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1. マン・オブ・スティール
クリプトン星人の強さ・カッコよさは存分に表現されています。地球がピンチなのもよく分かりました。しかし、一番の売りである派手なアクションシーンが強調されればされるほど観るのが嫌になっていきました。激しく衝突→ビルがぶっ壊れる→無傷、何回やるんだ?いい加減にしろというくらい延々この繰り返しです。他の方が書いていましたが、ドラゴンボールのブウ編の雰囲気です。300ではあれだけ面白かった戦闘が、敵も味方も過剰に頑丈すぎるというメリハリのなさゆえにダメな方向に拍車をかけてしまいました。レンタルで鑑賞する予定だったのがタイミングよくテレビ放送に当たりました。100円とは言え、お金を払わずに済んで良かったです。[地上波(吹替)] 6点(2017-12-10 17:50:08)
2. マッドマックス 怒りのデス・ロード
《ネタバレ》 マッドマックス1,2の物語と地続きということで、主人公の背景はほぼ省略。ジョー関係についても、「想像力で補ってよね」と言わんばかり、すがすがしいほどの説明カット。おかげで2時間まるまるカーアクションという贅沢ぶりです。正直お腹いっぱいで、地に足の着いたやり取りも見たかった気がしますが、
それでも大型トラックへのバラエティ溢れる攻撃方法の数々には目を見張りますし、劇場で観賞すればよかったと感じる作品の一つです。ラストシーンが印象的ですね。ジョーが死んだと知らされてあっさりそれを受け入れる人々のドライさ、フュリオサにだけそっと別れを告げるマックスのヒーローぶりが良い。[DVD(吹替)] 9点(2016-04-21 18:47:15)《改行有》
3. 真夏の方程式
《ネタバレ》 悪い意味で語りたくなる作品です。テレビシリーズでは科学者の目で不可能犯罪に挑む痛快さがありました。しかし、映画では一転人情が前面に押し出された湿っぽい話になります。前作の容疑者Ⅹもそうでした。そこまでは良いとしても、結果として人情に呑まれた形で真実に蓋をしてしまったのは大きなマイナスです。前作は最後に犯人が自白しましたが、本作は同情を誘おうとする犯人の思惑に嵌った感じで印象が良くありません。計画殺人犯に逃げ切りを許したのでは南国の美しい風景も台無しです。湯川先生は一般人だから人情によって見逃すのは百歩譲って良い(子供が関わってますからね)のですが、刑事の岸谷さんは駄目でしょう。事情はほぼ知っているような描写ですし。あんたそれでも法の番人か?また、映画全体で人として不自然な行動が目立ち、共感しづらいのです。成美が伸子を刺殺したのも、重治が塚原を殺したのも短絡的ではないか?重治は家族を愛してるといいつつ、なぜ児童に殺人の片棒を担がせるのか?要は説得力の不足ですね。この映画の描写の限りでは、成美も重治もきっちり裁きを受けるべき人間です。 苦しんで見せているが、所詮は犯罪者の独りよがりにすぎません。[DVD(邦画)] 2点(2014-08-11 17:25:14)(良:2票)
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