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1. マッハ!!!!!!!!
《ネタバレ》 うわぉ!いっってぇ!まじで!あっぶね!死ぬってば!の連続。トニー・ジャーのアクションはホント人間離れって言葉がふさわしいものすごさ。キレてまーす!僕は格闘技にはまったくうといので何がムエタイ由来のすごさで何がこの映画独自の動きなのかはわかりませんが、とにかくすごい!そして痛そう。僕が一番感心したのは、でも痛そうな格闘シーンよりも前半の逃走シーンのわくわく感でした。ジャッキーチェンに(プロジェクトA!) 対する最大限のリスペクトを捧げながら、それを超えてみせるんだ!ってものすごい熱意を感じました。(お楽しみのエンドロールのNGシーンの茶目っ気も素敵)その熱意と生身の人間の筋肉の躍動感とがシンクロしたようなキレキレの追いつ追われつの楽しさったらなかったです。映画全体としてみれば、 意あって力足りず、というか、意あって予算足りず、みたいなところもあって、大傑作とは言えないのかもしれません。カメラかフィルムかわからないけど、パカパカ色やトーンが変わるところとか。でも、とにかく現場の熱気というか、こんなすごいのを俺達はみんなに見せたいんだ!って意気込みがびしびし伝わる創りにはついつい甘い点数をつけたくなっちゃいます。お話はたわいないし、人物造形も類型的。主人公のキャラの地味なこと!でもそんなの吹き飛ばす輝きがあるでしょう?デジタルだCGだってうるさい映画の世界はそれでもやっぱり、アナログ全開なフィルムの濃密な質感だったり、生身の筋肉のみずみずしい躍動感だったりに結局は寄りかかってるんだろうな、ってちょっと安心しましたよ、大げさにいうと。頑張れ!トニー・ジャー ! しーじーとワイヤーとグリーンバックに飛び膝蹴りだぜ!8点(2005-01-07 01:34:17)(良:2票)
2. 街の灯(1931)
《ネタバレ》 十何年ぶりに見直して、やっぱりラストは号泣するのを確かめた、そんな感じでした。決してハッピーエンドではない、あの二人の表情にまたもやられてしまいます。でも改めて見直してみると、感動して泣いてしまう感じは何年経っても変わらないけれど、笑うところって、微妙にやっぱり難しくなってるんだな、って感じました。前観た時ほど笑えない、正直言えば。でもだからこそ、七十年以上前のサイレントにこれだけの力があるのは驚きではあるんですが。チャップリンの偉大さ、ってやっぱり笑いのなかにあるんだと思うんです。笑わせることって実はすごく今その瞬間、みたいなものと通じてて、だからこそ、コメディって評価されづらいし、残っていきづらいんだろうなって。それでもこんなに面白さがきっちり残ってる。そのことにむしろ驚きを感じてしまいました。そのおかしさを、とんでもない高いレベルで保ててるからこそ、あの可憐ではかないラストが僕らをノックアウトするんでしょう。僕らはチャップリンからずいぶん遠くに来てしまってるのかもしれません。もしかして。でもだからこそ、人を笑わせることに向かうチャップリンの気持ちなり技術なりのひたむきさを、改めて実感してしまうのかも、なんて思いました。とにかく、ラストの感動はいつだって保証付きなんですから。すごいことです、ほんと。9点(2004-03-11 03:53:24)
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