる。 葉山くんも、自分の世界を無理やり広げてくれた上村さんを大事な存在だと感じ、彼女を想い続けます。彼女自身もとても溌剌としていてキラキラした魅力があります。演技かって思うくらい(演技なんですけど)、彼女の語りやピースサインは見てる人を元気にしますね。 一つだけ気になったのが、やたらとポカリとかケンタとか商品や企業名が出ますけど、なんかこれって企業とのタイアップでもしてるんかな??あんまそういう商業的な雰囲気は感じなかったんですが、やたら名前が出てくるのだけが気になりました。 タイトルにあるほどごはんの話は多くはありませんが、ああいう理由で自分はどんな時でもきちんと食べるんです、だからこんな時でも僕は食べます、と強く意志を伝える葉山くんは堂々としていて格好良いと思いました。あんな風に自分の意志でしっかりと食事をする理由を持っているっていいことですよね。 私も葉山くんと同類だと書きましたが、私も、そんな風に自分の世界を広げてくれる人を大事にしていきたいと、強く感じました。[インターネット(邦画)] 7点(2022-04-18 23:45:18)《改行有》

3.  ボクたちはみんな大人になれなかった 《ネタバレ》 TV局で番組にテロップや動画を作って提供する製作会社に勤める佐藤くんにスポットを当て、彼のそれまでの人生を時間を遡って見ていく映画でした。 個人的にはそういった見せ方が全然はまりませんでした。ただただ佐藤くんの振り返りメモリーを見せられているだけで、当然のことながら鑑賞前に彼がどう言う人物かもわからない、何の思い入れもないイチ鑑賞者としてはそんな人の過去の映像を見せられても別に面白いもなんともないわけで・・・。 TVの製作現場を実際に見たことがあるわけではないのですが、まあ一昔前の1990年代くらいならあれくらいの現場は充分ありそうですね。佐藤くんの私生活にしても、よくある、とまでは言いませんがそこそこ誰でも経験がありそうな話。わざわざ映画にしてみせる必要がある話なの?というのが率直な感想です。あらすじに惹かれて鑑賞することにした映画ですが、確かにあらすじ通りのお話で、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。 この映画では何をもって、「大人になった」ということなんでしょうね。タイトルどおりであるなら、この映画の中には「大人」はいなかったということなのか、それとも社会的に成功した関口氏のようになれば「大人」ということなのか。少なくとも佐藤くんは違ったと言うことなのでしょうが、そのあたりが曖昧模糊としたままで、ただのエピソード鑑賞会になってしまいました。 まあ私自身自分が「大人になった」なんてきちんと確信して毎日を生きているわけではありません。上手に生きることは難しい、と言う意味をこの映画で確認することは出来ました。[インターネット(邦画)] 3点(2022-02-14 20:15:05)《改行有》

4.  ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 《ネタバレ》 「いつのまにかどこかに行ってしまった大事なもの」 それはきつねさんによって集められ、きつねさんの世界はそうやって人間達にほったらかされたもの、ホッタラケで作られた世界なのでした。自分にもそんな風に無くしてしまったものがあったかな、そういえばあれはどこにやったっけ、と自分の思い出に想いを馳せるきっかけになる良いストーリーだと思いました。 テオによるときつね達はホッタラケのものを集めるばかりで、自分たちで何かを作ることはできないと言っていましたが、つぎはぎの材料でできた電車やバイクが出てきてその設定はもう既に破綻してましたよね。ラストは飛行機まで作ってるし。作れない、なんて設定なんでわざわざ作ったんでしょうね。 あと、ホッタラケの記憶が見られるホッタラケシアターはもっと見せてくれても良かった。例えば遥の両親のホッタラケにしたものがシアターに出る、とかもっと遥以外の人の記憶とかも見せてほしかった。面白いシアターだなと思ったのに、見せ場が少なくて残念でした。 自分の小さい頃に想いを馳せノスタルジーを感じることができたり、子供向けのアニメによくある物を大事にしようという教訓的な要素もあって、子供と一緒にも見られる良い映画だと思いました。私が上述したような気になる点は子どもなら気にしないかもしれませんね。そういう意味ではつまらない指摘をしたのかもしれません。今度子どもにも感想を聞いてみよう。[インターネット(邦画)] 7点(2021-10-14 18:49:28)(良:1票) 《改行有》

5.  ボーダー 二つの世界 《ネタバレ》 彼らはトロルだった。その辺から急に『ロード・オブ・ザ・リング』感が出てきました。もちろん『ロード~』の方はいわゆるファンタジー活劇で、この映画のようにトロルという種族が現代の人間社会でどのように生きていくかというところには話がいかないのであっさりした仕上がりになっていますが、こっちのほうはと言うとまあ、、、ディープなところまで表現しましたね。 これまでは少し変わったただの人、というスタンスで生活を送っていたティーナが、同族のヴォーレと出会って自分の出自についてだんだん理解していく。と同時に人である自分とトロルである自分とのバランスについて悩みながら考えていく。これまではずっと人として生きてきたのだから、一度は思いっきり100%トロルとしての生活を送ってみないとですよね。そう言う意味で色々あったディープな描写は理解できます。 トロルの容姿は顔がゴツゴツしていて毛深くて、ボテッとしたまあ人間で言うとだらしない体型、そして虫を好んで食す、と。まあその設定からして人の嫌悪感を誘うような感じに(わざと?)なっていましたが、もしこれがすごく美男美女のトロルのお話しだったら見る人の評価ってやっぱり変わっちゃうんですかね?美男美女っていってすぐいい例えが出ませんが、例えばティーナをエマ・ワトソンさんや日本人なら綾瀬はるかさんが演じたら、例えばヴォーレをジェイソン・ステイサムさんや日本人なら佐藤健さんが演じたら?(←思いついたのをテキトーに並べただけです、すみません汗) 決して自分がそうじゃないとは言いませんが、物事をを美醜で見るような感じに誘導されてるな、と感じました。まあそれをさっ引いても完全に乳児の形をした無精卵、とかショッキングなものが多かったですけどね。 個人的にはあの感情のにおいが分かる嗅覚で、税関職員ではなくマジシャンや弁護士などの職について成功するサクセスストーリーなどが見たいと思った。ちょっと重いし、一度の鑑賞で全ては飲み込み切らん。かといって二度目を見ようとは思わないし。もう少し違う切り口で見てみたい映画だと思いました。[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-19 10:37:55)《改行有》

6.  炎のメモリアル 《ネタバレ》 ここまで洋画で感動できたことってどれだけ久しぶりだろうか・・・。ブラックジョークとか下品なトークとか最近はそんなのばかり観ていたのでとっても新鮮な感じでしかも感動的でした。 物語はジャック(ホアキン・フェニックス)が消火活動中に事故で閉じ込められてしまったところから始まり、そこから回想シーンのようにそれまでのジャックの消防士としてのヒストリーが描写されていきます。回想の合い間合い間に事故から助かろうとするジャックと彼の仲間が彼を助けようとするシーンが出てくるのが、それまでの回想で彼らの生き方に魅せられたオレにはとてつもなく話に引き込まれてしまうものでした。スポ根ものとはまた違いますが、男達が衝突を繰り返しながらも力を合わせて一つのことに本気で取り組むのを見るのは胸が熱くなります。しかもこの映画ではその一つのこととはつまり“人を救うこと”を指すのです。一回一回が命がけで、それでも消防士をやめず、むしろ放水係よりもっとキケンなはしご車に転属を申し出たジャックはそれだけで漢でした。実際一つの街に消防なんて普通一つしかないし、その中でもそうやって家事の現場に突入するためにいる隊員なんてたぶん数えるほどですよね?ということは彼らはその街で起きたほぼ全ての家事の現場に踏み込んで取り残された人を助けなくちゃならないと言うわけで、現実に置き換えてリスクを考えたらとても自分から転属願いを出せるような仕事じゃないですよね。ほんと、漢だ。 余談ですが、ジョン・トラボルタは今までオレが見た中では今作が一番光っていました。案外ボス的な役割は向いてるのかもしれない。屋根から落下した隊員が死んだ後で仲間が口論してるのを見て、一緒に彼の死を悼むのではなく、次の出動のために、何より死んだデニーのために、檄を飛ばして隊員たちを立ち直らせた彼の姿はまさに理想のボスでした。 【再鑑賞 2020.12.30】現評価「7」 以前に評価「10」を出した映画だったなと思い起こして、コロナの今、改めて鑑賞してみました。以前の自分のレビューも再読して、なるほどと思うこともあり、疑問に思うこともあり。Mike(=John Travoltaさん)についてはまさに以前書いたとおりだと思う。普段はおちゃらけているがいざという時にあのセリフが出せるのは、理想の上司だと思う。 今回は、なんでしょう、Jackの奥さんのLindaの態度が気になりました。作中ではけっこう時間差のある中でのセリフですが、ある時は果敢に仕事に向かうJackに対して「あなただけのことじゃないんだからね」とたしなめていたのに、そこからしばらくして家族のことを考えて安全な部署に移ることを相談したら「あたしや子供のせいにするのね?」っていやいや、勝手か(笑) あとは前半部分の署内のメンバーの必要以上に悪ふざけをする様子がけっこう長々と描写されていたのが、もうおなか一杯感があって、評価は以前より下がりました。依然としていい話とは思ってますが、今回の鑑賞で人に勧められるものではなくなったかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2020-12-31 00:31:09)《改行有》

7.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 ついにシリーズ3作目を鑑賞。1,2作目はレンタルリリースすぐくらいに鑑賞済みだったのですが、嫁さんがTV版を録画したのをきっかけに再度見ることに。 3作目でしたが、他のシリーズ物のように続編が出るたびに勢いが失われていく、ということが感じられないシリーズだったと思います。特にこの『~アルティメイタム』は「ボーンらしさ」が光る内容となっていました。個人的には他の映画でも散見されるような格闘アクションよりも、神出鬼没のスパイ的行動に魅せられます。パメラを囮にして相手をビルからおびき出し、その隙に抜け殻のオフィスに入り込んで電話を掛けるという鮮やかすぎる手腕は最高でした。ですが、パメラに「見てますよ」アピールはもういいでしょう。前作から続いてもう3回目なんで、そろそろ・・・。 あと不満な点としては、これはもう1作目から書いてるかもしれませんが、もうカメラワークがひどい・・・。ほとんどハンディカメラで撮ってるのか、ブレブレの映像がほぼ全編にわたって続きます。上述の格闘アクションシーンなんかもう最悪。ほとんどの画面誰が何してるのかわからんし。臨場感どころか何もわからんっつーの。アクションなら少し引いた視点から全体をじっくり写しこむだけでも充分なのに。カメラワークのセンスの無さにはほんと泣けた。これだけのシリーズで製作費無いのか?それとも誰かのこだわりなのか??たぶん、新作の『~レガシー』でもそうなんだろうな・・・。[DVD(字幕)] 6点(2012-11-16 22:28:20)(良:1票) 《改行有》

8.  ボーン・アイデンティティー 《ネタバレ》 マット・デイモンがここまでのアクションを見せてくれるとは。はっきり言ってかなりいいものが観れたと思っています。欧米のアクション映画って大抵ドンパチものかただの殴り合いものばかりですが、こんなにしっかりした格闘アクション映画がアメリカからでてくるとは思いませんでした。ストーリーも、「記憶喪失の男が自分を見つけるために放浪する」みたいなまあけっこうありがちな感じな気がするのに、なぜか引き付けられるんですよね。やはり、記憶喪失でも「強くて目的のために邁進する男」ってのはそれだけでかっこいいものなんでしょうね。でも、もっと他に色々名前があったはずなのになぜか「ジェイソン・ボーン」に落ち着いてしまったのがちょっと納得いかなかった感じも少し・・・。まあ、"born(生まれる)"と"bourne"をかけようと思うとそうせざるを得なかったんでしょうが。後半ちょっとストーリーのたるみを感じましたが、あの勢いを最後まで保てていたらかなりの映画になってたでしょうね。その辺を次の「ボーン・スプレマシー」で補って最高の映画を観れることを期待します☆ ≪追記≫ 先日TVのロードショーでやっていたのを録画して今回久しぶりに観てみました。なんか今見るとけっこう粗が気になる映画でしたね。。。というのもヒロインのマリーが自由すぎる!ボーンのパリの部屋で襲撃された直後は覚悟を決めた様子だったのに、その後「僕は殺し屋だったんだ」というボーン本人の告白の後には「もういや!!」っておいおい。どう考えても襲撃された後のほうがショック度は高い気がするのだが。それ以前にも引き返すポイントはいくらでもあったのに、その時点で事実かどうかも判然としないボーンの告白に一番衝撃を受けていたのが不自然。 しかしミニクーパーでの市街地ランはテンション上がりました!まさに『ミニミニ大作戦』状態!!たぶんこの作品で一番良かったところだと思います。 他にも色々気づいたことはありますが、今回改めて鑑賞し、評価は8点→6点にしたいと思います。[ビデオ(吹替)] 6点(2012-11-01 17:03:00)《改行有》

9.  ボックス!(2010) 《ネタバレ》 公開当初から「観たい!」と思っていたが結局時間が取れずに地上波で観てしまった本作。 冒頭、関西圏に住んでるものとしてはかなーーーーーり気になる関西弁を喋る鏑矢君(=市原隼人さん)を見て、正直けっこう萎えました。やはり身近に本物の関西弁を使う人がわんさといる環境ですので、TVや映画でこういう急ごしらえの関西弁を見ると、作り物感がブワッと出てきて物語に入っていけないのです。「ちゃんと関西弁使えるキャスト取れよ・・・」といつも思ってました。ま、今回も入りがそんなんでしたんではっきり言って期待してませんでしたが、いやあ面白かったですね。シンプルに「スポ根!」「友情!!」ってのがわかりやすい。木樽君(=高良健吾さん)の家に早朝訪れて一緒にトレーニングに誘う鏑矢君なんか最高でした。さらにさらに、木樽君が栄養ドリンクに負けた後の鏑矢君の自主トレのシーンなんかもう・・・。てか、ボクサーが商店街流すのはもう定番なんでしょうかね(笑) また、木樽君がメキメキ強くなっていくのを見ていると、見てる方も「早く試合やんねーかなー」とだんだんワクワクしてきます。木樽君に関してのみ言えば、『はじめの一歩』観てるみたいでした。真面目だけが取り柄の少年が、その真面目さゆえひたむきにボクシングに取り組むという・・・。あ、欲を言えばもっとフェザー級のエントリー増やしてほしかった。日本ではフェザーってけっこうありふれた階級だと思うんだけど、実際あんなにエントリーないものなんでしょうか??多くて4名って・・・。下手すりゃエントリーだけで地区大会優勝してしまうんじゃ・・・とか思ってしまった。映画だし、そこは多少盛ってもよかったと思う。 最後に、亀田とかいたんですね。他の方のレビュー見るまで知らなかった。TV版にもいました??おかしいなあ、見てない。[地上波(邦画)] 9点(2012-07-10 16:09:36)(良:1票) 《改行有》

10.  ホワイトアウト(2009) 《ネタバレ》 とにかくケイト・ベッキンセールさんは美しい。出てる映画はいつも大したことないのですが、なぜか彼女には目を惹きつけられます。 とまあ上述のようにこの映画もムチャクチャ良いとか、悪いと言うことはありません。良くも悪くも、予想通りでした。極寒の地という設定はとてもうまく使われていると思います。映像の寒さが観てるほうにも伝わってくるようでした。 後でDVDに入っていた未公開シーン集も見ましたが、あれがあったほうがもっと良くなるのに。なぜ削ったのか。植物サンプルのくだりでキャリーの仕事の空虚さとか、ロシアの基地のくだりで他国の基地との関係とかもわかって、ストーリーにいいスパイスが付いたのに。もったいないと思いました。[DVD(字幕)] 6点(2010-07-02 10:56:05)(良:2票) 《改行有》

11.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》  「映画」ということを飾らずに、船体がひっくり返った惨劇の様子をとてもリアルに描写していたのにはびっくりしました。船がひっくり返って船内のバルコニーから床に叩きつけられる人のシーンとか、船内にゴロゴロしている死体などを見ててもどれも生々しくて、子供には見せられない悲惨さが画面から伝わってきます。この手の話の、いつもギリギリまで追い込まれるけど結局助かる、ってパターンはまあ映画なのでご愛嬌。  この映画では単独行動を取ったディラン一行が脱出に成功したわけですが、場合によっちゃ船長の言うようにホールでじっと救助を待つほうが良い場合もある(てゆーか普通こっちのほうが確実) ただし前者の場合、「泳げる」ことが必須条件。しかも息も相当止めておけないといけない。もし自分がこの船に乗っていたら、うん、どっちにしても絶命(^ ^;) 正直オレは水中で30秒もたないと思います、しかも全力で泳ぎながら。  『オープン・ウォーター』を観たときも思いましたが、海って怖いね。水温はむちゃくちゃ低いし、くらげはウヨウヨしてるし、海域によっては鮫もいるし、鮫はいなくても自分の足の下には数え切れないほどの生き物が徘徊してるし、海上ですらこの映画のようなことが起こりえるし。。そんな危険な場所をのんびりとお気楽に進む豪華客船というものが、急に色褪せて見えた気がします。 [DVD(字幕)] 6点(2006-10-13 21:17:00)(良:1票) 《改行有》

12.  ボーン・スプレマシー 《ネタバレ》 いきなりの前ヒロイン殺害にはビビリました。物語急展開にワクワクするもけっこう内容はフツーのサスペンスもの。1作目での正体不明のシークレット・エージェントというエッセンスは今作では使えなかったため、そのためのグレードダウンだと思われる。 しかしながら人間のアクション面ではやはり評価できると思う。中盤のドイツ警察との追っかけっこで、電車→船→電車って移動したボーン(=マット・デイモン)にはちょっと感動☆けっこうアクションしてますよねこの映画って。ボーンが電車に戻ってきたことにビックリする乗客に「やあ、ただいま(^ ^)」なんてユーモアが盛り込まれてたらもっと面白いんだけど。 ただ車を使ってのアクションには少々物言い有り。はっきり言って終盤のカーチェイスアクションは画面が動きすぎて何がどうなってるかほとんどわかりませんでした。画面がぶれながらシフトチェンジしたり、画面にボーンが写ってると思ったらいつのまにか殺し屋のほうになってるし、どっちがどっちを撃ってるのかもわかりにくかったです。やはり映像として人に見せるからには最低でも見てみて何が起こってるかわかるものにして欲しいと思う。たぶん監督(若しくはカメラマン?)としてはカーチェイス中の車内などをリアルに撮影したかったんだろうが、観てるほうがわからなければ本末転倒である。しかも断続的にボーン側と相手側に視点が変わったのではたまらない。そうなってしまえば主観がすぐに入れ替わり、観客は今現在どっち視点の映像かわからない→リアリティもくそもない。こういった撮りかたは格闘アクション系でもけっこうありますがはっきり言って好みません。「マトリックス」が壮大なSFものとしてだけではなく、アクションものとしても評価されたのはやはりアクションをしている俳優に対して一歩引いた位置から体の動き全体を捉えるカメラワークの賜物だと思う。観ていてわかりやすいし楽しめる、これが一番ではなかろうか。 けっこうカメラワークに対して批判しましたがそれは別にこの映画に限ってのことではないので。他にも証拠も無くボーンの話を泣いて信じるネスキーの娘さんのリアリティの無さなど色々ありますが点数に出せばまあそこそこってことで6点ほどですね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-14 00:07:22)(良:1票) 《改行有》

13.  ホーム・アローン 《ネタバレ》 なるほど、一時コメディ映画としてその王道を走ったのは伊達じゃなかったんですね。否定のしようが無いぐらい完成された作品と言えるでしょう。家族愛を描いたファンタジックなストーリーと、それらと対比的に描かれたいかにもな悪役達。そして『ホーム・アローン』のメインファクターであるケビン(=マコーレー・カルキン)と悪役達とのさながら『トムとジェリー』的なやりとりは観ている人たちをエキサイトさせ、話の中に引き込みます。 個人的に好みのキャラクターは隣に住んでるマーレーおじさんでした。オレならどんな噂が流れてても真っ先に友達になりたい感じの人ですけどね。教会での人間味のある告白と最後の息子夫婦との再会のシーンは胸を打ちました。まだ未見なんですが続編にも彼は出ているんでしょうか?是非使って欲しいキャストですが。 映画のレビューとは直接繋がりませんが、カルキン君の両親はこの映画観たんでしょうか?これを観たらカルキン君の財産で揉めたりしなかったんじゃないだろうかと思えるぐらい良い映画だと思うんですが。映画と現実の壁はまだまだ厚いようです。 洋画コメディにありがちな下品な描写・表現も無く、一人の子どもの生活力や家族の大切さをここまでストレートに描ききったこの映画は間違いなく良作であり、コメディとしては自分の中でNo.1のものでした。(コメディ自体あまり観ないのが玉にキズなんですが)。 [DVD(字幕)] 9点(2005-04-01 21:29:18)《改行有》

14.  ぼくの好きな先生 《ネタバレ》 ロペス先生なんですが、見ていて別段教え方がうまいということもないし、個性のある授業をしてるってわけでもないんです。なのに何かとても引き寄せられる魅力のようなものを感じました。 「教職員の技術向上」が叫ばれる昨今の日本ですが、この映画は技術ばかりが重要でないということを思いっきり突き付けてくれました。法令などの決まりごとばかりを作って、それについてこれない教職員には強制的に技術向上の講習を受けさせると言う暴力的とも言っていい教育改革が近年進められていますが、そういう法令案を作る文科省の人達にぜひ見て欲しいと思いますね。現場の先生方ももちろんですが。教え方がそれほどじゃなくても生徒に信頼されてる先生ならそれだけで成功してるとも言えるんじゃないでしょうか。逆に指導技術や成績にしか関心を示さない先生なんていたら恐怖すら覚える気がします。でも今は技術偏重社会ですから、そういうのがいわゆる教育会のトップの人には受け入れられやすいんですよね。とりあえず教科書どおりのことをしてれば高い評価をしてくれるというのか、少し乱暴に言えば、そういう型にはまった回答を与えられないと偉い人というのは安心できないんでしょうね。 「良い先生」と言っても色々あるとは思いますが、このロペス先生は間違い無く「良い先生」のうちの一人でしょう。 ドキュメンタリーですから、華やかさは決して無いんですが、一見の価値は充分ありです☆7点(2004-10-22 22:17:33)《改行有》

15.  ホーンテッドマンション(2003) 《ネタバレ》 ディズニーの配給らしい良い映画でした☆別に配給がディズニーだからって内容までディズニー的になると限ってるわけではないんだけどね。 冒頭オープニングクレジットの時の映像がとても斬新で始まってすぐに見入られました。 なんかディズニーランドのアトラクションをそのまま体感してるような感触でした。それぐらい映像が綺麗で映画に入り込むことが出来ました。 最近コメディと言っても誰かと一緒に観てると気まずくなるようなシーンがあるものが多くて、 その中でこういうホームビデオ的な「家族で楽しく観れるホラー」っていうのが出たことはとてもいいことではないでしょうか。 あっ、でもこれを一緒に観る仕事熱心なパパさんは気まずいんだろうな(笑)。 でもこれが家族サービスを始めるきっかけになってくれたらいいですね。 こういうコミカルに楽しく描かれてる映画は大好きです!ネバネバした人間関係もないし、あったとしてもすっきりと解決して終わってくれるし。単純に楽しめる映画ってここんとこ無いような気もするし。 色んな意味で最近には無いものを感じ、すごく新鮮味のある映画でした。 9点(2004-09-17 11:56:56)《改行有》

16.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 映画中で黒人に対する過剰ともいえる差別的報道がありましたが、オレはこの映画を観る前から最近の多くのメディアの姿勢には辟易していました。だってそうでしょう?本来は起こった物事を事実だけありのままに伝えるのがメディアに関わる人の仕事のはずなのに最近では彼らの仕事は、「出来うる限り大衆の興味をひくこと(ひいては視聴率を得ること)」表面的に彼らにとって「悪そう」な人物をことさら本当に悪人のように書き立てることによって書かれた人たちは居場所を無くします。ちょうどいい例が年金問題で一番最初に槍玉に挙げられた江角マキコさんです。ほとんどのメディアは彼女の事を「自分の年金の支払い状況を確認もせずにCMに出るなんて」と批判していました。そして後々になって実は年金支払い制度そのものに問題があり、国会議員でありながら実際に年金が未納になっていたという事実が出てくると、最初に江角さんの不注意を批判していたメディアは一転し、「国会議員も未納になっているこんな状況でこれでは江角さんも可哀想だ」と江角さんを弁護する側にまわった。結果江角さんに残ったのは一時の騒ぎの為の仕事を失った無念とやりきれない気持ちだったのではないだろうか。上に書いたようなとってつけたような擁護の一言のみで散々迷惑がかかった江角さんに特にその後のアフターケアは無しである。なんと無責任な報道であろうか。少々話がこの映画のメイントピックである銃問題から離れてしまったが、なぜここまでメディアに関して批判するのかというとこの映画を観て銃問題に限らず黒人問題にしてもメディアの存在が大きな要因となっていると感じたからである。私達が情報を得るツールは主に新聞、そしてTV。最近ではインターネット。しかしそれらの全てが上のような無責任報道に侵されています。そしてそれはいつも確証も無くただ一番疑わしいものを次々と糾弾していき、見ている人たちはそうなのかと思い込まされていきます。TVや新聞でしか情報を得られないのにそれが最初っから見てる人がこう思うようにと操作されて作られているなら私達はどうしたらいいのでしょう?大人は言います、「ニュースや新聞に毎日よく目を通しておきなさい」。しかしオレはそこにもう少し付け加えたい、「でも決してそれをありのままには信じないように」と。「あくまでそこで何が起こったかだけを見つめ、そこから自分なりの意見を持ってほしい」と。8点(2004-08-05 04:59:48)(良:1票)

17.  ポネット 《ネタバレ》 子供が身近の人間の死をどのように受け止めていくのかを描いた映画。自分のお母さんともういちど会うためにどんなことでも健気にやろうとするポネットの純真さがすごく印象的でした。あのぐらいの年齢なら自分の受け入れたいことしか受け入れようとしないので、周りの人の「きっとママに会える」という無責任な言い方に憤りを感じましたね。子供が死を受け入れる、もうそれなりの年齢になった俺らにはポネットの気持ちはもうわからないかも、ですね。8点(2003-11-26 11:35:23)

18.  ボーン・コレクター この映画でなぜか染みたセリフが、よく覚えてないけど「現場を荒らす一番厄介なものは何だと思う?」「警察だ。」っていうライムの言葉でした。特に感動するものでもないけど、なんか打たれた。6点(2003-11-20 00:40:54)

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