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プロフィール |
コメント数 |
86 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
日本人なので邦画好き! 淀川先生のように、いつまでも「きれいですね~」「すごいですね~」と映画を楽しみ続けます。 不幸にしてつまらん映画を見た後も、シネマレビュー見ると爆笑ネタになって、HAPPYになります。「いや~、シネマレビューって本当にいいもんですね」あ、コレは水野御大・・・
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1. マルサの女2
《ネタバレ》 伊丹作品の中では爽快感はないが、監督の作品の中では、最も社会派映画であると今は思う。
伊丹作品の着眼点の凄さは、一般人の生活に身近でありながら、(特に主婦にとって)決してわからなかった業種の裏側、例えば自動車教習所のビデオで見せられるようなマニュアル映像を高度なテクニックで、映画として成立させていたことです。
「お葬式」「ラーメン店」「税金」「暴力団」「病院」「スーパー」など、伊丹映画によって、とても勉強させられた人は多いと思う。
その中でこの「マルサ2」は結末も後味が悪いので、他の作品のような爽快感を期待した人には嫌な気分にさせられるかもしれないが、だからこそ多くの社会派監督が描いているようなメッセージ性が強い傑作だと今は思う。
劇中の「世界の中で東京が取り残されないためには誰かが汚い仕事をしなきゃいけない」というセリフも、今となっては空々しく思えるのは、少しはマシな日本になったかと思えるし、宗教団体の描写も、完全にその後の事件を予見しています。
この時代に誰もが心に思っていても口に出せない、すごく危ない橋を渡ってこういう映画を作った監督は偉大だと思います。ハリウッドであればこういう映画はあたりまえに作られていて、その方法論を日本でやるのにどれほど苦労していたか、今は少しわかる気がします。
自分はこの監督は自殺したのではなく、たまに報道される企業の社長の自殺や、役人の自殺と同じように考えています。誰もその真実を語れないだけなのだと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2012-06-07 01:09:23)(良:1票) 《改行有》
2. マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
《ネタバレ》 単純に音楽の興味と好みの問題で、マイケルとはスリラーで有名なミュージシャンである、というぐらいの認識しか今までなかった。
ファンにとっては貴重な映像かどうかわからないが、メイキングなのでアングルやカメラワークが特別かっこいいわけでもなく、普通のメイキング映像である。
とはいえ、マイケルというより、エンターテーナーがステージの上で何にこだわって、スタッフに何を要求しているのか、というメイキング的な面白さは確かにある。
マイケルに思い入れのない自分は、特別に好きなジャンルの音楽でもないし、普通にいい音楽だとは思うのだが
、この舞台の仕事ぶりを見ると一流であることは間違いなく思う。
つまり仮に黒澤明の映画を知らずに、黒澤明の映画のメイキングを見て、黒澤明の映画に興味は無いけど、この監督はたぶんすごい人なんだろうなあというような感覚で、距離感を持ってそれなりに楽しめました。
[DVD(字幕)] 6点(2012-05-25 21:43:30)《改行有》
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