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1. マネートレーダー/銀行崩壊
紛れもない実話。大変興味深い映画だった。英雄と悪党、成功者と落伍者が紙一重であり、リターンを得るには同等のリスクがついてくるという教科書どおりの話なのである。しかし、主人公のような気質がなければ儲からないし栄光をつかめないのは確か。リスクが取れない臆病者サラリーマンよりは良い人生なのではないか?ベアリング倒産という事実、ビジネスの世界に歴史や伝統など関係ないということだけは信実であろう。8点(2004-05-23 13:12:28)
2. マッチスティック・メン
《ネタバレ》 完成度が高い。コメディ&サスペンス&ヒューマン、それぞれの要素あり、後味も良かった。主人公の潔癖症的強烈キャラに引きつけられストーリーに入り込み、ラストは「へーっ!」って感じ。後から考えれば、セラピストの紹介、娘の登場の仕方などなど伏線が効いていて、プロットも「へーっ!」って感じ。「だまし、だまされ」という人間の特性がわかっているから、ああいう嫌味のないスマートなラストシーンになるんだろう。ケイジもさすがだが、アンジェラ役の娘さんが良かった、相棒もドクターもだまされ悪役もキャスティング良し、「痛快」と「ヒューマニズム」のどちらも味わえる良作だと思う、リドリー・スコットも懐が深い監督でした。8点(2004-05-09 14:05:07)
3. マシニスト
《ネタバレ》 映画全体の雰囲気、色彩の使い方は良いが、オチがイマイチ。「KILLER」の文字も予告編でわかってしまっていたし。「左・右の選択」はなかなかおもしろかった。それにしても、クリスチャン・ベールはすごい!「アメリカン・サイコ」では、いけすかない俳優と思ったが、この驚異的なダイエット(と言うより、体重操作)は、ロバート・デニーロの上を行く、ダイエット本を書けば飛ぶように売れるのでは?演技もすごかった、最近は半二枚目の若手演技派男優が減っているから(エドワード・ノートンぐらいしか思い浮かばない)、メジャー作品にも出演しだしているし(「リベリオン」はイマイチだったが)、個性派としてぜひオスカーを狙ってほしいものだ。[DVD(字幕)] 6点(2006-05-17 01:54:14)
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