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1.  マレフィセント 《ネタバレ》 これは「ウィキッド」でしょう。ウィキッドは、誰も知らない、もう一つのオズの物語です。そして本作は誰も知らない、もう1つの眠れる森の美女です。どちらも共通するのは、歴史的に有名な悪女はじつは悪女ではなかったという点です。正直に告白すると、私はこの映画を観る前に結末を確かめました。もし、マレフィセントが死に、オーロラ姫が助かってメデタシメデタシというラストだったら私は観るつもりはなかった。それを私は心の底から恐れていた。しかし結末は完全無欠の予定調和だと知って、私は激しく安堵した。さすがディズニー。予定調和を嫌う観客もいるが、ハッピーエンドで何が悪い?リアルティが好きなら、映画を見ずに新聞でも読んでいろ。そう言いたくなってくる。映画は常にハッピーエンドであるべきだ。映画は希望だ、これが私の持論です。とは言っても、世間では罪には罰を与えよ!という意見があることも重々承知だ。つまりいくら悪人が更生しても悪人は最後にくたばってもらう。そして観客は悪人マレフィセントの死にざまに涙を流せという押し売り型の物語もよくある。私は断じてそのようなストーリーを受け入れるつもりはない。この映画のなかで悪役として登場するのはマレフィセントではなく王様だが、彼もマレフィセントを殺せるのに殺さなかった。生粋の悪ではないと思う。そういう何気ない描写も印象に残る。そしてマレフィセントの人物描写を決定づけるシーンはやはり憎むべきオーロラ姫をけっきょく愛してしまった描写だろう。オーロラ姫を憎みたいと思いつつ、どうしても憎めない。オーロラ姫は美人とは言えないまでも、どこまでも無垢な女性だ。彼女の心には悪も善も受け入れることができる純粋さがある。虚無に陥ったマレフィセントはオーロラ姫を救うことによって、自分自身が救われるという人生の1つの真実がそこに描かれている。つまり、人は人を救うことによって自分自身が救われるのだ。いずれにせよ、現実はもっと厳しいと思う人には向かない映画でしょう。いま、心が傷ついている人、将来に対する不安を抱えている人、失恋した人、優しい心を求めているすべての人に鑑賞してもらいたい。これぞファンタジー映画の王道です。久しぶりに泣きました。また、このような映画を泣ける自分の純粋さに満足しました。中年になっても私の感性はなかなかのものだ。いやぁ、映画って本当にいいもんですね。[DVD(字幕)] 10点(2015-08-16 20:32:14)(良:3票)

2.  マネーボール 《ネタバレ》 自分が応援しているチームを、TV観戦していると、負けるジンクスは私にもある。昔その確率を統計で調べてみたら7割を超えていた。だから私は大切な試合では、DVD録画して、結果で勝ったと判明したときだけ再生してみる。ちなみに日本シリーズで中日が巨人にまさかの3連敗を喫した理由は私のせいだ。我ながら厄病神だと思う。しかしビリービーンの厄病神ぶりもすごい?11点差を追いつかれたときは、呆れて笑ってしまったが、実話らしい。てゆうか、7点取られたあたりから、空気を察して、球場から去れよ。へんなところでビリーに共感してしまった。ところでアスレチック=松井を獲得したチーム。日本マスコミは好意を込めて、ケチケチ軍団と報道した。たしかにこの映画でアスレチックの吝嗇ぶりがよく分かる。松井:ヤンキース時代の打率・292。出塁率・370!松井の打率は、イチローより下だったが、出塁率はイチローより、はるかに上だった。イチローを買うのに数十億円、松井を買うのに3億程度、どっちを買うか?やはりビリーならば、松井を選ぶ。イチローよりも安くて、そのうえイチローよりも塁に出る回数が多いのだから必然だ。逆にビリーにとって一番嫌いな選手は、おそらくイチローのような選手だと思う。それは高額商品であるにもかかわらず、それがチームの勝利に結びつかないからだ。それはチーム事情という一言では片づけられない何かがあるのだと思う。また松井がワールドシリーズでMVPになったのも何か理由がある。その何かを見極める手法、選手個人の活躍ではなく、チームの勝利に貢献する選手の発掘こそが、マネーボール理論なのである!あーたいそうなことゆっちゃった、解説ぶっちゃってまあ。とにかく、私が言いたいことは、松井はまさにマネーボール理論の申し子だったとゆうことです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-10-27 13:03:06)(良:1票) 《改行有》

3.  マンマ・ミーア! 《ネタバレ》 劇団四季のファンなので舞台版「マンマミーア」も観ています。映画は最初からそれほど期待していませんでした。美しい海辺の景色を眺めるだけでいいかな、と思っていました。しかしこれはひどい。あまりにもひどい。バカを通り越してスーパーバカです。わたしは今まで数々のミュージカル映画も観てきましたが、この映画はそのなかでもスーパー最低レベルだとおもいます。俳優たちのテンションが高いように思いますが、日本のくだらないバラエティー番組と同じノリです。中年女性の星であるメリルを主役に抜擢するのはよく分かります。しかしミュージカルというのは、当たり前のことですがやはり歌が基本なんです。歌という土台がしっかりしてなければミュージカルなんて、穴のあいた傘のように意味がないのです。ピアース・ブロスナンなんて頭の悪そうな男が出ていたときから多少嫌な予感がしていましたがあのやろう、オンチにもほどがある、めまいがしたぜ!歌が下手だと感じてしまったらもう何を見ても好意的に受け止めることができません。羞恥心のかけらもないオバサンたちが、裸の男たちに囲まれてぎゃあぎゃあ騒いでいるというマイナスの見方しかできなくなってしまいます。ちなみに「マンマミーア」は母と娘というテーマはあるにはあるのですが、お客層をオバサンに絞っていますので、裸の若い男がたくさんでてきて、おばさんたちはモテモテ状態になるという物語です。私はこういうのは嫌いではないほうですが今回は下品に見えて仕方ありませんでした。[DVD(字幕)] 3点(2009-08-13 11:10:08)(良:1票)

4.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 歌うお姫様を主人公にするなら、もう少し歌がうまい女性を起用すべきじゃないのか?はっきり言うがエイミーアダムスという女優はかなりオンチである。カメラもズームアップの連続ばかりで下品であるし、照明の光も圧倒的に不足している。それにおとぎの国の王子様がバスの上から剣を突き刺して年寄りを殺そうとするシーンは笑えるのだろうか?子供向けとは思えないほど残酷ではないか。おとぎの国からやってきた王子とジゼルは、喜怒哀楽の感情のうち、喜と楽しかない。そのためにバカに見える。バカ=純粋な人=いい人という定番の見せ方だ。そのうちオンチのジゼルが、しだいに怒の感情を身に付けて人間らしくなっていくという茶番劇のような人間ドラマが展開される。お城の看板にむかって「だれかいませんか~」ってやかましいわ。こういうギャグはやめてもらいたい。ぜんぜん面白くないし、観客の怒りを買うだけである。ふられた者同士がカップルになっておとぎの国で結婚式をあげるのも意味不明。少々悪ふざけがすぎる。くだらないギャグと残酷な映像はいつものディズニーとはかけはなれている。言い過ぎかもしれないがディズニーのブランドを利用した詐欺に等しい。いっそのことタイトルをペテンにかけられてに変更してみてはいかがだろうか。 [DVD(字幕)] 2点(2009-02-08 11:00:14)(良:1票) 《改行有》

5.  マンダレイ 《ネタバレ》 黒人が「自由」よりも「奴隷」を選択したのは奇異に映りますが、「奴隷」とはどういう意味でしょうか?たとえば会社にコキ使われるサラリーマンも、ある意味で奴隷です。つまりグレースが黒人たちに言ったことは、「あなたたちから自由を奪っている会社を廃業にしてあげますから、今日からあなたたちは起業してください」と宣言したのと同じだといえる。「ママ」という存在はワンマン社長のメタファーだと考えればいい。このように見ると日本人のほぼ大半が黒人たちと同じ行動をとることが安易に想像できます。ようするに会社を離れて独立して生きていく自信がない人が大勢いるように、黒人たちも不安だった。グレースはそれを「自由に慣れていないために戸惑っている」と解釈した。 しかし「自由」を得ている人間などは昔に限らず、現在においてもほんのわずかな人間しかいない。私たちは知らず知らずのうちに「自由」と引き換えに、自分を庇護してくれる何かと契約を結び「生きる保障」を得ている。黒人が白人に従属するように、我々は「組織」に従属している。たとえワンマン社長の愚痴を言おうが自分で独立して働こうとは思わない。だからグレースの「自由」の押し売りに黒人たちは戸惑う。ちなみにアメリカが自由の国だと言われる所以は銃社会と表裏一体の関係にあるからです。この国には自由を得る代償として自分の身は自分で守るというリスクが存在している。そう考えると、グレース=アメリカであり、黒人=日本という構図が自然と浮かび上がってくる。だからといって「グレースは偽善者だ」と言い切ってしまうのも単純だ。すべての人間は偽善者であり、また自分が善人だと思っているからこそ人は生きていけるのだから。監督のトリアーがアメリカという悪を批判できるのも自分だけは善人だという観点に立っているからです。一番正しいのは現実主義者のグレースの父親であり、理想主義者のグレースは間違っている。しかし一方でどんなにグレースが過ちをおかそうが理想の高さこそが人間の器を大きくしてくれる。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-18 18:34:24)(良:2票) 《改行有》

6.  マーサの幸せレシピ 人は感情的な動物ですから、いくら有名な料理人がつくった食べ物でも、作った人が嫌いならば、どんな食べ物のあまり美味しいとは感じないでしょう。これがブラックジャックだったならば、医者の性格がひねくれていても、腕さえ良ければ患者は治るでしょうが、料理人の場合は腕だけでは人の舌を満足させることができないのだと思います。逆にまずい料理でも愛する人の作った食べ物はどんなものも美味しく感じられるものです。料理人のマーサは心の面を改善していくことで、人間として、そしてシェフとして成長していく様子がとても自然で共感がもてました。これは料理に名を借りたヒューマンドラマなんだと思います。[DVD(字幕)] 7点(2006-05-24 19:48:38)

7.  マグダレンの祈り 《ネタバレ》 激しい怒りが・・・。 レイプされた女性の「罪」は、男を誘惑させるような態度をとったからだとさっ! だから長くて美しい髪の女性は、娼婦扱いされ、修道女に、はさみでばっさり切られる。まるで悪夢。 美しいというだけで、 「あなたが、わざと男を誘っているのです」と言われてしまう。 レイプされた少女、恋人と交際中に、気が付いたら妊娠していた女性、また父親に犯された娘などが、娼婦と認定されて、修道院に監禁されてしまう異常さに目のくらむ怒りを覚えます。 彼女達は、そこで洗濯をさせられます。 「娼婦は己の汚れきった心を、自分で洗濯しなさい」という意味があるようです。 修道女は、修道服に身を包んだ虐待者の集団でしょう。 正義を信じて実行する人間の恐さは、過ちを犯した人に対する冷酷さだと思います。弱さに対する哀れみはまったく見られませんでした。 しかし、この修道女よりも、アイルランドの「社会」そのものに問題があることがこの映画から分かりました。カトリックの教えでは、避妊が許されないので、恋人とつきあっていて妊娠するケースが多かった。そのせいで未婚の母親となると、町の噂になる。それを嫌った家族が、修道院に自分の娘を捨てるのです。 「預ける」のではなく、「捨てる」のですよ! この映画では、1人の女性が施設を脱走して実家に帰ったとき、父親が娘を血が出るまで殴りつけて、「一生戻ってくるな」と追い返すという場面がそれを実証しています。 自立こそが支配から逃れる手段だということを、痛切に感じました。 孤児院で育ったバーナデットも幼くて自立できず、支配され続けた女性でした。しかし脱走し、自分で仕事をもち、見事に自立しました。あの雨の印象的なラストシーン。 彼女の強い目が「もう私は、誰にも支配されていないから逃げる必要がない」と言っているようでした。女性の経済的自立が、支配の壁を打ち破った瞬間だと思います。 まさに女たちのジハード! 怒りの10点です。[DVD(字幕)] 10点(2005-09-24 20:18:41)(良:1票)

8.  マレーナ 《ネタバレ》 いったいあのリンチの「怒り」はどこから生まれるのだろうか? そのリンチをかわいそうに見ている偽善者の少年にも腹がたつ。リンチの終わったあと、美しい海辺でひっそり1人で悔やんでいる姿も憎憎しい。感傷に浸るんじゃねーっつーの!余裕があるから感傷に浸れるのです。そもそも初恋の女性に性欲をもち、妄想する少年にはリアリティがありません。思春期の男の子というのは普通の女の子に性欲を持って妄想することはありますが、初恋の女の子や特別に好きな女の子には無意識のうちにそういう妄想を避けるのです。 たしかに妄想してしまうこともありますが、すぐにそういう自分を嫌悪します。つまりこの段階の男の子の恋というのはオスとしてのものではなくもっと純粋なのものだと思う。だからこの映画の少年の恋はリアリティがない。だたのエロガキに過ぎません。マレーナーを性のシンボルとして見ていた町の男たちと何1つ変わらない。いや覗き見をしたり下着を盗んだりするのだから余計にタチが悪いかもしれません。 このエロガキをして「一般的な男の子」と誤解されそうなことが心配です。[DVD(字幕)] 5点(2005-09-04 02:11:15)

9.  マイ・フレンド・フォーエバー 《ネタバレ》 シネマレビューの点数を見なかったら、この映画は決して見なかったでしょうから感謝したいです。 これはエイズの子供がラストで死んでしまうという分かりきった映画ですが、それでも胸にぐっとこみ上げてくるものがありました。 子供というのは無邪気で明るいものですがエイズの少年は子供ながらに死を見据えて生きていましたから、時々見せる影のあるしぐさが非常に痛々しかった。 一番印象的だったのは舟の上で青年の男女4人がはしゃいでいた様子と、テントで死を語り合っていた主人公たちの対比でした。 一方は明るくて楽しみを謳歌しており、もう一方は深い闇がもやもやとこみ上げている中にいる。子供が子供らしくなく大人のようであり、舟の上で馬鹿騒ぎをしている青年たちは子供のように見えた。大人になるとだんだん嫌なことも増えてきて悲しみも多くなってくるものですが、いったいなんで子供のときからこんな苦しみを背負わされるのだろうか?と理不尽に思えてくる。 あまりにも闇が深すぎる。それも泣きわめくでもなく、淡々とその闇を受け入れているエイズの子供を切なく思う。しかしこれが現実なのでしょう。 人が死んで感動するというのはある意味で他人事だから感動できるのではないでしょうか? 私は感情移入しすぎて腹が立ってきました。世の中には神さまなんていないんだね。いたら殴ってやりたい。とっても悔しいです。[ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-14 01:32:01)(良:1票)

10.  幻の光 「誰も知らない」の監督さんが、徹底的に暗さを追及して作ったような映画でした。 場面は夜が多く、着ている服も全編を通して黒が多かった。 舞台の能登も「これでもか!」というくらいに暗く撮られている。 実際に北陸に住んでいる私としては空の色がとてもリアリティがありました。障子や畳も暗さを際立たせていたと思う。 波の音は集音マイクで拾いすぎ! あんなにもうるさくないし。 いろいろ突っ込みどころはありますがよく作ってくれたと思います。 海辺の町という美しい雰囲気とはかけ離れているけどタイトルの意味が「不吉な光を発する海」ということだから仕方ないでしょう。原作は「死」を強調した物語でしたが、映画は「生」を描いていたと思います。もちろんこれは映画ですからそれで構わないと思いました。[DVD(字幕)] 7点(2004-11-14 18:22:44)

11.  マイ・ドッグ・スキップ 私は硬派なわんこが好きだ。だから自分が可愛いことを意識しまくって演技しているナルシスト犬はあまり好きになれなかった。  しかし最後のヨボヨボのおじいさん犬になったときのスキップの演技は巧かった。 ああいう演技を見たかったのだよ!7点(2004-07-20 22:07:36)

12.  まぼろし 《ネタバレ》 現実の男よりも、まぼろしの男を選んだ彼女に一言。これによって彼女は破産してしまうかもしれないし老後も不安だ。 普通は妥協するものだけど「愛」とはこのようなものなのかもしれない、、、 つまり、「愛」とは一歩間違えば、自分自身を滅ぼす諸刃の感情だということだ。 結婚式のときに、一生あなたは夫を愛しますか?というセリフがあるけど、いったいどれだけの人がこの言葉を真に受けて答えているのだろうか?本当の愛とは不変であり、相手がこの世からいなくなったら愛さなくなるのは、愛じゃないだろう。  人間は愛情を持つことで生きる実感を確認するが、自分を滅ぼす原動力もやはり愛情から発することがいかに多いことか・・・ この映画の彼女は愛する人のまぼろしを見ることで幸福を感じているように見えるが、私には1人の女性の転落のストーリーに見えてしまう。 親友や男の求めは、彼女にとって意味の無いことだったに違いない。彼女はこの世界でたった1人の愛する人間を失ったことで空想の世界に生きる道を自ら選択した。 8点(2004-07-18 18:38:27)《改行有》

13.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 《ネタバレ》 あの犬の鳴き声を真似るところは、しつこすぎる。 女性の裸を見るために屋根から落ちて血だらけになってもニヤニヤ笑っている姿はただのエロガキ。 子供とは可愛くて無垢な生き物であるだけではなくて未完成な生き物なんだね。 親だから子供を愛せないと非人間、と思うのはいつも身内ではない第3者の言い分やね。 それに人間が「愛する」ことができる時は、健康なときなんだと思う。頭痛で頭が割れそうなときに好きな人を思い浮かべたりしないだろう、お腹が減って死にそうなときも、好きな人の事を考えない。足を骨折してのた打ち回っているときに息子が側にやってきて愛してくれという態度を示してきても構っていられないはずだ。 なぜなら痛いから。 愛とは高尚なものだ、しかし肉体的な苦痛の前には、愛すること、悩むこと、考えることすらもできない。8点(2004-05-04 14:33:05)(良:1票)

14.  街の灯(1931) 白黒のうえに、無声の映画なんて『面白くない』と素直に思う。 私が好きな映画は、無声よりも俳優が声を出して喋っている映画。 そしてこの映画を観ても腹を抱えて大笑いしなかった。 なぜなら、私が常に面白いと思える映画は、「喋らない俳優」よりも、「声を出して喋る俳優」の映画だったから。 これは本当に素直な気持ちです。 そして、涙を流して感動する映画を何度も観たことはあるけど、この映画はけっして涙をボロボロ流して感動する映画ではありません。 笑い・感動とも、中の下という評価が妥当だと思う。 もし、この映画を評価するならば、「無声で白黒なのに、よくここまで頑張っているなー」という程度のものではないでしょうか?  「チャップリン」という高級なブランドに惑わされずに面白くない映画を「面白くない!」と素直な気持ちで言いたい。それが私の率直な感想です。[映画館(字幕)] 5点(2003-12-30 16:14:32)(笑:3票) (良:2票)

15.  マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 あの無数の化け物のセンティネルが退却しただけで、ザイオンの生き残りの人間たちがガッツポーズをして喜ぶ姿に違和感を覚える。 「ネオが俺たちを救ってくれた」と感激するモーフィアスもわざとらしい。 これだけボロクソに殺されまくった人間たちが、なぜか勝利したかのような喜びだ。 機械も人が良い・・と言ったら変だがお人よしだ。 ネロに義理立てすることなくザイオンを滅ぼせば良いのだ。8人の人間だけ生かすならそうすれば良い。すべて機械の思い通りにできるではないか。 つまり人間は機械のお情けでこれからも生きていくのだ。 そして人間は機械の気が変わったらすぐ抹殺される立場なのは変わらない。 まさにつかの間の平和なのかもしれない。 スミスを倒したのも結局は機械だし、ザイオンの人間に情けをかけたのも機械である。 この映画の救世主はネロではなく機械だ。 5点(2003-11-26 01:09:28)

16.  真夏の夜の夢(1999) ミシェル・ファイファーがこんなところに?? 果たしてだれが主人公なのだろうか?まさかあいつ? うーん駄作だ。2組のカップルが森の中でごちゃごちゃと揉めるのだが、そんなのはどうでも良い感じだった。 でもアリーマイラブのアリーが主演していたので良かった。 2点(2003-11-16 17:55:38)《改行有》

17.  マルコヴィッチの穴 たぶん、どんなに頑張っても、この映画の内容を1年間も覚えていることは不可能であると思われる。[映画館(字幕)] 4点(2003-10-25 22:20:04)

18.  魔女の宅急便(1989) この映画の世界観が好き。ヨーロッパ風の幻想的な古い町並みを見ているだけで楽しい。 飛んでいるキキの視線から街を見下ろすアングルもOK!  音楽もラピュタに次いで良いのではないだろうか 9点(2003-10-15 15:04:44)

19.  マトリックス 格好いい!そうじゃない?私は純粋にそう思う。2はまだ見ていないが、いずれDVDで見るだろう8点(2003-10-15 01:20:32)

20.  マディソン郡の橋 ・・。8点(2003-10-15 01:19:19)

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