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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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1.  マリー・アントワネットの首飾り わかりやすいキャラクター設定にわかりやすい筋立て、お約束のおフランス風不思議イングリッシュで思いっきり学芸会ちっくですね。ストーリーがわかりやすいのは良いと思いますが2時間もかけて理解しなければならないほどの話ではないような。どうでもいいけどヒラリー・スワンクが女装したオスカルに見えて仕方がないのはわたしの世代特性なのでしょうか。まっ、お正月も近いですしスターかくし芸大会だと思えばそこそこ暇つぶしにはなると思います。これ見てるんなら他に見なきゃならない映画はいっぱいあると思いますけど。[DVD(字幕)] 4点(2006-12-28 03:32:00)

2.  マイ・ボディガード(2004) 一定の水準は満たしていると思われるのですが。やっぱりちょっと前半と後半のメリハリが利かなすぎというか、どっちか思い切って捨てるべきだったんじゃないのかな、と思います。どっちつかずで、中途半端に長さが強調されてしまいました。加えてデンゼル・ワシントンがどうしてもハードボイルドな人に見えないのと、相変わらず白人みたいな役をやっているなあ、という反感がどうしても前に来てしまって、彼の孤独な前半生とかピタとの間に芽生えた絆の重さみたいなものがあまり伝わって来ない。さらについ最近も誘拐されているのを見たばかりのダコタ・ファニングの絶叫におねえさんはちょっぴり飽きている。こういった不幸な要素の組み合わせに加えて、一目見渡しただけで筋書きのバレてしまう安直なキャスティングなど、ノレない要素がここまで揃ったワリには最後までちゃんと観られましたので、そういう意味では立派に頑張ったと言えるのかも知れません。たぶん私はデンゼル・ワシントンがダメなんですね。「マルコムX」までの彼はとっても色気のある黒人俳優だったと思うのですが、黒人俳優を辞めてしまったらタダの冴えない二枚目になりました。この役は彼でなくても良かったですし、黒人である必要もなかったと思います。そう思わせてしまうのは、俳優にとっては非常に不名誉なことです。結局は力量不足なんだと思います。 ダコタ・ファニングにしてもあれほど才能ある子役に毎度毎度こんな役しか与えられないなんてちょっと可哀想すぎ。子役が子役でいられる時間って限られているので、せっかくの逸材なんだからもうちょっと真剣に企画を考えてあげるべきだと思います。次回作も予告編見たらやっぱり絶叫してましたけど、なんとかしてあげられないんですかね。私だったらエドワード・ノートンとダコタ・ファニングで「ペーパームーン」をリメイクしますけど。 あとRonnyさん↓が書いてらっしゃる通り、カメラワーク無駄に凝りすぎ、映像狙いすぎ、残念ながらセンス無さすぎ。目指したものはわからないでもないんですが、これ上手にやらないとほんとに頭痛を誘発します。普通に撮れるようになってから目指すべきだと。 ウォーケンにハズレ無しと信じてましたが、最近ちょっと何でもアリになって来ちゃいましたね。トシかなあ。5点(2005-01-03 00:09:13)《改行有》

3.  マジェスティック(2001) フランク・ダラボンなのでどうせ泣かせる仕掛けはしっかり出来ているんだろうとナナメに構えていたが、やっぱり巻き込まれてうっかり涙してしまうあたり、さすがはダラボンだなぁと妙に尊敬させられてしまった。「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」ほど設定に無理なあざとさがないのも良い。ファンタジーとしてありがちなストーリーだとは思うのだが、主演にジム・キャリー、背景に戦争とハリウッドの赤狩りを持って来たところが物語に奥行きを加えることに成功した。平和ボケ日本人にはもう一つピンと来ないのかも知れないが、アメリカ人が常に政治に真剣であらざるを得ないことの背景には、自分の一票が自分自身や家族、友人の誰かが戦場に赴くことに直結しているという重さがある。赤狩り自体を省みるという観点以上に、全く戦闘シーンのない戦争映画として、あるいは国を動かしているのが一人一人の国民であるという基本原則に立ち返らせる呼びかけとして、偶然とは思うが9・11テロ直後のアメリカでこの映画が公開されたことは非常に興味深い。プロバガンダだ、大衆操作だと言われているが、9・11テロでアメリカが戦争に向けて浮き足立っているタイミングでこの映画を公開できるだけの自由がかの国にはある。それだけでも、素晴らしいことだと思う。9点(2004-01-02 12:24:21)(良:3票)

4.  マンハッタン花物語 クリスチャン・スレイターってうっかり人気が出てからバカバカしい映画にいっぱい出ましたけど、中でもこれは最低最悪の1本でしたね。彼にメロメロ状態で観てさえ眠くて仕方がなかったんだから、関係ない人には拷問でしょう。だいたいいくら可哀相だからってメアリー・スチュアート・マスターソンに一目惚れしますか?絵にならないものをいくら花で飾り立てても無駄。主演がマット・ディロンとジュリア・ロバーツとか、そういう華やかな組み合わせで初めて意義の出る映画だったと思います。これはひどい。1点(2003-12-30 13:36:45)

5.  マーシャル・ロー(1998) 配給ルートのゴタゴタから公開が延び延びになってしまった分、期待度だけが高まってある意味空回りに終わってしまった。NYに戒厳令が出されたという想定で、あからさまな人種差別を描いた作品だが、実際に911直後にアメリカで起きたアラブ系移民への露骨な差別、暴行を思い出すとシャレにならないものではある。テーマは面白かったのだが、結局「人種差別はやめましょう」しか謳っておらず、主要キャストであるデンゼル・ワシントンとブルース・ウィリスも思いっきりステレオタイプな善悪の対決。葛藤もナニもなくベタベタな道徳映画に終わってしまったのは残念の一言に尽きる。テロのシーンはただならぬ迫力もあり、911テロの映像を目の当たりに観た後では陳腐化したことも否定できないのだが、当時としてはそれなりにリアリティもあり大作としてのクォリティは保っていると思う。あと一息、ストーリーに工夫が欲しかったところ。7点(2003-12-29 14:09:27)

6.  マトリックス リローデッド 1作目で観客の興味を惹きつけて離さなかった物が「マトリックスとは何か?」という未知なる存在への理解であったことを考えると、本作では既に明らかにされている謎を前提により興味深いストーリーを構築しなければならないわけで、これは犯人が明らかになって大団円を迎えたミステリに続編をつけ加えるようなもの。面白いワケがないものを作ろうとしている以上、このストーリーではいくらなんでも甘いだろうというのが正直な感想である。着想、ストーリー、視覚効果、全てにおいて斬新だった1作目の「続き」としてはあまりにもお粗末。単品として評価するならワイヤーアクションとカーチェイスの組み合わせなど目新しい物もなくはないのだが、そもそも単品で評価できるほどストーリーが一つの作品として帰結していないので評価のしようがない。何のために出て来たんだか誰にもわからないモニカ・ベルッチの分厚い化粧ばかりが印象に残り、期待していたジェイダ・ピンケットの活躍も次回にお預け。シリーズ全体で評価してね、という姿勢がミエミエなのは劇場で公開する映画という文化そのものをナメていると思う立場からも、この作品を「おもしろかった」と言うことは残念ながら私には不可能。あれだけの1作目がココまで惰性に転がるかと思うと、諸行無常の境地にまで陥ってしまう。本年私を最高に脱力させた作品。かえすがえすも無念。3点(2003-12-29 11:54:38)

7.  マイノリティ・リポート 期待しすぎてしまったかなあ、というのが観た直後の正直な感想。トム・クルーズだから、スピルバーグだから、と安易に期待してしまう自分にも責任はあると思うが、これだけの設定で、これだけの映画しか撮れなくなってしまったスピルバーグにもかつての天才の力量はない。結局、ケイト・モス似の預言者にほとんどの画面をかっさらわれてしまったトム・クルーズにも輝きが感じられない。全編を通して、大作と話題性に依存した観客への侮りが感じられ、作り手の甘さが見え隠れした。普通に楽しめるとは思うけど、スピルバーグってココまで普通の人だったっけ?と思うと怒りに近いものを感じる。死ぬまでに一度でいい、「ジョーズ」を超える作品を作ってもらいたい。6点(2003-12-28 11:25:21)

8.  マーズ・アタック! ある土曜日の朝、昼まで眠りこけてボ~ッとしたままTVをつけたらスターチャンネルでこの映画をやっていて、何やら人だかりの中で宇宙船から宇宙人が降りて来たところだった。一瞬、ついに自分の頭がおかしくなってしまったのかと思い、他のチャンネルでもこの同じ現場を放送してたらどうしようと思うとチャンネルが変えられなくなってしまい、そのまま画面に釘付けになって固まっていた。映画だと気づくまでの数分間が、非常に長く感じられた瞬間であった。8点(2003-12-18 01:25:58)(笑:1票)

9.  マッドマックス2 見逃している例はいくらでもあるだろうが、少なくとも私の知る限り、終わりか頭に「2」または「続」のつく作品で前作と同等の価値あるいはそれ以上を行った作品はこれまでに3つしかない。「エイリアン2」、「ゴッドファーザーPart2」、そしてこの「マッドマックス2」である。前作の「マッドマックス」は走りモノ好きな男性ファンには楽しい作品だったかも知れないが、女性にとって見れば近未来に舞台を設定しただけの単なる暴走映画。復讐劇というスタイルを取ってはいるが、実のところカッコよく暴走するクルマが見たいぞ、という人だけに向けて作られていた。この作品は近未来を舞台に、人々の生き残りを賭けた壮絶な争いを描いて人間の本性にまで迫ろうとした絶滅モノ。「地球最後の日」や「ソイレントグリーン」等、数え挙げたらキリがない、よくある近未来SFに暴走を組み合わせたところが新しかった。悪いけど女性の立場で言わせてもらえば、「復讐劇+暴走劇」よりは「絶滅モノ+暴走劇」の方が格段におもしろいに決まっている。まあどちらかと言えば暴走よりも後半の戦闘シーンに重きが置かれていたような気もするが。食糧よりもガソリンを求めて戦うというところが暴走映画ならではの観点であるとも言えるが、全体的に特に思い入れの持てない女房子供のカタキ討ちよりはなんとなく世界人類のために戦う正しいアクションヒーローという感じがしてやっぱり2作目の方が楽しく観られる。1作目がすごく気に入った方にはちょっとムカつく展開だろうが、確実に間口は広がっている。若い頃のメルってホントにハンサムでしたよね。今でもいい男だと思いますが。オスカー監督になってもアクション映画を捨てないメルが好き。 8点(2003-12-11 01:08:28)

10.  マグノリア 《ネタバレ》 すごく新しい、ということはわかるんです。こういう感性が支持される時代なのかなあ、自分はちょっと遅れてしまったな、と思います。でも見栄を張っても仕方がないですからね。これは正直、あんまりピンと来なかった。ひとつひとつのエピソードは、ものすごく良いと思います。トム・クルーズの熱演なんかは、いやいや良くやってるなあ、とかね。でも不条理がテーマであるからと言って、説明のつかない落ちはやり逃げって感じで納得行かないですよ。これではトム・クルーズを始め、素晴らしい演技をした一人一人がちゃんと浮かばれてない感じ。不可解なオチでさえあれば何でもよかったみたいな狡さを感じでイヤですね。ジュリアン・ムーア、フィリップ・シーモア・ホフマン、とにかく出て来た人たちみんな良かったです。素晴らしかったです。残念ながら総合点が低い。オチが全てを台無しにするってことあるんですね。演出者が、役者の努力をムダにしてはいけません。観る人に対する監督の嘲笑が見えて来るような、非常に後味の悪い作品でした。エイミー・マンの楽曲があれほど素晴らしくなかったら、3点でもちょっと甘いくらいです。最後の5分までなら、あと2、3回観てもいいような気がするんですけど。 3点(2003-11-29 17:51:05)

11.  マルコヴィッチの穴 ウーン。狙いすぎてちょっと空回りした感アリ。特に悪くもないんだけど、狙いだけで突っ走るには弱かった気もする。キャメロン・ディアズは役選びがムチャクチャで良いですね。この映画、ジョン・マルコビッチが出演OKしなかったらどうするつもりだったんだろう。アイデア勝負モノとしては、極端なあざとさは感じられないので特に否定はしませんが。5点(2003-11-29 17:36:51)

12.  マイ・ビッグ・ファット・ウェディング 拍子抜けする、ってほどじゃないですが、やはり国民性の違いもあってか、口コミで爆発的ヒットにつながる、というほどではない気がしました。それなりに良く出来た楽しめる作品ではありますし、泣かせどころは非常に上手いな、と思うんですが・・・。 ぶっ飛んで会う人ごとに喋りたくなる、というほどの作品ではなかったように思います。普通のちょっといい映画。6点(2003-11-22 01:37:54)《改行有》

13.  マトリックス レボリューションズ なんでリローデッドがあれほどつまんなかったのかがやっとわかりました。完結編を盛り上げるための助走だったんですね。そう考えると1つの作品として手放しに褒めることはできないんだけど、ものすごく派手でお金のかかったSF戦争スペクタクルを観せてもらったと思えば後半の派手さは圧巻だったと思います。非常に見ごたえのある戦闘シーンでした。前2作を観てない人にはキツいでしょう。前2作にのめり込みすぎてしまった人には物足りないでしょう。「ふーん」と思えるぐらいの私のような層には満足の行く出来栄えだったと思います。ミフネ船長とキッドのエピソードは、戦争映画好きにはたまりません。8点(2003-11-22 00:55:16)

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