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1. ボルベール/帰郷
面白かったの一言。
女優さんたちの演技がみな上手く、ストーリーもサスペンスありユーモアありで飽きさせず、色彩もキレイで食べ物もおいしそう。
ペネロペ・クルスは若いころよりも美しく、小さな華奢な体なのに原色の毒々しい大きな花を思わせる、主演女優にふさわしい存在感。もう目が釘づけです。
生きることは一番の苦しみかもしれないけど、それでも前へ前へ進もうという人生賛歌であり、大人のおとぎ話です。
へこんでいるときに見たら、どんなことだってたいしたことないと思えそう。[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-02-10 21:39:18)(良:1票) 《改行有》
2. ホテル・ルワンダ
はじめにでてくるナレーションの重さ。「サラエボ紛争」についてはたくさんの映画ができ、日本の映画館でも上映され、わたしも少しながらも知識がある。一方、ルワンダについては当時ほとんど報道されなかったという。この映画だって、アカデミーの賞レースに乗っていたにもかかわらず、日本では配給する会社がなく、署名によって実現したというこの現実。元はといえば植民地支配が生んだ悲劇なのに、黒人同士の扮装には無関心な西欧諸国と日本人だって同じ穴のむじななのだ。「情報」の差別が一番胸にこたえた。[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-12-05 22:44:01)
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