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1. ボヘミアン・ラプソディ
映画全体の評価は皆さんにお任せするとして、私が最も好きなシーンはクライマックスのボヘミアン・ラプソディーを歌い始めるシーン。
ピアノを前に忙しなく鍵盤やマイクのコンディションを調整しながら前奏を弾き始めるフレディ・マーキュリー。
このステージに上るまで様々な紆余曲折を通ってきたクイーン。それぞれの思いが交錯する中、前奏も短めに「Mama~」と歌いだすフレディ。それと同時に観客たちも合唱。これは実際のライブ映像にも残っている。
しかし本作はその後わずかにブライアン・メイのフレディを見つめる表情を映す。その目は懐かしむような、慈愛のあるような、安堵に満ちたというような絶妙な表情。
実際のライブを越える作品は存在しないかもしれない。ただし、実際の映像には残しきれない「何か」を気づかせてくれることがある。それがまさにこのシーンだ。このブライアン・メイのワンカットがある限り、この作品は私にとって映画万歳!と言える。[映画館(字幕)] 8点(2025-06-21 22:32:50)(良:2票) 《改行有》
2. 亡国のイージス
《ネタバレ》 スティーブン・セガールの「沈黙の戦艦」よろしく乗っ取られたイージス艦を奪還すべく奮闘する男のストーリー。都市を壊滅する兵器にハラハラしながら、艦ごと沈めてしまおうとする官僚や政治家たち、国を憂い乗っ取りに加担する自衛隊の集団などが登場します。はっきり言ってどこかで観たものばかり。「ザ・ロック」「エクゼクティブ・ディシジョン」など次から次へ頭に浮かんできてしまいます。主人公の立場、如月の素性、主犯の非情さ、計画の周到さなど的確でコンパクトな描写ができなかったために、そこに時間がかかりすぎて後半が無難なものになってしまったのではないでしょうか。絵画や筆のエピソードや、主犯の動機、地球防衛軍的なありがちな本部会議室、このての映画は「どうせ、うまくいくに決まってる」という前提になるため、最も困難な状況を作り出していかないともちません。意外な伏線も必要です。日本の映画の難しいところですが、質の高いキャスティングでレベルを上げたい。しかし、それなりの人を入れ込むとセリフや露出度のバランスも考慮しなくては…。監督やプロデューサーも結局、無難な線を選んでしまったのでしょうか。「生きろ」とか普通に口にする主人公は10年以上前のキャラです。この呪縛を抜け出してほしいというエールも含めて厳しめの5点。[地上波(吹替)] 5点(2006-05-15 15:53:50)
3. 星の王子ニューヨークへ行く
チャリティーコンサートにて。アーセニオ・ホールの司会(二役)&地元出身の歌手(エディー・マーフィーの二役)のシーンは最高です!こんな映画があってもいいじゃない![ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-27 14:36:33)
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