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評価順1
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1.  火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 子供たちにトラウマを植え付けるための作品。「裸足のゲン」で使われた手法であり、広島の原爆記念館に行った人間も同じような体験をする。 敗戦で真っ先に犠牲になるのは体力のない子供たちで、私の父も栄養不良で妹を亡くしている。街のあちこちには、戦争孤児たちの姿があった。こうした日本を体験した人たちは、あと20年もすれば日本から消えてしまう。映像という形で彼らの見たもの、聞いたものが残るのは、意味のあることだ。 だが私は、自分の子供に本作を積極的に見せたいとは思わない。本作は、やはりフィクションでしかないからだ。 苦難や苦労は死ぬための儀式なのだろうか。本作はドラマ性を優先させるため、2人を殺してしまった。私は、子供たちの感情を揺さぶり、思考を停止させ、無条件に反戦を唱えさせようとする、本作のその洗脳手段に不安を覚える。[DVD(邦画)] 2点(2008-08-08 09:10:51)(笑:1票) (良:3票) 《改行有》

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